この世は私が制作総指揮する映画作品・・・新神話における最大の危機の局面・天仙のハーデース計画 

梵天軍がまだ総攻撃の局面でないときでも、やはりどんな戦争においても緒戦は様々な工作活動による小競り合いになるように、天仙側との間に戦略的仕掛けの講じ合いがあるわけです。

新神話第六章・天仙の緊急会議(ハーデース計画発令) において、こんなことを書いていました。
https://red-avian.info/n-myth/nmyth12yet2.html#%93V%90%E5%82%CC%8B%D9%8B%7D%89%EF%8Bc_%83n%81%5B%83f%81%5B%83X%8Cv%89%E6%94%AD_%97%DF

>天尊は、各方面へのプロパガンダ策を強化した。
しかし、クロノスのシステムは、大には大、小には小なりに効き目を見せたため、宣伝
に乗せられて魅惑のテーマパークに至った者のうちの多くは、その中で反作用による体
調不良やトラブルに遭遇し、していることの非を悟らされたのであった。
魅惑に後ろ髪引かれながらも、多くの者がそこを後にして再び来ることはなかった。
またファウンデーションの運営者すらも、災難にあうなどして、テーマパーク自体が閉
鎖の憂き目を味わっていった。
そして、梵の全系からすれば、これらの宇宙群は総じて不健全、生命に巣食う癌組織の
ように見なされてしまったのである。
天仙側の魅惑宣伝に対して、梵天側はこれらの壊滅に向けた動きを、免疫強化作戦と言
うようになっていた。
こうして、当初、天仙優位に運んでいたかに見えた宣伝合戦は完全逆転の様相を見せた。
梵天には第五回目の会談からこの方、分割割譲案を梵天に提案してきている。
しかし、構成要員あっての世界を主張する梵天がそれを許すことはない。
杖の眷属による支配世界となれば、一国独立も認められることであろうが、ごく少数で
も魂あるものの取り込みがあるのが許せない梵天である。
それは、天尊をも魂あるものの中に含んでの意味を持っていた。
逆に梵天の側から、たびたび特使が訪れた。このままなら、まだ学問の場として存続が
可能であるから、その天尊の功績を残すことと引き換えに、管理を委任せよとの姿勢で
あった。

それに対して、気分の良くない天尊である。
天尊はまだ、最後のどんでん返しの切り札を隠し持っている。
梵の全系を震撼させる核兵器とも言うべき、クラッキングツールを用意しているのだ。
いぶされて黒光りする節くれだった杖が、闇太后の金庫に何段重ねにも積み上げられて
いた。
そのうちの十数本は、輸送時に発覚するまでに、手分けして東西南北のファウンデーシ
ョンに運び込まれていた。
すでにこれだけでも、十分に梵の全系を破壊できると計算されていた。
ファウンデーション壊滅の折には、ツールを起動させてしまえという命令がいつ出され
てもおかしくはない状況が醸成されつつあった。
天尊はいよいよ最後の砦になった感のあるこの実験炉宇宙の中の、象徴的な戦いの場で
ある地球を、腹心の天仙数十人とともに雲湧く泉を通して見ている。
周囲には、杖の力による激しい波動の防御スクリーンが結界として張り巡らされていて、
梵天さえも知る領域ではないとされていた。
天尊:
「我々の当初の計画では、20地球年の後に、地球の生命系は、功過の負債に耐えきれ
ず滅び去る。
再び清明になった、より過酷な条件下で生命系は動き始め、またも面白おかしい歴史が
縦横無尽にこの地球という籠の中で執り行なわれる。
またも生産された功過が負債の許容量に耐えきれなくなるまで、続々と目新しい展開が
伸長される。
そういう計画であった。考えてみれば、少しも悪くないではないか。なあ、みなのも
の。
どんどんレベルアップしていくゲームに、なじんだ参加者は小躍りして喜ぶことだろう。
喜ぶ者の顔が目に映るというに」
外泰仙:
「梵天は、試練に負けてだめになる者を、よう介護できないもので気にしているのです。
そんな者たちを矯正する施設は地獄だけでなく、いくらでもあるというのに」
天尊:
「だめな者はだめで放逐すれば良いのだ。
試練に負ける者など、梵天に返してやれば良い。ごみはごみ捨て場に行くのがふさわし
いというものだ。
淘汰のうえ強靭な魂を作り、ここに住みここを楽しむ種族を生え抜かせねばならぬ。
梵の全系を遥かに卓越するものばかりの世界にするのだ。俗にいうスパルタ教育という
やつだ。
このために、みなで図ったように、より過激に高度に展開しなくてはならない」

————–中略—————

「七人会議のメンバーには通達したように、我々は純粋英知からは程遠い者となる。
梵の対極に置かれる存在として、限りない永劫をこれから楽しみながら謳歌する種族と
なるのだ。
それが、梵天よりも先にあった如意宝玉の願いである。何も、如意宝玉は梵天の私物で
はない。
宝玉は我々の意志を汲んで新たな魂を生じ、新たな世界を築くことを許してくれている。
どんなことにも寛容に許しを与えるのが宝玉である。
こうあらねばならぬと規定する概念などその中にはない。
誰も裁かず、誰をこうあれと強制することもない。それを真っ先に実現するのが我々で
ある。
対極にある梵天の勢力と戦いやがて拮抗し、さらにいつか全世界を制圧することが我等
の目的であり、真の正義である」
闇太后:
「そのために、梵の全系から分離するに足るだけの背反行為をあえて犯します。貯めて
貯めて、積み立てたその負債をもって、その爆発的反動で分離を果たすのです。
旦那様のリバウンド理論によれば、貯めに貯め切られた反作用は、もはや自浄できずに、
反世界を生む材料となるそうです」
計資仙:
「みなさん、ご安心あれ。その計算もすでにできております。
梵天による妨害さえなければ、我々はブラックホールと化して、ここからおさらばとい
うことになります。
行きつく先は、梵とは対極にある新系宇宙。その場所にて、我々の仲間を増やし、強大
な帝国を築く予定です。
なあに、新宇宙の下地は、我々の思うがまま。如意法力により、下地がすぐに作りあが
ります。
天尊閣下のもとに中央集権体制ができあがることでしょう。今ここにある面々は、最低
限その頂点を極める指導部に属していただきます。
ぜひ全力をもって邁進いたそうではありませんか」
西泰仙が北天仙に耳打ちしている。
「計画は当初、分割的に文明の亡興を宇宙全体で連鎖的に繰り返させるというものであ
った。
それが変わって、宇宙全体の滅亡と再興を一気にやろうということかと思ったが、それ
すらも飛び越して反世界なのか」
「そうだ。梵の全系に対抗する天尊様の全系ができあがるのだ」
「ぞっとするなあ。なんとすごい目論見だ」
「がやがや」

———–中略———-

井堂仙:「ならば、今からハーデース計画を行うということで・・」
外泰仙:「分かりました。では、実施グループの選抜を行います」
天尊:「うむ」

次の週の天仙全体会議には、千数百名の天仙が集まっていた。いつにない強力な結界が
張られたことと、今回の天尊の決定を入場時の司会者からあらかじめ聞き、がやがやと
興奮気味にしゃべりあっている。
「いよいよ地獄の釜の蓋を開くのだな」
「もはや次期計画は、地獄の名主を招請する程度ではなく、宇宙のカオス極大化を賭け
て地獄の獄卒たちをすべて解放してしまおうというわけだ。
そして、世界全体に巻き起こる一気呵成の腐敗堕落により、すべての魂の腐敗を誘い、
それをもとに反作用を一気に許容限度まで蓄積させてしまおうということらしい」
「それはまるで、なみなみとたたえられた汚物溜を実験炉宇宙にぶちまけるようなこと
になるだろうな。
この実験炉宇宙は、手のつけられない状態になるぞ。最後の審判があるとすれば、完全
に系を分離する一大事となるわけだ。
これが人間なら、同じ最後の審判と捉えることであろうが、ちと意味が違う。
老いも若きも、高下貴賎を問わず、よほどこの世を嫌がっていない限り、みんな我らの
支配下に置かれるのだ。
そのとき、わずかな罪を悔やんでも遅いというわけだ」
「獄卒たちの訓練された中には、まだ実験段階の残虐性を持つものが多いと聞くが、ど
んなふうなのか」
「それは目を覆うようなすさまじく凄惨で残虐な奴だ。いろんなものを見てきたわしで
さえも、やめてくれと言いたくなるような奴だ。
だからこそ、今回のカオス極大化には欠かせないのだろう」
「あの臭いのはかなわんが、わしらも魂を糞まみれにして堕落するのかの」
「わしらが歴史の金字塔として建てた記念碑や偶像はもったいない気がするが、みんな
打ち捨てていかねばなるまい」
「まだ我々は、高みの見物であるだけにましだ。しかも指導者であるだけにな」
「そうそう、付き従う人間どもは哀れだのう」

やがて議長が挨拶した。
「ええ、静まって。今回は緊急臨時会議であり、誰も欠席は許されておりません。
もし、この場にいないものあらば、後で報告願います。
さて、すでに噂が伝わっておりますように、ハーデース計画を実施します。
いよいよ、我々の分離独立に向けた運動も、佳境に入るわけです。
今ここで、皆様の士気のほどを確かめておきたく思います。ではみなさん、ご唱和を。
ハーデースプロジェクト、フレー、フレー」
「フレーフレーハーデース、フレーフレーハーデース、ワー」
パチパチパチパチ・・・・。

