私はひと(日戸)であり、日の神の乗馬ウマにすぎません。日の系統の神々が私を介して双方向に情報のやり取りをしています。私は毛糸の塊のような大容量情報を受け取り、毛糸をほぐすようにしてひと繋がりの文章に替える翻訳機のような立場です。自問自答のようなスタイルですが、つじつまが合ってくるのです。その場で直ちに検証できなくとも、すぐ後でシンクロするように解答がやってくることが多いです。それはもう、自分の中で起きる劇的な事件ですから、なるほど合点という悟りへと昇華してしまいます。
しかし、私が乗せる日の神は、メジャーな神ではありません。どうやら、ほとんどが古い昔に強制的に引退させられた神々のようです。
最近、自ら声高に唱えていますルシファーは、あくまでも悪魔ではありません。ここのメッセージをお読みの読者はすでにお分かりでしょうが、新参のキリスト勢力の武力による侵攻と覇権によって、人々の心から強制的に退去させられた太陽神なのです。キリスト勢力はキリストを太陽神に挿げ替えようとしていたのです。
シファーは元来、太陽神、日の神でした。それがまず輝きのひときわ強い金星に退去させられ、それでも僭越だからとさらに悪魔にされて地に落とされてしまいました。金星に貶められたとき、金星王を名乗ることになり、日本に伝承が伝わって、サナート・クマラとして鞍馬に封じられたようです。そして、悪魔にまで貶められたとき、そのシナリオを仕立て上げたカバールの守り本尊である悪魔に封じられ、彼らの拠点とする世界の各所で祀られたのです。わざわざキリストを擁立しておき、キリストに対抗する反キリストの悪魔を擁立して崇拝して、すべてにおいて彼ら自身、つむじ曲がりであることを宣言しているのです。彼らにとって、世界はレジャーゲームであり、真面目なものは何一つないのです。
低質で陰惨なその儀式にルシファーが喜ぶはずもないのに、習慣づけようとしてルシファー像の目の前で生贄の儀式を定式化して執り行いました。
封神の原理を知っているカバールは、いくらでも古代の神々を改竄し侮辱し、その力量の無さを揶揄しました。そのくせ強固な幾何学結界(カゴメ)を多用し、徹底的に封じることをしました。やはりカバールやドラコ系宇宙人にとって最も怖かったのは、古代の神々の復活だったのです。
キリストの教義にはいいものもありました、それゆえ信者が増えたという経過もあるでしょう。しかし、キリスト教を推進したカバールの意図は、A.D.0年以降2000年間は、人々の霊的発展を阻害して低堕に貶めるというシナリオ、いわゆる体主霊従の「うお座」の時代を設けることで、人々の次元上昇の芽を摘んでおき、文明をリサイクルの振り出しに戻して一からやり直させることで、いつまでも知恵遅れの奴隷として使役する、宇宙人種の計画の遂行にあったのです。そして、次の「みずがめ座」における破壊から始まる高度物質文明の誤用の末路としてのカオスを招き寄せ、人類の愚かさゆえに招いた破局だと揶揄できるように計ったのです。何度も何度も。
古代の欧州神話において、ルシファーの母であり妻であるのは月神ディアナでした。ディアナの思慮に比べてルシファーはまだ幼かった。ディアナの愛を受け入れることを拒んだルシファーは、スタイルの良い猫を愛好していました。ディアナはそこで猫に化けてルシファーに近づき、契りを持って娘アラディアを生みました。アラディアは、キリスト教の侵攻に対抗して世界最初の魔女となりました。彼女はキリスト教の圧政下にあった人々に、満月の夜に森に入って月光浴するよう薦め、それをペイガンの祈りとして伝えました。その名残が、鞍馬の満月祭(ウエサク祭)として遺されているとみられます。アラディアの助言によって満月祭が営まれ、満月はディアナの円満相であり、鞍馬の魔王尊とはサナートクマラであると同時にルシファーであるのです。
カバールの頭目の英国女王は、チャールズの妻がディアナという名前であることに我慢ならず、暗殺したのかと思います。神々よりも宇宙人を崇拝する立場ならではの所作でしょう。古代神の面影を遺したくなかった。こうやって随所でドラコへの忠誠を申し立てているのでしょう。
しかし、地球人類側の絶対的正義である子供たちへの嗜虐犯罪行為は、人類に対する真の敵が誰であるかを浮かび上がらせてしまいました。女王も逮捕予定者リストに載せられているに違いなく、早々の退位はその準備である可能性があります。現法王も逮捕が噂されました。カバールの衰退がどうであるかを見ていく指針になるかと思われます。
さてしかし、古代の神々の側は、ほんとうに力量が足りないです。やはり、宇宙人の科学力には叶わないかのようです。おとなしくしておく以外にないようです。
