本題にはいる前に、ふたつばかり、積み残してきた話をしておきましょう。
過去のデーターが改変されているという話
これはまず、鬼鎌さんとの不思議話からですが、
過去に確かにあったはずの事件が、今になって、痕跡も遺さず消えてしまっているということがあるのかどうか、です。
時空のトラベラーとしては、ありうる話ですが、いざ自分の身に起きてしまうと、なんてこったと、まるで自分のセキュリティの甘さの せいのように思えるから困りものです。
このことは絶対に変えてはならない事実として認識していた事柄が、まるでそんな事実などなかったかのように消え去っている。
故意にどこかの宇宙人か未来人がやってきて、データーを部分的に入れ替えたかのようになっているのをどう説明するか。
私自身が任意の時点で、タイムラインのレールを乗り換えてきたために、切り替わったタイムラインの過去のデーターが欠落したのか。
とにかく、今の時点で確認取れているデーター紛失事件は、二つあります。それ以外には、物品として消滅しているものがいくらかあり ます。
データー紛失事件の最たるものは、亡くなった父が所在を報せてきた「しんしょうじ」という場所のことです。鬼鎌氏と、おかしいこと だなあと話し合ってきました。
私は30数年前に現地に行ったとき、明らかに門の表札に「振相寺」と書いてあったのを見ています。
しかし、現在そこは振宗寺とだけ名付けられて地図上に記載されています。これでは、父が言った、しんしょうじという発音にならない でしょう。
あの当時、しんそうじ、と、しんしょうじ、の両方の読みができることを確認して帰ってきているのです。
住職さんにも、父がこんなことを言っていたと語ったとき、住職さんからは、よくある話ですよと返事いただいています。
ところが、最近になって、鬼鎌氏との話の中で再確認のため、その地名にアクセスしてみれば、まったく字の異なる「振宗寺」になって いる。
最近のいつの時点かで改名したのかと沿革を調べれば、けっこう大昔からこの通りだとのこと。そんなバカな、もしそうだとしても、二 通りの名で呼んでいたこともあったのではないか。
しかし、あり得ない話ではない。通り一辺倒の人の考えからすれば、勘違いだ、なにをたわけたことを、で一蹴されることも、
私はそうか、なるほど、タイムラインの切り替えがあれば、そんなことはけっこうあるはずだという結論しかないように思いました。
コーリーもそんなことはあると言っていたはずですし、パラレルワールドを扱った映画のシュタインズゲートなどは、そのようなストー リーの連続でしたからね。
さて、それでも、私自身の油断がそのような齟齬錯誤を起こしているとも考えられたため、もうひとつのデーター消失事件について綿密 に調べたところ、とうとう見つけました。
この部分は、私の朱雀としてのステイタスと誇りに大いに関わるため、タイムラインを引き戻すほどの熱意で調べたところ、出てきたわ けです。2015年6月26日付の記事の中にありました。
>1978年にアポロ計画に携わった
ある宇宙飛行士は匿名でこう語っている。
『あれを見た瞬間、カプセル(地球への帰還が絶望的となった際 に
用意された安楽死の為の薬物カプセル)を飲み干そうと思った。
その地に見た物は紛れもなく、創造主と巨大な鳥獣の死骸であっ たのだ。
壮絶な戦いであったことに違いないが絶望的に感じた。』
天帝様が元始天尊(盤古)であれば、私は戦うことになります。勝利することが眼目ですが、最低でも差し違えなくてはなりません。
盤古こそは、幻術のヌシなので。(トゥモローランドの電波塔の洗脳電波の発信源のような存在です)
そう思っていた頃に、トカナかそれに類したサイトの記事の中にそれを見つけていたのです。
巨大な鳥獣とは、朱雀かもしれない、とね。
それを転載した記事がありました。もしかすると、消失しかけていたタイムラインのデーターを引き戻したのかもしれません。
異界の妻は子供を連れて実家に帰ってしまうことがあるという話
二つ目の話は、ニワさんとしていた境港の斎藤さんの宇宙人家族の話に類したことが、このおくんどにもあったという話の続きです。
斎藤さんは、異界の妻子と今や離れ離れになりました。同様にこのおくんどもそのようなのです。ただし、相手は宇宙人ではありませ ん。
彼女は出雲系国津神・奥津嶋姫の化身だったのです。
