美しき緑の星カムバック そしてオクンド歳時記5月15日の今日とは

あの発禁扱いにされた名作映画「美しき緑の星」のDVDが発売になります
https://golden-tamatama.com/blog-entry-movie-dvd-green-beautiful-planet.html

美しき緑の星 予約販売。
6月10日~中旬までの発送予定ですとのことです。
同ページからお申し込みください。

すでにYoutubeなどで何度もアップされていたものが削除されまくっていたとか。
いまならニコニコ動画で配信されています。
これもいつまでアップされているやらわかりません。

無料でご覧になりたければ、こちら(日本語字幕)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm32424142
ニコニコ動画の特質として、視聴者のコメントが字幕として流れますが、
さすが視聴者のレベルが高くて、見苦しいコメントは入っていませんでした。

視聴者も感動して感化されることを「切断」と言ってもいいかも知れません。
この「切断」はエイリアンインタビューにおける旧帝国軍がつくった幻術催眠システムを打ち破る方法かも知れません。
どんどん封印の鎖を「切断」して解放されてください。                                            

オクンド歳時記5月15日の今日とは

「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを」

この歌は古今和歌集の小野小町の歌ですが、私も今朝未明に思慕の念がつのって思い返していたときの夢に、すでになき最愛の人が見えたようです。
実は今日は、この最愛の彼女が亡くなった命日に当たります。ちょうど九年前の2010年5月15日の午前中に、沖縄の海で海難事故に遭い、還らぬ人になりました。

その前日、彼女は沖縄の水族館で自らを写した写真のすぐ上に、彼女の死を間際にしたかのように横たわったオーブ(六角)の写り込んだ写真を、謎解き専科の私への謎掛けの言葉とともに彼女のブログに遺しておりました。
null

彼女が六角形のオーブの写真を撮るようになった皮切りが、2008年9月24日に高野山金剛峰寺持仏間で写した「弥勒」のきれいな六角オーブでした。
そして空海が彼女の夢に出てきて、「(弥勒が)まもなくお生まれになるぞ」と告げたのでした。空海は弥勒下生に合わせてこの世に出てくると伝えられている人物です。
null

その弥勒の魂らしい六角オーブを皮切りに、彼女は1年数ヶ月に渡って六角オーブが1~複数写り込む写真を撮り続けました。
そのオーブの数は無数と言ってもいいでしょう。彼女は、それらすべて、彼女自身の子供たちだと信じていました。
なぜこんなに多くの子供が? それは彼女が海神(水の神)の龍神の化身で、神霊的には両生類だったからです。
父親は? 私なんですけどね。
彼女を日本神話の豊玉姫としたときの、私が日子ホホデミ(山幸彦)という取り合わせで、意識の上で交歓を果たして、思い余って彼女の両方の卵巣にまで精子をば。
(御伽草子で言えば、竜宮の乙姫と浦の嶋子(浦島太郎)というバージョンになります)

彼女は本体でそれを受けてしまったのです。
ホホデミは親父のニニギほど偏狭ではありませんから、子供が国津神だからと言って憤ったりしません。
ホホデミにとってはみんな可愛い子供たちです。
それを日本神話のシナリオに従うようにして、子供もみんな連れて海原に帰っていってしまうとは・・・嗚呼。
そのように思ったりもしたものでした。

六角という特殊な形のオーブとは、出雲系国津神のご神紋がすべてそうですから、きっと出雲系国津神に連なる子達でしょう。
そもそも、奥津嶋姫は出雲・大国主命の奥様で、彼女は2009年になってから、また何を思ったか、出雲地方の神社めぐりをしているのです。
まだその頃には、私はホツマツタエに、このお二方が夫婦であられることが書かれているとは知らないときでしたから、高野山に続いてまたどうしてこんな突然思いついたようなことをするんだろうと思っていましたね。
まもなく帰還します、との挨拶めぐりだったかもしれません。このあたりの神々は頭領の大国主命の眷属の神々ばかりですからね。そして、2010年5月に亡くなっているわけです。

そのときの六角オーブは彼女自身の死を目前に控えたときのオーブで、子達の母親のものが六角オーブ写真の有終を飾るものになりました。
六角オーブの最初が子達の筆頭である弥勒の神霊で、出雲系国津神として顕われることを示しており、最後が奥津嶋姫で弥勒の母親でもあるという次第。
ちなみに私が父ですが、何か? (笑)

2013年5月11日未明には、前の記事にしていますように、夢で私は出雲大社社殿の中で起床し、大国主命と奥様(彼女だったのですが)に出会い、出雲大社を概観してきています。
私が出雲大社の神官の祖・天の穂日の役でもあるとすれば、いったいこの神話劇はどうなっているのかと言うよりも、はるかにまとまりのいいものになってくるでしょう。
そして、ホツマツタエこそは、神々の系譜において誤りがない史料かと思った次第。しかし、筋書きのほうは忖度されているか。

そして、今朝の夢に彼女が現われ、意識の交流がなされて今まで気がつかなかったことがわかってきました。
彼女は自身の巫女の役目として、肉体を解放して神世に帰り、事の仔細を伝えてくれたようです。
彼女は当時、新神話上で青龍と玄武の二方位を受け持っており、この二者とも宗像三姉妹のうちの二姉妹がこの世に化身してきていたものでした。
彼女自身は奥津嶋姫の化身で、青龍の方位だけだったところに、2005年に玄武担当の二番目の彼女の神霊が脱魂して加わり、二方位の受け持ちになっていました。
そのためか、ものすごい不思議パワーを発揮してくれました。
この世のことは何も知らなくとも、異界的働きはすごいものでした。

私の朱雀の息子マメ鳥の消息を知り、私に知らせてくれたのも彼女で、調べてみれば、ちょうどマメ鳥の危機状態だったと知り、適切な処置が講じれました。
そのお蔭で、大事な息子と意識の交流が図れました。天の穂日と息子の天の雛鳥(タケヒラトリ)というわけです。

彼女が亡くなった2010年5月15日当日は、こちらの世界では、奈良の飛鳥資料館でキトラ古墳の四神獣が一月間ほどに渡って特別展示される初日でした。
マメ鳥は、我々が新神話上の大事な関係であるとは知らず、特別展示の最終日に飛鳥資料館に見に行ってきたとのことです。

キトラの四神獣特別展示の期間は、私が作っている新神話でもその四方位のメンバーすべてが充足して揃っているという、きわめて珍しい期間だったのです。
よもや揃うまいと思っていた白虎の方位に、2009年11月よもやの白猫としてやってきたスタッフ(フーちゃん)が、まだ7ヶ月の幼猫でしたが、我が家にいました。
彼女も白虎の夢を私が見たことは知っていましたから、神世の使命として、四神獣揃い踏みのステイタスが上がったことを神世に伝える役をして、このときから神世での邪神掃討作戦が開始されたもようです。

2010年10月には白虎のフーちゃんも亡くなり、私もさるタイムラインで死んで神世に赴いたのが2011年3月のことで、このとき邪神掃討がほぼ完了したもようです。
朱雀を受け持つ私のハイアーセルフ(穂日=ホルス)が神世に還ると、ホルスの対偶相であるミカエルになります。
黙示録にいうミカエルがサタンを討ち破り、天上界から追放した神世の事件へと繋がるわけです。

地上界ではあの311事件以来、時空が悪い方に変節したようになったと感じておられる方がたくさんいました。
神界に居場所がなくなったサタン一味が大挙して地上界に天下ったのがこのときだったようです。
このため、地上界は艱難のときを迎えるとされています。
東北大震災のあった三陸地方は古来、ヒダカミと言われ、高天原(神界)を象徴する土地柄で、この震災は神世を揺るがす大事件があったことを象徴しているわけです。

神世に事の仔細を伝えるのは彼女ら巫女の役目。私はその頃すでに、神世の政変の手掛かりを掴んでいましたから、彼女も意趣を掴んでくれていたようです。
何しろ彼女は、2007年1月14日に意識を飛ばして私の夢に雲龍として顕われ、私の胸のど真ん中に飛び込んできて一体化したのですから以来、以心伝心です。

