私にとっての911は
ちょうど一年前の今日、2009.9.11は、奥津嶋姫の化身という方からの夢見の投稿を解読して差し上げたのでした。
https://ufocolumn.blog2.fc2.com/blog-entry-755.html
私はこの方の夢見のメッセージを新神話に取り込もうとして、当時のコメンテーターで窮迫されていた方の救出に、ふたりで当たろうとする意味ではなかろうかと解釈したのでした。当時の記事の赤字部分は私の解釈です。
ところがこの方は、夢で救出したのは自分自身だと、私に抗議されたのです。
何不自由ない方なのに、どうして救出が要るのか。私は、まさかの意表を衝かれて、答えるすべを見つけられませんでした。
私は、彼女の与えてくれたメッセージにシンクロさせて、確かにある方の救出を完了させることができました。これは私だけでなく彼女の成果でもあります。
しかし、彼女は別のシナリオを彼女自身の神話空間に設定したようです。
それゆえやや遅れて、彼女は自身を解放する時空に導いて、早逝されてしまったかと思います。
人(有情)はみな(ダミーは除いて)、それぞれの自分の世界の創造主です。
それぞれが神話をイデア界に設定して、そこからのパラフレーズを受けて、結果を査収するのです。
この方と共同で新神話作りができたことは、実に稀有で幸運なことでした。
何せ、もとが神様ですから、新神話に莫大な実現力が生み出されたのです。シンクロ事象が矢継ぎ早に起こり、やっていることが異界を鳴動させていることを実感する日々でした。
私は自然に、さまざまな神々の雛形を受け持つようになりました。
新神話で新たなシナリオを設定する。そのために彼女に、このようなものを手に入れてほしいと頼めば、それを彼女は手に入れてくる。そればかりか本人は何も知らずに、新たな神の雛形も併せて手に入れてくるという、ボンドガールどころの騒ぎでない働きをしてくれたのです。
こんなことがありました。
私の誕生日が近づいたある日、彼女はショッピングモールかの懸賞に当選してしまい、ハワイ旅行を射止めたのです。何かお土産を誕生日プレゼントに買ってくると言ってくれたので、私は海岸べりに落ちている石ころを所望したのです。それは当時、彼女を東の青龍でかつ竜宮乙姫と設定し、私を南の朱雀でかつ浦嶋と設定していたものですから、日本神話的には豊玉姫と山幸彦の設定となり、必然的に乙姫の潮満潮干玉がいただけたらという話になったのです。それはたとえ石ころでも、東海の竜宮にあった玉として見立てることができるから、というわけでした。
それに加えて、どこぞかの神話に、国常立神(ウシトラノコンシン)も乙姫の玉をもらって世の建て直しをするという話もありましたから、この乙姫の玉は新神話にとって幾重にも重要なキーとなるはずのものだったのです。
果たせるかな、彼女はお土産を持って帰ってくれました。ただし、現地の自然のものは何一つ持ち出せないので、チャイニーズショップでトパーズの3cm玉を買い、欧州雑貨店で人形を買ったといい、その二つをくれたのです。
黄色の玉はまさに乙姫の玉にふさわしく、それに対して祈れば、どんな邪悪も(特にいじめ系の)縮小殲滅させることができると信じられるものでした。奥津嶋弁天が乙姫としてそれをくれるのですから、どんなにパワーがあることでしょう。
私は新神話を人間のだれかれに見せずとも、彼女一人に見せてオーソライズされれば、神話空間にあまたの神話あるといえども、それらをことごとく凌駕して、この新神話が主導的にこの世を牽引していくに違いないと踏んだのでした。
もうひとつのお土産の人形は、七対の羽根を持つ天使像であり、胡坐をかいてひざの上に黒猫を抱いているというものでした。これも彼女が何気なしに選んだものでしたが、それを見て驚愕したのは私でした。
これはルシファー像なのです。それも、キリスト教によってサタンへと貶められる前の、太陽神だった頃の神像なのです。どうしてそうと判断したか。