2008年9月24日に第一子が金剛峯寺で六角オーブの形で撮影され、以後、一年以上の長きにわたって、彼女の水陸両用デジカメに 無数に撮られ続けた六角オーブ。
それらは神話の日子ホホデミ(山幸)と竜宮の豊玉姫の段を彷彿とさせるものでした。
山幸のちょっとした疑り心が、豊玉姫を傷つけ、姫はすべての子供を連れて海原に帰ってしまうという筋書きになっています。
この神話は、浦島太郎と乙姫の物語の焼き直しと言えるものです。すなわち、鶴と亀の物語です。
私が三木から転地したことで、彼女には疑念が生じたのかもしれません。2010年5月にあっけなく海難事故で亡くなってしまい、以 後、誰も六角オーブを撮るようなことはなくなりました。
ところが、彼女は、2013年5月11日の未明の夢で、出雲大社で起床した時、平安時代調の衣装を着て、お歯黒を着けてお目見えで した。
そのときの彼女は、弁天三姉妹の長女・奥津嶋姫であられました。大国主命の奥様です。たくさんの子供たち(六角オーブ)は、遺伝的 に出雲系神社のご神紋である亀甲紋にそっくりという具合。
水系の神様ゆえ、竜宮の乙姫(豊玉姫)としても顕われたとみられます。すると、そちらの神話もあるため、設定されたシナリオが適用 されて、海原に帰ってしまうという行動になってしまうのです。
浦嶋神話もよく似ています。結局、浦嶋と乙姫はそれぞれ生存する界を異として、それぞれの道に入っていくわけですが、それでは悲し みの星サラスの哀愁のみが漂うことになってしまいます。
ところが、その伝承を幾分か後世になって、付け足した善良民がいたのでしょう。
その方は、玉手箱の煙を浴びて灰になってしまった浦嶋の崩れ落ちた灰から、一羽の鶴が飛び立ち、故郷の蓬莱島に帰った。そこで亀に なって待っていた乙姫と末永く暮らしたという神話を作りました。
このお蔭で、私もまた故郷に還り、松原を照らす穏やかで大きな朝日の光の中で、亀になった彼女と再会し、最上の松に泊まって暮らすことができます。
斎藤さんも同様に、異星にいる妻子と再会されることでしょう。
神話は、とてもたいせつです。良い神話を作るよう心がけてください。良い神話がなければ、自分のために、良い神話を作ることです。 それを作ることができる立場にいる、人であることは好ポジションに付けているのです。
悲しみの星サラス。時折訪れる心底空しい気持ち。
各自が一個の人生というソフトを担っているなら、時間方向に流れるタイムラインだけがあるわけではありません。
心象作用もまた、それなりの時間軸を持ったタイムラインを形成しています。
心の動きひとつにも、奥深い作業工程が伴いますから、時間資源を費やしています。
とすれば、人間生きてればどんな場合でも、トリップしていることになります。
かの筋ジスのホーキング博士でも、たえず心象工程においてトリップし続けています。
それが彼の人生の深みを作っているのです。
どんな心象風景でもよろしいではないですか。
そのトリップの工程すべては、貴重であり、人生経験にとって必要だったはずのものです。
ぜんぶオーケーしてやるとき、そこにはもはや優劣も好悪もありません。
ありがたや、ありがたや。
近頃、地球も人口が増えて~
右も左も 満員だ~♪
だけど行くとこたくさんござる~
天には天国 地に地獄~
ありがたや、ありがたや~
(ありがたや節 守屋宏)
では、昨日からの続きの本題とまいりましょう
奥登も30歳になる手前ぐらいでしたか、同門の鬼鎌関の感化を受けて霊ラインというのをやってみようとして、おや?これはイケると いう感触を得ます。
九州に見事な直角二等辺三角形が引けることを発見。そこで奥登は、投げ技として新技を編み出します。あとは本州にも同じように引け たら、願ったりかなったり。
40歳になるころには、西日本にまたがる壮大な投げ技となったので、角界が注目しだします。あのお化け傘の親方が、これを採用とあ いなりました。
この奥登の投げ技の専売特許をいとも安価に取り上げて、誰にでも使わせるものだから、奥登の必殺技が必殺でもなくなりました。
その投げ技は、世界にも知れて、世界はむしろ日本の国技のすごさに驚くばかり。お化け傘の親方はずいぶん有名になりましたが、奥登 のことはおの字も出てきません。
陰ながら貢献している奥登は、あほらしいやら、くやしいやら。これが世の中というものかと、半分諦めまなこで見ているわけでした。
やがて、世界からもリードを広げて冠たるものになったころ、女王陛下は洋の東西を隔てて発展した兄弟を讃え、角界は、もはや世界は 一つ目だけと、誇らしやかに宣言し、
