実践的[スカイフィッシュ]研究
レポート/奥人
ここで取り上げる映像データーは、
当時のUFOビデオ撮影友の会メンバーの
武良信行氏、坂本廣志氏ご夫妻、そして不肖森野奥人の
ものを用いています。
以下、赤記箇所は最近(2014年1月)追記したものです。
スカイフィッシュは一時騒がれて、いったん鳴りを潜め、また再燃してきたかと思えば、もうどうでもよくなりました。 まこと、うたかたの泡の如しとはこのこと。 しかし、スカイフィッシュを地球古来の生物と考えた場合、見過ごしにできないことが多々あるのも事実です。 |
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第一項 スカイフィッシュとはなにか | |
スカイフィッシュの態様 | スカイフィッシュは、アメリカのホセ・エスカミーラ氏によって初めて世に出されました。 命名者は彼であり、別名Rod(棒)とも言っています。 その実、撮影されたものの多くは、細長い「棒」のように写ります。 それは半透明であり、厚みのある中心に沿って伸びる棒状の部分が、やや光をさえぎるようで、 シルエットのようにして写るわけです。 十年前までの一般的なビデオカメラでは、シャッタースピードの調節もできませんでしたから、 |
スカイフィッシュもUFOに加えられるのか? | UFOという言葉。宇宙人が地球外で製造した宇宙船であるという定義がいつしか定着してしまいました。 それというのも、顕著な実感をたたえた金属もしくは発光体として、過去から目撃を受け、また撮影もされてきたからです。 そして真贋論議が生まれ、真贋鑑定に一定のルールが作られるようにもなりました。 思い込みによる報告がなされたり、いかさま的な撮影がなされたからということが、真贋の判定基準をきつくした観があります。 形が判然としなかったり、他の現象で事情が説明つくものはいっさいカット。 目的物の写る前後の状態すらも、いかさまの入る下地がないかどうか調べられてもいます。 しかるに、スカイフィッシュは、すでに書いたような態様ですから、UFOとは認められるべくもありません。 加えて生物というのですから、新しい範疇、雪男やビッグフット、鬼やチュパカブラといったものの属する「UMA」に苦しくも分類されることとなっているようです。 これにより、元あったUnidentified Frying Objectという言葉の意味は、それ自体失われてしまったかのようです。 しかし、空に向けて撮影機材を回す中では、未確認の飛行物体としてUFOだけでなく、スカイフィッシュも、お化け(これもUMAだ)も勝手に写ってきます。 そういうわけで、このサイトの記述も大きく二つに分けて書かねばならなくなってきたしだいです。
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昔はスカイフィッシュもUFOとして扱われた? | 私は「空を撮影しているとUFOらしきものが写る」と主張するムラ氏に同行して、たまの休みの日などに朝から山野に出向いて撮影にいそしんでおりました。 そして、1993年に彼が撮った映像が六甲山上UFOとして、マスコミ数社から放送されました。 輪郭がはっきりとしており、円盤と目されること、窓らしきものが二つ認められることなどにより、UFOと判断されたもようです。 そのときには、神戸市に在住されていた日本UFO研究会の故・平田会長の後押しもありました。 そのUFOも、巨大さはかなりのものでありましたが、スカイフィッシュと考えられなくもないものでした。 当時はまだしも寛容な良い時代だったといえるかもしれません。 実際にそのどちらであるかはいまだもって分かっていません。 UFO撮影同道記 (1994~1997年当時の感動多き時代の記事が主体) |
日本のマスコミに取り上げられるようになった経緯 | 2001年9月1日には、テレビ朝日の「不思議ドットテレビ・これまじ!?」で、ムラ氏が日本におけるスカイフィッシュ撮影の第一人者として取り上げられました。 しかも、世界的第一人者であり命名者であるアメリカのホセ・エスカミーラ氏から、「日本にもすごいのがあるじゃないか」とテレビ朝日スタッフあてに逆指名を受けたというわけでもありました。 それというのも、私の編纂したホームページ「UFOビデオ撮影友の会」の読者の篤志家の方が、放送局に注進されたからであると聞き及んでいます。 また、フジテレビ系のアンビリバボー特番で、本邦はじめて中米の巨大洞窟でスカイフィッシュ撮影さるとの報道を見て、すでにUFO写真としてホームページでムラ氏と私の分をあわせて掲載していたこともあり、これは同じものではないかと、ホセ氏宛てメールを出した経緯がありました。 |
