今朝の明るくなってからの夢なんでしょう。大きな会議室のような場所に机が5列ほど縦に、そこに100人ほどの人が座っていて、教壇に6,7人立っていて、その会場の教壇側の両側に2,3 人ぐらいがいて、会場サービスをしていました。
きっとこのネット会場に集まった人たちなのかなと思います。
私はいつもの金田一帽をかぶりながら、会場の別人のところに行って何か資料を渡して元の席に戻るということをしていました。
会場はゆったりしていて、立ったり座ったり、ドアはオープンで誰でも出たり入ったりできる感じでした。
まさにこの掲示板環境と言ったところです。
私は昨日の午前からこの掲示板を見に行ってました。というのは、音声が流されそうな気がしたのですが、それは今日か明日ということらしいです。それも音声ファイルのダウンロードができるとのことで、常時そこで構えている必要はなさそうです。
昨夜は未来人2062氏が登場されるからか、大勢のコメンテーターがいっぱいヤジやらゲキやら飛ばしてましたね。私もパラリとコメントしましたよ。
未来人2062氏の登場は、ちょうどプロレスの印象がありました。あまりにたくさんの質問がすでになされていて、面食らわれてる様子。まさに有名レスラーがとんでもないほどの応援席の中で登場といった感じでした。
しかし、1か月ほどこの地球のアジトにおられるようで、この間、いろいろと聞けるのではないでしょうか。
それからトカナが彼らの取材に入るようで、またそちらのほうのまとめ記事になって出されてくる模様ですから、トカナのほうもたまにどうぞ。
よかったらみなさんも、未来人2062公式サイトを見に行かれてはいかがでしょうか。
https://2062.jp/onsei.html
さて今日はまた、これから掲示板を見に行きます。
「あめなるみち」と、この宇宙の創造神への複雑な思い
「あめなるみち」を読んで
この記事を私が最初に見つけたのは、ホツマの内容をもとにした私の神世政変劇の推敲が終わったやや後でした。
しかも、この「あめなるみち」は、まるで見てくれと言わんばかりに、ホツマ口語訳の記事群の最後に置かれていたのでした。
そしてタイトルには、以前には「創造神の独白」とまでしてあったのです。
私は、それを見てびっくり。というのは、いったいこの宇宙の創造神とは、どんな阿呆なのかと訝っていた矢先のことだったので、むしろ私のほうが仰天したくらいでした。創造神は私に対して弁明しているのだとストレートに思ったのです。
むろん、ホツマ解釈サイトですから、サイトの制作者はホツマの内容に一点の曇りも見ていないわけで、同様にこの創造神の独白も純粋な真理と捉えていることが見て取れました。
しかし、私はホツマにすでに真伝を偽ったものとしての曇りを見ていましたから、その最後に置かれた創造神の独白にも疑惑の目を向けることになりました。
その頃私は、この宇宙の創造神というのは、故意に邪悪の種を増殖させ、他の宇宙(梵の全系)にまで拡散しようとしている不届きな神であるなあという印象を強めていて、梵の全系側からの介入なしではこの宇宙の存続は認められないという処置判断をしていたのです。
新神話における話として、私が具体的に設定していたのは、次のようでした。
有情の魂は、宇宙個々の存続のための賦活パワーとして公平に送り届けられていたはずなのに、送り返されてくる有情の魂が疲弊して心の病気に罹って返される者ばかりとなっていたため、いったいどういうことなのか、梵天側から密偵が何度も送りこまれていたと。
それはちょうど血液を例に取ればいいでしょう。心臓(梵の全系)から送り出される血液(有情の魂たち)は各種臓器の働きを助けるために、十分な酸素と栄養素を添えて、ある臓器(宇宙)に入ります。ところが、この臓器(この宇宙)に入った血液はそこで滞留し鬱血して、時間が経ってから出てくるのですが、それが半死半生の有様だった。調べれば、血球の多くが病原性ウイルス感染していた。そのウイルスは伝染力が強く、梵の全系側で迂闊にしていたら、感染が拡大され、他の宇宙にまで病気が広がることが懸念されたため、この宇宙に対して防疫処置がなされていると。当然この宇宙の内部には密偵が入り、その状況を調べていたと。しかしその密偵にもウイルス感染したり、戻ってこない者が続出。そのため梵天の懐刀と言われたネアンが送り込まれた。ネアンは調査結果を新神話に書いて送り返し、この宇宙は危険であるため、周囲をファイアーウォールで防疫処置がなされ、隔離されているとしていたのです。
そこでいきなり「あめなるみち」として創造神の独白が、私の最も見つけやすい場所にわざとらしく置かれていたので、では吟味しようということに相成ったわけでした。
それはいっしゅ、創造神がどこか良くないところがあったら教えてほしいといったふうでもありましたし、あるいはこんなに努力しているので、読みしてほしいといった感もありました。
そして、その内容に、私の二番目の彼女(霊能者であり霊媒体質の)が、インスピレーションで受け取ったという創造神のメッセージとほぼ同じであることを見て取ったのでした。どうやら、創造神は方々に向けて同じメッセージを発信されているようです。それに感応した者は、創造神の苦境を思い測り、同情の思いと何らかの志願を思い立つようです。この彼女も、志願してやってきていたふうがありました。
しかし、もし創造神の考え方に間違いがあったらどうするのか。忠誠を誓い志願した者は、間違いを訂正する能力は持ち合わせないでしょう。諌めることもできなければ、発案することもできないでしょう。ただ、忠誠を尽くすことのみを義とするはずです。
こうした忠義の者たちは、もし創造神を間違っていると糾弾する者あらば、その者と戦いすらするでしょう。そこなのです。そのような者の鉄壁に守られて、創造神は自らを糺そうという気すら起こさないようになるのです。地球でも、そのような暗愚な為政者を醸成してやまなかった歴史がいくらでもあります。