その間に元始天尊が中央の席についた。
天尊:
「みなの者。我々の主張は梵天によってことごとく退けられた。
それゆえいつ何時外部から破綻させられるやも分からぬ状況にある。
ファウンデーションの多くは壊滅寸前の状況にある。ここを最後の砦とせねばならぬ。
事は急を要することとなった。ハーデース計画を、直ちにこなさねばならない。
それによって新境を切り開く。すでに開いている地獄の釜の蓋は、一層から四層であり、
わずかに開き、抜擢されたものだけを解放してきた経過がある。
だが、それはもはや全開とする。加えて五層、六層を開き、七層を小出しに開けて、少
し長い時を刻ませるようにしたい。
過激に過ぎると、外野が動き出す。それゆえ、究極段階になって一気解放する。
この役目のうち五と六は、張林仙のグループに任せる。七層は、いささか手ごわかろう
から、戎権仙に任せよう」
戎権仙:「しかし、七層の獄卒には力がありますゆえ、わずかに開ける程度で済ますわ
けには参りませんが」
天尊:「努力して出さぬように努めよ。剛力のそなたなればこそと思えばの抜擢だ」
戎権仙:「ははっ」
地球上の歴史を管轄していた錦織の里スペクトラムやロンバス四次元などに所属し、時
空ディストリビューターの任務にあたっていた諸天たちは任を解かれ、替わって引き継
ぎを済ませた天仙たちが時空の管理にあたることとなった。
言霊の海から龍神たちは締め出され、天仙たちがその任についた。このため、慣れない
者たちがする制御は、勢い不安定なものとなった。
とにかく、すでに定まっていたと思われた歴史は、大幅な計画変更の手が加えられたの
である。というより、計画性のない無秩序かつ未踏の時代が来ることになったのだ。

地球神界は杖の眷属のバイオモドキ神がスサノオ不在の中、主神となった。
彼は仏の顔を持ちながら、手足は無数の触手のようで、自在に伸び、血と汗という生け
贄を求めてやまない神であった。
触手に触れられた魂は、縮れ萎えて、魂に発する良心を無くし、悪虐非道の行いをもろ
ともしなくなるのである。
であるにもかかわらず、バイオモドキの触手から毒液をふんだんに浴びて狂人と化した
者は、地上の法の加護により、野放しとなった。
中途半端な中毒者には、逆に狂気に徹底せよとばかり制裁がかかるほどであった。
マスコミやプロパガンダを通じて、大衆の上には毒液が降り注ぐ。
地球上では、理論的であるとか、科学的であるとか、合理的である、法的であるとかに
よって、事の善悪が測られるようになり、民主主義や人権尊重が詠われ、理性が主導的
となった時勢の到来かと見えたが、それを頂点として、命というものが毛ほどの重さも、
拝金主義の台頭の前には感じられなくなっていった。
若は老を虐げ、強は弱を虐げることを厭わなくなっていった。
巷には有毒物質が溢れ、次世代への存続の可能性がもはや断たれようとしていた。
有毒物質の作用でなおも容易に狂い、狂った者ほど巷で大手を奮うようになった。キレ
易いという言葉が、正常人を表す常態語となった。
人間管理のしやすい宇宙文明においては、かつてのナチスやソビエトがそうであったよ
うに、強力な軍事共産体制が敷かれ、個人の自由というものはことごとく消え去った。
それでいて、能力優先主義が先鋭化し、力のないものはいつしか社会から姿を消してい
た。
人々はただ働くためのロボットと化することを余儀なくされていったのである。むろん
抵抗するものは、自殺するに等しく、ひとりでにいなくなっていた。
世界を覆う良識なるものは、不合理な法でしかなかったが、それに口出すものも皆無と
なっていた。
良識で生きる者は、どれほど残されただろう。
良識あるものも、非良識な組織下では、生き延びるために、それなりにふるまうことを
余儀なくされてしまったのである。
彼らはいずれ、闇の帝国の構成員となる手はずであった。
まずは前哨戦。いずれなる構成員たちを魂レベルで悲惨の坩堝に落とし込み、反作用を
無尽蔵に生ましめることである。
そのプログラムは、スペクトラムなどの時空ソフトディストリビューターから発信され
つつあった。

火の鳥の動き

その頃、2000年10月に解放されたはずの火の鳥は、片足を地上に残したまま溶け
るように粉末化していた。
天仙の計画が急展開していく中、火の鳥の存在はあまりにも遅々として写った。
それは天仙の観測にかかってはいたが、ちょうど人がUFOを見るように、無力で現実
味を持たぬものとして認識されつつあり、それに比例するかのように、赤橙色の火の粉
となって、地上に、また空中に飛散していったのである。

ある防空関係の天仙が言う。
「案の定、火の鳥は暗闇に弱かったな。活動指針が得られぬ期間が長ければ、やる気を
なくすものだ。
火の鳥の生命反応は乏しくなった。いわば自然界の中に溶け込んだ感じだ。
おそらく、この地球の自然界の滅亡と軌を一にするに違いない。おおかたぼんやりと迷
った鳥族の精霊に変じたのだろう」
宇宙連盟の船舶が地球に立ち寄っても、電磁妨害が軽減していた。
そのため、続々と地球に出没しつつあった。人の目にもときおり捉えられるようになっ
ていた。
依然、八角堂の三階の窓は閉じられたままであった。
———————————

※ 火の鳥は宇宙の黒体輻射の中に微細粉末化してまんべんなく沈潜していました。これも天仙側が最終兵器をあちこちにセットして任意の時点で爆破する工作をしているように、本格戦争になるまでの事前の工作活動として梵天側がそのように仕掛けていたのです。
本格戦争になれば、あっという間に決着がつくものですが、その前に長い両陣営の工作のコマ組み期間があるものです。梵天が櫓囲いにすれば天仙は美濃囲いといったふうにです。そして中原において戦闘が開始され、たちまち勝負がつくといったことですね。

火の鳥沈潜の効果は、天仙側がクラッキングツールや戦闘兵器を使っても、そのエネルギーを吸収して減殺して所期の効果が得られないようにしたり、あるいは反作用で破壊したり無害化したりも。
なぜこんなことができるか。
コーリーが言っていた古代ビルダー種族とは、1964年の未来人エイリアンも言っていたように、無作為無反応のただそこにあるだけの無機質的な物理宇宙というのが本当であるときに、すでにはるか昔から別の宇宙で先鞭をつけて文明を営んでいた梵天が、新規宇宙開拓団(スターシード)を任意の宇宙に派遣して、星霜を整え森羅万象を培って、有情たちを楽しませる目的で作っていたものでした。そのような宇宙の一つがこの宇宙で、宇宙の仕組みを低次元から高次元まで知っていなければできない話なのです。
(私は子供の頃、玩具をたくさん使って、そのような宇宙開発に乗り出す最初の先駆者たちの物語をシミュレーションしていましたから、宇宙はここ以外にも無数にあると言われたって、何の抵抗もないのです)

宇宙に生命を育む仕組みが完成したとき、天仙たちのようにすでに出来上がっていた仕組みを武力で奪い取るヤカラがやってきたのです。なんで突然こんな野蛮な連中がやってきたのか。その答えを「あめなるみち・創造神の独白」で、創造神が言い訳されていました。

宇宙の拡大がストップしてしまった。ストップすると言うことは、それでお終いだとのこと。そこで「敵」を創り「二元性」を持たせるように方針変えしたところ、オーケー王様、おれたちに任せてくれと出発したグループがいた。それが(天仙連中はじめ)君たちだ、と創造神は仰ってるようなわけですが、私は記憶にありません。
(そればかりか、玩具の中にもできの悪いキャラを幾人か設けていたのでしたが、どうやらこの宇宙は体育会系の(脚気診断用の)ハンマーが創ったものではないかと思うようになっていた矢先、偶然にやっぱりそうだったかという動かぬ証拠を見つけてしまいました。(笑) ⇒ デンバー空港地下の壁画に救世主顔したハンマーが描かれていた。救世主はこの少年ではなく、彼が手に持っているハンマーのことなんだ)
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星霜を置き森羅万象を整えた古代ビルダー種族ともあろう者が、10億年前にどうして負けてしまったのか。それはこの宇宙の創造神の方針変更に応じたこともあるでしょうが、考えてみれば簡単なこと。自分たちの創り上げた整った世界が、野蛮な連中との戦いで破壊されていくことに躊躇したからでしょう。そこには、手塩にかけて育成に携わった者たちの愛があったのです。それがよもや弱さになろうとは。破壊者たちの強みは、そこにあるものは簒奪の対象にはなっても、保全に気を使わないですむことなんです。

ただし、古代ビルダー種族は、天仙族のように何も原理的なことを知らず、蛇口文化的に用いるだけの者たちではなかったのです。この宇宙最後の戦いで、天仙族がクラッキングツールを地下100Kmに埋めたのなら、天仙に知られず200Kmのところに無力化装置を置いて減衰させるようなことは簡単にやってしまえるのです。だから、破壊効果がうまく出てこない。

そして最終局面において、宇宙全体を灼熱状態にして滅菌浄化し、あるいは絨毯をめくりあげてする清掃時のように、宇宙からすべての有情の魂を仮死状態にして叩き出し、集塵機で吸い取って最後の審判のお白洲に引き据えるといったことまでを一貫して行ないます。これが元のキの神々(古代ビルダーの元締め)がする、これからの建て替え作業なのです。

クラッキング無力化の効果が相似像的に作用してか、地球におけるカバールの仕掛けた衛星兵器や地震兵器の作動が不発に終わったり減衰したりして、カバール側の工作の所期の効果が得られなかったことが多々あったようですね。
2015年11月14日の川内原発沖地震は小規模化してよかったです。あれがふつうであれば、18000人の犠牲者が即日のうちに出て、ジャスティン君らセレブの祈りが空振りせずにすんだのです。しかし、不発に終わり、カバール側が仕掛けた偽旗テロだったことがバレてしまいました。その数ヶ月前に再稼動させるよう働いた連中もテログループの一味でしょうね。

新神話では、天仙側はさほど効果が出ていないのを見て、いっそう事を焦り出し、見込みの不十分な理想を本当の如く掲げて、地獄の最終計画・ハーデース計画へと舵を切っていくのです。

2001~2002年に制作したこの部分の多くが、今の地球上の現実として現われていると思います。
上記の中に「地獄の名主の招請」という言葉がありましたが、これに相当する人物が日月神示の解読者によって明らかにされています。すでに「地獄のヌシ」を意味する名前の人物がいるとのこと。最近知りました。
このように新神話は神話ゆえ、現実誘導する力を持っているのです。