もはや隠れずともよかろうと大を胆にして角を地表に表し、誰憚ることもなくなりました。
一目均衡部屋の平蔵親分は、投げ技のカナメのポイントに資金を投入して、モノにしてしまいます。ショッカー軍団もマルクトは我が領 土と、基地づくりに怪気炎を。https://youtu.be/35Kc4jM2Sew
お化け傘の親方や平蔵親分を階級特進させたのは、奥登ですのに、決していいことには使われてはいないから、あほらしいやら、くやし いやら。
またどうせ、儀式に使うんでっしゃろとは思います。しかし、それに使うようになったら、ジ・エンド間もなくってこと、知らんのかね え。平蔵親分も知ってか知らずか、イケイケドンドン。
奥登は、予期せずして、時代進行役の触媒になるのみですが、まあよろしうおます。早いとこ、ケリつけてくださいや。と、ジ・エンド 待望に気持ち切り替えます。
しかし、古代にお相撲があり、この投げ技を編みだしていた形跡があるのですから、すごいものです。ノミの宿祢と大麻のケハヤが相撲 の元祖です。
古代三都の大衆はお相撲に魅了されていたのです。はて、いったいなんで、こんな大掛かりな土俵が要ったのか。そりゃあ、大衆をお相 撲にフィックスド・コンちゃんするためでっしゃろ。
その後、親分衆の宣伝が行き届いてか、土俵巡りする人がたくさんあったもようです。そんな中に、土俵巡りを志すスピ系若人グループ がありました。
そのチーフが奇妙なインスピレーションを得て、ネットに載せていたのを奥登はたまたま見てしまいます。
奥登は、謎解きでじっくりと寄り切りをかける名力士でしたから、こんな些細なところにも注意を怠りません。
それより前、2000年に初めて出会った女が、とある宗教の信者で、けっこうそこの言い伝えに嵌っており、この出会いに何らかの意 義ありと見ておりました。
女には奥登との出会いの意義が何なのか、またそれでよかったものかどうか、判断できていないようで、結果的に奥登ではなかったとし て、別れることになりました。
ところが、奥登でなくてはならなかったわけが、別れの十二年後に判明します。スピ系グループのチーフの発したメッセージがヒントに なり、奥登は新たな発見をすることになります。
奥登が見出した古い昔の土俵と、女の宗教観が伝える場所情報とが、ある方法を使ったときに一致してしまうことが判明。まるで、神の 数式が見つかったかのような一致を見たのです。
これによって、神世の古代に何があったか奥登には推測が付きました。
奥登は単身になっていた時でしたが、女から依頼されたものと捉えて、その約束を果たすべく、謎解きと封印解除儀式を行いますと、ま るでするすると封印解除が叶います。まるで待ちわびていたみたいに。
2014年5月に封印解除が成りますと、一気に角界史は激動の時代へと突入か。奥登のもとに2015年には土俵の一致地点に宇宙外 来種族が根拠するとの情報がもたらされ、
そのすぐ後には、2012年時点の情報として、土俵の一致地点に封印されている神々の様子に関するアストラル情報がもたらされ、ま た一致地点で会談し撮影すると、
そこから鶴の神霊の起動する様子が写り込んだりと、続々たる新展開となってまいりました。
2016年には、米国発の宇宙的全情報開示の情報がもたらされるようになり、2014年の封印解除の頃あたりから、高次元宇宙存在 が活躍しだしたこと、2014年末には宇宙外来種族に脅威を与え、
その活動の勢力を弱める働きをして、角界の出しゃばりすぎをけん制する動きになったことを伝えていました。
奥登としては、急速な展開ゆえに、角界の無茶も早々にジ・エンドだろうとの観測にも、水を差す格好になりました。はて、この高次元 宇宙存在は、いったい何をしたいのやら。
奥登もまた、角界の成り行きに、陰ながら影響力を持ちます。夢の儀式で、露中を角界の仕掛けた罠から外し、角界のシナリオの変化要 因たりうるようにもしてしまい。奥登もいったい何をしたいのやら。
2015年世界はこうなるとの預言は、2016年に訂正が入りました。それでも、痩せても枯れても角界。2017年にもまた怖いシ ナリオを描いて大衆を脅しまくっています。
神世の古代には、巨漢のお相撲さん兄弟が出て部屋を構えます。
ふのづの 布野角
ふてみみ 布堤三三
そして奈良時代には、角界完成記念碑として三三成し山が創られ、盛大な竣工式も行われたことでしょう。