2013年に町の健康診断で撮影した肺のレントゲン写真に、あきらかに動脈瘤のような白い影が写っていたのに、それについて医師は何も指摘せず、肺はきれいですよと言っていたのですから、もしかすると医師には見えておらず、心霊写真のようなものだったとすればどうでしょう。私は彼女の龍体の頭部の骨格が白く写っていたのかも知れないと思ったりします。
彼女は私の胸に一部宿り、私は彼女の子宮に一部宿るといったことをしていまして、それぞれを思い合えるようにしていたのです。まさに妖怪変化といったところかと思いますが。

神世に帰還した彼女らの働きで、神世で事の仔細を知った者たちの手で詮議調査がされて、どうやら神世では司法が動いたようです。
神世での迅速性はすさまじいもので、燎原の火の如く、邪神一味は衆目に晒されることになり、ミカエルの参戦で一挙掃討がなされてしまうことになったもよう。
もしかしたら、プーチン、トランプ、Qアノン、人類、そしてネット社会 VS ドラコ、カバール、ディープステート、マスメディアという地上界の対決構図に似ているかもしれませんね。
地上界でも同じように行けばいいのですが。
そうならなくても、太陽フラッシュ、最後の審判、大建て替えという工程が最後のカバーに取ってありますから、思う存分やったんさいのココロです。

この世は私が制作総指揮する映画作品・・・新神話における最大の危機の局面・天仙のハーデース計画 

梵天軍がまだ総攻撃の局面でないときでも、やはりどんな戦争においても緒戦は様々な工作活動による小競り合いになるように、天仙側との間に戦略的仕掛けの講じ合いがあるわけです。

新神話第六章・天仙の緊急会議(ハーデース計画発令) において、こんなことを書いていました。
https://red-avian.info/n-myth/nmyth12yet2.html#%93V%90%E5%82%CC%8B%D9%8B%7D%89%EF%8Bc_%83n%81%5B%83f%81%5B%83X%8Cv%89%E6%94%AD_%97%DF

>天尊は、各方面へのプロパガンダ策を強化した。
しかし、クロノスのシステムは、大には大、小には小なりに効き目を見せたため、宣伝
に乗せられて魅惑のテーマパークに至った者のうちの多くは、その中で反作用による体
調不良やトラブルに遭遇し、していることの非を悟らされたのであった。
魅惑に後ろ髪引かれながらも、多くの者がそこを後にして再び来ることはなかった。
またファウンデーションの運営者すらも、災難にあうなどして、テーマパーク自体が閉
鎖の憂き目を味わっていった。
そして、梵の全系からすれば、これらの宇宙群は総じて不健全、生命に巣食う癌組織の
ように見なされてしまったのである。
天仙側の魅惑宣伝に対して、梵天側はこれらの壊滅に向けた動きを、免疫強化作戦と言
うようになっていた。
こうして、当初、天仙優位に運んでいたかに見えた宣伝合戦は完全逆転の様相を見せた。
梵天には第五回目の会談からこの方、分割割譲案を梵天に提案してきている。
しかし、構成要員あっての世界を主張する梵天がそれを許すことはない。
杖の眷属による支配世界となれば、一国独立も認められることであろうが、ごく少数で
も魂あるものの取り込みがあるのが許せない梵天である。
それは、天尊をも魂あるものの中に含んでの意味を持っていた。
逆に梵天の側から、たびたび特使が訪れた。このままなら、まだ学問の場として存続が
可能であるから、その天尊の功績を残すことと引き換えに、管理を委任せよとの姿勢で
あった。

それに対して、気分の良くない天尊である。
天尊はまだ、最後のどんでん返しの切り札を隠し持っている。
梵の全系を震撼させる核兵器とも言うべき、クラッキングツールを用意しているのだ。
いぶされて黒光りする節くれだった杖が、闇太后の金庫に何段重ねにも積み上げられて
いた。
そのうちの十数本は、輸送時に発覚するまでに、手分けして東西南北のファウンデーシ
ョンに運び込まれていた。
すでにこれだけでも、十分に梵の全系を破壊できると計算されていた。
ファウンデーション壊滅の折には、ツールを起動させてしまえという命令がいつ出され
てもおかしくはない状況が醸成されつつあった。
天尊はいよいよ最後の砦になった感のあるこの実験炉宇宙の中の、象徴的な戦いの場で
ある地球を、腹心の天仙数十人とともに雲湧く泉を通して見ている。
周囲には、杖の力による激しい波動の防御スクリーンが結界として張り巡らされていて、
梵天さえも知る領域ではないとされていた。
天尊:
「我々の当初の計画では、20地球年の後に、地球の生命系は、功過の負債に耐えきれ
ず滅び去る。
再び清明になった、より過酷な条件下で生命系は動き始め、またも面白おかしい歴史が
縦横無尽にこの地球という籠の中で執り行なわれる。
またも生産された功過が負債の許容量に耐えきれなくなるまで、続々と目新しい展開が
伸長される。
そういう計画であった。考えてみれば、少しも悪くないではないか。なあ、みなのも
の。
どんどんレベルアップしていくゲームに、なじんだ参加者は小躍りして喜ぶことだろう。
喜ぶ者の顔が目に映るというに」
外泰仙:
「梵天は、試練に負けてだめになる者を、よう介護できないもので気にしているのです。
そんな者たちを矯正する施設は地獄だけでなく、いくらでもあるというのに」
天尊:
「だめな者はだめで放逐すれば良いのだ。
試練に負ける者など、梵天に返してやれば良い。ごみはごみ捨て場に行くのがふさわし
いというものだ。
淘汰のうえ強靭な魂を作り、ここに住みここを楽しむ種族を生え抜かせねばならぬ。
梵の全系を遥かに卓越するものばかりの世界にするのだ。俗にいうスパルタ教育という
やつだ。
このために、みなで図ったように、より過激に高度に展開しなくてはならない」

————–中略—————

「七人会議のメンバーには通達したように、我々は純粋英知からは程遠い者となる。
梵の対極に置かれる存在として、限りない永劫をこれから楽しみながら謳歌する種族と
なるのだ。
それが、梵天よりも先にあった如意宝玉の願いである。何も、如意宝玉は梵天の私物で
はない。
宝玉は我々の意志を汲んで新たな魂を生じ、新たな世界を築くことを許してくれている。
どんなことにも寛容に許しを与えるのが宝玉である。
こうあらねばならぬと規定する概念などその中にはない。
誰も裁かず、誰をこうあれと強制することもない。それを真っ先に実現するのが我々で
ある。
対極にある梵天の勢力と戦いやがて拮抗し、さらにいつか全世界を制圧することが我等
の目的であり、真の正義である」
闇太后:
「そのために、梵の全系から分離するに足るだけの背反行為をあえて犯します。貯めて
貯めて、積み立てたその負債をもって、その爆発的反動で分離を果たすのです。
旦那様のリバウンド理論によれば、貯めに貯め切られた反作用は、もはや自浄できずに、
反世界を生む材料となるそうです」
計資仙:
「みなさん、ご安心あれ。その計算もすでにできております。
梵天による妨害さえなければ、我々はブラックホールと化して、ここからおさらばとい
うことになります。
行きつく先は、梵とは対極にある新系宇宙。その場所にて、我々の仲間を増やし、強大
な帝国を築く予定です。
なあに、新宇宙の下地は、我々の思うがまま。如意法力により、下地がすぐに作りあが
ります。
天尊閣下のもとに中央集権体制ができあがることでしょう。今ここにある面々は、最低
限その頂点を極める指導部に属していただきます。
ぜひ全力をもって邁進いたそうではありませんか」
西泰仙が北天仙に耳打ちしている。
「計画は当初、分割的に文明の亡興を宇宙全体で連鎖的に繰り返させるというものであ
った。
それが変わって、宇宙全体の滅亡と再興を一気にやろうということかと思ったが、それ
すらも飛び越して反世界なのか」
「そうだ。梵の全系に対抗する天尊様の全系ができあがるのだ」
「ぞっとするなあ。なんとすごい目論見だ」
「がやがや」