ちょうど、この少し前に、女の魔法使いが二人出てくる不思議な夢を見たというGさんという方が、その夢解釈までを、いろいろ調べものをして教えてくれていたのです。どうも夢に見た二人の女は、古風な魔女衣装を着ていたので、イタリア先住民の神話にいう、ディアナとアラディアのようだ。彼女らが旋律のない言葉だけで、ドシドレシラドシドレシラソドミドレシラドシドレシラドシドレシラドレシドレシラと口ずさんで踊っていたのだが、それはある神(ルシファー)をなだめるための歌だったのではないか。Gさんは、博識にも、リーランドの「魔女の福音書」という伝奇に言い及びました。
かのルシファーとは先住民の太陽神であり、その妻のディアナがかまってもらいたくて、ルシファーの好きだった黒猫に化身して交わり、生んだのが先住民の守護神であり魔女の源流であるアラディアだったという。ところが猫になってまで近づいたことに怒ったルシファーは以後、ディアナを相手にしない。そこで魔女の母子は、歌を作って歌って、ルシファーの怒りを鎮めたという。先の音階の読みはその歌ではないかと言うのです。
私はそれで、DTMでそれを旋律にして曲に組み込み、歌詞をつけました。
https://rainbow.xn--kss37ofhp58n.jp/watch/aradia.htm
(なかなかきれいな旋律でしょ。Gさんも、こんなふうになるんですね、と驚かれていました。夢では棒読みの音階を聞いただけというわけなので。その話を最初に私のもとに持ってきてくれるというのも不思議なことです。さて、リーランドの説く先住民の儀式、ベネベントの遊戯が日本に渡ってウエサク祭に反映していると見るのが私です。⇒https://ufocolumn.blog2.fc2.com/blog-entry-501.html)
その後に彼女からルシファーの天使像をもらうというこの順繰りのすごさ。しかも誕生日プレゼントなのです。
なお、この天使像、ネットで同じものがあるか調べましたら、量産も複製もされておらず、その場の作者の発想の任意による作品であり、作者自身がルシファーを作る意図を持って作ったわけでもないようです。
またそれを、前知識なしに選んでくる彼女にも、何の意図もなかったのです。
ただ、シンクロ現象としてのみ不思議は起きています。
乙姫の玉とルシファー像を同時プレゼントされたということは
プレゼント主は弁財天なのです。化身の顕在意識がいかに無知でも、為された行為には大きな意味があるはずです。
その時点で、私の受け持つ雛形にルシファーが加えられたことは言うまでもありません。
しかも、今まで関わってきた毘沙門天(金色太子)、国常立神(ウシトラノコンシン)、サナートクマラ(金星王、大天狗、大魔王)は、ルシファーと同体だったのです。しかも太陽神ルシファーを介して、エジプトのオシリスとも繋がり、邪神によって封殺された国祖神たちが居並ぶことになるのです。
オシリスもウシトラノコンシンも復活前までは冥界の王です。サタン呼ばわりされているのも頷けます。
しかし、真に復活するとき、もともとの邪神はことごとく駆逐され、正神として返り咲くのです。
雛形的には、コンシンは乙姫の玉も受け取っています。世の建て直しが始まります。
月: 2010年9月
龍は実在する
中国の西安でこの9月1日の夜に、雲龍が二頭飛ぶという現象が見られたそうです。
https://www.youmaker.com/
ビデオを見ても、その形、スピード、まさに龍を髣髴とさせています。
かつて雲龍の夢を見たことのある私としては、龍は絶対に実在してるんですよ、と言うしかありません。
龍の子供(おたまじゃくし)もこの目で直接拝見させてもらってますし、
右欄プロフィールのところに掲げている画像は、満45才にして初めてUFO撮影に臨んだ二日目に偶然ビデオカメラに映り込んだ龍と玉(UFO)の競演の一シーンなのです。(背景は石の宝殿の西、竜山というところ)
夢に現れた白龍(雲龍)は、奥津嶋姫であり、身近な人として化身された神様でありました。
日本では弁財天として知られる神様で、インドのサラスワティーに同じです。
なんでこんな神様とご神縁があったか。それは私が中年になっても不遇だとダダをこねたから、見るに見かねてお越しくださったのです。
私の母の死に際しては、龍族や天狗族を集めて、何千人規模の盛大なお見送りの儀式を執り行ってくださった。