私はそこに、現在の企業人、企業経営者の姿を相似形に見てしまいます。企業に勤める従業員は、その企業から生活費をもらう関係上、企業方針に否応なく従うのが常です。その企業の内情が、多少ブラックだとわかっても従って、企業の収益のために尽くそうとするでしょう。そうした彼らの忠義の前に、自分のしていることには問題ないと自己陶酔する経営者がよくあるケースなのです。そしてワンマン化したり、自分のことにちやほやする側近ばかりを周りに置いたりするのです。
すると、どんなに腐敗が進んでいてもわからないし、不都合なことを見ようともしない、という結果になっていたりします。
そうして、蓋を開けてみれば、ブラック企業になっていたといったケースが実に多いのです。
ブラック企業は今よく言われるように、従業員を酷使したり絶望させたりして自殺や過労や精神疾患に追いやったりを平気でする。あるいは社会に害毒をまき散らすことを平然としている、あるいは加担しているといった現れ方をしています。
この宇宙もそのご多分に漏れずのケースであり、経営者である創造神に問題ありと、私は見るわけです。
今は途中から有料本になっていますが、その昔には全文無料で読めましたから、それを読んだ感想を申し述べるのですが、まず創造神の考え方の間違いを指摘しましょう。
ひとつは、拡大一辺倒路線にあります。宇宙は拡大を停止すれば、そこで宇宙は終わってしまうという論理です。いったいどこからそのような理論が出てきたのですか? 間違いでしょ。
譬え話をいつもするのですが、宇宙は呼吸してこそ、存続が叶うのです。呼吸とは、息を吐いて肺をすぼめることも認めています。そうしなければ、次の新しい空気が吸えないでしょ。吸って吐いてが継続してなされてこそ、全身は命の循環がスムーズにいくのです。
吸い込んでばかりいては、肺はその時は拡大しますが、やがて限界が来てそれ以上吸えなくなります。それを以て、進化が止まった。もうこの宇宙は終わりだと言っている馬鹿がどこにいますか。肺をすぼめることも是とできなくて、生きておれる馬鹿がどこにいますか。
次に、善と悪の投入による鬩ぎ合いを存続の原動力にするという発想もまた問題です。
善と悪ではその特性が明らかに異なるということがわかっていますか。善は建設側であり、様々な発想で発散し広がっていくものです。だから、善がかけるパワーは分散していく傾向にあります。ところが悪は破壊側であり、建設に比べて易しくしかも短時間にできるという長所とともに、悪は善をマンツーマンで妨害することに特化でき、パワーを集中できるのです。善はアイデアが多方面に広がっていてしかも善良。ところが悪は、悪を拡散し悪を増長するノウハウを蓄積し改良し、それで善のしていることを効率的に阻止したり破壊したりしますが、善は良い善後策をいつも持たず、対策が後手になります。こんな傾向が続けば、誰でも簡単な悪の側に就こうとするのは必定でしょう。
だから、善と悪の比率をたとえ10000対1にしたとしても、時間をかければ悪のほうが増殖して勝つのです。実際の現場を見ずに、創造神は側近の話す「耳障りの良い情報」だけを聞き、問題ないことに安堵して、最後には「またも失敗でした」という報告を聞いて、ショックを受けているといった繰り返しではなかったのですか? そしてそれは実験として行っていたようですね。その一回一回にどれほどの資源(有情の魂)が犠牲になっているか、わかっているのですか?
無責任な科学者たちの実験に任せているようなことはしなさんな。こちら、地球においても、そのような傾向が相似的に現れています。こちら地球では、実験の後先も考えず、その場限りの無責任かつ危険垂れ流し型の科学実験があちこちで繰り広げられており、地球はますます汚染の度を強めています。そしてもう地球は元に戻らない、滅亡必至とまで言い出しています。
創造神よ、あなたのところも同じなんでしょ?
全体を統括する者の責任が問われているのです。お涙ちょうだいの話で、何かが解決するということはありません。それとも忠義な志願兵を募っておられるのですか? これ以上、有情の魂を惑わしてはいけない。
あなたもその有情の魂の一個一個と同じ一個の魂なのですよ。あなたの傘下にいるのは部下でも臣下でもない。あなたに協力しようと、梵の全系からやってきた賦活エネルギーなのです。それをどう扱っておられるのか。梵の全系に有情の魂を返すときに、お礼はちゃんと言っているのですか? お礼の中に、病原性ウイルスなど忍ばせないでください。
六度まで宇宙を潰してしまい、七度目も同様にトライしようなどとしなさんな。地球も相似形に、六度まで文明が潰れ、次にまた七度目をしようかという矢先ですが、そんなことはもはやできません。地球の大建て替えとともに、宇宙も大建て替えされることになるのです。神妙になさい。
むろん、以上は私の探偵としての報告です。それに従う義務はありません。しかし、このことはすべて梵天のもとに届いている報告でもあるということ、ご存念頂きたい。
「あめなるみち」序文に書かれたことと私の幼時体験の相似
私が幼時にしていた”ままごと”遊びの内容をもとに、2001年に新神話第3章に原初世界創世神話と銘打って、梵天大使の言葉として書いています。それは宇宙の創成がどのようにしてなされたかの説明です。
私は小学校五年のとき盲腸の手術をし、入院一週間と自宅療養一週間しました。ところが、それ以前は外で遊ぶのが常であったのに、家の中に閉じ籠もるようになりました。そして、何をしているかというと、私は持っていたプラモのピストルやその他の今で言えばガラクタに、一個一個名前と人格を与えて、彼らに膨大な宇宙の旅をさせて楽しんでいたのです。
そのときに出てきたのが、「玉」すなわち如意宝珠なのです。これが彼らキャラクターの思いを介して、幾多の不思議を演じるというわけです。これを手に持って、美味しい食事が目の前に出よと念ずると、その思い通りの食事が出てくる。その他の思いつくもの何でもがそのようにして取り出せる。やがて彼らは、もっと応用を考え、そこから魔法の絵の具を作り出し、その絵の具で思うものを描けばそれが立体化して実現するといった設定にして、あるときそれで壁にトンネルを描いてその向こうにぽつんと出口を描けば、それが実体化して、彼らはそこに入っていき、向こう側で途方もない経験をしていくといったストーリーだったわけです。
