やっと目鼻がつきました

雨が降る前に何とかしておかねばと頑張ったおかげで、目鼻がつきました。
あとは雨と風の耐久テストがここ数日のうちにできそうです。
しかし、外の空気はむちゃくちゃに悪いです。
今日もまた心の臓が悲鳴を上げました。
雨が降ってきたので、今回は雨さんがセコンドになって、タオルを投げ込んでくれました。
いまPCに打ち込みながら、くしゃみ20連発をかましてます。
鼻水での浄化が終わるまで、だいたい20回。湿ったチリシが袋いっぱいに。
あとは風呂に入って、体から毒気を洗い流します。
しかし、トンが屋根に上がってきて、ひたすら体をこすりつけてくるので、仕事のテンポが遅れがちに。
しかも高所と傾斜のため、へっぴり腰になりながらでした。
トンは、せっかくの遊び場兼リゾート地が吹き飛ばされて、昨日までふさいでどこかへトンヅラこいていたのですが、今朝は新しくなった造作を自分のテリトリーにすべく確かめ回り、今はやすらかに寝ています。
前よりもうちょっと面白く作っておいたつもり。気に入ってくれればいいのですが。

幸せの原点て 何だろう

今日はとても暑くなりました。
先ほどようやく涼しくなり、パソコンに向かって時事を拾ってましたら、おおこれはどうなんだという素敵な世界を見つけました。
二人の桃源郷
https://www.realplay.com/channels/cinemanews/synopses/356054
予告編の視聴回数を見たら、ななな・なんと555回ちょうどではありませんか。
togenkyo.jpg
これはきっと、書いておけゴーゴーゴーの意味ではないかと捉え、ここに書く次第です。

夫婦とは 、家族とは? “生きること ”の原点がここにある。「山」で暮らす夫婦と、支える家族。誰もが自分や家族に重ねずにはいられない、25年の貴重なドキュメント
■ストーリー:中国山地の奥深く。かつて戦災で焼け出された夫婦が「自分たちの食べるものは自分たちで作ろう」と切り開いた“電気も水道も通わない山”での暮らし。子が生まれ、高度経済成長期には子どもの将来を思い一度は山を離れた二人でしたが、還暦を過ぎ余生を送る場所として選んだのはあの思い出の山でした。誰にも訪れる“老い”。離れて暮らす家族の葛藤と模索。そして夫婦亡き後、残された家族に〈芽生えた〉ものとは?そこには、現代における“幸せの形”のヒントがありました。山口放送が 25 年にわたり地元で取材・放送を続け大反響を呼んだ人気TVドキュメンタリーシリーズ、待望の映画化。
■公開日:2016年5月14日(土)?ポレポレ東中野(東京)、山口ほか全国順次公開
■監督:佐々木聰
■製作著作:山口放送
■ナレーション:吉岡秀隆
■『ふたりの桃源郷』公式サイト:https://kry.co.jp/movie/tougenkyou/
■配給、宣伝協力:ウッキー・プロダクション
■著作:(C)山口放送

いやあ、山暮らしって、ほんとにいいもんですね。夫婦二人で仲睦まじく暮らすって、ほんとにいいもんですね。
地球に生きることの面白さは、山暮らしからしみじみわかってくるものだと思いますよ。
私は生き物の不思議をいまたくさん目撃しています。
大げさじゃなく、誰しもひとりひとり探していたものが見つかるのが、山の生活かと思うのですがね。

