トンの話の続き・・・龍の髭からどんどん伸びるよ、この話
昨日の記事で、トンは「龍の髭」を道草としてよく食すると書きました。実際、こんなふうです。
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少しずつ伸びてくるので、先のほうから噛みとって食べているのです。薬草になるのでしょうね。
自分の毛を舌で毛繕いのたびに食べてしまうので、それが胃腸に入って毛玉になって腸閉塞を起こすのを自分で吐くために、これらを食べるそうですが、それ以外にも胃腸を強くする効果があるのでしょう。
シャンは当初からそれをしなかったから、胃腸が弱く病弱になったかもしれず、最近はトンに倣って時々食べるようになっています。慢性腎不全も治ればいいのですが、いちおうかなり快活さを取り戻してきています。
最初の彼女との初デートのときに知った「龍の髭」
さて、「龍の髭」という植物の存在について知ったのは、2004年のことで、1999年12月の私の50歳の誕生日前日に初めてメールしてきた女性と、初めて出会って初デートしたときでした。
デートの場所は、兵庫県加西市にあるフラワーセンターで、3時間ほどの見て回りの終わりに、出口のところが植物の販売所になっていたので、「お土産を買ってあげます、いい花があったら示してください」と言いますと、彼女はなんと、小さなプラポットにこんもりと入った花のない観葉植物を持ってきたのです。
これでいいの、花でなくてもいいのですか、と聞くと、部屋の中で観葉植物を育てているから、これでいいとのことでした。
その名前を見れば「龍の髭」と書いてあるわけですね。それを見て、オワッ、君も龍の関係者かとびっくりしたようなことでした。本人は何も知らずとも、彼女のハイアーセルフが教えているわけですね。
というのは、2000年7月頃に割り込むようにメールしてきた第二の彼女が、霊能者で霊媒体質で、大本教系の信仰があり、どうやら白蛇の精らしさを醸す、本体(ハイアーセルフ)が金縁の龍という人だったのです。それで私は、新神話でこの人を白蛇伝の白蛇と設定して、最初にメールしてきた彼女を青蛇(白蛇の部下もしくは姉妹)という具合に記載していたのです。
この彼女も「龍」にちなむものを選んできたわけなので、やはり君もそうだったのか、となったのです。まさかフラワーセンターで数ある草花の中から、龍にちなむものを選び出すなんて、確率的に稀でありすぎます。新神話はこのように神話上の出演者をも用意してくれるように働くという、最初の経験になりました。
すでにいくつもの不思議を醸した白蛇の彼女とは喧嘩別れしていましたが、新神話は、目の前のどこにでもいるような彼女を励起するようにして新たに回り出したのです。
この方は、キリスト教系の家庭でしたが、本人は無信仰で、なんの宗教的知識もない方でした。加えて、旦那さんが家計のいっさいを掌握し、彼女には不自由させないという以外は、財産管理はむろん、家計簿なども付けさせてもらえなかったのです。それで彼女はマンションの中で、特に買い物以外どこに行くでもなく、閉じ込められたような気持ちでいたようです。そこに私が割って入った格好になり、連れ出してラブホに時折行きますと、そこで彼女は、自分自身に魅力があることに気づいて、太っていた身体をいつしか引き締めて、まるで女子高生のような引き締まったプロポーションで私に抱かれてくれたのです。エッヘッヘヘヘ。ああ涎が・・・おっとっと。
その年、2004年の10月に彼女は、それまででも籤運がめっぽう強かったらしいのですが、地元の商店会の抽選でみごと一等賞のハワイ行きを引き当てたため、私にハワイ土産を贈りたいから、何がいいかと聞くわけですね。すると私は、ハワイを東海洋上の蓬莱島と見立てて、そこと地続きな竜宮にある「乙姫の玉」として、海岸に落ちている丸い石なら何でもいい、君からの贈り物の玉は乙姫の玉になるからと、所望したのでした。
ところが、ハワイは土地にあるものは何も持ち出してはいけないことになっているのですね。それで彼女は、中国民芸店でトパーズ玉と、欧州民芸店で木彫り人形の二つを買い、私に少し早いがと言って誕生日プレゼントとしてくれたのです。
トパーズ玉は乙姫の玉として私の神通力の拠り所の宝になりました。これはヒコホホデミが豊玉姫からもらった潮干る潮満つの玉であると共に、ウシトラノコンシンが乙姫から世の建て直しに使うときに授かる乙姫の玉でもあると見立てたのです。