2000年9月に、私がシミュレーションした移情閣での儀式でたいへんな事象を起動してしまい、そのときもらった役割名が「キンイロタイシ」だったことから、真言密教に精通した坂本氏に訊くと、「それは毘沙門天や、大魔神や、大天狗や、鞍馬天狗、金星王、サナートクマラや、ルシファーや。神々さえも恐れおののく存在やで」とまくしたてられ、「ウシトラノコンシンもそうやがな」と言われました。
私はキンイロタイシとは毘沙門天の若い頃の名前としか理解してなかったのです。御伽草子の「毘沙門の本地」が彼の出自を物語ります。母が縁ある神様で、母は毘沙門さんの二十日に生まれると夢でお告げされていた人なので、その神様と私も縁はあるとは思っていました。そこにまたクマラやルシファーやウシトラノコンシンが加わって、いったいどうなることやらの思いでした。
ルシファーという言葉を聞いたとき、決して悪い存在と思わなかったのは、それより数ヶ月前に丹後のGさんがやってきて、前に述べたルシファーの謂れを語っていたからです。坂本さんからその言葉を聞いたとき、むしろ誇らしく思えたほどでした。
Gさんは、「つい先日、不思議な夢を見た。不思議ないでたちの魔女が二人で踊っていた。音程のつかないドシドレシラ・・・と口ずさみながら。きっとこれはディアナとアラディアで、ルシファーの怒りを鎮めるために作った歌だろうと思う」と、まるで私なら理解できるだろうといったふうに、わざわざ我が家までやってきて語ってくれたのです。私は彼から聞いたドシドレシラ・・・をPCのDTMソフトで再現してみたところ、いい伴奏メロディーになるので、彼にはその旨伝えました。
2000年の移情閣の儀式で九日後に鳥取西部地震が起き、このときキンイロタイシと火の鳥・朱雀、九の縁数が私の代表的属性になりました。2003年には坂本氏の助言て、そこにルシファーやクマラ、さらにはウシトラノコンシンまでが加わりました。
ウシトラノコンシンは、移情閣でシミュレーションした握手のお相手の女性の信仰する宗教の最も大事な神である国常立神が強制引退させられて封印され、憤怒相になられた姿です。このときもうひとつお姿があり、観音となって姿を隠されたとか。
よく見てください。太陽神ルシファーも金星王クマラもウシトラノコンシンも、強制的に引退させられた神々なのです。だから坂本さんはそれを知っていて、同体とされたのでしょう。
2003年から2004年にかけて麻耶の天狗系UFOや天狗岩の石丸猿田彦大天狗がビデオカメラに映り、明らかに天狗さんたちが挨拶しに来られていると思いました。また、その頃、地獄谷に棲む大きな龍神さんの子供(幼生)を一瞬見せてもらいました。半年後に武良さんが地獄谷で撮ったUFOの一枚としてそれが送られてきて、目撃に間違いなかったことがわかったわけでした。
さらに付け加わる属性が登場しました。2013年の出雲大社の式年遷宮の翌朝未明の夢で、神世の出雲大社社殿で起床して、大国主命に逢い、奥様の奥津嶋姫に逢い、社殿の外観を見て回ったのでした。後で思うに、自分は誰のつもりだったのか。誰の視座にいて社殿を見ていたのか。
もしかすると、大社に逗留する天の穂日ではないのかと推理していたところ、2008,9年と、○○教会の被害女性を助けた縁で、彼女に複在する宇宙人の子供の霊を朱雀の後釜にしようと養子に迎え、オトー鳥とマメ鳥として共に夢見して飛行訓練に励んでいたのでしたが、そのマメくん(宇宙人の子)がその当時、異界からある方式によってメッセージをもらっていて、それを伝えてきた言葉に驚きました。二つのキーワードを合わせると、天の穂日の息子・(天の)雛鳥になったのです。異界のメッセンジャーとは、その異界交信方式を編み出した女性によると神様だとのこと。
こうなれば、もう間違いなく、異界は私に天の穂日であると告げていると思いました。
しかも、2014年になって、共に夢見して助走をつけて飛び立った小高い丘が、なんとペルーのナスカで新発見されて、写真が載りました。親子の鳥が並んで飛んでいる様が描かれていました。まさに夢見のナワリズムの里ペルーです。我々はその場に居て、ナワールと親交があったようです。あらゆるシンクロが、私が何者であるかについて後押ししている感がありました。
このときナスカで見つかった遺跡がもうひとつありました。二匹の蛇が連れ添うように描かれた地上絵です。この蛇たちとは、白蛇伝由来の新神話の白蛇と青蛇であるはずです。というのは、当時、飛行に慣れていたのは、私の彼女(の神霊)であり、親子で飛行訓練するから応援を頼んでいたのです。彼女は単独で青蛇であったところに、白蛇が前の媒体女性を脱魂して合流してきていたから、二匹になっているのです。神霊でいうと、青蛇が本体は雲龍で奥津嶋姫、白蛇が金縁の青龍で市寸嶋姫です。つまり宗像の三姉妹の長女と三女が競演してくれているのです。