私はそんなことを空想して、面白くてそれに嵌ってしまい、外で遊ばなくなったのでした。
そのうち、彼らキャラクターは永遠の寿命を得ようと、玉を多分割して(といっても割ってしまうのではなく、命ずれば同じものが要求する数だけ出現し、それは元の玉と同じ力を発揮したという設定)、各自がそれを飲んで自己と一体化させ、永遠の命を得るというものでした。そして彼らは眠って自分を安全なベッドに横たえた状態で夢見して、夢の身体を存分に使ってその世界を探検していくのです。あめなるみちの創造神の「神の見た夢」とはとても似ているのです。
彼らはそれぞれに個体の増やし方を探求し、個体数が増えますが、「玉」は彼らにも引き継がれて、あとは彼らの個々がその存在に気付いて創造主性を発揮すればいいだけという設定でした。こうして、「玉」の如意力によって個々が個々別々の宇宙を切り盛りできるという設定にもなっていたのでした。
いちばん最初の彼らは、ちゃんとガラクタとしてキャラがありますから、非常に人口の増えた世界を後にして、彼らだけで軽石の多孔質の穴の中に宿り、そこで永遠の宇宙遊泳をしながら、夢見の旅を続けているということにしました。
そのガラクタにも私は大事にするものとそうでないものの違いを設けていました。プラモのピストルが3種類ほどありましたが、壊れやすいので主人公のトップに据え、あとは壊れかけたものやそのへんにあった雑多なものに、汚れ役をやらせていたようなことでした。中でも、脚気診断用のハンマーでゴムの部分が取れたものがあり、脚気診断にはもはや使えないもので、丈夫でどこに投げてもびくともしないそのハンマーを、ドヂで間抜けな主人公として多用したのです。
彼はあまり賢くないという設定で、トラブルの多い主役としての役柄でした。あの頃の遊びを振り返るに、あのときのハンマーがこの宇宙を創ったのではないかという思いになるのです。
宇宙は創ったものの、彼のひねくれた性格の部分が出てしまい、良好な成り行きの世界にできないでいるのではないかと思うのです。
そんなときに、懸念は通じると言いますか、見つけてしまいました。ハンマーを。
デンバー空港の地下街に描かれた、黙示録をテーマにした秘密結社レベルの救世主登場の巨大絵画があり、そこに救世主になる少年と、彼が手にしているハンマーが描かれてありました。この世界の創造神であるハンマーは救世主のツールとして共に出演しますよ、というメッセージが籠められていたのです。
どんなところにでも、私は必要とあらば、注意が向くようになっているようです。異界の名探偵なわけですから。
事前に知識した事柄に、後程シンクロしてきて謎解きが完成していく不思議 (2)
この記事は二つ前の記事 事前に知識した事柄に、後程シンクロしてきて謎解きが完成していく不思議の続きです。
およそ誰でも心当たりはあると思いますが、ある問題を解くためのキー(鍵)は、事前に与えられているという体験をしていませんか。
むろん問題を解くために、調べものをするということが、いちばんオーソドックスな形ではあると思いますが。
殊に私の場合は、異界の謎解きに関することというのは、事前に予備知識していた場合がほとんどなのです。
⑤ 空海和尚との不思議な縁は もしかして回転三角UFOにあるかも
2004年6月には、武良氏はじめ我々UFOビデオ撮影友の会メンバーは日テレ系の昼の番組・みのもんたの思いっきりテレビ「この日何の日UFOの日」の取材ロケに向けて、何度も六甲山に上がり、UFO撮影をしておりました。それに合わせるかのように、UFOもよく飛び回り、特に黒いシルエットのような三角UFOがみんなのビデオカメラにけっこう映りこんでおりました。「UFOの日」は6月24日でしたが、取材ロケは6月19日で、正午を挟んで3時間ほど、六甲の鉢巻展望台で食事を摂りながら、取材陣の見ている前で撮影しておりました。
その日もまた、三角UFOは出てきまして、それを私は大きく捉えたのですが、別角度から撮影していた坂本美紀恵さんのビデオカメラがそれと同じものを捉えていて、同一UFOの別アングル撮影が初めて叶ったわけでした。
美紀恵さんの撮影物のほうが広角で何コマも写っていたのでわかりよかったのですが、ところが、どうしてもその実体が掴めないのです。三角のままで推移するはずが、途中から狐狸が化けたかのような形態変化をするのです。
うーん。これは普通のUFOではない。生き物のような。しかし、前例のない生き物。バケモノというか。そのようなUFOがここのとこ出てきていたのです。
武良さんは区別なしにUFOとしてしまいますが、私はどうしても正体を明らかにしたがる。普通のUFOという類のものではないと思うからです。
そんなときに、武良さんが2003年10月に不思議なUFOを撮ってきていたことに気付きます。それは瞬間移動しているのですが、矢印のようなUFOが空から下りている3コマの写真です。
なんだこれは。魔法使いが箒に乗って下りてきたような。あるいは拡大すれば、腹の出た布袋さんが箒に乗っかっているような。
そしてまた、奇妙なことに、鉢巻展望台から摩耶山方面を映すときにだいたい得体の知れないUFOは出てくるわけです。
ははーん。もしかしたら、これは矢印を使って我々に指示を出していたのではないか。この場所に秘密があるんだぞ、といわんばかりです。
私は異界の戸を開く(おくのとおしあき・奥の戸押し開き)探偵ですから、ピーンときました。それで、武良さんには内緒で、私一人で摩耶山に出かけることにしたのでした。彼と行くと必ず撮影に時間が取られて、私のしたいことができないのでねえ。
摩耶山の展望公園の駐車場に車を起き、矢印の下りたあたりらしいところに、ビデオカメラを回しながら片手で持ち、散策に入ったのです。