スカイフィッシュの捕獲について | 目にも止まらぬ猛スピードで飛ぶスカイフィッシュは、どうやらどこにでもいる生き物のようです。 ツチノコのような希少動物、UFOのような目撃困難なマシンとはちょっと違います。 人にその気があれば、またちょっとばかりの忍耐力があれば、またこれは必須ですが、ビデオカメラを買う若干のゆとりがあれば、撮影という形で捕獲が可能なのです。 捕獲するというと、網を仕掛けたり、釣り糸に引っ掛けたりなどと考えている人もいるようですが、そんなことをしたら、どんな目にあうか考えただけでもぞっとします。 このように私も表現しておりました折、奇遇にも、スカイフィッシュと言われる前からこの生き物と関わってきたことがあると神戸市在住の坂本氏が申し出てこられました。 まあ、諸説紛々としていた当時ではありました。 |
第二項 スカイフィッシュ研究 | |
スカイフィッシユ研究の現状 | スカイフィッシュ研究と言っても、スカイフィッシュを見た人がほとんどいない。 ただ撮影物を見て、スカイフィッシュだと判断しているにとどまる。 その撮影物にも、記録方式や記録媒体の特性による写り込み方の誤謬が考えられること。 こうしたあいまいさがクリアーできるか、もしくは撮影物などによって状況証拠的にスカイフィッシュがいる可能性が認められなくてはなりません。・・・ (1) また、スカイフィッシュという言葉が登場したのはほんの四年前のことでした。(この記事は2004年当時のものです) いかに捉えどころのない生き物だといっても、それ以前に先人によって何らかの表現で伝承されていて然るべきです。・・・(2) むろん、カメラ機材にしか捉えられないというなら別であります。が、人の目に見えず、カメラだけしか有効でないというのは、どうもいただけた話ではありません。 人の目がカメラ機材より劣るなら、なぜ劣るのかが説明されなくてはならないわけです。・・・(3) 私どもは(1)(2)(3)のいずれについても、簡単ではありますが、解答を用意しました。 たとえば、(3)については、メルマガ12号と13号でお話した「UFO目撃に関して「見る/見ない」が生じる脳生理学的な原因」が、スカイフィッシュにおいても適用できるだろうと考えています。 すなわち、社会脳による目撃認識の阻害が心理的に行われた結果、「見れども見えない」状況が生まれるだろうというわけです。 そこまで考えすぎなくとも、スカイフィッシュの場合は透明であるに加え、非常に飛行速度が速いため、存在を気配として捉えていても、実在感に結びつかないとも言えましょう。 なぜ透明に近いのか。その原因は後述いたします。 ところが、古代人はこの実在感の薄い生物をリアルに捉えていたことが分かりました。最近出土した遺跡発掘物に、何対かの羽根をもつ蛇のごときものが刻み込まれていたのです。 |
撮影地別に例題を検証 |
研究テーマとして論点が整理できそうなものにつき掲載しています。 視覚に訴えるデーターは、このほかたくさんあります。 |
六甲山系のスカイフィッシュ | 三ノ宮や諏訪山に現れたリアルなスカイフィッシュ・・・(神戸市中央区)(武良氏撮影) 地獄谷のスカイフィッシュ・・・「六甲山」(神戸市東灘区) なぜ六甲山系がスカイフィッシュの穴場なのか。 同じものを坂本氏は二体がクロスするように飛んだのを目撃し、しかも色は青白かったとか。 |
兵庫県中央部、ピラミッド型神体山周辺のスカイフィッ シュ |
タンデム飛行するスカイフィッシュ・・「小富士山」(兵庫県氷上郡市島町) 飛行アニメ (奥人撮影) ファインダー侵入時には一匹だったのが、途中から二匹に別れています。 比翼の鳥とでも言いますか。 実はこのビデオ映像には、二匹のすぐ後ろに小さいのが一匹続いて飛んでいるのが映っています。(テレビ画面大であれば判別がつく) 次代を継ぐ子供の飛行訓練でもしているのでしょうか。 撮影場所は、古くは賀茂氏の所領のあったところで大物主系の祭祀部族にふさわしく、三輪山のように崇拝対象となったとみられる秀麗な山体がいくつもあります。 さて、古代の伝承に由来を求めてみたわけですが、唇寒し秋の風の観は否めません。 |
播磨の巨大スカイフィッシュ
風水との関連 |