ここで加わった雛形属性は「天の穂日」です。息子の「天の雛鳥」もこの地上ではまだ会ったことはありませんが、名古屋にいます。地上的な空間距離とは無関係なのがこの縁なのです。
しかし、私はこうした神霊のハイアーセルフの視座に組み込まれてほんの少し垣間見てくるだけの、3次元密度世界に住む日戸であり、乗馬ウマに他ならないかも知れません。そのことだけは申しておきましょう。だから、いっさいがっさい無力で無知であることはやむをえないとお断りしておきます。
天の穂日について詳しいのが「ホツマツタエ」です。天の穂日は天照神(男神)の嫡男(長男)であったことが、ホツマをよく読めばわかります。記紀ではオシホミミが嫡男のようになっていますが、真相はどうなのか。記紀はまた別の目的があって作られていますから、神々の系譜は重要視されていないでしょう。その点、ホツマは原型に近いとみえ、系譜には正確性があります。記紀では大国主命の奥様はあまたの別人になっていますが、私は夢で、この目で大国主命の奥様が奥津嶋姫(彼女が単衣を着てお歯黒してました)であることを見てきています。この目で確かに見てきているのです。夢であるにせよ、何であれ目撃が基準になっているので、ホツマのほうが正しいと言い切ります。ただし、神々の系譜だけは、という但し書きがつきます。大国主命のお顔はこんなお顔ですよ。
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地上界にもそっくりさんがいて、しかも「カミサマ(大国主命)」とニックネームされていたので、大国主命の素顔を知った人はけっこういるんだと思ったことでした。
うちの白猫トンちゃんにも似ているのです。幼猫のときに、私の寝ている上に乗りたがって、そこから私を眺めていたりしました。穂日は大国主命とは従兄弟になりますからね。しかも、穂日は祀る役です。トンちゃんは少食で道草を食べるのが習慣で、それでコンディションがいいのか、いちばんよく太っていました。私の監視役あるいはセコンドとしてやってきた感があり、セコンド役を争ってか黒猫ブーとよく喧嘩してました。
ホツマは原型に近いと言ってきましたが、正直言って、筋書きにおいては正確ではなく、ホツマ作者には当時における「忖度」が見られます。忖度という適切な言葉が最近は発されるようになりましたね。当時はまだしも締め付けが緩やかだったから、本筋が残存しています。ふつう、改竄してしまうなら、総力挙げて元の筋書きが不明になるほど改竄と隠蔽が徹底的になされるものですが、逸話が挟まっていて、神話においてすらも歴史改竄がなされたことがわかるような仕掛けになっています。神話作家の良心なのかもしれません。
では、最も肝心な改竄部分はどこかと言いますと、神世においてもクーデターがありました。記紀では、クーデター騒ぎで天照天皇は岩戸隠れして、しばらく暗黒の期間があったとされていますが、首謀者(弟のスサノヲ)は捕まり、去勢された上、かなりの負債を負わされて放逐されています。その後、天照天皇には岩戸からお出しする儀式をして復帰いただいたとなっています。
いっぽう、ホツマではクーデターは未然に防がれ、首謀者は中央から退けられたことになっています。このときの首謀者には、スサノヲだけでなく、天の穂日の母親である持子姫と、宗像三姉妹の母親である早子姫が挙げられています。そして、持子早子には厳しい裁定が下り、悲惨な最期を遂げて怨みを募らせ、それぞれ九頭竜と八俣大蛇に変じて世に祟りをなす存在になったとされています。いっぽう、スサノヲには天照の弟ということで赦免され、その代わり、八俣大蛇を討つように要求されそれを呑むことになります。これが記紀だけでなく、出雲神楽にもなった八俣大蛇退治の謂れでしょう。
持子が重罪ということで、天照の嫡男であった天の穂日は降格され、日嗣の資格を剥奪され(贈り名がタナヒトだったのをタナキネにされ)、三男か四男のオシホミミが昇格して日嗣の資格を得て(ヒトの資格がつけられてオシヒトとなり)、まだいたはずの他の皇子を差し置いて、皇位についたようなことでした。というのも、天照天皇が最も愛したのが瀬織津姫で、中宮という特別な立場を設けて別格にしておき、その子オシホミミを優先して取り立てたということでした。