だから、神話はいい筋書きにしなくてはならないのです。しかし、新神話はちょっと恐い局面を用意していますね。少しぐらい面白くしなければ読んでもらえないと思ったもので、すみません。ミッションを与えてくれた二番目の彼女は、このシナリオを読んで、こんな危険なのは困ると猛反発して、別れていっちゃったんです。私にはまだ小さい子供が3人もいて、養っていく責任があるからと。
大団円に向かっていくので大丈ブイとは言ってたんですけどね。

しかし、古事記の神話のシナリオのほうがよっぽど恐いですよ。滅びの黄泉の国のままで据え置かれたままで、そこからの脱出はイザナギさんの行動に合わせること、すなわちアセンションすることが求められていて、そのルートだけなんです。イザナギさんと同じことができますか? 富める者がそこに至るのは、駱駝が針の穴を通るよりも難しいんですがね。

ほとんどは黄泉の国の食べ物を食べて(食べさせられて)ゾンビとその愉快な仲間になってしまいます。イザナギさんだけは必死のカンコで何とか逃げ切って、新世界にゴールインできたのですが、そこで最後に手助けしてくれたのが桃の実(オオカムヅミというUFO 天照神が差し向けたUFO)だったというわけです。

だから、宇宙人情報やUFOに関心のある方は、宇宙人からの手助けが期待できるため、好ポジションに着けてることになります。そう、三着までが入賞なら、5番手か6番手ぐらいにいて、第四コーナーを回ったあたりでラストスパートって感じで持って行くことでしょうか。

なあに、大丈夫ですよ。みなさんは乗馬ウマの立場ですから、ジョッキーの手綱捌き次第。ただラストスパートで思いっきりシリを引っぱたかれるので、それに応じた走りを見せればいいだけです。入賞を逃したら、次のレースでがんばればいいのです。ブルーエイビアンズの話では、7万年の余裕(もっとあったかな)を見てくれているようなので、あと10レースぐらいトライできますよ。
それは古事記に従った場合のこと。実力で卒業を勝ち取らねばならないけど、新神話なら、最後の審判後の矯正治療のみ。最も善良な人でも最低1万年以上必要だけど、自動的に卒業。どっちがいいかですね。

黄泉の国に何が書かれているかは、こちらをどうぞ。
https://rainbow.xn--kss37ofhp58n.jp/kamiyomi.html

しかし、新神話ではゾンビになった人もフォローして差し上げてますので、大丈ブイ。ただし最後の審判後の矯正受刑だけは受けていただかねば、どこにも行けないのでよろしくです。受刑を軽くしようと思うなら、心の性向を正しい向きにしておくことが大事です。時代の変わり目について知っている識者たちは、みんな行いを改めています。時代の要請に合わせて行動することが大事になります。もうそれほど時間はありません。ショッカー隊員のままでいては、大変ですよ。
B-ingで転職するなら今のうち。
https://youtu.be/35Kc4jM2Sew

なお、この話は私固有の時空の物語という認識が要ります。

ゼロヘッジさんも、ついこないだこんなこと言ってました。
Are We Already In The Matrix? | Zero Hedge これが実話だから一般人はショック死する。
https://www.zerohedge.com/news/2019-03-24/are-we-already-matrix

いやいや、これはもう当たり前のことだから、悟りのほうに結びつけることをお勧めしておきます。

この世は、私が制作総指揮をとって私が制作から実演まで手がける映画作品になっています

新神話は、私がSF作品として脚本し映画化し、その映画監督兼主役を自ら務める映画のシナリオです。
つまり、私のこの映画(仮想時空)は、私が創造主としてシナリオ付けして創造するスペクタクル世界になっています。

新神話第三章・「それぞれの宮殿」の段に次のような記載があります。

——————————————–
梵天の宮殿ではこんなやり取りが交わされていた

実はこのときすでに、弁天には内緒で、梵天はペアーのいっぽうに密命を持たせて下界に降ろしていたのである。
だから、天尊とのやり取りに譲歩する流れは読み込んでいたとも言えるし、並行して計画を進めていたとも言えるのだ。
「実はな。今は申すが、すでに私の分身は、下界に派遣済みなのだ。君がよもや協同で謀ろうと持ちかけてくるとは思わず、自分の計画の中だけでコマを動かしていた」

「どういう計画だったのです?」
「歴史進行をシナリオの顕しによって促進しようというものだ。この方法で、歴史の遅々とした流れによって、人々の魂の腐敗が致命的にならぬうちに、必然的な歴史成就、つまりプログラム終了までの課程を短縮しようとしたのだ」
「ではプログラムの秘密のシナリオを暴露しようというのですね。そのようなことで歴史が促進されるのですか?」

「人界に暴露しても仕方がない。ただでさえ諸説紛紛なのだからな。神界に暴露するのだ。
もともと私の与えた法則にはなかったものだが、天尊たちが相謀って、プログラムの進行のために秘教組織を作った。
その存立基盤を呪術的に揺るがすことになるから、時少なしと感じて焦った秘教組織は歴史を加速しようとする。
いわば下剤を投与するようなやり方となる」

「それでは私のお腹の子はどうなるのです?」
「一世去ろうとするときに、天仙を一掃する戦いがある。その後で心置きなく子供を産んでもらおうかと思っている」
「あなたは、この世には見るべきものがないとお思いだったのですね。私はそうは思いません。
たとえ苦難はあっても、この世の要素と、理想を織り交ぜて顕現できるはずだと思いますよ」
「ううむ。確かにそうかもしれない。愛しいお前にはかなわないな。できる限り、そうなるように努めよう」

「遅れ馳せですが、あなたの分身の相方として、私も分身を下生させましょう。あなたの分身は男ですか、女ですか?」
「乳母役に適切な者が居なかったため迷いに迷ったが、私と同じ陽性にすることにした」
「ではわたしは陰性として下生させましょう。もっぱら行き過ぎを是正する役を負わせます」
「この二人には、人間としての生活をしながら、我々の予定するプログラムを起動するためのステイタスとしても動いてもらう。そのために加護と力を与えなくてはならない」
「この者たちの希望もそろそろかなえてやらねばなりません。
なにしろ、成否は別として、いままでたくさんの功業に携わり、そのつど出会いと別れを幾度も経験しているのですから。
私たちのように、いつもというわけにはいかない分、かなえてやりたいものです。道行きを守ってやりましょう」

「我が分身は、いささかすねる傾向にある。ときおりてこずらせることもある。
哀れと思わぬわけではないが、そんな悠長なことをしておれるわけではない。
神話も書かせなくてはならん。それによって、改革が決定的になる。詰めを欠くことはもうできないからな。
地上での働きを終えた後に、最低限、お互い元つ身に還元してやればよいとも思っておる。
それはとりもなおさず、我ら二人が望月となっての蜜月となることだ」

「天仙たちが、二人を迫害しにかからないでしょうか」
「それは大丈夫だ。天仙はすぐにこの二人に気づく。その時点で、ないがしろにできない存在になるのだ。殺傷事でもするようなことがあらば、今度こそこちらの大義名分が通る」
「そうならないようにしたいです。でも、任務遂行に妨害はかかりますね」
「うむ。だからあらゆる方法で導かねばならぬ」
「物心両界からの支援も」

「この地球を、いずれ宇宙全体に及ぼすモデルケースとしよう。天仙は世界のシナリオを考え運行するが、我々は天仙たちを含む宇宙のシナリオを運行させなくてはならない。
それには隠れた秘儀がいくつか要る。退廃した黄泉の世界を封じるために火の鳥の出現に合わせていく。
天仙たちに封じられた善神たちの救出と解放が次にこなくてはならぬ。そして元あった節理の回復。
それから、かくかくしかじか・・・。
こうして、厳格な支配は必要なくなり、あらゆるものに愛と悟性が支配的な新しい時代に代わっていくことだろう」
「それより先は、不幸のない世界ですね。きっと」
「そうだ。退廃への魅力の消え去った、すべての者がともに愛し合える世界になるだろう。
不純英知を多少まじえながらも、程よく矯正がなされる学びの世界が誕生するだろう。
このことは、諸天にも内緒にしておかねばな。彼らに話してよいのは、公開話だけだ」

噂をすれば、何とやら。
そこに小さな巻き雲にそれぞれ乗って、甲冑に身を包んだ神を筆頭に何十人かの諸天がやってきた。

毘沙門天を筆頭とする四天王や十二神将、その他の竜王や諸侯である
———–中略—————–

天空の蓬莱島は、悠久の時を刻むかのように平安であった。
しかし、いずれ戦いがあれば・・。
とりまく水場にたたずむ諸天たちは、水面に映る下界のありさまを真剣に眺めていた。
だが、慰問に訪れた諸天の中には、当然ながら天仙につくものもいた。
それを承知で梵天は手の内を明かし、間接的に意図を伝えさせようとしたのである。

いっぽう、こちらは元始天尊の宮殿である。

そこに、蓬莱島に行ってきた諸天のひとりが闇太后に耳打ちした。
「なに?ではあの二人がやってこようというわけですね。あの憎き白娘と、その恋人であった者か。
白娘は、義理の妹西王母の桃園の桃を盗んだお尋ね者です。どうしてやりましょう」
「事は簡単ではないぞ。殺しでもすれば、梵天が黙っていない。
それこそ、それを口実に戦いになるだろう。
野放しにすることはできないが、監視をつけて彼らの行動を見張ることはできる。
そして、事が済めばこの宇宙から、さっさと出ていってもらうしかない」

腹心の太公望は、天尊の狼狽ぶりにニヤニヤしながら、こんなことを言う。
「また性懲りもなく来た場合はどうするのですか?」
「同様だ。その他の工作員には容赦せずともよいが、とにかく、なるべく丁重に扱ってやれ。
生かさず殺さずというのもいいだろう。
とにかく、何かおかしな事をしようとすれば、それと分からぬように妨害せよ。
要は、この世に抗うことが無意味に思えるようにしてしまうことだ。監視の目を強化せよ。