今では、スイスで盛んに竣工式が行われているとのこと。角界のさらなる発展をば期待したく思いますが、はてどうなればいいんですか ね。
図体のデカい奥登もまた得体の知れないお相撲さん
地道に謎解きの寄り切りばかりで星を稼ぐ奥登ですが、妖しい出自情報もあったりします。
ハーバード大学を出たというのは、奥登のことではありません。
彼にはもっと、いかがわしい情報があったのです。
誰ぞやは、変成女子というお方がおられましたが、彼は変態性女子とか変換性女子という者かもしれないと噂されています。いわば、君 の名は、の劇場版といったところでしょうか。
八角三層の風水塔のカゴメの結界に閉じ込められた龍と出会って助けた鳳は、地上界では亀と鶴の出会い(すべり)として顕れました。 夜明けの晩に鶴と亀がすべったのです。
そのとき、鶴役の青年の名はキンイロタイシ。君の名はキンイロタイシっちゅうわけです。奥登は、その型を演じたわけでした。
キンイロタイシといえば、毘沙門天の人間であったころの名前。それなら、奥登のおっかさんの縁ある神さんです。毘沙門天の型を演じ たといっても、どんなことなさった神さんでっしゃろ。
ところが、当時飛ぶ鳥を落とす勢いで勝ち進んでいたサカモト関に、この話をしたところ、そそそ、それは毘沙門天や、大魔神や、大天 狗や、鞍馬天狗や、サナートクマラや、金星王や、ルシファーや・・・
神々さえもおそれおののく存在やでと仰る。さらにサカモト関は、この女の人は鬼のところから何か持ち出して来とるでと、霊視なさ る。
なんじゃろう、そういえば女は、鬼のような顔した魔物に追われていたという。それでもなお、その何かを届けねばならないキンイロタ イシとは・・・。
奥登はその女が大本教神話に準拠し、国祖神救出の理想を持っていたことから、それはウシトラノコンシンのことでもあるのかと訊け ば、サカモト関は、そうやがな、そのウシトラノコンシンのことやがな、と大興奮。
はあーー、佐渡おえーえー、佐渡おえーとおー、くーさーきーもーなーびーくうよーー。チャンチャラチャンチャチャッチャチャ。
そこで思わず、傍目も憚らずすっぱだかになり、佐渡おけさならぬフリチンおけさで踊り出してしまう奥登でした。
まあ、こういうわけで、奥登が神懸かり的に謎解きが進んだというのも、なるほど納得というわけです。そんなもん、短い人生、無駄に はできません。次から次と矢継ぎ早に、シンクロが起きるのも当然ですわ。
それでも、カナメの封印結界幾何学図形が判明するまで、十二年の歳月がかかりました。やはり、亀のシンボルを持つスピ系男子が現れ たからこそ。情報がぴったりマッチしたのです。
いかに、鶴亀統べることが強力なミラクルを惹起するか。この彼とは、二度もがっちり両掌で握手しましたからね。
しかし、その後、奥登の神懸かり的な活躍を見て、亀男氏は怖気づいたか、協力をやめてしまい、またも鶴は孤独に。
ところが、また次が用意されていたのです。2014年12月6日未明の夢に、プーチン氏が出てきて、顔を見合わせるや、お互いが磁 石に引き付けられるように歩み寄り、両掌を使ってガッチリ握手。
握手が長く続いている間に、プーチン氏の目がまん丸になって飛び出し、頭が毛無の丸坊主になって、まるで亀の顔のように変貌してし まいました。
奥登は、ああこの人は亀じゃ、私は鶴じゃからと鶴亀統べるを確信しながら握手していました。
さて、この鶴亀効果はどう出たか。2015年からプーチン氏が強い指導力を内外に発揮し、世界にロシア有りを印象付け、国内支持率 も80%にまでなっていきました。
2015年1月30日未明には、習さんが夢に出てきて、やはり両掌でガッチリ握手。しかし、彼の顔は亀のようにはなりませんでした。
それでも露中の指導性は世界で高まり、ロス茶もその活躍には驚き、2015年世界はこうなるを訂正して、2016年には生き返った 露中首脳の顔を出して、敬意を払っていましたね。
ここにも、奥登の鶴としての不思議性が垣間見れると思います。相手が亀や準亀なら、高めて差し上げることができるというわけ。これ を、あげちん、とは言わなかったですかね。いっぽう相手はすでに鬼頭であり、もしかしたらスッポンのようだったら、奥登にはとても勝ち目はありません。
さて、奥登がサナートクマラや、ルシファーや、ウシトラノコンシンの型を演じるとした場合、どんなことになるのでしょう。