よく似た話があるものです。朝鮮史の中に李氏朝鮮史というものがあり、それを土台にして「トンイ」という韓国ドラマが作られて、NHKから放映されました。かなり前のことだったので、私も番組を見たものです。というより、私にとっては予備知識しておくべきものが事前に与えられるのがパターンでして、ハイアーセルフが用意しておくのでしょう、このドラマの物語とホツマのクーデターに係る肝心な部分がよく似ていて、解読の鍵が事前に与えられていたかの感を持つほどでした。
むろん、筋書きがそのまま同じというのではありません。人物の対応関係が不思議なくらいに一致するのです。
まず主役のトンイは、最下層民の出でありながら、お忍びで物見遊山の王様と仲良くなり、やがてトンイは身分を隠して宮廷女官に仕官します。王様はそれを知って、何かと世話を焼こうとし、やがて宮中恋愛へと。ホツマの天照(王様)が瀬織津姫を優遇する筋書きに似ています。
天照には当時、北東南西それぞれに主、副、副副の3人ずつ計12人の妃が用意されていて、王様の巡行は北からなされていました。このため、北の主格の持子がいちはやく子を孕み、それが世継ぎ筆頭の天の穂日でした。次に北の副格の早子が三つ子の姉妹を生み、この方が宗像の三姉妹です。その後、東から男子の次席世継ぎの活津日子根、そして南の主格瀬織津姫からオシホミミ、さらに西から天津日子根が世継ぎ候補として生まれました。
ところがこのとき、王様は瀬織津姫を愛するあまり、12人の妃のシステムの外に中宮を設けて、特別扱いをするようになりました。これを逆恨みして持子と早子はスサノヲに相談してクーデターを起こそうとしたとか言うのです。それが密偵の報告で陰謀が知れて、瀬織津姫は天照の不在時に持子早子を呼んで、天照の代理権限を利用して遠投の裁定を下しました。そして、天の穂日の世継ぎの資格を剥奪し、贈名の「○○ひと」のひとの字を取り去り、それを今までひとの付いていなかったオシホミミにつけて「おしひと」としたというのです。
ホツマは持子早子の正直な反論を伝えていません。持子早子は素直に天照の指示と思い、采配に従いました。そして遠投先の九州で、刺客に襲われそうになりながら、場所を転々として移動し、持子は飛騨の戸隠の地で息絶え、恨みの化身九頭竜となったとされています。早子も同様にまた場所は違えど、八俣大蛇になったとされています。
そして、スサノヲは天照の弟ということで赦免され、その代わり早子の変じた八俣大蛇を退治するよう命じられてこれに従うのです。
瀬織津姫は寛大な赦しを示すお方として有名だったとのことです。寛大かどうかは識者の判断にお任せするとして、トンイとの違いをちょっと。
トンイは、ストーリーの中では良からぬ陰謀をめぐらす妃候補のヒビンと弟のヒビン一派の陰謀を暴き失脚させます。しかし、トンイの息子より早く生まれていたヒビンの息子を廃嫡などにせず、先に先帝の跡継ぎにし、自分の息子をその補佐にします。それが儒教社会の遠慮でもありトンイの徳でもあるのですが、瀬織津姫の場合は寛容という触れ込みの割には、残酷なほど徹底した追い落としをかけています。しかし、ホツマはその点には触れず、おそらく「忖度」して評判の持ち上げに躍起な感があります。しかし、随所に本当のこと、本音をこの作者は置くことを怠っていませんでした。穂日の祖父・クラキネの慙愧に満ちた言葉が、あったことのすべてを物語っています。
クーデターを働く側というのは、およそ不満を高じさせてのことでしょう。持子早子が不満を高じさせたのなら、筋書きからわかることは、瀬織津姫に王様の寵愛が移ってしまったことに腹を立てたということだけです。12人の妃システムで最も優遇された北の局にあって、すでに男子を設けていた持子に、どんな不自由ありますか。ひとりでに王位は授かるではありませんか。それとも将来の天照の心変わりを勘繰ったのでしょうか。中宮というおかしな制度をいきなり用意してしまうようなお方ゆえ、信用できなくなったのでしょうか。
ところで、中宮というのは中華思想の中から生まれた、中国における律令時代を先駆ける職制でした。ところが制度を作りはしたものの、実際には一度も用いられなかったというのです。しかも神世ではなく、ホツマ制作当時の地上界における話でありますし、それを流用したのが黎明期の日本で、その斬新さに惹かれただけの使用だった可能性があります。他所の制度の安易な流用による神話の改竄が、最もメインの部分で明らかなのです。
それに、むしろ天照は持子を立てていて、穂日に第一相続権がついた贈り名を与えていました。贈り名は「たなひと」といいます。いっぽう、オシホミミには「ひと」が付けられていなかった。それゆえ、瀬織津姫がこの機に乗じて穂日から「ひと」を剥奪して、オシホミミにつけて、「おしひと」にしたのです。