すると、やがて磐座が見えてきました。石柱に「石丸猿田彦大神」と書かれてありました。そうです、これぞ天狗岩なのです。小さな祠がありました。と、見ると、祠のすぐ右下に、小さなプラスチック看板が落ちており、そこに「三角寺」と書かれてあったのです。
三角寺?? なんでだ。ここは刀利天上寺の境内地だったところで、天上寺跡地というならわかります。近年になって天上寺が火災で焼失したため、お寺は移転して別のところにあって、ここは摩耶山国定公園になっているというわけですね。
しかも天狗岩は、摩耶山山頂にもなっていて、摩耶山ではいちばん高いはずのところ。
そして、三角(寺)とはまるで昨今撮れているUFOのようではないですか。
その日、摩耶山に行く前に、天上寺伝承にいう天狗岩のことは調べてあります。その昔、この地には天狗がいて悪さをしていた。そこでふもとから僧侶が上がってきて、天狗たちを三角護摩壇法で封印してしまったというのです。おそらく、封印して磐座の下に敷いてしまい、そこを天狗岩と名付けたのだろうと推測できます。
昔は呪術を仏教僧侶が駆使していたわけですね。今の我々では考えられないことです。朝廷の命によって天狗を退治すべく上がってきたのですね。古代におけるそのようなケースを、私はいっぱい知っていましたから、ああここでもかという暗い気持ちになりましたわなあ。
いったいこのふもとから上がってきた僧侶とは誰だったんだ。天上寺には伝承としてその昔、空海が摩耶夫人像を奉納するために上がってきたといいます。まさか空海がそんな恐ろしいことをするだろうか。庶民に敬慕されている聖者なのに。
ところが、看板に書かれていた手がかりの「三角寺」を、家に帰ってネット検索してみれば、四国八十八か所の第六十五番札所で、なんとそこで空海は、真言密教最強の呪詛法・三角護摩壇法を修していたというのです。
ああ、これならば空海だろうな。それとも彼の弟子か。いいや、やはりここに上がってきた記録がある人物・空海だろう。
さらに、天狗岩を撮影していたビデオを確認しますと、なんとそこには、まるで羽衣のような白いレースのようなものが、瞬間的に右方向から飛んできて、さあっと石碑の上に停まったではありませんか。写っているコマ数にして3コマ。
ああーっ、これは猿田彦大天狗に違いない。目には見えなかったが、感動的な対面が果たせているのです。そして、導かれるようにして、祠の横の看板に注目することになった。私がすることと言えば、私ができることと言えば、謎解きと理解を及ぼすこと、それ以外にありません。
これは、大天狗様直々に、何か依頼されたに違いない気がしましたよ。とにかく、当時どんなことがあったか、天上寺の伝承からも推測するに、呪術合戦のようなことがここで展開されたのでしょう。そして、天狗側は敗北し、魂魄に三角の貞操帯のようなものを付けられ、自由が奪われた状態で今日まで来ていたということなのです。
ちなみに三角寺の御詠歌は、とてもおそろしいもので
おそろしや 三つの角にも 入るならば 心をまろく 慈悲を念ぜよ
すでに歌の中に「三角に入るなら」(三角の中に閉じ込められたなら)となっているではありませんか。
それが、まるでぶんぶく茶釜のように千変万化して飛ぶ姿や、三角そのものになって飛ぶ姿としてビデオカメラに捉えられていたのです。
三角の黒い姿は、カラスにも見えるためカラス天狗と名付けられたのでしょう。それを1200年もの間、見守り続けた大天狗様は、さぞお辛かったでありましょう。
摩耶山を踏査したのは2004年の8月5日のことでした。その後、推理をまとめて、天狗さんたちの封印がなされていたことを記事にしてネット公開しました。だんだんわかってきたのですが、封印解除は、その実態を調べて、公にすることで叶うことが経験的にわかってきました。
2005年5月になって、不思議な事件が報告されるようになりました。全国46都道府県中45都道府県において、自動車道のガードレールに謎の三角形の金属物体が刺さっているという事件です。誰がした。非行少年の仕業かとか、あるいは自動車が接触してドアなどの鉄板がはがれて付いたとか、もっともそうな推理が巷ではなされていました。しかし、一過性のブームで終わり、原因がしっかり特定できたのかどうか、そのほうが不明瞭です。
解答を申しましょう。それは封印されていた天狗さんたちが、それぞれ封印が解けて、付けられていた貞操帯を外して、延々と伸びる目立つ白いガードレールに突き刺して去ったのです。鉄は鉄のもとに添えて置いておく。すばらしいマナーではないですか。
そして同時に、後で私にも封印が解けたことがわかるようにしておいてくれたものと解しています。ここまで名推理できるのは、おくんどをおいてほかに右に出る者はありません。
なんと天狗さんは全国的に災難に遭っていたのです。それゆえ、これほど広域に及んでいるということ。そして天狗さんの数も、ガードレールの金属板の数はおられたということでしょう。
空海の時から千二百年。それだけの期間、不自由であられたことは気の毒なことでした。
さて、それから四年後、2008年9月25日に私の彼女を介して空海から弥勒下生が告げられたことは前に話しました。空海は私の事前知識を頼みにして、まったく何も知らない彼女に言付けを託したのです。我々はその栄誉を得させてもらえたと思いました。
ということは、空海は、かつて天狗さんたちを封じたことの非を悟り、私をして謎解きせしめて、天狗さんたちを解放させたのだと、しみじみと理解が及んできたのでした。そのお礼に、弥勒下生を真っ先に知らせてくれたと。
しかし、私を経由してでは、弥勒下生というせっかくのセンセーショナルな篤信家やマニア垂涎の情報も、ローカルな田舎の小さな話題にしかできなかったのです。空海さんはそれでよかったのかな。まさかそこまで体たらくしたのがおくんどとは思っておられなかったのかもしれませんね。残念やねえ、空海さん。
神世でいかに高名な名探偵でも、下界で零落した場合があるのは、これ春秋というものではないでしょうか。