もう一方の木彫り人形を見てびっくりしました。何とこれは、太陽神であった頃の青年ルシファー像だったのです。七対羽根が天使であることを表し、猫をひざの上に抱いて結跏趺坐している様で彫られていました。
ルシファーは、先住民族の太陽神として信仰されていたのですが、キリスト教がキリストを太陽神に挿げ替えるために、まず金星に退去させ、さらに悪魔にまで仕立てた、立場を簒奪された神だったのです。
このことは2003年に丹後のGさんが、わざわざ我が家にやってきて、猫好きだったというルシファーの伝承を教えてくれまして、それを知っていたから、この人形はいったいどういうシンクロなのだと驚愕したのでした。やはり彼女のハイアーセルフが選んだのでしょう。
そして、ウシトラノコンシンは、二番目の彼女が信仰していた神・国常立神の強制引退させられ封印された憤怒相の神で、この彼女がどうしても封印からお救いしたいのだと私に話していたときに、移情閣で鶴亀統べる儀式をしてしまい、鳥取西部地震で封印解除の手掛かりになる「火の鳥」の言葉を掴んだことから、これはもしかしたら私に課された役割なのかも知れないと思っていたわけでした。
しかし、その彼女とは喧嘩別れして、もうあかんかなと思っていたときに、最初の彼女が復帰してくれ、しかも龍に縁がある人だとわかり、期待が生まれていたのです。
そんなときの、この二つのプレゼントに、あんたもホンモノに間違いない、となったわけでした。そして、役割はまだ続いていると確信した次第でした。
ルシファーもウシトラノコンシンも、元あった立場を簒奪された神だったのです。しかも、2003年には、移情閣の三階の青年の話を打ち明けたのが密教行者の坂本廣志氏。
すると彼は、そそそそれは、毘沙門天や、大魔神や、大天狗や、鞍馬天狗や、サナートクマラや、金星王や、ルシファーや、神々さえもおそれおののく存在やで、と絶叫され、併せてウシトラノコンシンのことでもあると述べられたことから、これらの神々がひとつに繋がり、さらにこの彼女のプレゼントの超シンクロ劇に、私は打ち震える思いがしたのでした。
こうした経緯を知ると、おのずと故事来歴がわかってくるというものです。サナートクマラはルシファーと同体で、鞍馬の満月祭(ウエサク祭)とは、ルシファーとその妻ディアナを讃えるものであり、欧州先住民族の異教徒ペイガンの月光浴の祈り、サバトにまで遡ることがわかったのです。その伝承がいつ頃か日本にやってきて、鞍馬に収まっているのです。
最初の彼女と二番目の彼女は、互いに嫉妬し合っていたわけでしたが、白蛇伝の故事が決していい加減な話ではないことから、やはり共同作戦の体制をとっていたことがわかってきました。
私は、青蛇の彼女に、いずれ白蛇が脱魂してでも合流してくると新神話に書いて見せていました。それであって初めて白蛇青蛇の白蛇伝が成立するからです。いっぽうだけがいなくなってしまうのでは、物語は終わってしまうからです。
するとどうでしょう。2005年の2月の終わりごろに、すでに2001年に二番目の彼女を連れて行った丹後の元伊勢に、この彼女も連れて行くことにしたのです。地元を案内してくれるGさんに会ってもらうためでもありました。二番目の彼女は彼に会うことはできなかったのですが、この彼女にはいつもの元伊勢の売店でGさんに会わせることができました。
待ち合わせ場所にやってきたGさんが開口一番に言ったのが、「これはもしかしたら、この方に関係がある話かもしれませんが」と前置きし、その日の未明に見た夢の話をするのです。
「夢の中で、白蛇と青蛇が交互反転しながら、僕の前に飛んでくるのです。蛇は財運に関係するので、いい夢を見たように思うのですが、もしかするとこの方に関係があるのかと思いまして」
むろん私は、新神話を書いていることなどいっさい彼には話していません。彼もかなりの霊能者だということだけなのに、まさかこんな話を彼女と初対面ながら最初に話し出すとは。
私は唖然として聞くばかりでした。彼女は私とはお互い物語書きの同好者として付き合いが始まったので、新神話を書き加えていくごとに、彼女には逐一読んでもらっていたのです。
だから、Gさんの話に彼女は驚くと共に、私と口裏合わせているのかとまで疑ったほどでした。しかし、私はそんなことは絶対にしないと言いました。だから、その会見の場は超越した話の場になっていたのです。その後で、Gさんは天橋立のほうに案内してくれたのでした。
それでも、疑いは簡単に晴れるわけではありません。しかし、時の流れは不思議にも、青蛇を主役にしようと動いていたのでした。