天照は、それでよしとしたのかもしれませんが、初めに「ひと」と付いていないことは、何を意味するのでしょう。また、他の男子の名には、必ず「日」という字が入っていますが、オシホミミにだけはありませんでした。オシホミミの「マサカアカツカチハヤヒ」は記紀編纂の時代に付けられたもので、神世における話ではありません。天照の五男は、天の穂日、天津日子根、活津日子根、熊野玖珠日、そして忍穂耳であるわけで、「日」がないことが明らかです。これは、元々世継ぎ資格がなかったこと、あるいは資格がないと天照によって判断された結果ではないかと思われるのです。
12人の妃の中で、自分の子だけ除外されたとなら、怒らない親がいるでしょうか。
よって、瀬織津姫にこそ、クーデターを起こす確かな理由があったに違いないと推測されるのです。
朝鮮史の特徴で特筆すべきなのは、大国中国との関係でした。加えて、大陸は儒教社会でしたから、恥の文化が定着しており、モラルに欠けることあらば、すぐに王権を脅かすことにもなりかねません。たとえば、クーデターがあったとして、もし王権がすげ代わったことが漏れたなら、中国が即反応して代官を送り込んできたりします。ちょうど江戸幕府のようにして、大国が属国の小国を管理しているといったことです。隠密も各地に潜まされて居たことでしょう。
だから、クーデターがあって成功しても、何事も無かったように取り繕うことが優先課題として行われていたのです。そこはあまたある文部官僚の腕の見せ所で、命懸けで筋書きを作り上げ、何事も無かったように史書には書いたのです。代官が来たら、官僚全員が失脚もしくは死刑になりますから。大国と戦さして勝ち目がないなら、新王権がいかに瑕疵がないかを取り繕うしかありません。
その伝統的な隠蔽技法が朝鮮半島から民族と共にやってきて、しばし大国の無関心な間に日本統一を果たして、力がついたところで、大国とも張り合おうという律令国家樹立に合わせて、創作したのが独自の日本神話でした。
神話には世界共通の下地があります。それは古代神が新しい世代の神に取って代わられるクーデターの史実を伝えていることです。エジプト、ギリシャなど西洋の神話はほぼそうで、政権交代が幸せな結果をもたらしたとは伝えていません。忖度などないのです。ギリシャ神話を書いたヘシオドスなどは堂々と、こんな鉄(くろがね)の不幸な世には生まれたくはなかったと言っています。
ところが、日本神話の原型に近いホツマでは、クーデターは発覚して未遂に終わり、首謀者たちは処罰されたとなっています。後はハタレの反乱などの不祥事が鎮圧された話などはあっても、平和裏に神世史は推移したようにされています。
地上で行われた史実が改竄されているなら、ローカルなケースとして無理からぬこととわかります。しかし、世界とも照合比較されるのが神話なら、下地の共通性は図られなくては、またぞろ矛盾を突いてくる外国勢力もあることでしょう。
ところが日本では、恥の部分を隠蔽しようとする朝鮮型の論理が強く出て、筋書きの改竄にまで及んでしまった。それがホツマです。
外国と交易していく過程で文化がおのずと知れていく律令時代向けの神話にはなっていなかったのです。それを、修正したのが記紀でした。特に古事記などは中国を意識したものでした。
記紀では、世界神話の意趣は岩戸隠れ神話として果たされています。
エジプト神話にいうセトの暗黒時代、ヘシオドスの嘆いた鉄の時代は、日本においては太陽神の岩戸隠れの期間として算定されるようになっています。
記紀では、すでに終わったこととして解釈もできますが、今も岩戸隠れの継続期間と見て、岩戸開けを待ち望む人も半々ぐらいに居て、スピ系の底辺を形成しているように、記紀は、対外向けにうまく作ってあると言えます。
クーデターの起きた場所はどこなのか
神世での歴史とはいえ、ホツマは地上の実際の地名をすべてにおいて使っています。
神話空間での出来事なれど、地上に投影したことで筋書きが誰にでも読みやすくなっているのです。
ホツマで隠蔽されたであろう、実際にクーテーターが行われた事実と場所は、表に出てきていないのだから、推理していくしかありません。
私は2010年頃には、すでに怪しい場所を特定していました。
それは、大本教の伝承に言う、国常立神の引退した場所で、崩御されている場所でもあります。
そのとき、まず気になったのは、神霊に崩御ということがあるのかどうかでした。
一般的に、霊魂は不滅であると言われているのに、神の霊魂であるなら、不滅なのが当然でしょう。