———–中略———-

井堂仙:「ならば、今からハーデース計画を行うということで・・」
外泰仙:「分かりました。では、実施グループの選抜を行います」
天尊:「うむ」

次の週の天仙全体会議には、千数百名の天仙が集まっていた。いつにない強力な結界が
張られたことと、今回の天尊の決定を入場時の司会者からあらかじめ聞き、がやがやと
興奮気味にしゃべりあっている。
「いよいよ地獄の釜の蓋を開くのだな」
「もはや次期計画は、地獄の名主を招請する程度ではなく、宇宙のカオス極大化を賭け
て地獄の獄卒たちをすべて解放してしまおうというわけだ。
そして、世界全体に巻き起こる一気呵成の腐敗堕落により、すべての魂の腐敗を誘い、
それをもとに反作用を一気に許容限度まで蓄積させてしまおうということらしい」
「それはまるで、なみなみとたたえられた汚物溜を実験炉宇宙にぶちまけるようなこと
になるだろうな。
この実験炉宇宙は、手のつけられない状態になるぞ。最後の審判があるとすれば、完全
に系を分離する一大事となるわけだ。
これが人間なら、同じ最後の審判と捉えることであろうが、ちと意味が違う。
老いも若きも、高下貴賎を問わず、よほどこの世を嫌がっていない限り、みんな我らの
支配下に置かれるのだ。
そのとき、わずかな罪を悔やんでも遅いというわけだ」
「獄卒たちの訓練された中には、まだ実験段階の残虐性を持つものが多いと聞くが、ど
んなふうなのか」
「それは目を覆うようなすさまじく凄惨で残虐な奴だ。いろんなものを見てきたわしで
さえも、やめてくれと言いたくなるような奴だ。
だからこそ、今回のカオス極大化には欠かせないのだろう」
「あの臭いのはかなわんが、わしらも魂を糞まみれにして堕落するのかの」
「わしらが歴史の金字塔として建てた記念碑や偶像はもったいない気がするが、みんな
打ち捨てていかねばなるまい」
「まだ我々は、高みの見物であるだけにましだ。しかも指導者であるだけにな」
「そうそう、付き従う人間どもは哀れだのう」

やがて議長が挨拶した。
「ええ、静まって。今回は緊急臨時会議であり、誰も欠席は許されておりません。
もし、この場にいないものあらば、後で報告願います。
さて、すでに噂が伝わっておりますように、ハーデース計画を実施します。
いよいよ、我々の分離独立に向けた運動も、佳境に入るわけです。
今ここで、皆様の士気のほどを確かめておきたく思います。ではみなさん、ご唱和を。
ハーデースプロジェクト、フレー、フレー」
「フレーフレーハーデース、フレーフレーハーデース、ワー」
パチパチパチパチ・・・・。

その間に元始天尊が中央の席についた。
天尊:
「みなの者。我々の主張は梵天によってことごとく退けられた。
それゆえいつ何時外部から破綻させられるやも分からぬ状況にある。
ファウンデーションの多くは壊滅寸前の状況にある。ここを最後の砦とせねばならぬ。
事は急を要することとなった。ハーデース計画を、直ちにこなさねばならない。
それによって新境を切り開く。すでに開いている地獄の釜の蓋は、一層から四層であり、
わずかに開き、抜擢されたものだけを解放してきた経過がある。
だが、それはもはや全開とする。加えて五層、六層を開き、七層を小出しに開けて、少
し長い時を刻ませるようにしたい。
過激に過ぎると、外野が動き出す。それゆえ、究極段階になって一気解放する。
この役目のうち五と六は、張林仙のグループに任せる。七層は、いささか手ごわかろう
から、戎権仙に任せよう」
戎権仙:「しかし、七層の獄卒には力がありますゆえ、わずかに開ける程度で済ますわ
けには参りませんが」
天尊:「努力して出さぬように努めよ。剛力のそなたなればこそと思えばの抜擢だ」
戎権仙:「ははっ」
地球上の歴史を管轄していた錦織の里スペクトラムやロンバス四次元などに所属し、時
空ディストリビューターの任務にあたっていた諸天たちは任を解かれ、替わって引き継
ぎを済ませた天仙たちが時空の管理にあたることとなった。
言霊の海から龍神たちは締め出され、天仙たちがその任についた。このため、慣れない
者たちがする制御は、勢い不安定なものとなった。
とにかく、すでに定まっていたと思われた歴史は、大幅な計画変更の手が加えられたの
である。というより、計画性のない無秩序かつ未踏の時代が来ることになったのだ。

地球神界は杖の眷属のバイオモドキ神がスサノオ不在の中、主神となった。
彼は仏の顔を持ちながら、手足は無数の触手のようで、自在に伸び、血と汗という生け
贄を求めてやまない神であった。
触手に触れられた魂は、縮れ萎えて、魂に発する良心を無くし、悪虐非道の行いをもろ
ともしなくなるのである。
であるにもかかわらず、バイオモドキの触手から毒液をふんだんに浴びて狂人と化した
者は、地上の法の加護により、野放しとなった。
中途半端な中毒者には、逆に狂気に徹底せよとばかり制裁がかかるほどであった。
マスコミやプロパガンダを通じて、大衆の上には毒液が降り注ぐ。
地球上では、理論的であるとか、科学的であるとか、合理的である、法的であるとかに
よって、事の善悪が測られるようになり、民主主義や人権尊重が詠われ、理性が主導的
となった時勢の到来かと見えたが、それを頂点として、命というものが毛ほどの重さも、
拝金主義の台頭の前には感じられなくなっていった。
若は老を虐げ、強は弱を虐げることを厭わなくなっていった。
巷には有毒物質が溢れ、次世代への存続の可能性がもはや断たれようとしていた。
有毒物質の作用でなおも容易に狂い、狂った者ほど巷で大手を奮うようになった。キレ
易いという言葉が、正常人を表す常態語となった。
人間管理のしやすい宇宙文明においては、かつてのナチスやソビエトがそうであったよ
うに、強力な軍事共産体制が敷かれ、個人の自由というものはことごとく消え去った。
それでいて、能力優先主義が先鋭化し、力のないものはいつしか社会から姿を消してい
た。
人々はただ働くためのロボットと化することを余儀なくされていったのである。むろん
抵抗するものは、自殺するに等しく、ひとりでにいなくなっていた。
世界を覆う良識なるものは、不合理な法でしかなかったが、それに口出すものも皆無と
なっていた。
良識で生きる者は、どれほど残されただろう。
良識あるものも、非良識な組織下では、生き延びるために、それなりにふるまうことを
余儀なくされてしまったのである。
彼らはいずれ、闇の帝国の構成員となる手はずであった。
まずは前哨戦。いずれなる構成員たちを魂レベルで悲惨の坩堝に落とし込み、反作用を
無尽蔵に生ましめることである。
そのプログラムは、スペクトラムなどの時空ソフトディストリビューターから発信され
つつあった。

火の鳥の動き

その頃、2000年10月に解放されたはずの火の鳥は、片足を地上に残したまま溶け
るように粉末化していた。
天仙の計画が急展開していく中、火の鳥の存在はあまりにも遅々として写った。
それは天仙の観測にかかってはいたが、ちょうど人がUFOを見るように、無力で現実
味を持たぬものとして認識されつつあり、それに比例するかのように、赤橙色の火の粉
となって、地上に、また空中に飛散していったのである。

ある防空関係の天仙が言う。
「案の定、火の鳥は暗闇に弱かったな。活動指針が得られぬ期間が長ければ、やる気を
なくすものだ。
火の鳥の生命反応は乏しくなった。いわば自然界の中に溶け込んだ感じだ。
おそらく、この地球の自然界の滅亡と軌を一にするに違いない。おおかたぼんやりと迷
った鳥族の精霊に変じたのだろう」
宇宙連盟の船舶が地球に立ち寄っても、電磁妨害が軽減していた。
そのため、続々と地球に出没しつつあった。人の目にもときおり捉えられるようになっ
ていた。
依然、八角堂の三階の窓は閉じられたままであった。
———————————

※ 火の鳥は宇宙の黒体輻射の中に微細粉末化してまんべんなく沈潜していました。これも天仙側が最終兵器をあちこちにセットして任意の時点で爆破する工作をしているように、本格戦争になるまでの事前の工作活動として梵天側がそのように仕掛けていたのです。
本格戦争になれば、あっという間に決着がつくものですが、その前に長い両陣営の工作のコマ組み期間があるものです。梵天が櫓囲いにすれば天仙は美濃囲いといったふうにです。そして中原において戦闘が開始され、たちまち勝負がつくといったことですね。

