水耕栽培の今と5月の収穫

水耕栽培分は・・・
水耕栽培は、「いつでもレタス」に準拠して、レタス、コマツナ、キャベツ、トマト、ししとうについてトライしている。
レタスは早いものはもうすぐ収穫できそうだ。
saien3_10.jpg

左はキャベツ、中がニラ、右がコマツナ。水耕の場合は、適当に育った時点で収穫すべきかと思う。(ニラは苗なので来年までどうなるか様子見する)
saien3_09.jpg

中型トマトとミニトマト。どちらも同じような花が咲いて、どっちがどっちかわからなくなった。ポッド苗のときからは4倍くらいに育っている。露地植えもしているが、まだ花も咲いていない。水耕のほうが育ちが早いみたいだ。
saien3_11.jpg

レタスのプラカップ栽培以外のトライ中、水耕栽培について、下手な絵で申し訳ないが図示しておく。(クリック拡大)
nae2.jpg

いっぽう、露地植えものは・・・
家の狭いサイドでカンレイシャで覆って栽培していたコマツナとシュンギク。
saien3_02.jpg

大きく育ったので、これ以上置くと硬くなるだろうと考え、コマツナは全部引き抜き、
シュンギクは約半数につき、根方から5Cmほど残して刈り取った。(シュンギクはそこからまた生えてくるとの話である)
saien3_06.jpg

コマツナは覆いをしていたにもかかわらず、初期の頃から穴が開き、地中からの訪問者を思わせた。
しかし、負けずにしっかり育ってくれている。(平面だから大したことないように見えるが、これがまた大漁なのら)
それをコマツナについてはしっかりゆがいて、シュンギクについてはさっと湯通しして、一食分ごと小分けにラップして冷凍庫にGO。
saien3_07.jpg

コマツナは食べるときに電子レンジでチンして花鰹と醤油でいただく。シュンギクは吸い物か鍋物のときに使うという、いたってシンプルなことを考えているような次第。

水耕レタスなどの現状

水耕レタスは目下、成長期を迎えている。
ほんとうなら玉巻をするのだろうけど、こんな小さいカップでは無理に違いない。
葉が茂れば収穫することになる。
saien2_05.jpg

上の写真をみてもらえばわかるように、少なくとも窓ガラス2枚越しの室内である。
それでもけっこう育つ。
一番下の段は光量不足のせいか、生育はいまいち。
やはり、上下のスペースは広いほうがいいみたいだ。
さて、次の写真は、スポンジの1ブロックあたり数本発芽したため、引き抜いて別のブロックに移植したものである。最初のストレスのせいか、ほとんど育たず、廃棄することとなった。
saien2_03.jpg

むしろ、抜かずにそのまま育ててもよかったかも知れない。最初の写真には、抜かずに複数本のままでうまくいっているケースが豊富にある。
以前の記事のどこかで、たまねぎから葉が伸びていた写真をご覧になっただろうか。
それがいま、こんなふうに株分けされて植わっている。果たして、うまくたまねぎはなるのだろうか。
saien2_04.jpg

“水耕レタスなどの現状” の続きを読む

鉢・プランター栽培キャベツ 報告

4/30報告 農事メモ
キャベツ編
なぜこの野菜を真っ先に手がけたかというと、生育の後に見込まれるボリュームと栄養価の高さによる。
食糧危機がそこまで足音を忍ばせているときに、もっとも効率よく緑の野菜を摂取できることは、我々が穀類と野菜で日々を送ることのできる生き物であることを見れば、生存の必要条件の一角を満たしたことになるだろう。これは特に都市部に住む人が、ベランダや隣家との間の狭いスペースを使い、少ない耕地面積でどれほどのことができるかを知っておけば、いざ危急の場合にも、あわてることのない心に繋がるものと思われる。
おそらく野菜のうちでも、キャベツはそのボリュームにかけては、葉の一枚一枚がすでに小松菜や春菊を凌駕していよう。
問題は作り易いかどうかにあったが、これも申し分ないことがわかった。
鉢植え、プランター植えで、玉巻はなかなかしてくれないものの、その葉の一枚一枚を掻いて取りながら食する分には、やや葉が硬くて味が劣るとしても、随時の食料として十分間に合うものと思われる。
もし、いつかきっとさんのアドバイスがなかったら、玉巻が終わるまで待っていたことだろう。しかし、省スペース下での満足な玉巻は期待できそうもなく、随時刈り取っている。これも市販しない自家消費のものだからこの自由があるわけだ。
種は「時無しキャベツ」と銘打ったもの。
四季のいつでもが種まき可能というすぐれもので、園芸店、ホームセンターのどこにでも売っている。
実際、去年の9月に箱に種を撒いて、収穫が3,4月になった(自称)第一世代は、ちょうど冬の寒い時期に生育期にあって、テンポは緩やかながらも順調に推移した。
虫のいない時期に相当したこともあり、空と地中からの脅威を受けることもなかった。
第一世代はこうしてすべて収穫が完了し、その最後の幾分かはいま冷蔵庫の中にある。
第一世代・・・こんなのできた
鉢の土10Cmでこんなのできた
2008042000.jpg