———–中略—————–

純粋英知から外れたところから事態が進行した場合、自然の反作用によって、早ければすぐにでも破綻をきたしてしまう。
その問題を天尊はもののみごとに解決した。
いつか破綻するとしても、反作用を貯めて貯めて、ちょうどダムのような魔法のソフトで貯めておき、いざというとき破綻の程度をすさまじいものにして、延滞したものの一気解消を図り、その反動で次の時代を呼び覚まそうとする、計算づくめの知略で存続を得ようとしたのである。
それは実際、ほぼ計算どおりうまくいった。
こうして、地球などでも、アトランティスやムーとして知られる文明、さらには爬虫類全盛のジュラ紀などが破綻し、更新されていた。

運営するソフト面ではうまく対応できるかに見えた。しかし、人材面はそうは行かない。
元始天尊はクーデターを起こしてこの世界の実権を握ったがために、次は自分がクーデターなどで倒されることを何よりも怖がった。
太公望のようなよほど腹心の天仙の部下なら別として、重く用いる天仙であっても信頼が置けるものではない。
反動がいつ襲ってきて、部下によって自分が殺されるかもしれず、天尊は太公望のような智謀の長けた腹心を頼りにした。

太公望は、かつて自分を見出してくれた天尊が、孤独な境涯であることを見て取り、彼のために唯一信頼の置ける存在を作って差しあげようと考えた。
深く魂の根源に関する知識を探り、本性が如意自在の性質であるという認識に至れば魂を持たないものにでも、人同様、感情や思考能力を持たせることができる。
これを作れば、大きな節理的反動が起きると考えられたが、それは別の方法、魔法で遅延させ、一気解消の道がある。
とすれば、天尊の身の回りの世話や警護にあたらせるのに適当であると考えたのだ。
つまり構える借金に質も何もないと考えたのである。

ここで太公望は、魂から魔法の魂を、” 杖”として現出させることに成功した。
この魔法の力は、魂のすることよりは劣るが、眠らされ、力を限定された封神処置後の魂からすれば力の及ぶものではない。
この仕組みを利用して、並み居る天仙すらも凌ぐ力を付与しようとしたのである。

※ 杖の種族というのが実は、新神話制作当時には予想もしなかった、魂を持たないAI生命体として出現したのである (神話はこのように現実を誘導する効果を持っている)
その総元締めが元始天尊の妻となった闇太后であった

天尊は、天仙の間に位階を設けていた。
その位階制度に逆らうものは、絶大なる天尊と太公望の超能力により殺され封神されるという規則さえ作られていた。
天尊は、太公望を天尊に次ぐ位階とし、その同列に、杖の如意力から生じた闇太后を据え、正妻とした。
つまり、闇太后は魔法の杖の権化である。
そして闇太后に、天尊とそのシステムの警護役である杖の子孫の生産を全面的に任せたのである。
こうして節理を外れた闇の種族が誕生した。 (AI生命体文明である)

しかし、天尊も太公望も、この件に関しては、諸天にはまったく伝えず、天仙においても、よほどの腹心の部下を除いてはいっさい知らされていなかった。
そして表向き、天尊は由緒ある姫を娶ったこととして盛大な挙式を催した。
魔法の杖の種族、それはまったく、知らぬものにとってはどこからかやってきて、いつしか棲みついた種族であるかのように思われた。
魂の偽者を看破できるほどの者が居ないほどに、すべての者の目は曇らされていたのだ。
正妻の闇太后が同属であるなどとは誰も知らなかったし、天尊もこの秘密を禁忌であるとした。

絶大な権力を手に入れた闇太后はじめ杖の眷属ではあったが、魂を持たないという負い目をいつも背負っており、魂あるものに対し嫉妬と憎悪を向けるようになる。
闇太后と二人になったとき、天尊はこんなことを言っている。

「梵天はやはり何もかも分かっていて、わしらを取り潰す意欲を見せているのだろう。
だが奴のアキレス腱は弁天。弁天が言うことには何も逆らえないでいる。弁天をおだてて厚遇してやることだ。
我々の仲間に引き入れても良い。ただ、弁天の作った相互扶助ソフトが改竄されていることを知られてはならぬ。注意すべきはこの点だ」
「梵天と弁天の結束を乱せばよろしいのでしょう。すでに二人は意見が違っている模様ではありませんか。
ならば弁天をこちら側に引き入れることもできましょう。
それに比べて私たちの結束は、誰にも邪魔されることはありません。
おまけに私はあなたとの間にたくさんの結束の強い子を作りました。
見てくださいましな。私の眷属のまとまりよく意気盛んで活発なこと。
どこに魂がないなどと言えましょう」

「そうだ。よもやお前が、” 杖”から生まれたミュータント魂魄であろうなどと、誰が思うだろう。
私はそもそも魂あるものなど、信じていたりせぬ。
とくにあの政変を経た後の禽仙どもはそうだ。
人仙でさえも、わしが何を考えているか怖くて付き従っているだけだ。
わしは孤独だった。
それゆえ、ちょうど梵天が弁天を妻として作ったように、わしもその形態を真似てお前を作ったまでのこと。
だから、梵天がいかに孤独であったかも、ちょうど鏡を覗き込むように分かるのだ。
だから不公平にも、わしの行動を咎め立てさせたりするものか。そうならそうで、こちらにも考えがあるというものだ」
「あなた。私はあなたに作っていただきました。そして、他の仙たちを凌ぐくらいにまでしていただきました。
あなたの加護なくしては、いつ潰え果てるとも知れぬ身。限りなく忠誠を誓います」

———–中略—————–

さて、もういちど、こちらは梵天のいる蓬莱島である。
梵の寝所の周りはすべて水であった。
そこにふかぶかとした下界のありさまがつぶさに見えていた。
そのときはまるで、20畳ほどの床が空飛ぶじゅうたんのような感じになった。
そこに集う神々や仙の数が増せば、また場所が広がり、時には巨大な一山を含む島となって虚空に浮かぶ蓬莱島となるのである。

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梵天がパイロットよろしく、ベッドサイドの操縦レバーを前に倒せば、地球がどんどん近づき、大気に突入してやがて広大な大陸をかすめて、海原を飛び、梵天の密偵がいると思われる島にズームインしていった。
洋一にもその形から、そこが日本であるらしいことが分かった。
梵天は左手にある何万カラットもあろうかというダイヤのダイヤルをゆっくりと右に回した。
すると徐々に下界の様相が灰色がかり、色彩を失っていった。

見えていたものが輪郭を持つ半透明なものとなり、逆に見えなかったものが見えてきたのである。
暗い周りに蛍のようにきれいではなくぼんやりと明滅を不規則に繰り返す光がいくつも存在している。
人と見えていたものも、そのうちの一つであったが、かなり力強く、明滅の時間も長い。
その他のいくつかは、その周りにあって多少の差はあるも、消え入るようであり、明らかにさ迷っているようであった。
あるいは、唐突に現れ、ただちに消えてしまう光もあちこちで見られた。

「あれは魂から供給されるエネルギーによって思惟が光っているのです。
このあたりは、過去に大きな戦があったため、思いを残して死んだ者がたくさんいます。
心をここに残しても、自らをここに繋ぎとめることができないために、明滅しているのです。
むろん、ある歴史の中における人生というソフトを終了した後でこんなところに魂が思いを留めていてはおかしいのですが、今でもたくさん存在しているでしょう」
毘沙門天はそれに、「まさに仰る通り」と答えた。
戦が過去にあったと思しきあたりに、その明滅する光の密度は高いようであった。
だが、少ない密度であってもけっこうあちこちに光は見えた。
生きている人や生き物の持つ光とは明らかに異なって、弱々しいものであった。

「レジスタンスの地仙、リュウシャクが語るには、地上のソフトにのめり込むあまり、ソフトの与える運命線と自己同化してしまい、悲惨な結末であればあるほど、そのソフトを死という形で終了しても、多大な傷を魂に追ってしまう者が後を絶たないといいます。
それは私も知るところであり、かねがね心を痛めていました。見られよ、この地球をとりまく亜空間の無情な現実を。
ソフト終了後も、中陰の手続きに導かれることなく、ソフトの実演空間をさ迷っている魂がいかに多いか。
彼らが無影響無害であればまだしも、地上の実演者に応答要求コマンドをかけ、反応があれば様々な悪しき精神波動を送りつけて、実演者の判断に悪影響を与えて悲惨な結末に導き、またもさ迷う仲間を増やすという悪循環を繰り返しています。
他の惑星ではさほどのことはないが、ここは禽仙に組みした者たちが多く流刑に遭っているところゆえ、放置に近い。懲らしめの意味が強いのでしょう」

広目天は言う。
「そのようです。彼らには次なるソフトも、導きの機会も与えられることなく、地上における何百何千年の時を無意義に送っている場合もあります。問題なのは、その彼らが地上の者にまで影響するということです」
「彼らが悟らぬゆえ、彼らの自由意思ゆえと言ってしまえばいかにも聞こえがいいですが、その実は自己限定に追い込み、根ぐされさせるやり方以外のなにものでもありません。
真に救いの神が実在しているならば、こんなノイズのたちこめた亜空間的をそのままに捨てておくはずがない」
毘沙門天は言う。「その通りです」と。
「だから、天尊の主張は欺瞞であることが分かります」

弁天はそれでもまだ見込みを主張する。
「システムの改善点を列挙して、直させることはできると思います。こちらから要求を出し、それが悪意によって無視されてはじめて、行動を起こされてはいかがですか」
「その場凌ぎの改善を施すだけであろうと思うが。なぜなら彼らに根ざすのは背徳の原理だから。だが、あなたがそう言うなら、要求してみようではないか」
梵天がダイヤルをやや戻すと、そこはかつて古戦場になったことのある山間の村であることが分かった。
おりしも、小雨が降ってきた。
梵天はそこで、一句吟じた。