山越え跳躍するスカイフィッシュ・・・「石の宝殿」(兵庫県高砂市) 見所・・・峻険な山並みへの潜水飛び込み 玉型UFOとの競演 現場・・・地元で有名な「竜山石」の採掘場 飛行アニメはこちら (奥人撮影。別の解説) たった2分の競演の中には、スカイフィッシュ二匹のタンデムでのニアミス飛行シーンもあります。 風水に言う「龍脈」の概念からすると最適と思えるほどに、山や川の配置、地勢の良さは素人目にも一目瞭然のところです。
龍の通り道「龍脈」は、山の尾根伝いに形成されるといいますが、高御位山のさらに北方には高山の巨大な山塊があり、さらにその向こうには古法華の笠松山(太祖山)を開始点とする「龍」(気の塊)を送り出すシステムが備わっています。 どうやら、これこそ「龍」と言われる生き物ではないでしょうか。 気の流れすなわち龍脈を伝う龍は、のべつ幕なしに流れているわけではないでしょう。 のんびりした玉と高速飛行のタンデム龍がニアミスを演じるシーンもあります。平面的な映像を見ていると、空にも交通というものがあるというのが認識できます。 自然現象である風水にいう龍の流れに乗って、生き物である龍も動く。 いっぽう龍のほうも意思や知性を持っているなら、彼らの航路の先に彼らの姿を収めようとしてカメラを構える者たちがいたなら、彼らの心を察して映ってやろうと思わないでしょうか。 以前紹介しましたように、宮本武蔵のほんとうの生家もこの近くにあります。目の動体視力を鍛えるのにもってこいの生き物ではなかったでしょうか。 |
例題をもとに性質を探る | |
スカイフィッシュの性能諸元について | 飛行アニメはこちら (再掲してます。何度もすんません) ファインダーの中に収まっている距離を地図から割り出したところ、約200mほどですから、秒速1Kmと推算しました。 サイズは、長さ3~7m(写真上は一番小さいときで10m) 幅もしくは厚みは2~3m。 むろん、スカイフィッシュが山稜の尾根伝いに飛んだと仮定しなくてはならないわけですが、1/30秒・コマを再生する再生機にかけて6コマ。1/60秒・コマで再生する再生機で12コマで通過していることから、200mの端から端まで飛びきるのに0.2秒となります。 すると、200m/0.2秒=1000m/secで、秒速1Kmになるというしだいです。 音速の約3倍。それを音もなく、また周囲に飛び交うカラスなどの生態に影響しないように飛んでいるわけですから、いかに生命にやさしく、また周囲の生態系からもなじまれた飛行物体であるかが分かる気がします。 ただ、長さの推定は、このビデオカメラが旧式のものであるため、モーションブラーによる「間延び」を考慮しなくてはならず、正確な値が出せておりません。 幅や厚みについては、シルエットの消えるところまでが羽根の先までとして、距離との比率で大体を割り出しました。 これがスカイフィッシュとするなら、大クラスのものとなるでしょう。 古代的に「龍」と呼ばれても良いタイプのものだと思います。 この飛行地域を「竜山」というのは、古代人の見立てを物語っていると思います。 ただこのデーターは、今まで扱った撮影データーのうち、サイズと飛行速度が理想的に割り出せそうであったために用いたものであることをお断りしておきます。 |
この性能諸元から推測される飛行原理 | 常態的な観測に掛かるすべがないために、説得力に欠ける仮説にしかなりませんが、物質状態に四相しかないとした場合、その動きからして、プラズマ相の物質状態にある有機生命体であると考えるのが妥当かもしれません。 しかし、坂本氏の体験は、彼らとの接触にまで及んでいますから、そのようなものでないことも体験的に分かっています。 UFOの飛行原理と同じという説もありますが、UFOが一点で一瞬にして進行方向を変えるという保存則を無視した動きをするのに対して、いかに鋭角に進路変更をするとはいえ、必ず角運動量の変化を伴う動きをしていることから、飛行原理の違いは歴然としています。 航空力学的な物理法則を満たした運動をしているわけではないが、スロー再生すれば、少なくとも運動量保存則を満たそうとしているようには見受けられるわけです。 ならば、この飛行原理とは何なのかというわけですが、私は、生き物の多様性が作る「生活時間の刻みの相違」による、「異なる時間経過の同一空間における複在」が原因ではないかと考えます。 つまり、観測者によって固別の時間が我々の空間には幾通りも存在しているのではないかということです。 そもそも、我々は自分の観測する世界だけが全てだと思ってしまいがちです。 