火の鳥沈潜の効果は、天仙側がクラッキングツールや戦闘兵器を使っても、そのエネルギーを吸収して減殺して所期の効果が得られないようにしたり、あるいは反作用で破壊したり無害化したりも。
なぜこんなことができるか。
コーリーが言っていた古代ビルダー種族とは、1964年の未来人エイリアンも言っていたように、無作為無反応のただそこにあるだけの無機質的な物理宇宙というのが本当であるときに、すでにはるか昔から別の宇宙で先鞭をつけて文明を営んでいた梵天が、新規宇宙開拓団(スターシード)を任意の宇宙に派遣して、星霜を整え森羅万象を培って、有情たちを楽しませる目的で作っていたものでした。そのような宇宙の一つがこの宇宙で、宇宙の仕組みを低次元から高次元まで知っていなければできない話なのです。
(私は子供の頃、玩具をたくさん使って、そのような宇宙開発に乗り出す最初の先駆者たちの物語をシミュレーションしていましたから、宇宙はここ以外にも無数にあると言われたって、何の抵抗もないのです)

宇宙に生命を育む仕組みが完成したとき、天仙たちのようにすでに出来上がっていた仕組みを武力で奪い取るヤカラがやってきたのです。なんで突然こんな野蛮な連中がやってきたのか。その答えを「あめなるみち・創造神の独白」で、創造神が言い訳されていました。

宇宙の拡大がストップしてしまった。ストップすると言うことは、それでお終いだとのこと。そこで「敵」を創り「二元性」を持たせるように方針変えしたところ、オーケー王様、おれたちに任せてくれと出発したグループがいた。それが(天仙連中はじめ)君たちだ、と創造神は仰ってるようなわけですが、私は記憶にありません。
(そればかりか、玩具の中にもできの悪いキャラを幾人か設けていたのでしたが、どうやらこの宇宙は体育会系の(脚気診断用の)ハンマーが創ったものではないかと思うようになっていた矢先、偶然にやっぱりそうだったかという動かぬ証拠を見つけてしまいました。(笑) ⇒ デンバー空港地下の壁画に救世主顔したハンマーが描かれていた。救世主はこの少年ではなく、彼が手に持っているハンマーのことなんだ)
null

星霜を置き森羅万象を整えた古代ビルダー種族ともあろう者が、10億年前にどうして負けてしまったのか。それはこの宇宙の創造神の方針変更に応じたこともあるでしょうが、考えてみれば簡単なこと。自分たちの創り上げた整った世界が、野蛮な連中との戦いで破壊されていくことに躊躇したからでしょう。そこには、手塩にかけて育成に携わった者たちの愛があったのです。それがよもや弱さになろうとは。破壊者たちの強みは、そこにあるものは簒奪の対象にはなっても、保全に気を使わないですむことなんです。

ただし、古代ビルダー種族は、天仙族のように何も原理的なことを知らず、蛇口文化的に用いるだけの者たちではなかったのです。この宇宙最後の戦いで、天仙族がクラッキングツールを地下100Kmに埋めたのなら、天仙に知られず200Kmのところに無力化装置を置いて減衰させるようなことは簡単にやってしまえるのです。だから、破壊効果がうまく出てこない。

そして最終局面において、宇宙全体を灼熱状態にして滅菌浄化し、あるいは絨毯をめくりあげてする清掃時のように、宇宙からすべての有情の魂を仮死状態にして叩き出し、集塵機で吸い取って最後の審判のお白洲に引き据えるといったことまでを一貫して行ないます。これが元のキの神々(古代ビルダーの元締め)がする、これからの建て替え作業なのです。

クラッキング無力化の効果が相似像的に作用してか、地球におけるカバールの仕掛けた衛星兵器や地震兵器の作動が不発に終わったり減衰したりして、カバール側の工作の所期の効果が得られなかったことが多々あったようですね。
2015年11月14日の川内原発沖地震は小規模化してよかったです。あれがふつうであれば、18000人の犠牲者が即日のうちに出て、ジャスティン君らセレブの祈りが空振りせずにすんだのです。しかし、不発に終わり、カバール側が仕掛けた偽旗テロだったことがバレてしまいました。その数ヶ月前に再稼動させるよう働いた連中もテログループの一味でしょうね。

新神話では、天仙側はさほど効果が出ていないのを見て、いっそう事を焦り出し、見込みの不十分な理想を本当の如く掲げて、地獄の最終計画・ハーデース計画へと舵を切っていくのです。

2001~2002年に制作したこの部分の多くが、今の地球上の現実として現われていると思います。
上記の中に「地獄の名主の招請」という言葉がありましたが、これに相当する人物が日月神示の解読者によって明らかにされています。すでに「地獄のヌシ」を意味する名前の人物がいるとのこと。最近知りました。
このように新神話は神話ゆえ、現実誘導する力を持っているのです。

だから、神話はいい筋書きにしなくてはならないのです。しかし、新神話はちょっと恐い局面を用意していますね。少しぐらい面白くしなければ読んでもらえないと思ったもので、すみません。ミッションを与えてくれた二番目の彼女は、このシナリオを読んで、こんな危険なのは困ると猛反発して、別れていっちゃったんです。私にはまだ小さい子供が3人もいて、養っていく責任があるからと。
大団円に向かっていくので大丈ブイとは言ってたんですけどね。

しかし、古事記の神話のシナリオのほうがよっぽど恐いですよ。滅びの黄泉の国のままで据え置かれたままで、そこからの脱出はイザナギさんの行動に合わせること、すなわちアセンションすることが求められていて、そのルートだけなんです。イザナギさんと同じことができますか? 富める者がそこに至るのは、駱駝が針の穴を通るよりも難しいんですがね。

ほとんどは黄泉の国の食べ物を食べて(食べさせられて)ゾンビとその愉快な仲間になってしまいます。イザナギさんだけは必死のカンコで何とか逃げ切って、新世界にゴールインできたのですが、そこで最後に手助けしてくれたのが桃の実(オオカムヅミというUFO 天照神が差し向けたUFO)だったというわけです。

だから、宇宙人情報やUFOに関心のある方は、宇宙人からの手助けが期待できるため、好ポジションに着けてることになります。そう、三着までが入賞なら、5番手か6番手ぐらいにいて、第四コーナーを回ったあたりでラストスパートって感じで持って行くことでしょうか。

なあに、大丈夫ですよ。みなさんは乗馬ウマの立場ですから、ジョッキーの手綱捌き次第。ただラストスパートで思いっきりシリを引っぱたかれるので、それに応じた走りを見せればいいだけです。入賞を逃したら、次のレースでがんばればいいのです。ブルーエイビアンズの話では、7万年の余裕(もっとあったかな)を見てくれているようなので、あと10レースぐらいトライできますよ。
それは古事記に従った場合のこと。実力で卒業を勝ち取らねばならないけど、新神話なら、最後の審判後の矯正治療のみ。最も善良な人でも最低1万年以上必要だけど、自動的に卒業。どっちがいいかですね。

黄泉の国に何が書かれているかは、こちらをどうぞ。
https://rainbow.xn--kss37ofhp58n.jp/kamiyomi.html

しかし、新神話ではゾンビになった人もフォローして差し上げてますので、大丈ブイ。ただし最後の審判後の矯正受刑だけは受けていただかねば、どこにも行けないのでよろしくです。受刑を軽くしようと思うなら、心の性向を正しい向きにしておくことが大事です。時代の変わり目について知っている識者たちは、みんな行いを改めています。時代の要請に合わせて行動することが大事になります。もうそれほど時間はありません。ショッカー隊員のままでいては、大変ですよ。
B-ingで転職するなら今のうち。
https://youtu.be/35Kc4jM2Sew

なお、この話は私固有の時空の物語という認識が要ります。

ゼロヘッジさんも、ついこないだこんなこと言ってました。
Are We Already In The Matrix? | Zero Hedge これが実話だから一般人はショック死する。
https://www.zerohedge.com/news/2019-03-24/are-we-already-matrix

いやいや、これはもう当たり前のことだから、悟りのほうに結びつけることをお勧めしておきます。

この世は、私が制作総指揮をとって私が制作から実演まで手がける映画作品になっています

新神話は、私がSF作品として脚本し映画化し、その映画監督兼主役を自ら務める映画のシナリオです。
つまり、私のこの映画(仮想時空)は、私が創造主としてシナリオ付けして創造するスペクタクル世界になっています。