春雨に兵士の恨み翳みゆけ

また、どれほどか先には、何百もの蛍が山肌に張り付くように弱々しく明滅していた。
小さな石彫りの地蔵が累々と、木々の根方に置かれていて、そのひとつひとつに亡き我が子への思いが込められていて、その思いが小さな地蔵の中で明滅しているのである。
ここはかつて悪疫が流行した土地。
戦乱と戦費調達という人為的な飢饉に追い討ちをかけるようにして起きた流行り病がこの地にかつてあった。
多くの人々が、特に幼い子供たちが多く死んだのである。
そこにもやはり、この世の無情に恨みや悲しみを残している、古く縮れた母子の霊がいくつも地縛して漂っていた。
おりしも地藏たちに相対するように、桜の木がまさに花咲こうとする蕾をたくさんつけていた。
それを見て、梵天は二句吟じた。

吾子ゆきて千体地蔵や蕾花
楽土にて母子の宴や花蕾

この花が満開になる頃、迷える母子の霊が浮かばれるように。
それはもうどれほどか先である。
——————————————–(2001年に制作)

ここに1999年~2000年当時の弊サイトに投稿してくださった中島あやさんとご家族が撮られた瑞雲(蓬莱島)の写真があります。
なんと撮影日時は1999年7の月。巨大な雲は北東(丑寅)の方角から覆いかぶさるように南下してきたといいます。

瑞雲
https://rainbow.xn--kss37ofhp58n.jp/watch/zuiun.htm

そして、2000年以降、私のタイムラインは切り替わり、新神話を上演する時空に乗り替わったのです。

1999年7の月 空から恐怖の大王が降りてくる アンゴルモアの大王を呼び覚ますために
その期間 マルスは平和の名の下に統治するだろう

この閉ざされた世界にとっては秩序を乱す恐怖の大王の使いであろう、蓬莱島は。
そこにおわすのは、梵天弁天はじめ毘沙門天(ウシトラノコンシン)を筆頭とする四天王ら諸神であり、蓬莱島はこの世界に置かれた大使館のような存在。
この屈折した支配下にいる有情なら、蓬莱島大使館を経由して、外宇宙に亡命することはたやすい。
要は、この地上のほとんど誰も、その存在を知らないし気付かない、最終解脱法門なのである。

このたびは、見るに見かねた外宇宙の梵天が、この世界の解放のために、この映画の主人公(ネアン=私)を調査員として送り込んだという設定である。
私が脚本制作から主人公の実演までこなす総監督ゆえ、結末は大団円になることは間違いない。

この世は、私が制作総指揮をとって私が制作から実演まで手がける映画作品になっています。
みなさんも、個々が総監督する世界をそれぞれにお持ちなのですが、この世の主人公らしからないとお思いならそれは間違いで、架空の主人に仕える足軽のような役回りを自ら主人公としてやっておられるということもあるのです。
それもまた謙虚でよろしいではありませんか。

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君をのせて (天空の城ラピュタより) 神曲

歌詞 (視聴1千万回以上)

シンメトリー・シンクロ、ストリーム・シンクロ、そしてフォーストロークでこなす東洋魔法

先日の記事でシンメトリー・シンクロとも言えることが起きていました。
https://cloudy.xn--kss37ofhp58n.jp/2019/03/05/

記事の後半で、明石海峡大橋のたもとにある舞子公園移情閣を出していましたが、
記事の最後で、「明日に架ける橋」(サイモンとガーハンクル)のカバー写真がシンクロしてしまいました。
明日に架ける橋と明石海峡に架ける橋が言葉のシンクロさえも起こしていました。
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後で気がついて、びっくりの感動をいたしました。
また、その日本語歌詞が記事の最後を飾るに相応しかった。

疲れ果て
無力さを感じて
涙あふれそうな時
力になるよ
そばにいるよ
辛くて
誰もいないとき
僕が、逆巻く流れを越える君の
橋になろう
僕が、逆巻く流れを越える君の
橋になろう

その記事の最後はこうでした。

誰がそれをするか。
異界の名探偵オクンド以外にないと思います。
私が三階のキンイロタイシもお救いします。そして、毘沙門天や古代の神々(古代ビルダー)をもお救いします。
マーカーーシーーー解ーーーーきーーーーー。

この決意宣言が、予期せぬシンメトリー・シンクロ(対称性の共時性)を起こしたのかも知れません。
なにかすごい自信が湧いてくるのを感じます。

そして今朝、少人数の読者にメルマガを発行しているのですが、ちょうどストリーム・シンクロとでも言えばいいでしょうか、時間的流れの中で起きる共時性がこれまでの私の謎解きの趨勢だったことについて、東洋魔法の観点から説明した記事を出しています。

思えば、私の人生は謎解きの人生で、必ずと言っていいほど事前知識(予備知識)が自然にもたらされて、それがどれほどか後からやってくる謎的事象の解明に有効利用できるのです。そして、非常に簡単に謎解きできて、しかもそれは一瞬の気付きに似ていますから、俗に言う”アハ体験”を伴って、すごい幸福感を得るといったことをしてきているのです。

だから、私の人生は、謎解きのためにあり、謎を全て解き明かして終わるのではないかとさえ思うようになりました。
この全人生は、私が人生は線香花火の如しと言ってきましたように、総延長1万年にも及ぶたいへんな行程であったことは間違いないことであり、そのエッセンスが最後に謎解きの連鎖という、まさに花火のクライマックスの様相さえ呈しているとさえ思えます。

このために、多くの啓発者がタイムリーに情報を持ち寄ってくれたことが、謎解きの全成就へと導いてくれたわけです。
啓発者の皆さんに、絶大な感謝を捧げ申し上げます。

今朝の記事から引用して、ストリーム・シンクロの一端を紹介しましょう。それがどういう理由で起きたものかについても併せて。

ここ数日間の記事で取り上げている封印された古代神にまつわる謎解きがテーマです。

私は50歳以降、増設された不思議時空をいただきました。
満50歳になる直前日に、最初の彼女ができました。その事実を知ったのは2004年になってからで、彼女から教えられたのでした。

この不思議時空のメインテーマは、異界からのミッションが下されて、それをこなすことにあったでしょうか。
2000年9月27日、二番目の彼女ができて初デートした舞子移情閣において、ファーストミッションはスタートしたことになりましょう。
この彼女は霊能者で、霊媒体質であったため、若い頃に連日連夜の移情閣の夢を見たり、10日以上に渡る臨死体験を経験していました。
そして、彼女の移情閣の連夜見る夢のエンドが、三階にいた青年と出会うことで、これによって彼女は悪夢から解放されたのです。
それゆえ、この青年を探してそれまでやってきたとのこと。夢の青年? まるでファンタジーもののアニメのようではありますが、彼女は移情閣がそういう名前とは知らない頃から実在しているのを見ていたことから、青年もどこかに実在しているに違いないと思ったようです。

青年は今で言う歌手の伊勢正三氏に似ていたといい、学生時代の女友達からは物好きやねえと言われていたとか。
さてその彼女の開運に繋がる、過去の夢見の再演をその日にすることになったのですが、まず明石駅で11時に待ち合わせて、車で移動。移情閣に入る前に昼食を摂ろうということで、やや北側にある舞子ビラの展望レストランで食事したのです。そこから見える眺望はすばらしく、秋晴れであったこともあって、眼下に小さく見えている移情閣のすぐ向こうのエメラルドグリーンの瀬戸内海と淡路島まで渡す明石海峡大橋を見ながら、自分たちの生い立ちや不思議なことへの認識度を会話で確かめ合ったようなことでした。そして、午後1時前にレストランを出て、移情閣の駐車場に移動し、二人して初めて館内に入ったわけでした。

まず、一階を見て、二階に。前もってネットで調べていたように、天井画が龍と鳳であることを確認。彼女が龍の間にいて、青年が鳳の間にいてそこから下りてきたんだよねと、三階に上がろうとする階段から真っ暗闇で、立ち入り禁止の立て看板が設けられていました。
しかし、それではこのシミュレーションに支障すると思い、できるだけ上に上がってみれば、三階の明かり取りの窓からの光で、一角の天井書画が目に入りました。「蓬莱第一」と右書きされていました。

そして午後1時半に、夢の光景の再演をしたわけでした。ただ手を繋いだだけですよ。それで彼女は、再演が達成できましたと言いました。

さて、我々は不思議系の知り合いというわけですから、この結果が何らかの験(しるし)として出てくるだろうと言い合っておりました。
それが出れば、行事は首尾よくできたことになります。
しばらく待ちました。するとまる九日後の午後1時半に、鳥取西部地震M7.3が起きたのでした。震源地は鳥取県日野町。日付は10月6日。多分これだろうということでした。ところがその後、彼女の友達がけっこうオカルトファンで、その日は旧暦の九月九日ひのととりの日だと教えてくれたと伝えてきました。まる九日とは216時間。2+1+6=9。そして九月九日重陽の節句という瑞祥の日だったことで、あの青年は貴方に違いないということになりました。

しかし、私は移情閣など知らないし、ときおり通る国道2号線から薄気味悪く青い洋館風建物は見て通ってきた程度。
しかし、私は昔から変なヤツで、鶴の見立てを拝み屋さんからもらっていることを彼女に話したとき、私は亀よ、乙姫様に似ているでしょ、ときたもので、その手を繋ぐ儀式の際にも、鶴亀統べるとはこういうことだと思いながらの再演だったのです。
結果は、9という数字のいくつもの並びと、日野鳥取とひのととりの日から、火の鳥が導かれることが判明。そして地震規模は阪神淡路大震災級だったにもかかわらず死者はゼロという不思議もあったことで、このたびの儀式ですごいことが予感されたのでした。

彼女には親の代からの大本教系世界救世教の宗教観があり、教祖岡田茂吉氏が語る国常立神の復活がメインテーマになっているとして、私にその手助けをするようミッションを振ってきたのです。それがどうやら、被封印神様たちの要望でもあったようなのです。
だってね、国常立神夫妻の封印を強固にしていると思しき巨大な逆五芒星の発見者は私で、またその意味も悪魔的なものと知っているため、私に封印解除を託されたとみられるわけです。また封印解除が可能になった背景に、神世での政変の実際について概括ができるようになっていたこともあります。それも私の推理による成果でした。