奥登は、2003年に八角三層塔での鶴亀の儀の三階の青年にまつわるサカモト関の大興奮話を聞いたわけですが、その直後ぐらいの 2003年に、当時わりあい頻繁に交流していたタニマチのG氏が、
けっこうな情報通で、しかも夢見する能力者で、夢に出てきた二人の魔女の話をしていきました。この夢に出てきた魔女二人は、ルシ ファーの妻のディアナと娘のアラディアではないかと言うのです。
奥登は、そもそもそのような伝承を知らないのですが、彼はまるで見てきたように、ルシファーと魔女二人の話をしました。
そもそもルシファーは、北イタリア地方の先住民の文化における太陽神であり、月神のディアナとともに、尊崇の対象だったとか。そこ にキリスト教が入ってきて、先住民を奴隷化するとともに、改宗を強制して、
根強いルシファー信仰を取り去るために、まずルシファーを僭越な光を放つ金星へと退去させ、代わりにキリストを太陽神の座に就けた というのです。
それでもなお、先住民の抵抗に遭ったため、信仰の土台を作っていた巫女らを捕らえて殺害し、さらにはエスカレートさせて、ルシ ファーを悪魔サタンと同類項に置くことで、崇拝者を魔女とみなし、
魔女狩りを正当化させて、火あぶりなどの残虐刑を執行しました。
こうして暴力的に改宗は進んだものの、人々はいっそう不幸になり、アラディアがディアナの意向を伝えて先住民たちに教えた、「満月 の夜には、森に入り、月光浴をしなさい。そうすれば、神の加護があるでしょう」
という遺言に従って、心ある者は満月浴を改宗後も続けたといい、それを貧しい民のペイガンの祈りと言ったそうです。
こうして、キリスト信仰者の間では、ルシファーは悪魔として定着させられてしまい、以後は為した残虐行為に対する祟りを恐れるあま り、いっそうキリスト崇拝に向かわせることになりました。
サナートクマラは、ルシファーがまだしも金星に退去させられた頃の人物像かもしれません。金星王サナートクマラは、金星王ルシ ファーというわけです。その頃に、日本に文化が伝来したものでしょう。
鞍馬寺の御本尊はサナートクマラとも言われ、毎年の5月には満月祭が開かれますが、どうやらペイガンの祈りの習俗が伝来したものか もしれないというわけです。
ウシトラノコンシンも、元は国常立神というお方で、正義感が強く執政が厳しすぎるので、神々は窮屈がってとうとう強制的に引退させ てしまったといいます。
それをかの情報をもたらした女性は、さらに異伝があり、国常立神は暗殺されて遺体がバラバラにされて埋められたと言いました。
埋められた場所も、国常立神が艮の方角の北海道の芦別岳、奥様の豊雲野神が、坤の方角の薩南諸島の喜界島という具合。
まあ、ひどい話ですが、いずれにしても強制的に地位を奪っておいて、二度と出てこないための封印の仕掛けを何重にもしていたようで す。そのひとつが、「炒り豆に花が咲くまでは出られない」という呪詛文言です。
そしてもうひとつ、ガチガチの幾何学封印黒魔術という方法がありました。これをやった者は、地獄の沙汰も何のその。決死の覚悟で やっています。
そもそも、ウシトラノコンシンは国常立神のことですが、主座に復帰するまでは地獄の閻魔として現れるとのことで、死者の裁きをする お方でしたが、復帰されると同時に地上世界の裁きをなさるということで、
これを最後の審判と言っているようです。
ウシトラノコンシンは、平安時代には安倍の晴明など陰陽師が、鬼門の金神という祟り神の一族として封印の呪法で強伏していたとか。
キリスト教によって、強伏されるルシファーという構図に似ています。しかし、神話が経緯をいずれの場合も与えていますが、ウシトラ ノコンシンが最後の審判の主体であるに対して、キリスト教ではルシファーがされる側。
神話合戦でもあるのかといった風情ですが、それは大丈夫です。ルシファーは冤罪であることが歴然なので、悪魔に仕立てて庶民を騙し 続けた側がすべての罪を問われるのは必定。
ということで、最後の審判の采配はすでに決定しています。
奥登が若い頃に見た「天帝様へのお会いの仕方」という催し物会場のパンフレットと、その時の工程は、この世の罪悪のことごとくを了 知したウシトラノコンシンの、この世の主催神との直接交渉に望む姿と言ってもいいかもしれません。
しかし、主催神が盤古なら。大きな大戦が仙界、神界、霊界、地上界のすべてで起きる可能性があります。
奥登は、梵天軍の旗を持って、じっと立ちん棒しています。旗が倒れたとき、大戦の火蓋が切られるのです。