世界はやや広がる

といっても、子猫たちの体感世界のことてす。
冒険領域の広がりとともに、危険性も高まります。
三匹の猫はもう子猫とは言えない時期になりつつあります。
ブーは鈍足で力不足の感があり、フェンスを登るのもたいへんそうですが、すでに何度もこなしています。
フー、ウーにいたっては、あっという間に駆け上がってしまい、このビデオのようです。

さらに今日は、フーが網の向こう側に出てしまい、狭いところをよく落ちずに渡り歩いていました。
フーはいままで兄弟をリードしていろんな作法を学ばせる功労者だったのですが、今は反抗期といいますか、手間をとらせることばかりします。
それだけフーは賢いのです。先天的に如才のない才女といったところです。育つ時期をよく心得ていて、よく食べ、長く餌場に陣取ってました。いちばんがっしりしています。が、気の遣いかたが細かいです。いろんなことに気がつき、私の行動も逐一監視し、何を手に持っているかなどもチェックしにきますから、うっとおしいこと。
さてそんなフーも、家の外はからっきし臆病です。逆にブーがなんら臆することなく、外に行動範囲を広げています。

これでブーも兄弟の中で自信をつけたように見えます。今日のブーは、私について納屋の中にも入りました。
ウーは草むらの中に入って、老木の上のほうまで、しがみつきながら登っていました。シーンとしてとても面白かったのですが、カメラを持っていなかったので残念です。
ウーはいちばん爪の力が強いので、私も手袋なしで近づくのはためらうほど。ベッドにも無理と思えるほどの隙間を最初から登ってきていました。

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