2009年夏の思い出

この山奥に最初にやってきた年の夏のこと。前のブログに書いたことかと思うが、私は北東側のメイン窓のすぐ横に二段ベッドを置いてその上段で寝起きしていたのだが、夜九時頃だったか、電燈の明りに羽虫たちがやってきて、90X45cmの摺りガラス越しに、くっついたり離れたりを繰り返しているのである。きっと田舎では当たり前のような夏場の日常の光景なのだろう。
窓ガラス越しに見る蛾は大小様々だが、ほぼ同じ形をしていて、なんとなく妖艶な女の腹部を思わせるほどに白く、その下に脚を二本上手に描いたら、ストリッパーが観客のほうを向いて踊っているように思えることだろう。
摺りガラス一枚に10匹も蛾がオンステージした頃、おっ、珍客のカマキリがその間に割って入った。
私はカマキリが捕食のためにやってきたと思った。蛾と歩調を合わせるように小刻みに上下動を繰り返している。
蛾のほうは、垂直のガラスに足を支えきれずに羽ばたいて位置をキープしようとするに対し、カマキリは脚で自らの身体を支えていて、それでも蛾と歩調を合わせるように上下し、しだいに二番目くらいに大きな蛾に、二つのカマを蛾に向けた横向きの姿で接近していた。
私はカマキリの捕食シーンをこれから見るのだと思って、今か今かと見続けていた。
ところが、十分に射程距離に入っているのに、それらしい行動がまったく見られないのである。捕食の構えにはなっているのに、またこんなチャンスは滅多にないだろうに、ただみんなして上下動の踊りを踊っているのだ。
蛾はカマキリの接近を怖がる風もなく、たまに数センチ飛んで離れてみたりすると、カマキリはそれにまた接近したり、また方向を変えて別の蛾に接近したりを、繰り返している。
40分もそんな光景を見ていただろうか。やがて、そうか。彼らは深夜の小さなディスコ会場に集まって、誰ともなく見ている観客に、自分たちの生きる喜びをアピールしているのだと気づいた。観客は、まさに私であり、踊っている彼ら相互であった。
そして、これが生き物の真の姿であることも、ほのぼのと込み上げるものを感じながら確信したのだった。
誰だ? 彼らを弱肉強食の世界の住人のように思い込んで、そうあらねばならないように追い込んでいるのは。
捕食シーンを撮って、してやったりと思っているカメラマン諸氏に申したい。あなたがたは、真の生き物の姿に、自分のフィルターをかけて、蓋をするのに躍起になっていないですか、と。
この奥山に来て、最初に目にした不思議な出来事だったかも知れない。まだ猫のいない頃の話。
約1時間後に、さあみなさん、この会場はお開きです、また明日よろしく、と電燈を消したのだった。

今日の晩御飯はたぬきそば??

今晩は年越しそばということのようなので、スーパーに行って買ってきて、おいしそうなので晩御飯に。
さて調理しようと開けてみたら、こここ・これは・・・。

たぬきそば、って、ふつうテンカスがついているものでしょ??
これは、おあげさんがついてまっせ。てことは、キツネそばになっちゃうはずでは・・・。
どうも最近、たぬきに化かされるという話ばかりしていたので、また馬鹿されちゃったみたいです。
今年締めのお話は、たぬきはキツネに化けたという話でした。
さて今年は化かされっぱなしの一年でしたが、来年もまた懲りずに化かされ続けることにいたしましょう。
みなさん、いいお歳を(おこきください)。

久しぶりの畑

畑と言っても、貸農園のひと畝だけなんですが、作った作物はアピオス(日本名は、”ほど芋”)という、アメリカインディアンの主食だったマメ科の芋です。
マメ科だからマメがなるかと思いきや、実は芋だったという種類なのです。
ただしマメ科なので、背が高くなり、2m級の支柱による網棚が要ります。
しかも、芋というものでもないので、土の中に埋めたままで越冬もし何年も越年して、地下で数を増やし、サイズを大きくします。
だから、放っておけて、掘りたいときに掘って必要なだけ使えばいいというわけです。
 
今回は2年間、ほったらかしにしていた次第。
すると芋一粒ごとのサイズがとても大きくなっていて、これなら食べた実感もわくことでしょう。
湯がいたり、油で揚げて食べます。味は栗に似ています。栄養価は同じ大きさのさつまいもの5~7倍ということで、畑が小さい場合でも、食糧難時代には対応できるかと思います。
何よりもいいのは、肥料がほとんどいらない。完熟鶏糞のひと袋だけ、12mX80cm畝の上にまんべんなく乗せておけば、あとは勝手に地中に浸透して、芋を肥やすことになります。よって肥料代は年間80円ほど。(あとは支柱代、網代、いずれもダイソーでまかなう。そして貸農園代5000円也)
そして農作業が要らない。雑草も刈らない、抜かない。大きなセイタカアワダチソウなどが生えていたほうが、支えになってか共生がなされてか、むしろ長いこと枯れないでいます。とにかく、世話焼かなければ、いちばんいい。
むかしワイドとかビッグとか利息のいい貯金の仕組みがありましたが、ちょうどそんなふうな作物です。ただ、そこに置いといたらOK。自然に増えて一年間で倍以上になっている。
一年目でタマ数が増え、二年目でそのタマがでかくなっています。
そして芋の最適な保存法は、土の中に埋めておくだけ。つまり、生育させながら、保存することができるというわけです。こんなに、ぐうたらで、病人でもやれる作物つくりは、他にはなかなかないかも知れません。
収穫後の保存は、湯がいて冷凍庫保存です。生での保存は土の中に埋めておきます。土の外では、乾燥してだめになってしまいますから注意。
国華園で種イモは売っています。まあもし遊休地があるなら、やってみられんしゃい。
今回の収穫は、別の畝で作業していた方が、大根をくれたのと、カメラマンしてもらったお礼に、写真ほどの分量の芋を差し上げました。畝の1mほどを掘っただけでこの倍の収穫があったという次第です。なかなか、いい成果かと思います。