さて、2009年に山暮らしに入ったのですが、切り株ばかりの山道で日々何度も蹴躓きながらも、一度として膝から地面についたことがなかったのです。(2015年11月にとうとう初めて膝を地に着けてしまいました。痛かったなあ。ちょっとすりむきました)
それは、天狗さんたちが陰ながら守ってくれているからだと思っています。ありがとうございます。
⑥ 坂本廣志氏とテレポート、そしてナワリズムの里ナスカ
この世には、恣意的にテレポートする人がいるようです。未来人2062氏の掲示板を見ていると、そのような能力者が質問に出てきたりしています。
テレポートも空間移動が普通だと思われますが、自分が持つ可能性の別のタイムラインにテレポートできる人もいるようです。
私が2002年に知り合った坂本廣志氏はそのような能力を持った人だったようです。
その彼と、奥さんの美紀恵さんに初めて出会った日は、武良さんと私にスカイフィッシュの穴場を案内するとのことで、彼の家に行ったときでした。とても料理がおいしくて、UFOやスカイフィッシュのことで話も弾みました。
そんなとき、坂本さんは突然こんなことを言い出すのです。
「おくのさんとはなあ、遠い過去世で一緒やってなあ。この世に転生してきてから、いっぺんはおくのさんと逢うとるんやで。それは今から二つ前の世界でのことやけど、そこではおくのさんは社長しとってなあ。ぼくは過去世のよしみで会いに行ったんやけど、おくのさんはカネ儲けのことばっかりにしか興味がなかってなあ、けんもほろろの扱いやったもんで、がっかりしてもて。
ぼくはな、その世界では残る命が短かったから、第二番目の世界にテレポートしたんや。ところがそこでも短命だったから、三番目のこの世界に来て、こっちの世界のおくのさんに出会ったんやで。こっちはまともやって、良かったわ」
こんな具合の話を滔々としてくれるのでした。そしてその過去世というのが、私が古代エジプトのファラオをしているとき、彼は最高神官として仕えていたと。そして、ムーの王だった武良さんとのこととか、UFOやタイムマシンや死体蘇生器などを私が作っていたといった話を滔々としてくれたのでした。
坂本さんはかなりの超能力者であることは間違いないです。「100年後の超偉人伝」という番組の取材ロケの直前日に神戸上空に満天の星のごとき白球UFOの大群をビデオカメラで撮影していたりする驚異の人でしたし、私も確かに社長になるタイムラインがないわけではなかったことも、彼の話の信ぴょう性のもとになっています。
彼の話はすごく飛んでいるのですが、なぜか間違いではない気がするから不思議なのです。私たち二人だけで話したら、どこまで飛んでいくやらわからなかったでしょうね。
彼のテレポートした話も、彼のUFOや宇宙人との目撃遭遇話、あるいは見神した話や妖怪変化と戦った話などと、決して不可分ではないのです。彼はふだんから、脳波がθ波やδ波で過ごす、つまり睡眠時の脳波状態で過ごしていることが病院で確認されているとのこと。つまり、現実を夢の中のこととして見ることができる人なんです。
それはもう過去世からの修行で獲得した霊的能力であり、彼がまだ小さい時にはその超能力がいろんな場面で出てしまうので、彼の父親は厳しくその発現をしつけによって封じていたとのことです。
そんな彼が、なんの臆気もなく時空の移動やテレポートのことを言い出しても、私はなぜかそれ以前に、興味深くカルロス・カスタネダのナワリズム体験記シリーズを読み通していて、彼の言う誰しも荒唐無稽と思うだろう話をすべて受け止めることができたのです。
一般人に話しても通じません。彼の話を聞いて、おかしいんじゃない、この人と思われるに違いありません。しかし、私は彼の能力を正当に高く評価しています。
ナワリズムは中南米のインディオたちの伝統的シャーマニズムであり、米国の民俗学者であったカスタネダが、その実態を調べようと、あるインディオの呪師のもとに話を聞こうと何度も通ううちに、その呪師によっていろんな実体験をさせられ、いつのまにか弟子にされてしまっていたという体験記が、彼の著作のドンファンシリーズとして世に出され、世界的にすごい反響を呼びました。
ナワリズムは最初の訓練として「夢見」をさせます。その熟練と力の蓄積の先に、世界を自分で組み立てて移行するテレポートなどが可能になるとしています。夢見の達人は、自分で世界を組み立てるというのですよ。
ナワリズムを体得したドンファン(首領のファン・マトゥスのこと)の弟子たちは、修行課程の卒業として、高い山に登り、その断崖絶壁から全員が飛び降り、その全員が地面に激突する前に、新しい別の世界にテレポートして命を繋がねばならないという、最後の試験を課したそうです。カスタネダも弟子全員とともに試験をパスして、前もって集合日時を決めていた場所に全員が集まり、そこから新世界への旅立ちを果たしたとのことです。
その日、彼らドンファンとその弟子グループ一行は、インディオの羽根飾りをつけたドンファンを先頭に一列の輝く光となって空の彼方に去っていったとか。それは古来から伝説された、羽根飾りを着けた蛇・英雄ケツアルコアトルの勇姿にもなぞらえられたとか。ケツアルコアトルは伝統技能の達成の証ともされていたのです。
さて、そのようなナワリズムをそのように言わずとも、坂本さんは自力で実践して、時空の移行をしてきたもようです。
過去世において、私はきっと彼と共にナワリズムの実践をしていたのでしょう。
今の時代において、私は自ら朱雀に変身して空を飛ぶという夢見訓練をしています。これも過去世の記憶かもしれませんね。
2008年頃には、マメくんを朱雀の後継者にすべく、マメ鳥と名付け、共に夢見して親子でタンデム飛行する訓練をしました。
すると素晴らしい成果があったことは、すでに何度か書いてきました。
おまけに、マメ君が神世における我が息子であることも判明。
そして二人の飛行シーンを好評価し描き取ってくれた異界の協力者たちがいました。
その描かれた絵は、いま、ナスカに2014年に新発見されてあります。
そこはナワリスト・夢見の戦士たちの夢見の里だったところです。