なぜ崩御地があるのか。御陵があるのか。まるで人間を葬るときのようです。
それはホツマの作者が当時抱いていた心霊の概念があいまいで、たぶん人間と同様の死を迎え、葬られるべきと考えたのでしょう。
だから、ホツマの中の神々には非常に長寿とはいえ死があるのです。
作者には、神話を書いているという意識がなく、人界の朝鮮史を書く如く、ホツマを書いたとみられます。
そのときおそらく、最もよくありがちな王朝史を土台にして、ホツマを書いているのです。
ホツマの作者とは、朝鮮から渡来した文官であったでしょう。ホツマの最初のほうで、天照の幼名を「ウヒルギ」としていました。
これは今でも金正日や金日成にも見られるように「日」に対する朝鮮式発音の訓読です。
さて、問題のクーデター発生の場所ですが、
出雲の役人が不正を働いたことから、国常立尊は丹後の宮津に仮の宮を創り、そこを拠点として、西に睨みを利かせて統治しようとしました。
彼はその地で崩御するつもりであることをヒタカミにいる天照に伝えたため、天照は急遽ヒタカミを後にして丹後に赴くことになります。
大本教神話の別伝では、国常立尊は暗殺されたとか言っています。崩御の場所こそ、可能性濃厚な感じがしますでしょう。
しかし、伝承は続き、
天照が赴いて、しばしの間、祖父から天成神道について教授され、彼の崩御に立ち会い、いるんなことがあったが、さらに天照の治世は続いていったとなっています。しかし、国常立尊の暗殺に続いて天照も暗殺されたとなれば、筋書きも何もかもそこから偽物になってしまうことに気がつかれることでしょう。
そのときありうることと言えば、天照は替え玉(役者)に置き換えられていることでしょう。だから、持子早子ともに天照には会えずじまいで遠投されてしまいました。会っていれば問い質すこともできたでしょうに。国常立尊は亡くなっていてそこにはいない。天照は替え玉だから会わせるわけにはいかない。ホツマの元の筋書き(本当の史実)らしきものが読めてくるではないですか。
持子早子とスサノヲのクーデター騒ぎは、天照が丹後にいる間に、天照の代理権限を持った瀬織津姫の采配で全て裁かれて終わってしまっているのです。
あとは、そのヤバイところを、どのようにして改竄して、あるいは化粧して、庶民の目をくらますかということになります。
問題の地、丹後の元伊勢には、国常立尊の御陵とされる神体山と天照の御陵とされる神体山の二つがあります。天照は国常立尊の葬儀を終えるとヒタカミへの帰還を目指しますが、途中に立ち寄った富士で庶民の熱烈な歓迎を受けたため、そこでしばらく逗留し、かなり後になってヒタカミに帰還するのです。すぐに戻ると不一致がばれやすいので、アリバイ作りのためだったのでしょう。そして、さらに後に自分も遺勅として、国常立尊の傍に葬ってほしいとして、元伊勢に並び祀られているといったことになります。
しかし、もし国常立尊亡き後すぐに天照も亡くなったとなら、そのまま並べ祀ってあって当然です。それを隠すために遺勅の話も作られていると推測できます。
その後、天照の治世は続きました。いったい誰が天照だったのでしょう。瀬織津姫がその間、妻であり補佐であり続けました。
瀬織津姫の勢力の側がクーデターを起こし、それが成功して、誰知られぬようにして、替え玉を立てて天照の存命をうまく演出しながら、神世の庶民の目をくらましたという筋は成り立ちませんでしょうか。ここまでは仮説の域を出ませんが。
日月神示はなぜ出現したか
日月神示はさほど大きくはありませんが、岡本天命に懸かった自動書記の主・日月神は実体が国常立神であろうと言われています。私も自分なりに調べて、相違ないと思っています。国常立神はとてもシャイで慎み深く、ひょうきんなところがおありと見受けます。神示を読めば、彼の個性が出ています。自分のことは語りたがらないで、暗号で示される。それも日本語や英語混じりであったりして、ぎょぎょっとします。好感の持てる好々爺の印象があるのです。
私が天の穂日なら曾御祖父さんに当たります。こんなお爺さんだったなら、いつまでもお話を聞いていたくなるような。
その日月神と名乗る神様が天命のお筆先に、こんなことを。
日月神示梅の章第十三帖
天(あめ)の岩戸ばかりでないぞ、地(くに)の岩戸 臣民の手で開かなならんぞ、誠一つで開くのぢゃ、誠のタチカラオの神、誠のウズメの命殿、御用結構ぞ。ダマシタ岩戸開きではダマシタ神様お出ましざぞ、この道理判らんか、取違ひ禁物ぞ、生れ赤子の心になれば分るのぢゃぞ。今の臣民お日様明るいと思ふてゐるが、お日様、マコトの代のマコトのお日様どんなに明るいか見当とれまいがな。
後略