新神話第三章・「それぞれの宮殿」の段に次のような記載があります。

——————————————–
梵天の宮殿ではこんなやり取りが交わされていた

実はこのときすでに、弁天には内緒で、梵天はペアーのいっぽうに密命を持たせて下界に降ろしていたのである。
だから、天尊とのやり取りに譲歩する流れは読み込んでいたとも言えるし、並行して計画を進めていたとも言えるのだ。
「実はな。今は申すが、すでに私の分身は、下界に派遣済みなのだ。君がよもや協同で謀ろうと持ちかけてくるとは思わず、自分の計画の中だけでコマを動かしていた」

「どういう計画だったのです?」
「歴史進行をシナリオの顕しによって促進しようというものだ。この方法で、歴史の遅々とした流れによって、人々の魂の腐敗が致命的にならぬうちに、必然的な歴史成就、つまりプログラム終了までの課程を短縮しようとしたのだ」
「ではプログラムの秘密のシナリオを暴露しようというのですね。そのようなことで歴史が促進されるのですか?」

「人界に暴露しても仕方がない。ただでさえ諸説紛紛なのだからな。神界に暴露するのだ。
もともと私の与えた法則にはなかったものだが、天尊たちが相謀って、プログラムの進行のために秘教組織を作った。
その存立基盤を呪術的に揺るがすことになるから、時少なしと感じて焦った秘教組織は歴史を加速しようとする。
いわば下剤を投与するようなやり方となる」

「それでは私のお腹の子はどうなるのです?」
「一世去ろうとするときに、天仙を一掃する戦いがある。その後で心置きなく子供を産んでもらおうかと思っている」
「あなたは、この世には見るべきものがないとお思いだったのですね。私はそうは思いません。
たとえ苦難はあっても、この世の要素と、理想を織り交ぜて顕現できるはずだと思いますよ」
「ううむ。確かにそうかもしれない。愛しいお前にはかなわないな。できる限り、そうなるように努めよう」

「遅れ馳せですが、あなたの分身の相方として、私も分身を下生させましょう。あなたの分身は男ですか、女ですか?」
「乳母役に適切な者が居なかったため迷いに迷ったが、私と同じ陽性にすることにした」
「ではわたしは陰性として下生させましょう。もっぱら行き過ぎを是正する役を負わせます」
「この二人には、人間としての生活をしながら、我々の予定するプログラムを起動するためのステイタスとしても動いてもらう。そのために加護と力を与えなくてはならない」
「この者たちの希望もそろそろかなえてやらねばなりません。
なにしろ、成否は別として、いままでたくさんの功業に携わり、そのつど出会いと別れを幾度も経験しているのですから。
私たちのように、いつもというわけにはいかない分、かなえてやりたいものです。道行きを守ってやりましょう」

「我が分身は、いささかすねる傾向にある。ときおりてこずらせることもある。
哀れと思わぬわけではないが、そんな悠長なことをしておれるわけではない。
神話も書かせなくてはならん。それによって、改革が決定的になる。詰めを欠くことはもうできないからな。
地上での働きを終えた後に、最低限、お互い元つ身に還元してやればよいとも思っておる。
それはとりもなおさず、我ら二人が望月となっての蜜月となることだ」

「天仙たちが、二人を迫害しにかからないでしょうか」
「それは大丈夫だ。天仙はすぐにこの二人に気づく。その時点で、ないがしろにできない存在になるのだ。殺傷事でもするようなことがあらば、今度こそこちらの大義名分が通る」
「そうならないようにしたいです。でも、任務遂行に妨害はかかりますね」
「うむ。だからあらゆる方法で導かねばならぬ」
「物心両界からの支援も」

「この地球を、いずれ宇宙全体に及ぼすモデルケースとしよう。天仙は世界のシナリオを考え運行するが、我々は天仙たちを含む宇宙のシナリオを運行させなくてはならない。
それには隠れた秘儀がいくつか要る。退廃した黄泉の世界を封じるために火の鳥の出現に合わせていく。
天仙たちに封じられた善神たちの救出と解放が次にこなくてはならぬ。そして元あった節理の回復。
それから、かくかくしかじか・・・。
こうして、厳格な支配は必要なくなり、あらゆるものに愛と悟性が支配的な新しい時代に代わっていくことだろう」
「それより先は、不幸のない世界ですね。きっと」
「そうだ。退廃への魅力の消え去った、すべての者がともに愛し合える世界になるだろう。
不純英知を多少まじえながらも、程よく矯正がなされる学びの世界が誕生するだろう。
このことは、諸天にも内緒にしておかねばな。彼らに話してよいのは、公開話だけだ」

噂をすれば、何とやら。
そこに小さな巻き雲にそれぞれ乗って、甲冑に身を包んだ神を筆頭に何十人かの諸天がやってきた。

毘沙門天を筆頭とする四天王や十二神将、その他の竜王や諸侯である
———–中略—————–

天空の蓬莱島は、悠久の時を刻むかのように平安であった。
しかし、いずれ戦いがあれば・・。
とりまく水場にたたずむ諸天たちは、水面に映る下界のありさまを真剣に眺めていた。
だが、慰問に訪れた諸天の中には、当然ながら天仙につくものもいた。
それを承知で梵天は手の内を明かし、間接的に意図を伝えさせようとしたのである。

いっぽう、こちらは元始天尊の宮殿である。

そこに、蓬莱島に行ってきた諸天のひとりが闇太后に耳打ちした。
「なに?ではあの二人がやってこようというわけですね。あの憎き白娘と、その恋人であった者か。
白娘は、義理の妹西王母の桃園の桃を盗んだお尋ね者です。どうしてやりましょう」
「事は簡単ではないぞ。殺しでもすれば、梵天が黙っていない。
それこそ、それを口実に戦いになるだろう。
野放しにすることはできないが、監視をつけて彼らの行動を見張ることはできる。
そして、事が済めばこの宇宙から、さっさと出ていってもらうしかない」

腹心の太公望は、天尊の狼狽ぶりにニヤニヤしながら、こんなことを言う。
「また性懲りもなく来た場合はどうするのですか?」
「同様だ。その他の工作員には容赦せずともよいが、とにかく、なるべく丁重に扱ってやれ。
生かさず殺さずというのもいいだろう。
とにかく、何かおかしな事をしようとすれば、それと分からぬように妨害せよ。
要は、この世に抗うことが無意味に思えるようにしてしまうことだ。監視の目を強化せよ。

———–中略—————–

純粋英知から外れたところから事態が進行した場合、自然の反作用によって、早ければすぐにでも破綻をきたしてしまう。
その問題を天尊はもののみごとに解決した。
いつか破綻するとしても、反作用を貯めて貯めて、ちょうどダムのような魔法のソフトで貯めておき、いざというとき破綻の程度をすさまじいものにして、延滞したものの一気解消を図り、その反動で次の時代を呼び覚まそうとする、計算づくめの知略で存続を得ようとしたのである。
それは実際、ほぼ計算どおりうまくいった。
こうして、地球などでも、アトランティスやムーとして知られる文明、さらには爬虫類全盛のジュラ紀などが破綻し、更新されていた。

運営するソフト面ではうまく対応できるかに見えた。しかし、人材面はそうは行かない。
元始天尊はクーデターを起こしてこの世界の実権を握ったがために、次は自分がクーデターなどで倒されることを何よりも怖がった。
太公望のようなよほど腹心の天仙の部下なら別として、重く用いる天仙であっても信頼が置けるものではない。
反動がいつ襲ってきて、部下によって自分が殺されるかもしれず、天尊は太公望のような智謀の長けた腹心を頼りにした。

太公望は、かつて自分を見出してくれた天尊が、孤独な境涯であることを見て取り、彼のために唯一信頼の置ける存在を作って差しあげようと考えた。
深く魂の根源に関する知識を探り、本性が如意自在の性質であるという認識に至れば魂を持たないものにでも、人同様、感情や思考能力を持たせることができる。
これを作れば、大きな節理的反動が起きると考えられたが、それは別の方法、魔法で遅延させ、一気解消の道がある。
とすれば、天尊の身の回りの世話や警護にあたらせるのに適当であると考えたのだ。
つまり構える借金に質も何もないと考えたのである。