いま、夢見の里は緑豊かな肥沃な土地で、生き物に満たされています。
今でも耳を澄ませてごらん、多くのナワリストの男女の歓声が聞こえます。
こちらの世界は、むしろ陰の世界であり、砂漠化していて生き物の影はありません。
ただ、砂塵が舞う人跡途絶えた荒涼としたところとなっています。
どこかで道を踏み違えたかに見える世界がここにあります。
いえいえ、実際は生き生きとした原色の世界が広がっています。
頭にかぶった帽子についたトパーズのダイヤルを少し左に回してごらん。
ほおら、見えてきたでしょ。
そこが本来、あなたの居場所です。
登場まであと3日
未来人2062氏の案内人Mr.Jaguarのお招きで、未来人2062氏に直接質問してもいいことになり、私は今朝、質問をひとつだけ致しました。ただし、応募多数の場合とか、質問のダブりがあるとかの場合は答えてもらえないかもしれないとのことで、7月16日の夜を待とうと思います。
未来人2062氏は音声で出演とのことなので、もしよければ7月16日の夜に https://2062.jp/onsei.html を見ておいてください。
私のした質問は
解答があるかどうかはわかりませんが、いちおうそのような質問をしています。
ただ、掲示板の流れの中の質問と回答において、それに類した質問がなされていて、その解答にこのようなものがありました。
この中の、地球は「宇宙人がつくる動物園」であり、世界はシミュレーションなのかもしれない、という話は
https://wired.jp/2016/07/02/earth-zoo/
からのものであり、ここでも前に取り上げた
https://uumusou.blog.fc2.com/blog-entry-154.html
ものなわけです。
Mr.ジャガーが、ただ地球は「宇宙人がつくる動物園」という部分のみに共感したのか、それともシミュレーションまでも含めて共感したのかが問いたいところなわけです。
さて、その他、境を持った箇所を拾い上げました。
ソートアードオンラインとは、過去に放映されたアニメらしく、人がゲームに嵌るあまり、その創るゲーム世界に取り込まれてしまうという物語のようで、映画アバターに似た発想のアニメのようです。Mr.ジャガーはそのことも知っているらしく、未来には出来ると言ってるのです。
つまり、この話が本当なら、未来のいつの時点かで、そのような劇的展開がありうることになります。
つまり、我々が電脳世界に移行してしまうというステージですね。
さてそこでもうひとつありました。
掲示板のかなり前にMr.ジャガー自らが書き込んだらしいのですが、そこまで見つけ出せませんでした。しかし、ここには実現年らしい年数が出てきています。2040年だとのこと。
そのとき、大事件が起きて、未来の技術が輸入される・・・このときこそが、仮想世界への完全移行の時ではなかろうかと思うのです。
そこで与えられる世界は、完全なテクノポリスで、現代文明をアート化したようなギンギラ都市で、人々は旧世界との格差にショックを受けてしまい、しばらく躊躇するのではないか。まあそれも、やがて人間の適応能力で納得しながらやっていくことになるのでしょうけど。
私はかつて、今では会員のみ視聴可になっているYoutube映像のCGにその新都市が出てきているのを見ています。それはすでにプランされた仮想空間上の理想都市なんでしょうね。まあ、私は見ていて、とてもキモかったです。むろん人によりけりですよ。こういう新都市文明がいいと思う人も当然いますからね。まさに宇宙人が好きがる感じの世界です。人間にもふさわしいと思ってるのかな。大きな誤解だ。こんなとこには、絶対に行くつもりはないからね。
さて、そんなときにファチマ第三の予言の内容がネットに載っていました。三人の子供のうち、ルシアが語った言葉として遺されていたようです。それを次に。
私はこちら側こそ、本物だと思います。赤字で書かれた箇所。それが私の使命であることも申し添えておきましょう。
事前に知識した事柄に、後程シンクロしてきて謎解きが完成していく不思議
およそ誰でも心当たりはあると思いますが、ある問題を解くためのキー(鍵)は、事前に与えられているという体験をしていませんか。
むろん問題を解くために、調べものをするということが、いちばんオーソドックスな形ではあると思いますが。
殊に私の場合は、異界の謎解きに関することというのは、事前に予備知識していた場合がほとんどなのです。
① 超宇宙の仕組みモデル発案にかかること
「超宇宙の仕組みモデル」を考案するきっかけは、コンピューターメーカー日立で初期のノイマン型コンピューターHITAC8200などのハードウェアや処理装置の動作原理をおおまかに知識したことによります。
またさらに、日立を1年で退職し、二股がけ受験した一方の富士通で仕事に入り、名古屋営業所にいる頃に、日本サイ科学会を知り、大須の内田ラジオ研究所に初めて行ったときだったか、鎌田氏や羽嶋の井上氏と出会い、以後同士になったのでした。
このお二人は、UFOやヨガや、いろんなスピ系の知識者で、その友人などからヨガの本「ヨガ真義(M.ドーリル)」などをもらい、またお二人のもたらした五井正久氏の宇宙人情報に接した時に、宇宙人が明かした話として、現象の最小単位・素粒子が励起される時には、ちょうど磁気コアメモリが磁化されるときのような要領で行われている、といった感じの情報を見て、ああっ、これは処理装置の基本部分に似ているではないか、と直感したことで、よおーし、いちどこの方法で現象が表せないだろうか考えてみようと思ったのです。
それがコンピューターを使った超宇宙モデル発案のきっかけになっているのです。
とにかく当時は、いったいこの世とは何なのか、いろんな方向から解き明かそうと、もしくは自分なりに理解してやろうと内部努力していた時期だったので、これでいけそうだと踏んだときには、その方向で思索を始めていました。