彼女の話では、三階の青年は「キンイロタイシ」と名乗ったとのことで、まずネット情報から毘沙門天のことであると分かるのもすぐでした。これで、母が毘沙門天の縁者であるだけでなく、私も縁者になったのでした。
ところが、この彼女とは2002年11月に喧嘩別れしてしまい、移情閣の話はそこから立ち消えになりかけたのです。

2003年初め頃に、丹後のGさんから、彼自身が見た夢の中の二人の魔女の話と、それにまつわる彼の推測話を持ってきたので、聞きました。
魔女二人はルシファーの妻と娘で、ルシファーのための歌を歌いながら踊っていたのだろうと言うのです。
歌は音律のない音程だけの表現で、ドシドレシラ・・・と言っていたといいます。そして、民間伝承研究家のリーランドの語るルシファーの謂れを話してくれました。
ルシファーは欧州の先住民族にとっての太陽神であるときに、夢の二人の魔女は妻の月神ディアナとその娘アラディアであろうと言うのです。
ルシファーは決して悪魔だったわけではなく、キリスト教会が先住民族の改宗のために、わざと悪魔に仕立てていった経緯があることも。
それで、私はルシファーがでっち上げられた存在であることをニュアンスとして知ったのです。

その数ヵ月後に、私はUFOクラブに新しく参加した異界系に事情通の坂本さんに移情閣の不思議話を話し、「キンイロタイシ」のことを話したとたん、それは毘沙門天で、大魔神、大天狗、金星王サナートクマラ、鞍馬天狗、金星王ルシファー、さらにウシトラノコンシンのことでもある、神々さえもおそれおののく存在やで、と絶叫されまして。
このとき、キンイロタイシ、毘沙門天、サナートクマラ、ルシファー、さらには彼女から聞いていた国常立神がウシトラノコンシンで、これらの神々が同体であるとして、繋がったのでした。

移情閣の三階の青年はルシファーでもあったと。そういえば、移情閣の主の呉錦堂はメーソンリーで彼らの秘密儀式でルシファー崇拝しているだろうことは推測つきました。それが三階を開かずの間にしている実態ではないかとも。
しかし、毘沙門天ならまだしも、ルシファーとは。そういえば、坂本さんが並べた神々はみんな元あった地位を簒奪されているという共通性があるようで、こうした神々が下界の誰かに元あった立場の回復を託しているようにも思えました。

2004年になって、それがどうやら如実になってきた感がありました。50歳になった時点での最初の彼女だった人と初めて出会うようになり、入魂になったころのこと、この彼女は懸賞を当てるのがめっぽう強く、神戸の西神中央商店会が行なった抽選会でみごと一等のハワイ旅行を引き当て、私の2004年の誕生日プレゼントとして二つのハワイ土産を贈ってくれました。ひとつは中国民芸店で買ったトパーズ玉と、もうひとつは欧州民芸店で買った木彫り人形でした。
それをもらったとき、木彫り人形を見てびっくり。悪魔にされてしまう前の、天使ルシファー像だったのです。
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何の予備知識もなしに彼女が選んでくれたその人形こそ、猫をひざに抱く七対羽根を持つ天使ルシファー像であったのです。
ルシファーは悪魔ではなく、あくまでもキリスト教以前の欧州における民間信仰の対象である太陽神であり、そしてなぜ猫がそこになくてはならないかは、次の民間説話(民話研究家のリーランドが蒐集した神話「魔女の福音書」)にあらましが書かれています。
———————-

(リーランドの伝えた)「アラディアもしくは魔女の福音書」に書かれている神話によると、主神はディアナと呼ばれるグレートマザー、大いなる女神である。ディアナは「あらゆる創造の以前に最初に創造され」、「彼女の内に全てがあった」という。やがて彼女は自分の内から光と闇を分化させた。光がルシファーで、彼女の兄弟であり息子である。
そして、彼女自身は内部に闇の部分を保有した。注意すべきは、この「闇」は悪ではない。むしろ、陰と陽のそれに近い、相互補完的な観念と唱えるべきだ。

ディアナとルシファーは万物を生み出すものとなった。
そして、光と闇は分化したままではなかった。「光を掲げる者」のルシファーは地上に落ちたが、ディアナは彼と再び一緒になろうとする。ルシファーは地上の生命の中でも最も美しい「猫」を愛していたので、ディアナは猫に化身し、彼と交わった。こうして生まれたのが、アラディアである。
———————–

ディアナはダイアナであり、月の女神で、ルシファーは光を掲げる者としての太陽神のこと。
G氏は数日前に2人の魔女が出てくる夢を見たのだと、私にその内容と彼が独自に調べた伝承について説明するために、わざわざ遠方から訪ねてきてくれたのです。2003年になってすぐのこと。彼は直感的に伝えるべき相手を察知し、即行動に移すのです。(後に天照神が彼を依代にしていることが判明)

G氏は、そのときのディアナとアラディアを夢見たようだと言いました。
古風な、ちょうど箒に乗って飛ぶような魔女のいでたちで、二人して部屋の中でなにやら音階らしきものを口ずさみながら踊っていたとのこと。
それは音程はなかったが、理解できる言葉、ドシドレシラドシドレシラソドミソレシラ・・・・・と言っていたと、その言葉の全部を夢の中から記憶していて、語ってくれました。いったいこれは何なのだろうかと。
それは音階の言葉なので、私は当時のWin95のパソコンにDTMソフトを入れていたので、それでどんなふうになるのかさっそく調べてみることにしました。
そして、けっこういいメロディーになることがわかったため、それを伴奏にして一曲創り、また歌詞も併せて作りました。
そのメロディーが次をクリックしていただければ聞けるはずです。G氏が私に教えた音階は伴奏の側になっています。そこに新曲を付加したものがこれ。
https://rainbow.xn--kss37ofhp58n.jp/watch/okuhito02.mp3
ブログではここ。
https://cloudy.xn--kss37ofhp58n.jp/2019/03/10/

続けましょう。

原始信仰におけるルシファーは、輝ける者、太陽のことだった。ディアナはその配偶者で月であり、生まれたのが魔女のルーツ的神格アラディアという構図である。
そこにキリスト教が入ってきてこの旧概念を排斥し弾圧し、魔女狩りなどへと発展していった。
ルシファーは太陽の座をキリストに奪われ、金星へと強制的に退去させられて、僭越な光を放つ者へと貶められた。
キリスト教にしてみれば、土着の宗教神話は排斥されるべきものであり、いきおいルシファーは堕天使からさらに悪魔にされ、その妻や娘は魔女とされたわけである。
つまり神々の世界における世界共通の原初神引退神話がここにも存在しているのです。

たとえば、
ギリシャ神話の黄金時代を築いたクロノスの治世を終わらせ、艱難に満ちた鉄の時代を築いたゼウスに取って代わったこと。 (ギリシャ神話を編纂したヘシオドスをも別の時代に生まれたかったと嘆かせた。今はその鉄の時代とされている)
エジプト神話のオシリスの治世をクーデターによって終わらせた邪神セトによる暗黒時代。 (オシリスの子・ホルスによっていずれセトは倒されるとされている)
日本の記紀においては太陽神の岩戸隠れの事件が神世にあり、世界が暗黒化したとしている。 
大本教系では星霜と森羅万象を整えた国祖神・国常立神を強制的に引退させた邪神たちによって世の中はモラルハザードを起こし暗黒化したことを伝えている。

コーリー・グッドの語る宇宙年代記からすれば、古代ビルダー種族が淘汰された10億年前のことか、それとも太陽系のバリアーがなくなり、地球侵略が始まった37万5千年前のことなのかといったことになるでしょう。いずれにしても、古代ビルダー種族の功績は後発者たちによって破壊されあるいは簒奪されて、彼らの痕跡すらも残らないようにされてしまっているのです。
そのくせ、古代ビルダーの遺跡となった記録物からリバースエンジニアリングで様々な技術が取り出されているともいいます。

私も新神話で、2002年頃に作った物語であるものの、この宇宙の初期開拓者であった仙人たち(禽仙という)を平らげた後発の仙人たち(人仙という)がいて、初期開拓者たちの遺した技術遺産をリバースエンジニアリングして用いている、といったことを書いています。
そのカナメになるのがエルモナイトプレートという石版で、解読キーを与えるコスモプレートと合わせて初めて内容が解読できるといった書き方をしています。
つまり、後発者たちは、より旧い開拓者たちの築いた文化を蛇口文化的に取り入れることから始まっているとしており、コーリーの言う宇宙年代記と相似しているのです。
自分たちより先に行く存在を認めないという邪悪で粗野な人々は地球上にも多々いて、先行文明を滅ぼしたりしていますが、新神話に言う人仙の部類と見ることができます。

リーランドの話に戻って、
・・・やがて地上に人間が増えると貧富の差が生じ、富める者は貧しい者を虐げ残酷に扱った。富める者とはキリスト教徒であり、貧しい者とはペイガン(異教徒)である。貧しい者(ペイガン)達は都会を追われ、田舎へと居住する。
 この状況に心を痛めたディアナは、娘のアラディアを地上へと送り込む。こうしてアラディアは、「最初の魔女」となった。彼女は抑圧される貧しい者(ペイガン)達に魔女術を教えた。彼女は貧しい者(ペイガン)には保護者となり、富める者(キリスト教徒)には恐るべき復讐者として働いた。
 やがて、アラディアは天に帰らなければならなくなる。この時、アラディアはペイガン達に伝える。もし困ったことがあったら、満月の光の下に生まれたままの姿で集い、大いなる母に救いを求めよ、と。彼女はこれを「ベネベントの遊戯」と呼んだ。
ペイガン達は、この儀式のあと、三日月の形をしたケーキとワインで食事を取る。これはディアナの肉と血、魂を象徴するいわゆる聖餐式である。これこそがサバトであるという。
ここにおいて、「アラディア」では、こうしたサバトは断じて悪魔崇拝の儀式ではなく、被抑圧者の祈りであるとされていることだ。