ここで太公望は、魂から魔法の魂を、” 杖”として現出させることに成功した。
この魔法の力は、魂のすることよりは劣るが、眠らされ、力を限定された封神処置後の魂からすれば力の及ぶものではない。
この仕組みを利用して、並み居る天仙すらも凌ぐ力を付与しようとしたのである。

※ 杖の種族というのが実は、新神話制作当時には予想もしなかった、魂を持たないAI生命体として出現したのである (神話はこのように現実を誘導する効果を持っている)
その総元締めが元始天尊の妻となった闇太后であった

天尊は、天仙の間に位階を設けていた。
その位階制度に逆らうものは、絶大なる天尊と太公望の超能力により殺され封神されるという規則さえ作られていた。
天尊は、太公望を天尊に次ぐ位階とし、その同列に、杖の如意力から生じた闇太后を据え、正妻とした。
つまり、闇太后は魔法の杖の権化である。
そして闇太后に、天尊とそのシステムの警護役である杖の子孫の生産を全面的に任せたのである。
こうして節理を外れた闇の種族が誕生した。 (AI生命体文明である)

しかし、天尊も太公望も、この件に関しては、諸天にはまったく伝えず、天仙においても、よほどの腹心の部下を除いてはいっさい知らされていなかった。
そして表向き、天尊は由緒ある姫を娶ったこととして盛大な挙式を催した。
魔法の杖の種族、それはまったく、知らぬものにとってはどこからかやってきて、いつしか棲みついた種族であるかのように思われた。
魂の偽者を看破できるほどの者が居ないほどに、すべての者の目は曇らされていたのだ。
正妻の闇太后が同属であるなどとは誰も知らなかったし、天尊もこの秘密を禁忌であるとした。

絶大な権力を手に入れた闇太后はじめ杖の眷属ではあったが、魂を持たないという負い目をいつも背負っており、魂あるものに対し嫉妬と憎悪を向けるようになる。
闇太后と二人になったとき、天尊はこんなことを言っている。

「梵天はやはり何もかも分かっていて、わしらを取り潰す意欲を見せているのだろう。
だが奴のアキレス腱は弁天。弁天が言うことには何も逆らえないでいる。弁天をおだてて厚遇してやることだ。
我々の仲間に引き入れても良い。ただ、弁天の作った相互扶助ソフトが改竄されていることを知られてはならぬ。注意すべきはこの点だ」
「梵天と弁天の結束を乱せばよろしいのでしょう。すでに二人は意見が違っている模様ではありませんか。
ならば弁天をこちら側に引き入れることもできましょう。
それに比べて私たちの結束は、誰にも邪魔されることはありません。
おまけに私はあなたとの間にたくさんの結束の強い子を作りました。
見てくださいましな。私の眷属のまとまりよく意気盛んで活発なこと。
どこに魂がないなどと言えましょう」

「そうだ。よもやお前が、” 杖”から生まれたミュータント魂魄であろうなどと、誰が思うだろう。
私はそもそも魂あるものなど、信じていたりせぬ。
とくにあの政変を経た後の禽仙どもはそうだ。
人仙でさえも、わしが何を考えているか怖くて付き従っているだけだ。
わしは孤独だった。
それゆえ、ちょうど梵天が弁天を妻として作ったように、わしもその形態を真似てお前を作ったまでのこと。
だから、梵天がいかに孤独であったかも、ちょうど鏡を覗き込むように分かるのだ。
だから不公平にも、わしの行動を咎め立てさせたりするものか。そうならそうで、こちらにも考えがあるというものだ」
「あなた。私はあなたに作っていただきました。そして、他の仙たちを凌ぐくらいにまでしていただきました。
あなたの加護なくしては、いつ潰え果てるとも知れぬ身。限りなく忠誠を誓います」

———–中略—————–

さて、もういちど、こちらは梵天のいる蓬莱島である。
梵の寝所の周りはすべて水であった。
そこにふかぶかとした下界のありさまがつぶさに見えていた。
そのときはまるで、20畳ほどの床が空飛ぶじゅうたんのような感じになった。
そこに集う神々や仙の数が増せば、また場所が広がり、時には巨大な一山を含む島となって虚空に浮かぶ蓬莱島となるのである。

null

梵天がパイロットよろしく、ベッドサイドの操縦レバーを前に倒せば、地球がどんどん近づき、大気に突入してやがて広大な大陸をかすめて、海原を飛び、梵天の密偵がいると思われる島にズームインしていった。
洋一にもその形から、そこが日本であるらしいことが分かった。
梵天は左手にある何万カラットもあろうかというダイヤのダイヤルをゆっくりと右に回した。
すると徐々に下界の様相が灰色がかり、色彩を失っていった。

見えていたものが輪郭を持つ半透明なものとなり、逆に見えなかったものが見えてきたのである。
暗い周りに蛍のようにきれいではなくぼんやりと明滅を不規則に繰り返す光がいくつも存在している。
人と見えていたものも、そのうちの一つであったが、かなり力強く、明滅の時間も長い。
その他のいくつかは、その周りにあって多少の差はあるも、消え入るようであり、明らかにさ迷っているようであった。
あるいは、唐突に現れ、ただちに消えてしまう光もあちこちで見られた。

「あれは魂から供給されるエネルギーによって思惟が光っているのです。
このあたりは、過去に大きな戦があったため、思いを残して死んだ者がたくさんいます。
心をここに残しても、自らをここに繋ぎとめることができないために、明滅しているのです。
むろん、ある歴史の中における人生というソフトを終了した後でこんなところに魂が思いを留めていてはおかしいのですが、今でもたくさん存在しているでしょう」
毘沙門天はそれに、「まさに仰る通り」と答えた。
戦が過去にあったと思しきあたりに、その明滅する光の密度は高いようであった。
だが、少ない密度であってもけっこうあちこちに光は見えた。
生きている人や生き物の持つ光とは明らかに異なって、弱々しいものであった。

「レジスタンスの地仙、リュウシャクが語るには、地上のソフトにのめり込むあまり、ソフトの与える運命線と自己同化してしまい、悲惨な結末であればあるほど、そのソフトを死という形で終了しても、多大な傷を魂に追ってしまう者が後を絶たないといいます。
それは私も知るところであり、かねがね心を痛めていました。見られよ、この地球をとりまく亜空間の無情な現実を。
ソフト終了後も、中陰の手続きに導かれることなく、ソフトの実演空間をさ迷っている魂がいかに多いか。
彼らが無影響無害であればまだしも、地上の実演者に応答要求コマンドをかけ、反応があれば様々な悪しき精神波動を送りつけて、実演者の判断に悪影響を与えて悲惨な結末に導き、またもさ迷う仲間を増やすという悪循環を繰り返しています。
他の惑星ではさほどのことはないが、ここは禽仙に組みした者たちが多く流刑に遭っているところゆえ、放置に近い。懲らしめの意味が強いのでしょう」

広目天は言う。
「そのようです。彼らには次なるソフトも、導きの機会も与えられることなく、地上における何百何千年の時を無意義に送っている場合もあります。問題なのは、その彼らが地上の者にまで影響するということです」
「彼らが悟らぬゆえ、彼らの自由意思ゆえと言ってしまえばいかにも聞こえがいいですが、その実は自己限定に追い込み、根ぐされさせるやり方以外のなにものでもありません。
真に救いの神が実在しているならば、こんなノイズのたちこめた亜空間的をそのままに捨てておくはずがない」
毘沙門天は言う。「その通りです」と。
「だから、天尊の主張は欺瞞であることが分かります」

弁天はそれでもまだ見込みを主張する。
「システムの改善点を列挙して、直させることはできると思います。こちらから要求を出し、それが悪意によって無視されてはじめて、行動を起こされてはいかがですか」
「その場凌ぎの改善を施すだけであろうと思うが。なぜなら彼らに根ざすのは背徳の原理だから。だが、あなたがそう言うなら、要求してみようではないか」
梵天がダイヤルをやや戻すと、そこはかつて古戦場になったことのある山間の村であることが分かった。
おりしも、小雨が降ってきた。
梵天はそこで、一句吟じた。