むろん、休日にがもっぱらですが、仕事中にも発想が湧いた時には、メモ用紙に書きつけて、家(文化)に持ち帰り、まるで宝物のようにして、その上に寝床を敷いて、悦に入っていたものでした。
そのときに参考にしなくてはならなくなったのが、素粒子論や量子論などの、一般人でもわかるような雑学書でした。講談社ブルーバックスにはお世話になりました。
富士通を辞めたのは1979年4月末でしたが、もうその頃には、超宇宙論の見込みは立っており、後は構成させていくまででした。
このように、予備知識になったものが何であるかわかるでしょう。日立での初期のコンピューターの基本的な知識と、鎌田氏らのもたらした宇宙人情報だったわけです。
さてその後、「超宇宙の仕組みを考えるためのモデル概念」として日本サイ科学会の科学誌に載ったのが1983年。
赤本に組み込んだのも1983年。
その発想を採用したかのようなハリウッド映画「マトリックス」が1999年に作られ、2001年にはサイババさんから激励の写真を三根氏を介していただき、2010年頃には宇宙はホログラムの可能性ありという仮説の検証実験がフェルミ研究所で開始され、ついに最近ではかのイーロン・マスク氏がもうほとんどこの世はシミュレーションであると宣言する格好になっています。
これに伴い、私も電子本で内容を増補し、この概念の応用や未来展望をSFタッチで描くということまでいたしました。
② カバラをどうして知ったか
その富士通を辞めた直後の5月5日に、仕事から自由になったことの羽根伸ばしとして、新聞広告に載っていた、民話研究家の村上良行氏が主催した埋蔵金発掘ツアー・幻の帰雲城発見発掘企画へと参加しました。この時には、鎌田氏と三根氏が同行してくれました。そして、団長率いる一行20人ほどは、みごと帰雲城の石垣跡を見つけ、私は幸先の良い自由な気分を味わいました。
村上良行氏も、この時にようやく自分に花が開いたと感じられたことでしょう。彼は民話研究家という肩書でもっぱら埋蔵金伝説の研究をし、新聞紙や雑誌上に伝説を載せて、生計を立てておられたのでした。それがもとで11PM(イレブンPM)での埋蔵金発掘企画・清州神社境内地を掘り起こす番組も、スタジオ側でご覧になるというふうでした。しかしそのとき、出てきたのは寛永通宝が数枚で、発掘は叶わず、その後鳴かず飛ばずだったのは、気の毒なことでした。
そんな交流のあったときに、私は何の気なしに、彼のお宅を訪ねたのです。マンションで彼は大学に通う娘さんと二人暮らしでした。
村上氏は、この本読んでみなと、私にそのときくれたのが、何とW.バトラーの「魔法入門」だったのです。ええっと思いました。何でこんな畑違いな本を?、と思いましたもん。彼は、読んでみ、面白いで、と言います。もうその頃でも手垢によって黒ずんだ文庫本をもらって帰ったのでした。
大切な本だと思い、その日から読みましたね。すると西洋魔法というのは、ヨガの修行法とさほど変わらないことがわかりました。もしかすると古代にはかなり世界的に共通した精神世界思想が浸透していたのかもしれないと思いました。
そのときにする呼吸法などは、ヨガとほぼ同じ。大切なのは呼吸法にあるようでした。だから、呼吸法を中心に考えるようにしたのです。
そのお蔭で、すごい体験もしました。ヨガもピラミッド瞑想という新手法が巷では噂になったため、実際に園芸支柱を買ってきて、ゴム粘土で止めるなどしたピラミッドを作り、文化の部屋の中でその下に座布団を敷いて枕にして、呼吸法瞑想を何度かしていた時に、あの鮮烈な体験をしてしまったのです。白球UFOが眉間から飛び込んできて、光のシャワーを浴びてパニックになるという体験。
さて、「魔法入門」によれば、カバラでの修行で最も大事なのは、「生命の樹」の図柄で、それを土台に据えてする精神エネルギーの回流のたゆまぬ儀式が大事だとのことで、この最高の典礼儀式である「中央柱の回流の儀式」をする際に行うのが、事前に精神環境を浄化する「カバラの十字」と「五芒星」による追儺の儀式だというのです。
それが後に、カバラの図形群の発見に役立ちました。幾何学図形の繋がりを見つけていっても、それが意味するところが分からずでは先に進みません。ところが、繋がっていく段階でカバラとの関連が鮮明になっていくのを感じながらの作業になっていったのです。非常に効率的に発見は捗りました。
西日本近畿の精妙な図形が見つかるたびに「カバラの十字」と「五芒星」ではないかと、推理がついて行き、とうとう「生命の樹」の図柄までが、地名と対応するようにして見つかってしまったのです。そこには潜在的に、ピラミッド幾何学や黄金比率が登場していました。カバラの発祥地エジプトならではの神聖数や幾何学です。しかも、図形を作る線分が地球の幾何学を考慮していることさえも判明。いったい古代日本に何があったのか。宇宙からの鳥瞰的とも言える超古代のオーパーツ的な何かがそこに覆いかぶさっていることが判明したのです。
そして、先ほどの「中央柱の回流の儀式」の痕跡が古代大和時代から遺っていることも判明。あの毎年恒例の、お水送り・お水取りの儀式に姿を変えて遺っていたのです。
それほど村上さんのくれた「魔法入門」はすごい働きをしてくれました。その後、村上さんは、雑誌社や新聞社の関係者との付き合いのため酒を呑むことが多くて、肝臓を患って数年で亡くなられていたと、当時そのグループで知り合ってしばらく付き合いのあった骨董商の渡辺誠一さんから後々に聞きました。たとえどんな不遇な方であったとしても、村上さんは私の様々な発見の第一功労者であり、大恩人なのです。
ここでも、過去に培った予備知識が、謎解き推理を加速してくれていることがお分かりになると思います。
③ 古事記神話の解読もこんな繋がりで
西日本の幾何学図形群の発見のとっかかりは、何と言っても九州の大きな直角二等辺三角形の発見でした。
この発見には、古事記の神話の暗号解読が必須だったのです。
その中に書かれている文字数は結構多いですけど、やはり膨大だというほどではありません。しかも、それぞれの段が何を意図して書かれているかがわかるに従って、より一層、暗号解読が容易になります。神話の構成は見事なものでした。(図)