私が当時、初めてブログを書き始めたのでしたが、FC2というサーバーを借りてのことでした。そこにたくさんの表紙になるテンプレートが利用者のために提供されていたのですが、そのいちばん最後のZのタイトルのテンプレート作品を私は自分のブログに採用したのです。なぜかと言えば、フラッシュアニメで映像が流れるとともに、魅力的なバックミュージックがかかり、しかも漢詩の歌詞がアニメの字幕として流れていたのです。
おや? これはもしかして白蛇伝にちなむものではないかと思い、当時はまだ読者レギュラーが多いときでしたから、みなさんに注目してもらうべく採用したのでした。
そうするうち、いったいこの曲は何だろうと思い、漢詩の数行を検索にかけてみれば、「流光飛舞」という曲で、映画「青蛇転生」という香港映画の主題曲だったのです。
https://youtu.be/htSdR0wIeu4
白蛇伝にちなむものに間違いなかった。
この映画は、日頃、脇役に甘んじている青蛇を主役にしなくては可哀想だという判官贔屓のファンの期待に応えてできた映画だとのことです。
それを見て、彼女に報せ、同映画をチャイニーズショップから原語ながらも取り寄せ、彼女にも見せたのです。そして、時代は青蛇に代わったのだよと諭し、だから新神話に起きる真実を信じてちょうだいねと。
彼女は不思議な世界へのお輿入れにびっくりしながらも、納得してくれました。
その後、彼女の旦那さんが定年退職して、出会いが困難になりましたが、彼女は意識を飛ばしてやってくることができるようになり、霊能力がどんどん開花しているようでした。
2007年1月14日の未明の夢でしたが、彼女は本体を顕わして我が家にやってきました。たくさんの雲を伴った雲龍として我が家の周りを二周して、北側の窓を龍の髭でちょこんと開けて、私の胸に飛び込んできたのです。私は、龍と合体したので、その場でウルトラマンのポーズを決めたところで目が覚めました。そんな夢を見たことを彼女に告げますと、「それは私よ」と返事がありました。
https://p.booklog.jp/book/97441/page/2635130/bookmark
胸の中に宿った彼女が最初に貢献してくれたらしいことが、同年9月にありました。
2007年9月6日に我が母が亡くなり、9月21日夕方に、母の盛大なお見送りができなかったことを悔やみ、というのも、男に生まれたなら位人身を極めるほどの魂の人なのに、何とかできないかと神々に祈りを捧げたその翌朝未明の夢に、大きなホテルを借り切るほどの人を集めて、「屋上に上がってください」のアナウンスで、エレベーターで屋上に出て見れば、山上から見る富士山のような雲海にご来光が輝いており、我が母がご来光に向けたムービングロードを渡っていくのを、お見送りのみんなで盛大に見送るという、けっこう長い印象的な夢だったのです。
https://p.booklog.jp/book/97441/page/2635142/bookmark
前夜に神々に祈ったことが叶えられたことで、私は朝、神々に感謝を捧げました。こんなことがあるのかと。夢だから誰も検証できないのですが、私にとってはあらゆる不思議が起動したように思えたことでした。
そのときには、まさか彼女が関わってくれているとは思わなかったのですが、それからちょうど半年後に、私のブログをよく見に来てくれていた滋賀県に住むPさんという男性が、琵琶湖バレーで残雪スキーをするために山小屋泊まりした朝に、ものすごくきれいな雲海とご来光が出たので撮影したものを贈りますと、メールで送ってくれたのです。
それを見てびっくり。夢の中の山上から見た雲海と、寸分違わぬ光景が写っていたのです。夢の中のお見送りの参列者の黒服の折り重なる後ろ姿が、その写真では左右の山の稜線になっていました。そして、ムービングロードが消えかけて写っているのは、雲海の切れ間から見える琵琶湖湖面にご来光がそこだけ照り返して写っているのだと、Pさんは説明してくれました。
このすばらしい演出をしてくれたのは、そうだ、胸の中に納まった彼女だよきっと、弁天三姉妹の長女・奥津嶋姫様だから、きっとこういうわけだろうと、地図で調べてみれば、案の定、Pさんが撮った方角は春分の頃に撮ったわけですから真東で、ご来光へと伸びる直線は、蓬莱山頂上から琵琶湖沖島の蓬莱嶽を通るものになり、蓬莱道龍和尚の付き添いでご来光へと渡っていく母のムービングロードを下から支えてくれたのは沖島に祀られている奥津嶋姫様に相違ないとわかったわけでした。 https://p.booklog.jp/book/97441/page/2635142/bookmark