日月神示碧玉の章第10帖
前略
次の岩戸閉めは天照大神の時ぞ。
大神はまだ岩戸の中に坐しますのぞ。
ダマシタ岩戸からはダマシタ神がお出ましぞと知らせてあろう。
いよいよとなってマコトの天照大神、天照皇大神、日の大神揃ってお出まし近くなって来たぞ。
後略
日月神示青葉の章第14帖
前略
ダマシタ岩戸からは
ダマシタ神お出ましぞと申して
くどう知らせてあろうがな
ダマシて無理に引っ張り出して
無理するのが無理ぞと申すのぞ
無理はヤミとなるのだぞ
それでウソの世ヤミの世となって
続いてこの世の苦しみとなって来たのだぞ
・・・と、場を何章かに別けて、ダマシタと書かれています。
騙した岩戸からは、騙した神がお出まし、とは、読者は何があったとお考えになるでしょう。天照は暗殺されたわけではなく、取引を持ちかけられ、それを呑んで岩戸隠れ、つまりあえて引退もしくは幽閉されたかのようではないですか。国常立神も暗殺されたとしても、神霊ですから死んでしまうことはないでしょう。それゆえ、ウシトラノコンシンや日月神としての現れがあるわけです。
では、騙して、あたかも天照であるかのごとく現われたお方とは誰か。それはそれ以降、無理してヤミとウソの世にしてしまった偽天照でしょう。神世も偽天照になってからは、ヤミの時代になったに違いありません。地上界においても、律令時代以降、男神でありながら女神になってしまっているわけですが、それは誰か。男神は幽閉されて不在なのだから、統治代理権を持つ瀬織津姫でしょう。偽天照の男神も遺勅で葬られていますし、今も残るのは瀬織津姫ということになりますでしょう。彼女が女神である天照大神になっているのです。
さてしかし、瀬織津姫が単独で起こしたクーデターではないでしょう。悪神たちの支援がありました。神世もモラル的に退廃しかけていた頃に、国常立尊が改革に乗り出された。ところが自己利益を図ろうとする邪な為政者級の神々が結束して力を持ってしまい、王様を強制引退させてしまったのでしょう。神世ともあろうところの基盤が、簡単にぐらつくような事件でもあったのでしょうか。
取引があったのだろうと推理しましたが、その場合に、取引の相手は誰かということが大事でしょう。2016年という最近になってわかってきたのは、今から50万年前に、太陽系を守っていた古代ビルダー種族が設定したバリアーが破れ、宇宙人たちが太陽系に侵犯できるようになり、地球を植民地化したのが37万5千年前だったとするコズミックディスクロージャーの情報などです。これによって、ドラコ・レプテリアン種族のアヌンナキが地球を資源収奪の場にしたことなどがわかってきました。神世のクーデターがいつ頃行われたかさえわかってくるではありませんか。
その当時、人類はまだ現われていなかった。人類を創ったのはアヌンナキ。その前に、先住民として原人と神々がいて、取引して支援の約束までして、その期間が満了するまでの地球借用権のようなものも取り決めされていたのではないか、といったことまで推理できてしまうわけです。むろん仮説ですが。
しかし、コズミックディスクロージャーの話からすると、ドラコは地球の所有権を渡したくない。神々は封印されたままだから、文句の言いようがない。ドラコは覇権のために騙すことにかけてはピカイチ、良心の呵責もない。地球在来の神々も、存在を抹消されている状態では、埒が明かない。よって、封印を解くことが現代における必須課題になっていたのだと思うのです。
だから、それができそうな、それでいて命知らずの猛者はいないかと、応援がかけられたのだと思います。
母神たちの冤罪晴らしだった名探偵オクンドの推敲活動
僭越ながら、その封印解除役は、当世謎解き随一と謳われたオクンドしかいないとして、古代伸たちの乗馬ウマとして起用されたのではなかったでしょうか。(いやあ、ここまで来れば鼻高々の天狗ですわ)
オクンドは面白うもない人生が嫌になり、50歳までで命を終えてほしいとハイアーセルフに願い立てていたため、よしその願いと身柄を買った、もうちょっと人生を楽しめと、時空を増設して、古代神の封印解除をメインにした役割のシナリオを置いてくださったと解釈するのです。
50歳になった年、2000年で世界も滅んでなくなっていたはずが、増設されて今にまで延びています。私へのちょっとしたプレゼントでもある期間です。彼女が次から次とできて、老いらくの恋に励みましたもん。心臓が悪くなってから、ようやったもんです。
オーケー。期待に応えて、やり遂げましたから、ご覧あれ。(鼻高々、つんつん)
2014年4月