九州に残る地名と、古事記神話の天孫降臨のときに出てくる地名が照合のとれることがあり、それを点に構え線で結ぶとこのような幾何学図形が得られるのです。
さて、私がなぜ古事記神話の解読を志したか。それはまだ私が中学生の頃に、祖母が持ってきた生長の家の思想に始まります。一時期、家族ぐるみで信者になっていたのです。甘露の法雨、生命の実相を読みました。谷口正春氏は文筆家で、文章がとてもうまく、そしてまた書く分量も相当なものだったのでしょう。すべてを読んだわけではないですが、ゆうに20巻ほどもあったのではないですか。感銘を受けた部分もありましたが、にわかには信じられず、ただ言葉の持つ魔力というか、暗示力には違和感を持ちつつも、心地よく浸っておりました。
そんなときに、学業上のトラブルがあり、母は生長の家の修行道場に入れて心を糺そうとしたのでした。ところが一か月後に破門される事態になってしまいまして、家族ごとその教えを放棄することになったわけです。そのときにどうしても破門の理由がわからず、その処置に納得できずに苦慮し、及ばずながら一矢でも報いようとしたのが、谷口正春氏の書いていた著書「古事記と現代への預言」を自分なりに本当かどうか検証しようとしたことだったのです。
この著書は、日本の大和言葉には、言霊というものがあり、神名はその言霊によって成り立っているということだったかと思います。それによって彼は、神名解読を行っているのですね。しかし、神名をそのように見るというのは、一種の暗号解読なわけです。
彼はその先駆者と言っていいかもしれません。
私は彼の書いた膨大な著物のような真似はできませんが、古事記神話程度なら、自分にでもできるだろうと、彼の本は参考にせずに独自の暗号解読をしだしたのでした。
すると、土台が日本人で日本語に親しむわけですから、するすると解読が進むのです。「天地の初め」のところでも、天体物理学や地質学的な表現に、現代のそれらと対応のとれる場合が認められたので、いっそう興味深く、解読に没頭することになりました。
そして、ほとんどを解読終えた頃に、画竜点睛的に見つかったのが、九州の直角二等辺三角形だったのです。これなど、筋書きや神の発する言葉の中に地名が暗示されていたのですね。その気がなければ、誰も発見できたはずがないものなのです。しかも、これには鎌田氏の勧めがあって、レイラインというものがあるらしいから、私も線を引いてみんかという話だったのです。それを聞いて、ほおー、面白そうだと、高等地図帳に線を引いたのが最初だったのです。
その頃、鎌田氏らとガリ版印刷式のクラブ誌・ノアズアークを作っており、その中に私の研究成果を載せておりました。コピーなどない時代のこと。まもなくコピーが登場するかという時代のことでした。
ペンネームを考えたときに、山田久延日子がよかろうと思い、誰か別人がこの名前を使っていないか、本屋に調べに行ったのです。すると、すでにいたのです。ガーン。山田久延彦となっていて、しかも、彼も古事記の神名の解読をしていて、なんと私と同じように思い金の神をコンピューターと解釈しているではないですか。ああ、この手の解読者なら山田久延彦とも名乗るよなあ、といった残念な思いがしましたね。
結局、先駆者としては山田久延彦氏もいたわけですが、彼の解読結果と私のとではかなり異なることがわかりましたし、谷口正春氏の解釈は、もっとはるかに宗教的で神道系解釈に近く、まったく異なるといってもいいものでした。
むろん、私の解読がいちばん合理的であることは間違いありません。後の発見へとどんどん続いて行くことを見ても明らかでしょう。
この発見の場合は、反骨精神が原動力になったことは紛れもありません。
④ 古代日本にカバラの本から空海和尚のお告げまで
最初に九州に巨大な直角二等辺三角形が見つかり、それを畿内のほうに展延していくことにより、カバラ由来の西日本一帯の幾何学図形が見つかったわけですが、それを推理ものの記事にして、1990年の学研ムーでの発表を経て、本の出版も1995年にしたわけでした。
その出版本が世に出て間もなくのことでした。
名古屋のかつて行動を共にしたことのある瓜生氏が、突然メールだったか手紙だったか寄越してこられて、私の本が盗作されているから、その作者に厳重抗議した方がいいとサゼスチョンがしてあったのです。
ええっと思いますやん。
その著書名は「弥勒降臨」で著者は彩明日迦という人物でした。
さてしかし、どう盗作されているか、まずは調査しなくてはならず、その本を買いましたよ。
そして、見ますと、あの五芒星図形が引用されていました。しかし出典が明示されていて、この程度なら許せる範囲だと思いました。しかし、いろんなところに、私の本の文章表現が使われていたので、そっちのほうが心配なぐらいでしたね。私が同一人物と見られないか、とね。
ところが、この五芒星図形が載せられている前後に、鶴亀がすべることや、籠の中の鳥のことや、後ろの正面は誰かとかの解釈が出てきていて、さらには空海和尚が弥勒降臨にどう関わるかが、けっこう詳しく載っていたのです。
その中に書かれている予備知識がなかったら、2008年に彼女が持ってきたお坊さんのお告げの話も、ただ「間もなくお生まれになるぞ」との言葉だけでは、いったい誰がお生まれになるのかすらわからなかったはずなのです。
ちゃんと事前に、すったもんだの結果ではあったものの、予備知識が備わってから、次なる発見への導引がなされていることがわかるわけです。
鶴亀が統べることに関しては、2000年にその事象が実際にあって、ものすごい兆候となって現れています。まさにその本に書かれているように、火の鳥・鳳凰が発進する兆候として現れたのです。
そして、彼女が空海和尚の言付けを得たのは2008年ですからね。それでもあっという間に解釈できたのも、「弥勒降臨」の本あらばこそだったのです。
このように、どんなことでも、自分の推敲にとってプラスになる場合のほうが多いことに気付かされます。