その場所も、琵琶湖の蓬莱山から沖ノ島の蓬莱嶽を結ぶお彼岸のご来光の花道で、奥津嶋姫がその通路を支えてくださったことが明らかなのです。
新神話にはたくさんのインスピレーションを授けてくださいました。神々の世界の真実が私にも理解できたと同時に、私自身が尽力して改革できるものだと知りました。足は歩かねども、インディージョーンズなみの冒険ができました。そのような果報者にしてくださったのも、この神様です。幾重にも感謝に堪えない神様なのでありました。
はぐれ雲フー
うちの猫紹介第二弾です。
フー(白)は、もうすぐ成猫になるわけですが、最近、家にいないことが多くなりました。
今朝も、まだ暗いうちにみんなしてフードを食べ終わると、プイと家を出たっきり帰ってきません。
今日は雨でしたから、必ず家の中にいたものでしたが、それがどこにもいないのです。いよいよ、外出の傾向が頻繁化して、家を出て行ってしまうのでしょうか。
あはははは。あちきには関係ないことでござんすよ。
そんなふうに言っているように見えて、ずいぶんと反省しているのがフーなんです。
早々にウーを妊娠させてしまいまして、それに気づいた頃から(彼が)、ベランダの石の上で瞑想することが多くなっていたようでした。
普段から申し訳なさそうなおとなしい性格でしたが、なおさら申し訳なげに、うつむき加減に歩いているように思えたのは、私の勝手でありましょうか。
あのときの夢でも、僧侶として袈裟を着て出てきていたのでした。住職に付き従うように、うつむき加減に言葉なく廊下を歩く小さな副住職の姿が印象的だったのですが、彼が裸になったときに猫科の体つきで、白地に刷毛で描いたような毛があって、顔はいかつい野武士顔で、眉間にもうひとつ目があって三つ目ときていて、どんぶり鉢に顔を突っ込んでむしゃむしゃ食べていたのでした。
さらにその手前に二体の男女ペアーのような色違い同デザインのちゃんちゃんこを着たずんぐりしたボーリングピンのような像が現れ、やはり三つ目で、私に正対してニコニコしているのでした。
起きてから、あれは何だったのかということで、どうやら副住職は白虎だろう、あとの二体は、ベテラン風だったので、先代白虎ではないかと評価したのでした。それが去年やってきた三匹の霊姿だったわけで、当時はまだ三匹ともメス猫と勘違いしていたので、後にそのうち二匹がオスと分かって、夢の中の男女の配置が現実にも反映していたんだなと仰天したようなことでした。
想像しますに、フーは霊世界においては、ブー、ウーの息子なんでしょう。
それがこの世で、母と結ばれてしまった。人間世界の精神分析にも出てきそうな話ですが、まだ衝動的性欲による若気の至りなのは当然で、ブーも盛んにトライしたものの、胴短ゆえにこのような成り行きになったわけです。
それに霊世界とは違いこの世では、甲乙ところを変えて配役を演ずるわけですから、誰も咎めだてする話ではないのですが、フーはもともと僧侶、仏道に帰依しているためか、反省のしかたがハンパじゃないようです。
さいきんとみに、食事量が減っているように思いました。ブーの半分以下。ウーの1/5以下ほどです。他所猫の石松など、みんなの分を合わせた倍以上は食べています。残飯ですが。
フーは、それでみなの中でいちばん大きな身体を維持していくことができるのかどうか。
トカゲやバッタなどを外食しているのでしょうか。そうであればいいのですが。
私は彼が白虎としてやってきたと知り、新神話作りに組み込んでいく必要があったのですが、いいストーリー化ができず、彼には申し訳なく思っていましたから、彼もせっかく応募してやってきたのに、先行きに失望してしまったとしてもおかしくはないのです。なにぶん、彼らは私の心が読めるのです。三つ目でのデモンストレーションは、何でも理解できますよと言っているからに他ならないのです。
私には彼らの言葉も、彼らの要求も分かってやれない。彼らは、この世の酷暑という地獄をまず味わいました。
もし役割のもとで過ごすなら、彼らも耐えられるでしょう。耐えてくれるでしょう。閑職にあって、美味しくもない食事だけで半分寝ながら暮らすというのではねえ。