ブログでその感動を伝えますと、10人ほどのレギュラーコメンテーター陣は炎上して祝福してくれたのでした。
奥津嶋姫様は琵琶湖では市寸嶋姫様とともに、幾何学的に7対2の構図を作ります。市寸嶋姫様は白蛇の彼女の本体で、ちょうどあなたとの関係は2年でした、と言い残して別れていきました。だから、やや晩生の奥津嶋姫様が本体の彼女とは、ほぼ通算7年のお付き合いになったのでした。
その奥津嶋姫様は、ホツマツタエによれば、大国主さんの奥様です。その通り、式年遷宮があった翌日の2013年5月11日という日の未明に私が見た出雲大社で起床した夢では、最初に見たのが弥生服姿の大国主さんで、二番目に見たのが、平安朝の単衣スタイルの長髪の女御で、笑えばお歯黒がキラリと印象的だった彼女のお顔の奥津嶋姫様だったのです。 https://p.booklog.jp/book/97441/page/2635600/bookmark
何度も何度も、彼女は奥津嶋姫だよと、いろんな局面で教えてくれているのです。
さてそこで、私は誰のキャラクターをやっているのだろうと思いますよね。彼女たちが古事記にも載る有数の神々のキャラクターなのに、彼女らと肉体まで関わった私はいったい何なのだと、ふつう思いますわねえ。
もしかすると、式年遷宮という出雲大社にすれば大行事。その翌朝に緞帳で仕切られただけとはいえ一室が与えられた私とは。そうだ、大国主命をお祭りする側の立場の天の穂日なのかもしれないと推測したわけでした。
その年の10月には出雲国造千家と皇室の典子様のご婚儀がありましたが、千家さんは一番末端の子孫で、天の穂日は一番先祖になります。
天の穂日なら、奥津嶋姫様や市寸嶋姫様と肩を並べられますし、実際に私は彼女たちをリードしていた立場でしたから、釣り合いましょう。
天の穂日という線がいっそう濃厚になったことがありました。
名古屋のマメさんという主婦とは2008年からのネット友達だったのですが、当時、食べるものもないという窮状を私は目にし、事情を聞けば、ある邪悪な宗教に高額な壷を買わされて借金でどうにもならなかったのでした。事情を聞いて解決策を教えると、けっこううまく解決がつき、以後、彼女に複在していたマメ君という宇宙人霊を新神話上の私の後釜に据えるべく、私が父親になり彼が息子だということにして、ある種の意識的訓練を夢見で行うという不思議なことをしていたのでした。ほんとうに変人です。
意識訓練だから、直接出会うことは一度もなく、マメ君はマメさんと共に夢見して、私と夢見の立場で訓練に励んでくれていたのです。2008年から2009年までそのようなことをしておりました。
その方が、2013年の式年遷宮の頃、思い出したようにして、2008年頃に異界交信して得られた回答に、こんなものがありましたと、それだけ抜き出して伝えてきました。これも偶然でしかもマメさんのたくさんある交信結果の中から大事なものだけ二つ選んで伝えてくれたんですね。
Q 私の道行の友は誰ですか A 鳥
Q 私は銀河宇宙出身ですか、それとも地球出身ですか A ひな出荷
私はそれを見て、一瞬のうちに、天の雛鳥という、天の穂日の息子の名前になることに驚きました。
それだけでも、この超特大シンクロには、ウワーッ、でありました。
意識的訓練でやっていたのは、新神話で私は火の鳥・朱雀を受け持つ四神獣のひとりでしたから、私が亡き後はマメ君に継がせようとしてのことで、夢見の中で朱雀親子の飛行訓練をしていたのです。
特に私は親鳥ながら、飛行したことがさほどないのは、古墳の壁画を見ればわかることでもあります。飛んでいる姿で発見された古墳の例がひとつもないのです。
ところが、このたび、その当時発掘調査されたキトラ古墳だけは、朱雀が助走をつけて飛び立つ寸前の様子が描かれていたことから、私は夢見の丘で助走をつけて飛ぶ訓練をしたわけでした。マメ鳥はその点、その場から飛び立つほどに軽量でしたから、たいがい私が彼に追いつく格好でした。
夢見の丘には、いつしかギャラリーが集まり、どうやら異界交信チームの黒装束の5,6人と、マメ君の友達になっていたアインシュタイン博士の白衣のひとりがいたことは、上空から確認しています。そして私も異界交信して、我々の飛行する様子について、彼らから「芸術的」という評価をもらっています。