ベランダの大型プランターでこんなのできた(収穫したて)
2008042004.jpg

第二世代は昨年12月に、第一世代同様に種まきし、いったんポットで育てて、鉢とプランターに定植、現在まだ玉巻にかからないものの、大きな葉を高々と掲げている。
発芽の度合いは良好で、50ほど撒いて30程度発芽している。ポットでの生育中に脱落するものがいくつか、水のやりすぎが原因か、根が太らずやがて萎れてしまった。
現在、鉢植えが8鉢8株。プランター植えが11鉢17株。計25株が成長している。
防虫対策は早くからしていた。防寒対策にもなると考え、カンレイシャで覆うことを昨年12月からしていた。空からの虫の脅威は、ようやくこの4月にモンシロチョウなどが飛んでくるようになって、対策あればこその感を深めている。ところが、地中からの脅威があった。ナメクジが食しているようだ。鉢をどけたりすると、下にちゃんといたりする。これが夜間這い上がってきて、葉の面にテカリを残しながら食っているわけだろう。
マカロンさんのアドバイスによれば、人体に害のある部分を食べてくれているとのこと。ならば防除する必要もないとそのままにしている。実際、妹に鉢から取れたてを持って帰らせたが、後から報告してきたによると、玉の中までいっぱいナメクジが居たそうだ。しかしそこは妹。農薬害のない良品としてちゃんと洗って食べているそうだ。
現在は今年の2月の終わりに撒いた第三世代が、まだ小さく不安定さを見せながらも、鉢、プランターに定植されて育っている。本葉5,6枚といったところか。これも発芽がよく、50のうち30以上が発芽。しかし、弱弱しく萎えたりしていつしか数を減らし、現在では20株となっている。
キャベツだけは、栽培面積が要る。耕地面積確保のために、マンション風にしようとキャベツのお城を作った。しかし、建築部材が寸足らずで、満足いく収容力がなく、けっか第二世代のみのお城となっている。(お城の増設を検討中で、第三世代は目下ベランダ住まい。これもうまくいくと7,8月には収穫できるか。できればいいな)
saien1_11.jpg

第四世代は・・・ああ、もうスペースがない。しかし、ペースとしては5月にも種まきしたいところ。水耕栽培する手はないだろうか。

ベランダ栽培

我が家は狭い。ベランダがあるといっても、ここで耕作をとなれば、1坪を通路にし1坪を利用するという格好になる。
このため、省スペースであることが必須となる。鉢やプランターも置いているが、これではたちまち埋まってしまうし、とてつもなく重くなってしまう。
そこで、水耕栽培との折衷的方法として、ペットボトル栽培を試みた。目下、シュンギクとコマツナ、そして花が対象だ。
たとえばこれなど、露地よりもまだ生育がいいくらいだ。写真下はペットボトル不足で焼酎の紙ケースを利用している例。
2008042011.jpg
2008042010.jpg

問題はポッドにある移植先を探す暫定苗である。コマツナ、シュンギク、キャベツ、花類。
2008042012.jpg

露地はまだ多少空いているが、日陰になる。ペットボトルがなかなかいいので、これに類したものとしてこんなものを工夫してみた。
20080420000.jpg

ラミネートフィルムをセロテープでとめて、底を不織布で覆ったものである。昔、たまたまこんな装置セットを安く手に入れていた。不用品の再利用ができてとてもいい。ただし、昔の傘貼り内職のようなことをすることになる。これも食い詰め武士ゆえ。長屋で頑張りましょう。
これがいずれ重量級のキャベツを除く、苗の定着先になるだろう。
さて、いつでもレタス式水耕栽培の途中経過を。写真の下に行くほど最近日となる。
こんなものを準備
2008042003.jpg

こんな手順で
2008042006.jpg
2008042007.jpg

今日の状態
2008042008.jpg

本当はもっと親切な記事だったのだが、エンター一発押したら消えてしまった。
いきおい質と量を落とした過労気味記事となりました。申し訳ない。
只今の調査時点の数

レタスの水耕栽培をトライ

4月に入ると、どんな植物も発芽率が高くなるようだ。
3月に始めたレタスの水耕栽培。(いつでもレタス・伊藤龍三著に準拠)そのときの発芽率は10%ほどだった。
20080305_00.jpg

ところが4月7日にスポンジ上に撒いた種は80%以上発芽し、1ブロックあたり2,3粒だった前回に懲りて、1ブロックあたり5,6粒撒いたそのほとんどで発芽してしまい、今度は多産状態になってしまった。
20080313_00.jpg

私はできた赤ちゃん苗はみんな生かしてやりたい気持ちでいる。せっかく生命を得てやってきた野菜なら、せめて食されることで役を全うさせてやりたいのだ。このため、うまく抜いて外せた場合は、別のスポンジ地を用意してでも育ててやりたいわけだが、ここまで早く育ってしまうと、根が深く潜っており、外す際に切れてしまう。このため、できる限りの努力をするに留まることを、不遇なレタス君たちにはお許し願っている次第だ。
バーミキュライトの培養地 (下から A4トレイ、それに収まるざるトレイ、バーミキュライト1Cm厚)
そこをハイポニカA,B液それぞれの500倍水溶液で浸しておき、
20080314_03.jpg

プラスチックカップ(行楽などに使うコップ)を事前に、底を10円玉大の穴と、隅の二箇所に空気穴を空けて
20080314_000.jpg

そこにスポンジのブロックごとに苗を切り取り、プラカップの底穴に装着して、ざるトレイの中に順次配置していく、
20080314_04.jpg

こうして前回と併せて、最低でも72株が目下のところ水耕栽培状態に突入したところである。あとまだ30株以上(多産状態から助けようとすればもっと多くなるだろう。108株ほどになる見込みだ。煩悩の数)
本日は資材が不足し買いに出たりして夕刻になってしまい、ここまでで置いたわけだが、明日に予定の菊の植え替えの後にやってしまうつもりだ。とにかく、今は植物の育ちに追い立てられるようにして農繁期になっている。皆さんへのケアーがおろそかなのはいつものことながら、いっそう手薄になることをお許し願いたい。

“レタスの水耕栽培をトライ” の続きを読む