いっぽうで、ウーが母猫としててんてこ舞いしているのを目にしながら、夫として何もしてやれず、ただ子猫らを見つめているのが精一杯というわけですから、家を出たくなるのも無理はないのです。
ブーはまだ負担が軽いため、ときおり子猫たちの傍に居て、ゴロゴロしています。性格的にも家猫ですから。
私は、フーに言ってるんです。お前はだいじな私の息子なんだと。それは彼もわかっているのです。
私の掌からエサを食べるとき、フーはゴロゴロと喉を振動させて喜んでいるのが分かります。なでてやれば、頭から顔からこすりつけてきます。
それでも、私の認可を得て外出する形作りをフーは試みているようです。
未明に私を起こしてベッドの上で、二つほど並べたエサの袋の中から、フーは顔を気に入った袋にこすり付けてこれを食べたいと主張します。それを食べたあと、窓を開けるように要求するので、私が開けてやると、ベッドの上から、外にある物置に飛び移って、出て行くのです。今朝もそうでした。もう十二時間、帰ってきていません。
はぐれ雲フーよ。今回三匹をここに連れて来るお膳立てをし、あらゆるコーディネート役をこなした息子よ。
そして、新たな三つの命をウーに託したテテ親よ。これで白虎の子孫はこの世に放たれた。
お前はまだ子猫たちがどう名づけられたか知るまい。
大きい子の順番に、チン、トン、シャンだ。チンとトンがオス、シャンがメスみたいだ。
ウーががんばってくれている。
今日遅くに帰ってきたとしても、いつの日かフーは出て行ったきりになるような気がします。
その日、私のこのブログも終了することになります。
9月9日朝追加記事
フーは、上の記事をアップして間もなしに帰ってきました。それも、いなかったはずの納屋のほうから出てくるという手の込んだ演出。
おい、フー。どこ行ってたんだ。
そ知らぬ顔で私の足元を通り過ぎて家の中に入っていきました。
ブーもウーもいたので、とびっきりのウェットフードで歓待。
それから夜9時頃の私が就寝するまで、一番奥の部屋で、ウーや子猫たちと過ごしておりました。
といっても、視線を子猫たちに注いでいるも、着かず離れず、子猫が近づけば、ちょちょっと手を出すといった感じ。
スフィンクスのように座ったその顔には、てて親としての満足感が充満しておりました。
今朝明るくなってから、フーはベッドに飛び上がってきて、食事をねだりました。
二つばかりの選択肢から、これだと袋に顔をこすりつけ、それを出してやると、少し食べて、ちょっと違ってたかなといった表情をしておりました。
そこにウーがやはり食事をしにあがってきました。部屋に用意してあった食事はほぼ食べ尽くしていたようです。
そして、フーがいるのを確認しつつ、食べておりました。
その後二匹は、窓の外を見たがったので、網戸にしますと、二人してじっと外を見ています。もしかすると、門の石松が階段の上に居るかもしれないと思いつつも、私は横たわっていますと、フーが窓の外に出たいと催促しました。
開けてやると、ウーが見ている中で、窓際から外の物置に飛び移り、緑と茶色の密林の中へ、白いすらっとしたイケメンポーズをとりながら消えていきました。
以前のウーなら後をついて遊びに出たでしょうが、フーの姿が消えるまで見届けると、自分の持ち場である育児現場へと戻っていきました。
昨晩は、ブー抜きの、家族水入らずで過ごしてましたから、何か話し合ったのかも知れません。
いやー、相手が畜生だからと、決して侮れたりするものではありませんぞ。
彼らもちゃんと、いっぱしのドラマを演じているのです。
本日は猫たちの様子がいささか変です
特に変なのは、他所猫の石松です。ふだんは道路際でおとなしくしているのに、未明からファーファーファーファー言ってやみません。
朝飯はしっかりやったはずなのに、閉めた窓の外から泣き叫んでいるので、少し窓を開けると懸命に中に入ってこようと。(ビデオ収録済み)
もしかしたら、この家に異変が起きそうだから、教えようとしているのかと思ったりもします。
とにかくその澄んだ目が印象的。
つまり警告しているということか。
いよいよ、あるのかも知れません。
それも今日。朝のうちに。
何がって?