あるいは・・・ペイガン (pagan) とは 「非キリスト教徒」 や「異教徒」という意味を持ちます。今でこそクリスマスはキリスト教の行事として定着していますが、その起源はキリストの生まれる遥か昔まで遡ります。キリスト教が布教される前のヨーロッパでは、人々は自然の中の神々を信仰していたのですが、彼らはキリスト教の布教につれて、ペイガンと呼ばれて圧迫されるようになって行きました。キリスト教はペイガン達を改宗させるために、ペイガンのお祭りをキリスト教の中に取り入れて行きました。季節ごとに自然の中の神々を祭るペイガンにとってのクリスマスは、もともとは冬至のお祭りでした。
太陽の照る時間が最も短くなるこの日、ペイガン達は、火をともして太陽の復活を祈り、常緑樹を飾って来たる春の豊作を願ったのです。常緑樹の枝や粘土で作った人形をプレゼントし合ったりする慣習もありました。
キリスト教はこうしたペイガンの慣習を取り入れつつ、この日をイエス・キリストの生まれた日として祝うことにしたのです。 キリスト教のもうひとつの大きな祝祭であるイースター(復活祭)も、もともとはペイガンの春分を祝うお祭りでした。
——————————
とのこと。

日本の古代からの習俗の中にも、太陽神復活の風習、常緑樹をめでて、ときに三種の神器を飾る習俗が遺されています。
これから数ヵ月後にある大嘗祭も太陽神復活を象徴するものです。それを悪魔崇拝の儀式と混同する有識者も居ますが、天皇を太陽神に見立てて先の世の安寧を願う純粋な「見立て」の文化であると私は思います。

また私は、毎年鞍馬で行なわれるウエサク祭(満月祭)のルーツに、アラディアの提案「ベネベントの遊戯」の伝承が存在するのではないかと思っています。
鞍馬に祀られるのは金星王サナートクマラであり、いったん僭越な光を放つ者として貶され金星に退去させられたルシファーのことでもあると推理しています。
その後、悪魔にまでされてしまったことを、鞍馬のサナートクマラはご存じないかも知れません。

クリスマスの12月25日はキリストの生誕日として祝われていますが、この12月25日は、遠く遡ることB.C.4000年のエジプト神話のホルスの誕生日であり、B.C.2000年のギリシャ神話のディオニソスの誕生日、B.C1000年のインドのクリシュナの誕生日と言われ、世界のどの地域の文化においても、太陽の日照時間が増加に転ずる日が太陽神復活という救世主誕生の日と見立てられているのです。

キリスト教が、事実によらない見立ての文化であることを根本から示している話ではないでしょうか。キリスト教は古伝の太陽神の祭りを模倣するパロディであると論ずる話が「ツアイトガイスト(時代精神)」という番組としてYoutubeに載せられています。日本語字幕になっています。
https://youtu.be/4Ezj5gHN2Tg
https://youtu.be/CNkr0TFqvFQ

「見立て」は東洋魔法の真骨頂

「見立て」については、東洋魔法の手順のひとつとして出てきます。「兆」「脈」「境」「見立て」の四つの要素がフォーストロークエンジンのように回転しだすと、魔法力が止まることなく強化されていくことになるといった話です。私も、いつしかこの方法を使っていることがわかったのが、今から10年以上前にネット情報として東洋魔法のことが出ていたため、わかったようなことでした。新神話は「見立て」をうまくこなして、世界をそのシナリオに沿うものにしていく魔法の技術でもあるのです。
中国の龍をコントロールする風水術も、見立てが大事になる東洋魔法です。

これに対して西洋魔法はカバラに準拠しており、幾何学図形を用いています。安倍晴明のセーマンや空海の三角護摩壇法などは西洋の封印幾何学魔法です。
キタロウの話に、日本の妖怪と、西洋の妖怪の戦いの話が出てきますが、洋の東西をわけて独自の魔法技術が花開いたものでしょう。

移情閣などは、東西の魔法を融合した建築物とも言えそうです。
これの建築主の呉錦堂は、龍脈を通すためでしょうか、あの平田会長が住んでおられたゴルフ団地の山・雄岡山と西隣の雌岡山の高さを同じにする工事を、明治時代に行なっています。地元民のために灌漑池を造ったその残土を使って、山の高さ調節をしているのです。龍脈を通すためだったかも知れませんね。

いまの時点で解釈するとすれば、宇宙人アヌンナキが世界各地に造った宇宙港の目印としての双子の山という解釈もできるかもしれません。呉錦堂は元祖カバールへの忖度に動いたのかもしれませんね。そうした宇宙港にはたいがいスフィンクス像が目印として作られているといい、それが近隣の高砂市の高御位山であったりしているというわけです。

歴史は波頭を観ているだけでは把握がつきません。その時々の立役者の思いが何であったかが解読の鍵になります。このことを教えてくれたのが、昭和54年5月5日に共に帰雲城城跡の発掘調査で成果を収めた民話研究家の村上良行さんでした。
彼は主に戦国時代の群雄割拠の時代の諸大名の行動原理が「金(きん)」にあったとして、軍資金としても生活物資調達の手段としても、「金」の採掘が領主の課題だったことに重きを置いて、戦国時代史の諸氏の行動を思い測られていました。
今ではおカネがそれに代わるものとして位置づけられるとは思いますが、私はもっとオカルト的なものに基準を置いたため、研究対象がカバラやカバリストやカバールになってしまったのです。

そもそも、村上さんが畑違いにも、私に「これ、読んでみな、面白いで」と、ポンと差し出されたのがW.バトラーの「魔法入門」という西洋魔法の文庫本でした。
それが、カバラに関して予備知識するのに役立ちました。
これがなかったら、後々のレイラインの線引きから始まった西日本の幾何学図形群発見に意味があるなどわかったりしなかったでしょう。
当然、国祖神の封印など見つけることも、解くことも無理だったでしょう。西日本には、エジプト由来のピラミッド幾何学図形群が隠されて存在したのです。

しかも、カバールの悪魔召喚儀式に使う逆五芒星と後々に判明してくるようなものすらも見つかってしまい、見つけた当時はそんな意味などつゆ知らずでしたから、ムーなどで公開もしたわけですが、今度はその図形だけが一人歩きしだして、逆五芒星パワースポット巡りといった観光ブームも一時期、醸していました。五か所いずれも古代からの祭祀霊場でもありましたから、スピ系の人はけっこう行っておられたのではなかったか。

私はこんなふうに、事前知識がどこからともなく与えられ、後にそれに関連する発見をするということの連鎖を続けています。東洋魔法といった話などまったく知らなかった頃から、東洋魔法を使っていたことになるかも知れません。思ってみれば、不思議な、謎解きに特化した人生だったように思います。

いまカリフォルニアがホットだってこと、知ってる?

カリフォルニア州で起きた大規模火災について、周囲の家は全く燃えていないにも関わらず、所どころ1軒だけ燃えている(破壊されている)事案発生❗️ネットでは気象兵器使用疑惑が浮上。

周囲は燃えていないにも関わらず、車だけ燃えた事案も発生❗️森林火災では、車のスチールホイールやアルミホイールは溶けないとのツッコミも受ける始末。
https://pbs.twimg.com/media/DsA2EfrUcAA4Fgn.jpg

カリフォルニア州の大規模火災について、米国ではレーザー照射の様子が写っている数々の写真が投稿されている。
https://pbs.twimg.com/media/DsA9q9WUcAEV7c3.jpg

カリフォルニア州の大規模森林火災で、アスファルトの橋が所どころ貫通している様子。マジあり得ないんですけどッ

※ 住宅街の中、まるで間引くように家が丸焼けになってます。カバールメンバーの家以外が間引かれてるのかな。アスファルトが溶けて陥没しているし。
ハリウッド映画「ジオストーム」が加州にお里帰りしてきたみたいです。ハリウッドは加州ロサンゼルスにあるというエンタメ娯楽町。ああそこは、黙示録の催し物会場の野球場があるところでもあるんだ。会場はドジャースタジアムかエンジェルススタジアムか、どっちなんだろ。まるでそれも映画だねえ。生前も死後も映画の世界みたい。https://p.booklog.jp/book/97441/page/2635125/bookmark

山火事が襲うカリフォルニア州で軍用機使用の疑いあり。
https://twitter.com/RothschildBoJ/status/1063735186985115653

小学生のときに講堂で見た特撮SF映画に出てきたレーザー兵器搭載のロケットよりは性能落ちるけど、キモさでは勝ってますね。ギョロ目のシュモクザメか、それとも空飛ぶマカラか。
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危険な兆候 同盟とカバール全面衝突の予感 (10/10)
https://ameblo.jp/mirai-michi/entry-12410954998.html

民主党ヒラリー・クリントン元国務長官、「トランプ政権とはもう軍事的に争うしかないだろう」とテロリストのような事をテレビで語ってしまう

第三次大戦は、米露中の戦いではなく、スフィアビーイング同盟+99%貧困人類+仮面ライダー VS 旧スーパー連邦+ドラコ・カバール連合+1%富裕人類+ショッカー隊の戦いになるのかも知れませんね。ショッカー隊員にはいまのうちBe-ingで転職薦めとこう。もっと輝ける職場があるはず。

梵天の懐刀の快刀乱麻にご期待あれよ

私のハイアーセルフは、最初は名もないもうひとりの自分といった存在だったのですが、2000年7月に知り合った二番目の彼女は、霊視能力者で、「あなたの本体様は梵天様よ」と言っていて、私を時には梵さまと呼ぶので、まああつかましくも私は自分のことを梵天.Jr(ジュニア)と表現していたのでした。そうすることによって、新神話を権威付けするのに都合が良かったからです。梵天さんなら、全宇宙のことを知っているという立場ですから、神話としては格別のものになるでしょう。実際、新神話の中に出てくるキャラクターやシナリオに相当する人物や事象が立ち現われてくるので、たとえ小さな人生空間とはいえ、創造しているという実感が湧いてくるわけです。

