私のハイアーセルフは、最初は名もないもうひとりの自分といった存在だったのですが、2000年7月に知り合った二番目の彼女は、霊視能力者で、「あなたの本体様は梵天様よ」と言っていて、私を時には梵さまと呼ぶので、まああつかましくも私は自分のことを梵天.Jr(ジュニア)と表現していたのでした。そうすることによって、新神話を権威付けするのに都合が良かったからです。梵天さんなら、全宇宙のことを知っているという立場ですから、神話としては格別のものになるでしょう。実際、新神話の中に出てくるキャラクターやシナリオに相当する人物や事象が立ち現われてくるので、たとえ小さな人生空間とはいえ、創造しているという実感が湧いてくるわけです。
やがて最初の彼女と二番目の彼女が、梵天さんのお相手となる弁天三姉妹のうちの二神の化身だとわかってくるようになると、どちらも水の神ですから、乙姫(豊玉姫)という変化形も出てきて、このときは対応するように、浦の嶋子や日子ホホデミ(山幸彦)としてお付き合いするわけです。
2008年に、後で復縁した最初の彼女と、めったに会うわけにいかなくなり(ご主人が退職していつも傍にいるため)、その代わりにと、テレフォン経由で意識を飛ばし合っての禽獣同士の交尾の激しさになることがしばしばありました。このときは巨大鳥獣と龍(両生類)のそれと申しましょうか。
ところがその年の8月に、ブログへのコメンテーターにメイさんというHNの女性が、不思議な夢を見たことを報告してくれました。この方もけっこうな霊能者なのです。
地下街の通路で、尼さんがトイレに駆け込もうとしてこけてしまい、そこでそそうをしてしまったのだそうです。メイさんはさぞお困りだろうと、尼僧服など何とかしてあげようとして見れば、そこに赤ちゃんが産み落とされていたといいます。メイさんは赤子を抱きかかえながら周りの人に、産湯などの用意をしてもらい、尼僧には着替えを用意するよう手配したといった夢だったそうです。そしてそのことをブログのコメントに書いて、どなたか心当たりありませんかといったコメントを寄越されたのです。
すると彼女が、その尼僧は私です、こないだはちょっと燃えてしまったもので・・・といったコメントを返しまして、メイさんは、そうでしたか、赤子は預かってますが、お返ししましょうか、とメッセージ。すると彼女は、いえ、差し支えなければ預かってくれますかと返事。するとメイさんは、では私がお育てしましょう、となったのです。夢の中の話とはいえ、当時は不思議なブログを醸していましたから、こういうやりとりは高次元的な雰囲気があるわけで、みなさんけっこうノリがいいのです。
夢の中の話だから、割合こんなやりとりも気安いことなのかと思ったのですが、私は古事記の神話の「豊玉姫」の話を知っていますから、赤子の父親である私(ホホデミ)から、その子は豊玉姫の子・ウガヤフキアヘズなので、あなたに玉依姫の神格を差し上げましょう、赤子の乳母になってくださいと頼むことになったのです。するとメイさんは快く、お引き受けしますと承諾してくれたのでした。他所から見ればけったいな連中にしか見えませんわなあ。
古事記の神話では、豊玉姫はお産のとき、「御腹のときにあへざりければ(産気づきが早すぎて産屋を用意する前に産んでしまう)」という事態になり、それゆえこの生まれた子はウガヤフキアヘズと呼ばれるわけです。豊玉姫はその子を自分では養育せず、妹の玉依姫に委ね、のちにウガヤフキアヘズと玉依姫は夫婦になるのですが、メイさんはまさにそのような夢を見てしまい、彼女はそれに呼応するように、私の子ですと言ってしまったので、古事記神話の筋書きの通りになったわけです。これにはメイさんもびっくりだったのではないでしょうか。
ここまで一致を見たなら、メイさんの関心は、ウガヤフキアヘズがどういう現われをしてくるのかといったことだったかもしれません。
すると9月のお彼岸過ぎに、彼女が高野山に物見遊山したとき、金剛峰寺の持仏間を撮影した際に、はっきりした大きな六角オーブを写し、その夜の夢にお坊さんが出てきて、「まもなくお生まれになるぞ」と彼女に告げたことを、私に報せてきたのでした。私はそれを驚嘆しながら、空海和尚が弥勒菩薩の下生が間近であることを報せたのだと、彼女やメイさんはじめブログ読者に知らせたのでした。
どうやら、六角オーブは身六・弥勒の神霊であり、それがウガヤフキアヘズであると私は同定したのです。というのは、その六角オーブを皮切りに、彼女のデジカメはあまたの六角オーブを写し続けたのです。陸上でも水中でも。水陸両用のデジカメで、彼女が沖縄の海に潜っても撮影できたため、海中の六角オーブが無数に写りこんだのです。彼女はこれらを自分の産んだ子だと思っていました。股間に貼り付いた六角もありましたから、ただいま生まれたてと言った感じでしょうか。彼女は元津身(本体)になって交わったため、たくさんの産卵がこのようになったことのようでした。その中の筆頭が、弥勒だったことになります。
六角オーブは、出雲系の神社のご神紋にもなっているように、出雲系の神々の神霊の形でもあるようです。豊玉姫の子であるとともに奥津嶋姫の子ゆえ、六角の形質が遺伝しているのでしょう。