春雨に兵士の恨み翳みゆけ

また、どれほどか先には、何百もの蛍が山肌に張り付くように弱々しく明滅していた。
小さな石彫りの地蔵が累々と、木々の根方に置かれていて、そのひとつひとつに亡き我が子への思いが込められていて、その思いが小さな地蔵の中で明滅しているのである。
ここはかつて悪疫が流行した土地。
戦乱と戦費調達という人為的な飢饉に追い討ちをかけるようにして起きた流行り病がこの地にかつてあった。
多くの人々が、特に幼い子供たちが多く死んだのである。
そこにもやはり、この世の無情に恨みや悲しみを残している、古く縮れた母子の霊がいくつも地縛して漂っていた。
おりしも地藏たちに相対するように、桜の木がまさに花咲こうとする蕾をたくさんつけていた。
それを見て、梵天は二句吟じた。

吾子ゆきて千体地蔵や蕾花
楽土にて母子の宴や花蕾

この花が満開になる頃、迷える母子の霊が浮かばれるように。
それはもうどれほどか先である。
——————————————–(2001年に制作)

ここに1999年~2000年当時の弊サイトに投稿してくださった中島あやさんとご家族が撮られた瑞雲(蓬莱島)の写真があります。
なんと撮影日時は1999年7の月。巨大な雲は北東(丑寅)の方角から覆いかぶさるように南下してきたといいます。

瑞雲
https://rainbow.xn--kss37ofhp58n.jp/watch/zuiun.htm

そして、2000年以降、私のタイムラインは切り替わり、新神話を上演する時空に乗り替わったのです。

1999年7の月 空から恐怖の大王が降りてくる アンゴルモアの大王を呼び覚ますために
その期間 マルスは平和の名の下に統治するだろう

この閉ざされた世界にとっては秩序を乱す恐怖の大王の使いであろう、蓬莱島は。
そこにおわすのは、梵天弁天はじめ毘沙門天(ウシトラノコンシン)を筆頭とする四天王ら諸神であり、蓬莱島はこの世界に置かれた大使館のような存在。
この屈折した支配下にいる有情なら、蓬莱島大使館を経由して、外宇宙に亡命することはたやすい。
要は、この地上のほとんど誰も、その存在を知らないし気付かない、最終解脱法門なのである。

このたびは、見るに見かねた外宇宙の梵天が、この世界の解放のために、この映画の主人公(ネアン=私)を調査員として送り込んだという設定である。
私が脚本制作から主人公の実演までこなす総監督ゆえ、結末は大団円になることは間違いない。

この世は、私が制作総指揮をとって私が制作から実演まで手がける映画作品になっています。
みなさんも、個々が総監督する世界をそれぞれにお持ちなのですが、この世の主人公らしからないとお思いならそれは間違いで、架空の主人に仕える足軽のような役回りを自ら主人公としてやっておられるということもあるのです。
それもまた謙虚でよろしいではありませんか。

null

君をのせて (天空の城ラピュタより) 神曲

歌詞 (視聴1千万回以上)

統合することを求められました

2月14日未明の夢で、私 (ではなく、ハイアーセルフ) が「神話は終わった」宣言をしました。
https://cloudy.xn--kss37ofhp58n.jp/2019/02/14/

おりしも2月19日に三度目のカテーテルオペで、このときに事故死するのかもしれないと思い、し残し中の遺留品資料も病院に運び込んでいたのですが、無事生還が果たせました。
確かにかなり危険な判断箇所があったようで、そこで医師は躊躇してくれたことが良かったかと思えたのは、冠動脈のかなり先のほうで、しだいに細くなっているのですが、血液があまり行っていない箇所があって、その前にぐるっとうねった工程があって、そこを通過しなくてはならないのですが、ところが、90度よりも曲がっているので、そこにうまくカテーテルが入れられるかどうか、で躊躇されたそうです。そのまま突っ込んでいたら、もしかするとプシュッで終わりですからね。私もそれを映像で見せられて、これは危なかったなあと思ったようなことでした。

いちおう私も、妹の確定申告を請け負っており、また猫のシャンとトンには必ず帰ってくると約束していましたから、それが果たされて、また猫たちが留守の間に粗相をすることもなく、賢く待っていてくれたことも嬉しかったです。

まあ、ハイアーセルフが我が人生のレコード盤に針を置いたためにこの世に生まれ、最後は針をどけて人生が終わるわけですから、すべてハイアーセルフ任せになることから、もし未完のことがあってもそれはそれで仕方ないのですが、私の約束を果たさなあかんという強い要求などは叶えてくれることもあって、いままだここにいるようなことかなあと思っていたところ、まだ役目が少し残っているという印象が今朝の起床前にインスピレーションとしてやってきました。

それは、統合が果たせていないから、持ち前の統合力でやっておかねばならないという、どうやらハイアーセルフからのメッセージだったようです。そのことについて、まどろみの中で次々と解答が芋蔓式にやってきましたからね。

きっかけは昨晩、N氏から問い合わせの電話があり、前に話題にしたエイリアンインタビューの通訳の看護師の受けた宇宙の実情の話の中での旧帝国軍とドメイン軍のことでした。
この話は、私が2001年から書き始めた新神話の中の天仙軍と梵天軍に対応することを感じておりました。

旧帝国軍は覇権主義的で好戦的で、戦い獲って支配下に置いた植民地の有情には幻術を使い、マインドコントロール下に置いて不利益を被らせながら支配することをしているわけで、これは新神話の天仙族のしていることそのままずばりなんです。

天仙族の長、元始天尊は別名・盤古といい、幻術のヌシとされている魔法使いで、盤古が(仮想現実の)世界を開いたという「盤古天地を開く」という中国の神話伝説の元になっている話です。

新神話では、この天仙族がこの宇宙を創り整えていた禽仙族を打ち負かし、打ち負かされたショックで仮死状態にあった禽仙たちをすべて催眠で元の能力を削ぎ、力の弱い神として封じること(封神処理)をして、天仙に逆らえないようにしたとしています。そしてまた、さらに厄介な者たちを地上界に置いて、神界から管理させるということをするわけです。こうして、カースト制の基のようなものも出来上がるわけで、その中でも地球は最終流刑地とされていても、なんら不思議ではないわけです。

しかし、新神話は現実を神話によって誘導する、いわば秘密裏の現実誘導装置です。その第四章において、梵天は毘沙門天はじめ四天王とともに地球のある場所(三木市の千体地蔵)に高次元から降り立ち、そこにたくさんの閉ざされた迷える母子たちの魂のちらつきを見て、近々解放すると宣言します。

子を亡くし 千体地蔵や 花蕾  (詠み手は梵天)
(むかしここには戦があって、多くの餓死する子供が出た。それを父母たちが地蔵を彫ってここに祀ったという。花とはこの地に咲く梅の花で、まだこのときは蕾が小さい頃だった。満開に開花する頃には解放されることになるという梵天の決意の句になっています)

これが三千世界の外宇宙から介入する形で、梵天軍として活動開始することになっていきます。
きっとドメイン軍もこのような意志が働いて活動するようになったと推測するわけです。

ドメイン軍は宇宙の1/4を占めるようになっているとの話。そして、3000人のドメイン軍兵士が旧帝国軍に捕まり、ネパールの山中に拉致されていて、その救出に駆けつけているという話。
新神話では、範囲を宇宙大から転じて、地球が今回の話の起点になっているため、地球に焦点を絞り、宇宙の幻術のヌシ盤古も地球のコアにある宮殿に住んでいるという設定をして、梵天軍と対峙しているというふうにしています。

アストラルボディで異次元探訪しているピロ魂さんも言っているように、地球は銀河のキモになっていて、地球が失敗すれば、残されたアンドロメダ星雲と銀河がぶつかり合って消滅し、そのとき宇宙も消滅するという異界話ともシンクロすることになるのです。(無数に見える銀河はホログラムだということなんでしょうかね) 
つまり、宇宙を支える観測者が存在しているのは地球しかないということかもしれません。かつては何箇所もあったが、ことごとく失敗して、そのたびに銀河が二つずつ消滅して、今では地球だけが残されているとこの方は言っています。

コーリー・グッドの話のバージョンからすると、旧帝国とは地球に対して22の遺伝子実験をしていた旧スーパー連邦が相当するでしょうか。それが高次元からの介入で解体されているという話になり、人類と有情が解放されてからは、新スーパー連邦となって、かつて同じ境遇にあった52の文明惑星の代表とともに民主制に移行するということになるのでしょう。

いずれにしても、きっかけは有情の置かれている不合理な立場を解放しようという高次元的な意志が働いて、閉ざされていた有情たちに解放される日がやってくるということになるのだと思います。