やがて最初の彼女と二番目の彼女が、梵天さんのお相手となる弁天三姉妹のうちの二神の化身だとわかってくるようになると、どちらも水の神ですから、乙姫(豊玉姫)という変化形も出てきて、このときは対応するように、浦の嶋子や日子ホホデミ(山幸彦)としてお付き合いするわけです。
2008年に、後で復縁した最初の彼女と、めったに会うわけにいかなくなり(ご主人が退職していつも傍にいるため)、その代わりにと、テレフォン経由で意識を飛ばし合っての禽獣同士の交尾の激しさになることがしばしばありました。このときは巨大鳥獣と龍(両生類)のそれと申しましょうか。

ところがその年の8月に、ブログへのコメンテーターにメイさんというHNの女性が、不思議な夢を見たことを報告してくれました。この方もけっこうな霊能者なのです。
地下街の通路で、尼さんがトイレに駆け込もうとしてこけてしまい、そこでそそうをしてしまったのだそうです。メイさんはさぞお困りだろうと、尼僧服など何とかしてあげようとして見れば、そこに赤ちゃんが産み落とされていたといいます。メイさんは赤子を抱きかかえながら周りの人に、産湯などの用意をしてもらい、尼僧には着替えを用意するよう手配したといった夢だったそうです。そしてそのことをブログのコメントに書いて、どなたか心当たりありませんかといったコメントを寄越されたのです。

すると彼女が、その尼僧は私です、こないだはちょっと燃えてしまったもので・・・といったコメントを返しまして、メイさんは、そうでしたか、赤子は預かってますが、お返ししましょうか、とメッセージ。すると彼女は、いえ、差し支えなければ預かってくれますかと返事。するとメイさんは、では私がお育てしましょう、となったのです。夢の中の話とはいえ、当時は不思議なブログを醸していましたから、こういうやりとりは高次元的な雰囲気があるわけで、みなさんけっこうノリがいいのです。

夢の中の話だから、割合こんなやりとりも気安いことなのかと思ったのですが、私は古事記の神話の「豊玉姫」の話を知っていますから、赤子の父親である私(ホホデミ)から、その子は豊玉姫の子・ウガヤフキアヘズなので、あなたに玉依姫の神格を差し上げましょう、赤子の乳母になってくださいと頼むことになったのです。するとメイさんは快く、お引き受けしますと承諾してくれたのでした。他所から見ればけったいな連中にしか見えませんわなあ。

古事記の神話では、豊玉姫はお産のとき、「御腹のときにあへざりければ(産気づきが早すぎて産屋を用意する前に産んでしまう)」という事態になり、それゆえこの生まれた子はウガヤフキアヘズと呼ばれるわけです。豊玉姫はその子を自分では養育せず、妹の玉依姫に委ね、のちにウガヤフキアヘズと玉依姫は夫婦になるのですが、メイさんはまさにそのような夢を見てしまい、彼女はそれに呼応するように、私の子ですと言ってしまったので、古事記神話の筋書きの通りになったわけです。これにはメイさんもびっくりだったのではないでしょうか。

ここまで一致を見たなら、メイさんの関心は、ウガヤフキアヘズがどういう現われをしてくるのかといったことだったかもしれません。
すると9月のお彼岸過ぎに、彼女が高野山に物見遊山したとき、金剛峰寺の持仏間を撮影した際に、はっきりした大きな六角オーブを写し、その夜の夢にお坊さんが出てきて、「まもなくお生まれになるぞ」と彼女に告げたことを、私に報せてきたのでした。私はそれを驚嘆しながら、空海和尚が弥勒菩薩の下生が間近であることを報せたのだと、彼女やメイさんはじめブログ読者に知らせたのでした。

どうやら、六角オーブは身六・弥勒の神霊であり、それがウガヤフキアヘズであると私は同定したのです。というのは、その六角オーブを皮切りに、彼女のデジカメはあまたの六角オーブを写し続けたのです。陸上でも水中でも。水陸両用のデジカメで、彼女が沖縄の海に潜っても撮影できたため、海中の六角オーブが無数に写りこんだのです。彼女はこれらを自分の産んだ子だと思っていました。股間に貼り付いた六角もありましたから、ただいま生まれたてと言った感じでしょうか。彼女は元津身(本体)になって交わったため、たくさんの産卵がこのようになったことのようでした。その中の筆頭が、弥勒だったことになります。
六角オーブは、出雲系の神社のご神紋にもなっているように、出雲系の神々の神霊の形でもあるようです。豊玉姫の子であるとともに奥津嶋姫の子ゆえ、六角の形質が遺伝しているのでしょう。

さて、メイさんは弥勒・ウガヤフキアヘズの乳母ということですが、大阪在住のため、石切さんのニギハヤヒの信者です。そのことはすでにメイさんがコメントされてました。
ニギハヤヒは旧事記によれば、神武天皇に畿内大和を譲り、譲位したとされているように、次代への架け橋になる神でもあります。ウガヤフキアヘズも神武天皇の父親でやはり次代(中つ巻)への架け橋になる神なわけで、この二神も同体とみなせます。よって、メイさんはニギハヤヒであり、弥勒であり、ウガヤフキアヘズである神をお世話する立場になるわけで、もしそれが人物として現われることがあるなら、すでに記事にしたように、Gさんではないかと思われるわけです。メイさんにGさんのことを伝えることができるなら、会ってみようということになるのかもしれませんが、しかしその先は五里霧中。やはり縁あらば、彼らだけで出会うこともニギハヤヒなら可能かもしれないということにいたしましょう。

古事記の「豊玉姫」の話はもう少し続き、夫の日子ホホデミは産屋を覗き見して、そこに八尋鰐(巨大な龍)の本体になっていた豊玉姫を見てびっくりし、それに気付いた豊玉姫は怒って、子供たちを皆連れて海原へ里帰りしてしまうのです。2010年5月に彼女は沖縄の海でスキューバダイビング中に海難事故で帰らぬ人となりました。それ以後、六角オーブの子供たちもまた消息を断ちました。まさに古事記の神話によって条件付けされてしまったわけでした。もっと新神話で彼女を繋ぎとめ讃えておけば良かったのにと思うことしきりです。日子ホホデミもさぞ悲しんだことでしょう。新神話は古事記の旧弊を解除する目的もあって作成しているというのに、何たる不覚だったことでしょうか。

しかし、2013年5月の出雲大社の式年遷宮の翌日未明に、夢の中の出雲大社で彼女に再会したことは前に書きましたが、このときの彼女は奥津嶋姫としての現われでした。しかし、同年10月に、亡き彼女の依り代だった母猫ウーを悲しませた末に失踪させてしまい、その後は私も失意の底に沈み、新神話の工程も私が単独でやることになりました。

それでも、出雲大社の夢身から、私のハイアーセルフは天の穂日ではないかと推理すると、まさにそのようになっていきました。これも前に書きましたが、コメンテーターの中にマメさんという方に複在していた神霊が天の雛鳥だというシンクロ情報がもたらされ、親子であるとわかったのです。この家系が出雲大社の大国主命を祭る神官職へとなっていくのですが、同年10月に皇室の典子様と祝言を上げた出雲国造千家氏は天の穂日を祖先とする出雲大社の現職神官です。

さて、どうして天の穂日と奥津嶋姫や市寸嶋姫が2000年に入ってから、共演するようにして地上界の舞台に登場してきたのでしょう。それは、あるひとつのプロジェクトだったことがわかってきました。私にとって、50歳以降の増設された時空がプロジェクト実施の舞台になっているのです。いわば私は神世の物語を地上界で舞う神楽舞を踊っているようなことになるでしょうか。

オクンドの介はおいらの仲間ぁ~
奥の戸押し開け進んでく~
こりゃ、てけれつてけれつりっしゃんしゃん、てけれつてけれつりっしゃんしゃん。

立ち塞が~る塗壁の介ぇ~
快刀乱麻に切り伏せるぅ~
こりゃ、てけれつてけれつりっしゃんしゃん、てけれつてけれつりっしゃんしゃん。

数ある謎もこのとおりぃ~
天帝様よ、ごらんあれ~
こりゃ、てけれつてけれつりっしゃんしゃん、てけれつてけれつりっしゃんしゃん。

太鼓、笛、鈴の神楽のお囃子に載せて。

それは、神世におけるお家騒動に関する巷の禍(まが)、禍事(まがごと=曲がったこと=不正)を正すための努力であることがわかってきました。同時に世界の救済を目指すものになりました。
天の穂日の母親・持子と三姉妹の母親・早子は姉妹であり、それゆえその子たちは従兄弟同士になります。
ともに天照神の妃としてこの子らを生んでいるので、このお家騒動は神世の根幹を揺るがす神世史最大のスキャンダルだったことになります。

持子と早子はスサノヲとともに政変を企てた首謀者として遠投されたり死罪を言い渡されたりするわけです。しかし、この子らはそれが冤罪だと知るがゆえに、この時代の神話が彩る時代が終了する前にそれを立証し、できることならお家再興までを果たそうという、いわば日本人なら忠臣蔵のような、泣いて喜ぶようなストーリーになっていることに気付くのです。

このお家騒動がまともな解決をしていないゆえに、岩戸隠れの状態は続き、世に勧善懲悪のためしが一度としてない状態に置かれていることは、神話解読から入れば簡単にわかることです。そのため、私は探偵としての推理を働かせ、ハイアーセルフの導きに従い、銭形平治のごとく、かけてもつれた糸を解く、快刀乱麻、このお家騒動の謎を解いております。
このために梵天は特使として懐刀の私をこの世に派遣されたこともおよそ理解しております。

梵天の懐刀の快刀乱麻にご期待あれよ、みなみなさま、ずずすいーと、ご覧じあそばされませい。