大地震ですよ。
マクドヌードルが予言した地震のこと。
https://ufocolumn.blog2.fc2.com/blog-entry-939.html
仕立てられたニセ預言者と背後組織によって起こされるというあれです。
ブーは早々にドアを破ってトンヅラしてしまってます。
フーは私のほうを見つめて、心配げな表情をして、ファーファー言ってます。
私はあんたらの言葉がさっぱりわからんのよ。
周りが騒げば、ウーと三匹の子猫たちがおびえてしまうでしょ。
何があろうとも、そっとしておきたまえ、石松よ。
フーよ、家の中で騒ぐようなら、出て行きたまえ。
私はオロクになるべく、白装束に身を包んどきます。
2010.09.08 am9:00追加
8時半頃から、門の石松のファーファー鳴きがやみました。
言うても無駄と思ったか、それとも実施予定時刻が変わったのか。
むろん、追加のエサなどやっておりません。
とにかく、あいつの騒ぎは私の胸騒ぎになるので、やんだことで、難が回避できた気になっています。
もし何事もなければ、この記事を早々にアップしたことによる防衛効果ということにしておきましょう。
うちの猫・・・まずは、ウー
うちの猫は、この月末あたりで満一歳になろうかという猫三兄弟のブー(オス黒)、フー(オス白)、ウー(メス白)と、最近生まれた赤子三匹(いずれも白)の6匹です。それぞれ、種類としてはボンベイ、アメリカンショートヘアー、同左(赤子も)といったところでしょうか。といっても、同母兄弟とのことですから、それぞれの特徴が遺伝的に顕れたものでしょう。
まだ幼猫の部類といっても、ウーはもう出産経験あり、フーがてて親(でしょう)。間に三匹の赤ん坊が今、半月目となっていて、元気に育っています。
ウーは誰に教えられずとも、赤子たちの育児をてきぱきとこなしています。夜間は涼しくなるので調子がいいみたいですが、昼間は暑いのと、人間の私がバタバタしているためか、落ち着けないでいるみたいです。特に暑いときの労働は、ウーに犬のように舌を出してハーハーと過呼吸するような、パニックのようなしぐさをさせるので、身体のマッサージをしたり、サプリを与えたりして、異変が持続しないようにしています。今いちばん種類を選ばずたくさん食べるのがウーで、赤子のお乳の用意の分だけがんばっているみたいです。かつてはあまり食べなくて、身体も小さく華奢にまとまっていたのですが、今はお腹がおっぱいの垂れと、身体自体が一回り大きくなっていて、頼もしい母猫の様子になっています。
たぶん、今までいちばん苦労しているのがウーでしょう。うちの家系は女がみな、あたかもカルマ落としでもするかのように苦労していますが、その流れを受けたようにウーも見受けられます。そりゃ、これらの猫たちは私の子であり孫であるからです。おじいちゃん(私)が、その辺はよく観察しています。
ウーは兄弟の中ではいちばんデリケートで、掃除機などモーター付の機械をかけたときは、キャーと騒いで、一目散に現場から逃げてしまいます。また甲高い大きな声ときてますから、ちょっとしたことでパニックになっているように見てしまうのです。実際、彼女はパニクってるわけですけど。
よって、赤子たちを育てている期間は、掃除機とは無縁で箒と塵取での対処です。しかし、ちょうど猫たちの抜け毛の時期と重なって、あたりには3,4cmの毛が舞い舞いしています。
彼らの幼少のときから、この近辺には他所猫がいて、縄張りしていました。だからこそ、うちの縁の下に段ボールの空箱を置いていたのをいいことに、お銀がお産をしたようなことです。私はその子のたまろを二日間、面倒見ようとして失敗。それから猫が無性にほしくなって今があります。