それで生活が事足りるからと言ってしまえばそれまでなんですが、生命の形態に応じてそれぞれに観測している時間が違うことも考慮されねばなりません。 たとえば、人も若いときと年老いたときでは、あきらかに観測時間(生活時間)に違いがあります。 原因は神経回路に迂回路ができたり途絶ができたりして、迂回時間を多く消耗しているから、お年寄りは動作が鈍くなってしまうわけであり、若者と同じことをするのに余分に時間がかかっていても、本人の観測時間の刻みがそのようだから、自分では鈍いと自覚しないのが普通なのです。 異種の哺乳類間においてもそれはあります。ゾウの時間とネズミの時間は違うという説を出された学者さんがいました。 心臓の鼓動の回数が寿命を決めること。神経回路の伝達距離がその生き物の観測時間を決めるという説です。 だから、長命なゾウも短命なネズミも、さして経験する時間とボリュームに相違はないというのです。 もしも、プラズマ相でなる生命体がいたとしたら、その神経回路の伝道速度たるや、液体相で化学変化を介して伝道させる我々と比べるべくもありません。 そこに、私の仮説がもうひとつあります。 これは拙時空概念でも述べていることですが、時空は観測者があってはじめて成り立っているのであり、観測者を離れて時空など存在しないとする概念です。 つまり、観測者の個々別々に経験時間も認識形態も異なっていると同時に、観測者の性能に合わせて観測されるべき時空も存在していると考えるわけです。(現代科学はこの考え方を採用しようとしているようですね) もしさらに、神経回路を形成する基盤になる物質の相が異なっていればどうなるでしょう。 液体相の神経回路で伝達する情報の速度に比べ、プラズマ相でなる神経回路なら、はるかに速いわけです。 これがいかに龍やスカイフィッシュの図体がでかくても、俊敏だという理由になります。 おいおい、プラズマ相の生き物なんかいるの? それには、どんなところにも生き物はいるんじゃないんですか、と答えるしかありません。 強酸の胃の中にピロリ菌あり、真空の宇宙に宇宙螢あり、深海の最深部の海底からのあぶくの周りにも生命がいるくらいですから。 しかし、スカイフィッシュの経験時間と、経験されるべき時空は、我々人間のそれと自ずと異なっているはずです。 |
スカイフィッシュの知性への推測 | 高度な知性を思わせます。 彼らは、カメラのビューアングルや録画時間さえも考慮するようなパフォーマンスを演じます。 もう帰ろうとする頃に、名残を惜しむのか、よく飛びます。 そのパフォーマンスが、計算された行動と思えるゆえ、我々はUFOであると考えてきた経緯があります。 だが、どうしてもシルエットとしてしか映らないため、UFOは亜空間を飛んでいるのかと考えたり、霊体の類かと考えたり、神霊の「龍」かも知れないとは、1994年の撮影当初から思っていたことではありました。 それを経験的に「龍」であると断言したのは坂本氏でした。 こうして、スカイフィッシュは伝説上のUMAであり、UFOとは別物であることが鮮明になったしだいです。 彼らは、高度な知性を有するということ。これは誰が語ったからというのでなく、撮影物を調べてみれば感づくことです。
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古代伝承との整合を図る | |
古代の遺物からの考察
龍と玉の伝承 |
2004年1月に出土した弥生時代の土器の壷には玉であるらしいものと戯れる龍の図柄が描かれていました。当時、龍がどのような姿で捉えられていたかを表しています。 もう少し説明はこちら その姿はまさに現在我々が撮影している足つき(ひれのついた)スカイフィッシュさながらです。 豊後国風土記には、この地方に天皇が行幸されたとき、従者が泉に水を汲みに行ったところ、オカミがいたので汲むのをやめたという一節があります。 古事記には、その生態を直接感得した表現として、クラオカミ、クラミツハ、ミツハノメといった表現で登場します。それが神格化された形として、トヨタマビメとかシホツチノカミとなってきます。 では、そこに書き添えられる玉のようなものはいったい何でしょう。 |
神話伝説からの考察
玉と龍 |