さて、メイさんは弥勒・ウガヤフキアヘズの乳母ということですが、大阪在住のため、石切さんのニギハヤヒの信者です。そのことはすでにメイさんがコメントされてました。
ニギハヤヒは旧事記によれば、神武天皇に畿内大和を譲り、譲位したとされているように、次代への架け橋になる神でもあります。ウガヤフキアヘズも神武天皇の父親でやはり次代(中つ巻)への架け橋になる神なわけで、この二神も同体とみなせます。よって、メイさんはニギハヤヒであり、弥勒であり、ウガヤフキアヘズである神をお世話する立場になるわけで、もしそれが人物として現われることがあるなら、すでに記事にしたように、Gさんではないかと思われるわけです。メイさんにGさんのことを伝えることができるなら、会ってみようということになるのかもしれませんが、しかしその先は五里霧中。やはり縁あらば、彼らだけで出会うこともニギハヤヒなら可能かもしれないということにいたしましょう。
古事記の「豊玉姫」の話はもう少し続き、夫の日子ホホデミは産屋を覗き見して、そこに八尋鰐(巨大な龍)の本体になっていた豊玉姫を見てびっくりし、それに気付いた豊玉姫は怒って、子供たちを皆連れて海原へ里帰りしてしまうのです。2010年5月に彼女は沖縄の海でスキューバダイビング中に海難事故で帰らぬ人となりました。それ以後、六角オーブの子供たちもまた消息を断ちました。まさに古事記の神話によって条件付けされてしまったわけでした。もっと新神話で彼女を繋ぎとめ讃えておけば良かったのにと思うことしきりです。日子ホホデミもさぞ悲しんだことでしょう。新神話は古事記の旧弊を解除する目的もあって作成しているというのに、何たる不覚だったことでしょうか。
しかし、2013年5月の出雲大社の式年遷宮の翌日未明に、夢の中の出雲大社で彼女に再会したことは前に書きましたが、このときの彼女は奥津嶋姫としての現われでした。しかし、同年10月に、亡き彼女の依り代だった母猫ウーを悲しませた末に失踪させてしまい、その後は私も失意の底に沈み、新神話の工程も私が単独でやることになりました。
それでも、出雲大社の夢身から、私のハイアーセルフは天の穂日ではないかと推理すると、まさにそのようになっていきました。これも前に書きましたが、コメンテーターの中にマメさんという方に複在していた神霊が天の雛鳥だというシンクロ情報がもたらされ、親子であるとわかったのです。この家系が出雲大社の大国主命を祭る神官職へとなっていくのですが、同年10月に皇室の典子様と祝言を上げた出雲国造千家氏は天の穂日を祖先とする出雲大社の現職神官です。
さて、どうして天の穂日と奥津嶋姫や市寸嶋姫が2000年に入ってから、共演するようにして地上界の舞台に登場してきたのでしょう。それは、あるひとつのプロジェクトだったことがわかってきました。私にとって、50歳以降の増設された時空がプロジェクト実施の舞台になっているのです。いわば私は神世の物語を地上界で舞う神楽舞を踊っているようなことになるでしょうか。
オクンドの介はおいらの仲間ぁ~
奥の戸押し開け進んでく~
こりゃ、てけれつてけれつりっしゃんしゃん、てけれつてけれつりっしゃんしゃん。
立ち塞が~る塗壁の介ぇ~
快刀乱麻に切り伏せるぅ~
こりゃ、てけれつてけれつりっしゃんしゃん、てけれつてけれつりっしゃんしゃん。
数ある謎もこのとおりぃ~
天帝様よ、ごらんあれ~
こりゃ、てけれつてけれつりっしゃんしゃん、てけれつてけれつりっしゃんしゃん。
太鼓、笛、鈴の神楽のお囃子に載せて。
それは、神世におけるお家騒動に関する巷の禍(まが)、禍事(まがごと=曲がったこと=不正)を正すための努力であることがわかってきました。同時に世界の救済を目指すものになりました。
天の穂日の母親・持子と三姉妹の母親・早子は姉妹であり、それゆえその子たちは従兄弟同士になります。
ともに天照神の妃としてこの子らを生んでいるので、このお家騒動は神世の根幹を揺るがす神世史最大のスキャンダルだったことになります。
持子と早子はスサノヲとともに政変を企てた首謀者として遠投されたり死罪を言い渡されたりするわけです。しかし、この子らはそれが冤罪だと知るがゆえに、この時代の神話が彩る時代が終了する前にそれを立証し、できることならお家再興までを果たそうという、いわば日本人なら忠臣蔵のような、泣いて喜ぶようなストーリーになっていることに気付くのです。
このお家騒動がまともな解決をしていないゆえに、岩戸隠れの状態は続き、世に勧善懲悪のためしが一度としてない状態に置かれていることは、神話解読から入れば簡単にわかることです。そのため、私は探偵としての推理を働かせ、ハイアーセルフの導きに従い、銭形平治のごとく、かけてもつれた糸を解く、快刀乱麻、このお家騒動の謎を解いております。
このために梵天は特使として懐刀の私をこの世に派遣されたこともおよそ理解しております。
梵天の懐刀の快刀乱麻にご期待あれよ、みなみなさま、ずずすいーと、ご覧じあそばされませい。