ウーは、外出中によく他所猫に襲われて、一目散に逃げ帰ることがしばしばでした。だから、他所猫を見たら、ウーッと声を立てて怒っています。決して他所猫に慣れることはないと思っていましたが、例の他所猫の石松グループにはちょっとずつ許しを与えているようです。かつては石松に木の上まで追いかけられ、追い詰められてパニックになったこともありました。そりゃ、小さかったですから。幼猫と分かっていても、容赦なく追いまくるんですから。そのたびに、石松も三毛も叩きのめしてやろうと、私も夜も飛び起きて見回ってましたから。
しかし、一栄一落是春秋。A家からエサが出なくなったことから、うちに食を請わねばならなくなって、もう3ヶ月になりますか。初めは、怖がって家の中から威嚇していたウーも、外へ出て無関心を装いながらも森を散策しているうちに、同情心も沸いてきているようだと感じ取っているような次第です。
問題は銀猫のお銀です。ウーが出産する二日前に、うちの縁の下でくつろいでいたウーを激しく襲って、あたりにはウーの毛が散乱し破水させられるという危機があったのです。左脚に鋭い斬られたような痕がついていて、容赦なく爪でやられたことが推測できました。お銀はもうベテラン猫です。どんな爪をしているかもおよそ分かります。猫同士は喧嘩しても致命傷を負わせることはないという話は、真っ赤な嘘です。殺意ははっきり持っています。それゆえに私も鎌や長刀まで用意して、戦の体制をとっているようなことです。
ま、お銀も私にたまろを奪われたとでも思ってるんですかな。たまろの兄弟はあと二匹いたはず。が、おそらくその一匹は早いうちに死んだのでしょう。一匹はお銀と共に行動しているのを見ましたし、単独であちこち移動しているのも何度も見ています。そうそう、一回だけですが、うちの家の室内に入り込んでいて、うちのブーがいつのまにか二匹いると錯覚したこともありましたっけ。家の中に置いていたエサを食べに来ていたようです。
が、その黒猫も見なくなり、もう二、三ヶ月ほどになりますか。いかに野生にあって生きながらえることが難しいか、感じさせられてしまいます。
お銀も淋しくて、八つ当たりしてきたのかも知れませんね。
いやー、もし彼らがはじめから逃げたりせず帰順していたなら、彼らを今のうちの猫の代わりに飼っていたことでしょう。A家の飼っている由緒ある猫たちと思っていましたし、なつかないのではどうしようもなかった次第です。ただ、残飯は公共(秋田犬の野良もいたし、鹿、いのしし、狸などもいましたから)のためにと、容れものに入れて時折出していたので、他所猫たちも来ていたのです。とくに当時食べに来ていた三毛猫は、石松の倍以上に大きかったのに、今見れば石松ほどに小さくなってしまってますね。それとも別猫なんだろうか。
どこから脱線したやら。とにかくウーは立派な母猫を務めています。昼夜を問わず、二時間おきほどに赤子たちの排便と給餌をさせています。さすがにベランダに出てくつろぐときには、ブロックの上にベタッとうつ伏せでへたっております。それを見ると、マッサージでもしてやりたい気になるのは、おじいちゃんになったからでありましょうか。
さて、赤子三匹の名前がまだ決まっておりません。ブーフーウーはこのサイトに入魂にしてくださっている方が名づけてくださったので、簡単に即決したのですが、今度もまた名づけるのに一苦労しています。私にはこうしたときの発想がないのです。どなたか、この三匹にそれぞれ関連性ある名前をつけてやってもらえないでしょうか。
なお、オスメスの区別はどうも判然としなくて、何度見ても私には分かりません。それゆえ、オスメスに関係なく語呂のいい呼びやすい名前をつけてやってほしいのです。