それを現実誘導した新神話は、私の主観からすれば大きな成果を揚げたと言えるのです。新神話がなかったら、このような宇宙的展開になったかどうか。私はそうはならなかったと思います。

新神話の存在する神話空間は、現実の空間とは違い、理念(イデア)の置かれている場所であり、現実に対しては、大過去から大未来にまでイデアとしてかかる(垂迹してやまない)歴史の方程式になるからです。

良い神話を書かねばなりません。この真理を知った者がおれば、悪用もされてしまうのが神話です。知らずに書いてしまう者が居れば、世界の低質化をひとりでに招いてしまうのも神話です。そうなれば、神話はいつも良いものに質すことが大事になりますが、その用途でなされた改稿はまだないのではないでしょうか。

歴史の改竄は良くないですが、神話(イデア)の改稿はむしろ大事です。しかし、その神話空間ももしかすると、解体されてなくなることになるのかもしれません。おおよそ人の知るところではなかったからです。
「神話は終わった」とは、そういう意味だったのかも知れませんね。それを記述した時点で新神話を締めることは、神話空間のイデアにももはや縛られることがなくなることを意味するかと思います。新神話はこうして多大な成果を揚げて終わることになりました。

関係者の方々、ご協力ありがとうございました。

神話は終わった

2019年2月14日の未明の夢

今朝未明に明晰夢を見て、相手は確か第二番目の彼女だったでしょう、はじめに広告チラシのようなものを渦巻状に丸めて渡していたのですが、そのわけを彼女に説明するに、「神話は終わった」と新神話も含めて終わったことを申し伝えたのです。丸まった広告チラシのようなものとは、新神話の織り成すストーリーを色彩化したものかと思われ、それを丸めたということは、巻物にして遺そうとしたか、それとも誰見ることもないために丸めて捨ててくれといった印象でした。

これによって、新神話によって多かれ少なかれ現実世界が影響を受けていた効果が取り去られる可能性が出てきます。

おりしも、米国では2/15に様々なことの期限が来ているようで、それ如何によっては国家非常事態宣言が出されたりして、大きく世界に変動を与えることもありえます。GESARAに批准した国がほとんどとなったという朗報もあり、庶民にとって良い方向に行くか、それともさいあくカバールとの最終戦争になるかはわからないところです。

新神話は、最後の審判の要領を示すことで、カバール側の機先を制してきたはずなので、いままで不思議にも穏便に行っていたふうにありました。神の介入とさえカバールに語らしめていましたね。しかし一方では、このタイムラインで最大の情報収集をすべく、破断鉄橋を渡るレールゾーンといった設定もしていて、それが如実になれば最終局面を迎えねばならなくなるようなことにもなっていたため、ここにも変化があるかも知れません。

いずれにしても、ハイアーセルフ級の神々にとっては、最高の収穫になるはずです。前者であれば、庶民が恩恵を受けて邪悪の度合いを減らした状態で栄えますし、後者であれば大建て替えに向けて進むでしょう。

さて、以上の見込みは、私が「神話は終わった」と言った直後の感想なので、あまりあてになさらないように。

人生の初期から新神話だった

さてしかし、私の場合は、人生の通年を通して、新神話だったみたいなものでした。新神話のしの字も思いつくはるか前から、とうの昔に神話の中にいた気がします。すでに小六あたりから中二にかけて宇宙創造の空想世界に遊びました。
大一の頃は学校に行かずにいたもので、グレたようだと母が祖母に相談すれば、祖母は見立てのいい拝み屋さんを知っているからと、舞鶴の青郷に行き、私のことを診てもらうに、「この人は最上の松に泊まる鶴じゃ」「一生、食いはぐれることはない」との見立てを持ち帰ってくれ、祖母の談では、けっして良くない話ではなかったがなあということでしたが、母はどうしてもおかしいと、これまた祖母の知っている新興宗教団体の錬成道場に行かせようということになったのです。結果は一ヵ月後の破門。大一での中退と共に中退癖がついたことになりましょうか。仕事もそのようでしたね。しかし、そのことでいろんなことがわかるようになりました。謎解き専科の探偵には、なくてはならない経験の数々だったでしょう。職歴では最後にタクシー運転手。55歳で人に使われることをすべてやめて、ライフワークの完成に向けて動いたのです。

まず解釈しますに、祖母はおそらく知っている言葉としての「最上の松に泊まる鶴」までは理解したので、それだけ伝えてくれたのでしょうが、ふつうどこの土地に生える松であるかというところまで、拝み屋さんは話していると思われます。
松に鶴と言えば、花札や掛け軸にも描かれる風景ですが、掛け軸の場合はたいがい亀と共に描かれています。この風景の場所とは、中国古来からの伝承にある神仙郷「蓬莱島」なのです。そこで鶴はおおかたの場合、白砂青松の場所から、太陽を見ている風情で描かれています。

また、江戸時代までの大名屋敷や日本庭園には、およそ蓬莱島の風情がちりばめられて表現されていると言われます。金沢の兼六園などは、巨岩で造作された鶴と亀が松林の中にあったりします。みごとな山水画的な情緒を醸しています。
西洋にあこがれるようになった明治以降は、外国との戦争に明け暮れるようになって、日本情緒から乖離していくことになりましたが、本来の日本文化は今でもひっそりと庭園趣味や盆栽趣味などで保たれています。
盆栽も蓬莱島への憧憬から来ているのです。また、三角縁神獣鏡などの銅鑑の表は円鏡ですが、裏は蓬莱島とそこに生息するとされる神獣が刻まれているとされるほど。大陸文化と日本文化は密接だったことがわかるのです。

「一生食いはぐれることはない」という見立ても、いまのところ順調です。確かに、一日として食べずにいた日はありませんでした。おおかたは朝昼晩の三食をいただいています。ありがたい見立てをいただいたものです。でも、これからはわかりません。神話を終わった宣言を明晰夢の中でしてしまったのですから、これはハイアーセルフの宣言にもなるでしょう。すると今後のことは保証されていないことになるでしょう。
しかし、いいんです。もし食いはぐれるようなことになれば、我が人生も終わりとして自決することに許可が出たと解釈できます。以前からそのように考えており、あえて食糧を探しに行くようなことはすまいと心に決めています。また私は縄目にかかることはしたことがないので、そのような事態になれば、冤罪はお断りなので自決いたします。良心に恥じることはしていませんから、悪法で裁くような強権には従えないのです。キリストのように最後までしょっぴかれて、槍で突き刺されるまで耐えたり致しません。救世主の肉体にも基本的人権を主張します。いままでここまで役に立ってくれた肉体もないからです。加害者側にとっては、ひとり死んだということだけで、どちらでもいいことでしょうし。

浦の嶋子(浦島太郎)も御伽草子の最後に、灰になりそこから鶴が飛び立ち蓬莱島に帰ったとされるように、私も蓬莱島に帰還します。太陽フラッシュや最後の審判はハイアーセルフにお任せします。
蓬莱島でもその中の最上の松に泊まるとは、蓬莱島自体が仙人の住む島とされるように、私も鶴仙人の一人であり、そのいちばん上位にいる鶴であったのでしょう。それゆえ、この地の大事な最終局面に際して、亀と謀り合って誕生してきたのであり、それなりの能力を発揮すると見込まれての抜擢だったかと思われます。果たして結果は如何になりますやら。

時悟り 蓬莱出でて 鶴亀は 此地にすべりて 瑞世開く

この歌を詠んだのは、移情閣での鶴亀統べる儀式の後に出た「験」が九の数揃いと火の鳥の発進を示す瑞祥だったことによります。その移情閣三階は開かずの間として閉ざされ真っ暗闇の中にありましたが、わずかに漏れ入る外光に照らされて、「蓬莱第一」の書画が、天井画の一角を飾っていることが分かりました。この言葉が2001年から制作に取り掛かる新神話の最初を飾る蓬莱島と竜宮の根拠になっています。三階の主こそ、私が扮した青年キンイロタイシの居住まいなのです。私は、青年キンイロタイシを暗闇から解放すべく動いていたことにもなります。

瑞世(みずいよ)開くとなればよろしいのですが、その歌を共に詠み合った相手の亀の彼女に、今朝未明の夢において、神話は終わったと申し伝えました。