国祖神の封印幾何学構図が判明し、畿内の逆五芒星によって堅く守られていることがわかりました。逆五芒星は西洋の伝承では黒魔術と悪魔召還の結界術です。神々に対抗した封印幽閉装置になっています。カゴメですね。問題の場所を確定的にする幾何学図形です。これを見れば、悪事が一目瞭然です。悪魔召還の黒魔術のシンボルである逆五芒星の南京錠でしっかりと封印している様子が出ているでしょう。
2015年5月
乙姫の玉と九字切り術の組み合わせで封印結界を破砕し消尽しました。原因がわかれば、封印解除はほぼ叶ったようなものです。
5月3日未明の夢に神世の司法当局者が来て、神世はすでに浄化されており、邪神たちは逮捕されたり下野遁走して地上界に降りていることを告げられました。地上界は邪神の天下りにより艱難の時で、もし地上の浄化をするなら、神世政変の真実の理解と説明がなされれば可能と聞きました。説明の規模は不明。神世では真相が全体に知れ渡って、邪神や真の首謀者たちは居場所を失ったとのことです。地球時間では2011年3月11日ではなかったか。ヒタカミ(三陸)が大激震し、地上界は暗黒化がひどくなりましたから。
5月8日から13日にかけて、封印された神々や関係者が夢で面会に来られました。
2014年後半
古代ビルダー種族といわれるブルーエイビアンズやスフィアビーイングが活発に地上世界に介入するようになりました。
2014年12月5日に、ブルーエイビアンズの仕掛けたバリアーを破壊しようとしたドラコ・カバールの兵器が撥ね返されて壊滅。ここからドラコ・カバールは劣勢になりました。
2014年12月6日未明の夢で、プーチン氏と鶴亀の握手をしました。
2015年1月30日未明の夢では、習近平氏と両手握手だけしました。(鶴亀の験はなし)
2015年以降、露中が協力して世界のもういっぽうを担うようになり、カバールの加速度的NWO推進は阻止されました。2015年年初のエコノミスト誌表紙絵と2016年のそれとの違いとして出ています。カバールにとっては世界制覇ゲームですから、しくじっても苦笑いしながら次の記録として遺します。そして、次の予告をすることを怠りません。
2015年3月、元伊勢の岩戸山直下にアヌンナキの基地があるとMさんは2014年9月に霊視したと、Gさんが伝えてきました。
2015年5月にはアストラル体験熟達者の記録に岩戸山に封印された三人と虎の消息が書かれていたことから、国祖神三世代が2012年時点で確かに封印状態にあったことがわかりました。2014年5月に封印解除したことになります。その後、どうなったか。
2015年9月、元伊勢のGさんが玉杵さん似の方に会わせるからと、連れて行ってくれました。玉杵さん似のかたはとてもいいお顔で反応をしてくれました。Gさんにはニギハヤヒの身を借りた天照が宿り、私に随時の教唆を垂れていたことを知りました。
2016年の終わりには、米国大統領がおおかたの意表を突いてトランプになりました。これにより第三次大戦への雪崩れ込みが阻止されました。カバール内部での内輪もめがNWOへの加速を遅らせています。
さて、50歳以降、私には二人の強力な女性協力者・白蛇と青蛇の化身が現われました。この二人は奥津嶋姫と市寸嶋姫の権化です。2007年から2008年にかけて、そのようであると特定できていました。
2013年の出雲大社式年遷宮のときに、私が天の穂日かも知れないと思い始め、すぐに天の雛鳥も名乗りを上げたため、確定的なものとなりました。
天の穂日と宗像の姉妹は、持子早子の姉妹をそれぞれ母とする従兄弟同士だったのです。協力し合って、二人の母の冤罪晴らしを進めてきたことがわかりました。
持子早子の両名はまったくの無実です。
邪悪な宇宙人組織と、それに加担したモラルのない神々により、このたびの岩戸閉めは行われ、以後、神世と地上界の両方が汚染されたのです。
すでに神世は汚染から脱している模様です。しかし、地上界はまだこれからという状況。私もこちら側に居て、成り行きを見守っているところです。
こうして私は、天の穂日、間違いがなければ天照の後継者、皇位後継者であった神の雛形をも拝領することになりました。
見れば、毘沙門天、サナートクマラ、ルシファー、ウシトラノコンシン、天の穂日と、みんな当然いただくべき地位が剥奪された神々であることがわかったわけです。
私はひとりの病弱な人間でしかありません。この世でできることは限られています。
しかし、まず神世に政変があって、多くの事後の不利益はそこにはじまっていることを皆さんにわかっていただきたい。これが神世政変の真実なのですから。これを知れば、おのずと地上界も浄化されると神世の司法当局から聞いております。