芸術と見て、彼らが描いてくれたのでしょう。夢見の丘に、彼らは親子の鳥の大きな絵を描いてくれていたようです。2014年に初めて発見されたナスカの地上絵として、今までは砂塵に埋もれて発見されなかったのだろうとの注釈付きで、大きな親鳥と小さな子鳥の線描画が写真に撮られて残されています。この通りの形の丘が、夢見の世界では緑の芝生の丘であり、そこにギャラリーは集まり、参観してくれていたのです。
また同時に、二匹の蛇の線描画も見つかって、写真に残されています。こちらのほうは、我々初心者が飛行するので、飛行に熟練した白蛇と青蛇の彼女たちが伴走あるいは先導してくれたときの絵が描かれているとみられます。
このように、我々はありあまるほどの果報者です。不思議が目白押しになることほど、愉快なものはありません。おカネではない、すごい宝を持ち合わせているという気持ちになります。
何か目的があるのだろうか。そうなのです。そのために私はこうやって新神話を書き続けているのです。
新神話は、神世の歴史シナリオと言っても過言ではありません。それを書くことで、その物語に出てくる登場人物や神々の役柄に応じた俳優さんの応募があるのです。新神話のキャラクターのポストはほとんどはそうやって埋まりました。
マメ君の場合も、ちゃんと異界交信の回答が来ているように、ヒナとして出荷、つまり彼の母星からこの役柄を演ずるために、派遣されてきているのです。ある映画の出演者が、様々な芸能プロダクションから送り込まれるように、彼も羽虫型宇宙人の惑星(スクナビコナ星)から霊体としてやってきているのです。
しかし、思ったよりもたいへんで、長らくカルチャーショックで塞ぎこむようなことがあったのです。私もそうでした。一度、幼少期にこの世を怖がると、自閉症のようになるものです。彼は複在の霊であったわけですが、経験は主婦さんの霊と共有していて共に苦しんでいたのです。
私はだから、彼を夢見の世界に連れ出し、我が息子にして訓練していたのです。それが後に、神話上の天の雛鳥になろうとは、思ってもみなかったわけでした。
すべてがシンクロのうちに新神話のポストにきちんと収まる。そういう不思議経験を積み重ねています。
もう求まらないかと思っていた四神獣の白虎のポストですらも、2009年11月に神世のシーサー一家が白虎のフーちゃんを連れて我が家にやってきてくれました。
またさらに言えば、天の穂日の系統は、息子が雛鳥(ひなどり)で、元服して建比良鳥(たけひらとり)となるように、鳥の種族・エイビアンなのです。穂日も朝鮮読みするとホィルになり、ホルスから日本語に転じていることが見て取れます。ホルスは隼の頭を持つ未来太陽神であり救世神です。
私がそうなのか? 簡単にはそうは言えません。
私は穂日やホルスをハイアーセルフとしていただくことがけっこうある人(日戸)であり、いわば乗馬ウマというのがいいところでしょう。出雲大社の夢も、穂日の視座から見た光景だったかもしれません。
後の菅原道真も天の穂日の子孫であるとのことです。彼が後に天神さんと言われるようになったのも、祟りの強さだけでなく、灼熱の火の鳥を実際に使ったかも知れず、清涼殿落雷で陰謀を謀った藤原清貫らを焼き殺した雷電とはその効果なのでしょう。また鳥族ゆえに天神に擁立されたかもしれません。
あともうひとつポストが埋まっていないかのように見えるのは、弁天三姉妹の真ん中の次女・瀧子姫様を本体とする俳優さんが長らく未定だったのですが、2014年9月に思わぬ人物として現われ、求めに応じてくれました。役柄受諾のちょうどその日その時刻に、国常立神を祀る御嶽山が、まさに受諾の時刻に噴火しました。しかし、死者が58人も出たため、ちょっと保留としていたのですが、やれる人物がおらず、ゆるやかな抜擢ということにしています。猫のシャンが今のところ瀧子姫役を半分務めていますが、けっこうお姫様のようにわがままなのはそのせいでしょうか。毎日というのはおえりゃあせんぞな。
その方は、私に2013年の前半にダウンシュラフを献じてくれた人で、出雲大社で起床する夢のきっかけを作ってくれているのです。鳥族の穂日にふさわしい羽毛の寝袋ですから、きっと穂日の夢を見るのに適切だったのでしょう。そして瀧子姫は奥津嶋姫の妹ですから、出雲大社の大国主さんとも従兄弟同士になります。では、天の穂日は? そう、彼も出雲の皆さんとは従兄弟同士になるのです。
またその話は次回にでもいたしましょう。