龍もしくは竜神との関係で見た玉の機能を考えるとき、人の寿命や精力を消長させるものの意味合いで登場しているという共通性が見出せます。 玉は効用すれば不老不死もしくは勢力的発展につながり、呪詛に使われれば老化や衰滅を早めるものとなるのです。 そこには、不老不死という共通項がありますが、玉が不老不死の原因となるというより、龍との関係で不老不死というテーマが成立すると考えたほうが良いようです。 そのようなとき、坂本氏の経験談が大変参考になりました。 スカイフィッシュのコロニーの存在する水溜りの水は甘く、飲めば非常に元気になるだけでなく、持ち帰って病人に与えたところ、難病が治ってしまったという経験をしている坂本氏。 また、彼自身滑落事故によって大怪我をしたにもかかわらず、スカイフィッシュのひげのようなもので触られたら、傷も残さず治ってしまったという話。 途方もない話ではありますが、以上のような古代伝承に基づけば、ありうる気がします。 私は海外に面白い神話伝承があることに気づきました。 ところが、カル魚の白ホーム樹の守り方たるや、二匹の間に外敵を挟んだ状態で、双方の呼気によって真っ二つに切り裂いてしまうというもの。 役行者も安部晴明も、救世主的要素がたぶんにあります。 龍は、人類登場をはるかに遡る古代から生態系の頂点に君臨したであろう霊妙不可思議な高等動物。
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古代呪術師の家系
賀茂氏はスカイフィッシュを使役していた? |
神武天皇がやってくる以前から、古来、大和の地にあって秀麗な神体山を信仰の対象としていた部族がありました。それが賀茂氏です。 彼らが崇拝した三輪山と大物主の話は有名ですが、「みわ」とは蛇の意味とされ、空中を自在に飛ぶ蛇が認められていたに違いありません。 特に彼らはピラミッド型をした山に特に意義を見出していたようです。 賀茂氏の所領であった里が兵庫県氷上郡市島町にありますが、市島とは斉き島の転化であり、何かを祭る場であったことを意味しています。 その中央部に一辺250mほどのピラミッド型神体山「小富士山」があり、北方の鴨神社で祭られています。 陰陽師安部晴明も賀茂保憲に師事して大陰陽師となりました。 しかし、晴明はそのような用い方より、祟りなす悪霊や怨霊をスカイフィッシュに捕らえさせたり食わせるなどの、人間に害をなす魑魅魍魎の類を滅することに専らとして用いたようです。
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ナワリズムと羽根蛇の英雄伝説 | フライングヒューマノイドについて、アンビリバボーでは、アステカの神ケツアルコアトルとの関連を推測しているもようです。 それは、アステカの遺跡にたたずむ、まるで銃器などで武装するかのような宇宙人的いでたちの神の彫像と、空から飛来するという預言的伝承を重視しているからでしょう。 しかし、むしろケツアルコアトル神そのものとスカイフィッシュの関連のほうが大ありと考えます。 というのは、この神の神殿に残されるレリーフは、頭部だけでも「龍」のそれであり、しかも羽根のついた蛇であったとされているからです。 ではなぜ、神人であって龍やスカイフィッシュなのか。それはメソアメリカに古くから伝承されてきたナワリズムにヒントがあります。 かつて、自分の死んだ先さえコントロールされるのでは困ると、死の直後、イーグルに似た摂理によって自分の意識が食べられてしまう現実から逃れるために、不老不死を目指した人々がいました。 メソアメリカのインディオの間では、トルテカ時代よりも古くから経験的にその術を編み出し、師弟関係を築いて素質のあるものを呪師として養成し、その技法を伝えてきたとされます。 彼らはいちおうトルテックの戦士と呼ばれ、死の摂理からさえ自由になろうとする者でした。(カスタネダの呪師シリーズより) 彼らは修行の最終段階で、断崖絶壁から飛び降りるテストを行い、地上に激突するまでにテレポートするという荒業を敢行したそうです。見た目にはそうですが、本質的には自分の命を維持できる世界を咄嗟に組み立てて、そこに移行するというわけです。 その場合、なりふりかまわず、形態的変化(変態)も受け入れたとのこと。様々な世界を組み立てて試行錯誤するうちに目標を達成するだろうと図った、恐るべき冒険者たちだったようです。 彼らの崇敬する神ケツアルコアトルは、そうした自由のシンボル的な英雄だったのでしょう。 彼ら戦士たちは修行の末、最後にこの世界を離れるときには羽根蛇になったそうです。それが目指すべき英雄の姿だったのでしょうか。羽化登仙とは、まるで中国の仙人みたいです。 ナワリズムに関わったインディオの多くいたはずのコロンビアは、スカイフィッシュ第一発見現場の大洞窟のあったところです。 |