全戸緑化計画

近い将来、全人口が自給自足に陥り、飢饉に瀕するようなことが起きてくるに違いない。
そこで過去の名君に学んで欲しい。
上杉鷹山公は、藩内の領民のすべての家々に、食べられる実のつく木々による垣根を作らせた。少し敷地があれば、菜園も作らせたであろう。
当時の民は、蓄えするほどの余裕もなく、もしその年が不作であれば、たちまち飢饉に瀕した。そのようなときのためにと、代用食物の生産に力を入れさせたのだ。
それを現代に当てはめるなら、もっとアイデアは広がる。
ビルというビル、あるいは一戸建てという一戸建ての屋根、壁、小さい公園の敷地に、なるべく食用植物を這わせながら育てる工夫をする。
これによって、建物内部の温暖化が防がれ、省エネが促進される。
蔓性食用植物なら、かぼちゃやきゅうりが筆頭だ。
蔓性でなくとも、プラスチック成型した縦長型の水耕栽培装置を並べれば、建物を食用植物で覆うこともできる。
これからの産業は、なるべくなら工業であるべきではない。それは時代の流れに逆行となるだろう。
第一次産業かそのサポート産業への展開が必要になる。その方向を向いたリフォーム産業もいい。食料自給率を高めるのに、いつまでも沈滞した政府など頼るべきではない。先行きに目覚めた各自が取るべき避難行動として、まず自分の家、家族を自衛的に守ること。そして、余禄で地域を、国を守るという方向かと思う。
地域で一人始めたら、いいなと見ればみんなやり始める。ノウハウを出し惜しみするなかれ。そうして、いざというときに備えることがだいじなのだ。
20年ほど前は、まだ健康だった。その頃、意識して夢をコントロールして行きついた先の世界のことを話そう。
そこでは家がビルのような四角形だった。ところが、すべて植物もしくは土壌で覆われているのだ。屋根に人がいたので尋ねてみようとして驚いた。その人は私であって、画家のようなベレー帽をかぶって、植物を屋根に植えているのだ。
そこで、質問を変えた。「あなたはいつ頃からここにいるのですか」と。
するとその人物は、「ずいぶん前からここにいます」と笑顔で答えた。
そこで目が覚めた。
この人は、私なのか?もしそうなら、過去の?あるいは未来の?
空は夕方でもないのに、濃い群青色。小川に沿って赤い花が咲き、小川には月のような光がきらきら反射していた。
いったいどこの世界だったのだろう。
あのような平和そうなところ・・・未来であってほしい。

禽獣には禽獣にとっての名医あり

この記事、あまり人気がない。いや、たぶんみなさん意識を遷移されたのかもしれない。消息確認のための黄色いハンカチやから、もしまだ生きているなら、合図してよ。
ご存知、たまちゃんと接触するようになって、いきなりいただいてしまったのが彼女のきつい皮膚病だった。
ほっぺに接触されたところが痒くなり、赤いマークが次第に茶変、そこから痒みは広がっていくような次第だった。(マグマの熱によるものかと思ったが、実は人類の出した有毒物質によるものだったとは)
さらには股間にも飛んで痒いのなんのって。(むかし病態の世相を自らの身に映した惟摩居士という人もいたとか。しかし痒いのは我慢ならんで)
そこでB.J先生に尋ねたら、これはたまちゃんの病気がうつったというわけで、何と処置してくれたのが、これからたまちゃんに施そうという手術の縮小版だったんだなこれが。
こうやって殺菌すればいいんだ、と熱湯の入った瓶を患部に押し付けた。(フィクションに付き良い子は信用しないでね)
ぎゃあーーっ。
何箇所かに飛んでひどい痒みを発していた病巣に、こんなことするんだから、終わったあとはさすがに痛んだが、このほうがよほど我慢できると、むしろ快感となった。
皮膚下1Cmまで結節を作ろうとしていたものも、普通の皮膚の厚みに変化し、皮膚表面は火傷で赤変していたが、治癒に向かっていると想像できた。
ところがだ。これで病菌は死滅したりはしていなかった。
それはもう、何度失敗しても懲りない拝金主義者のような菌だったから、すぐに体制を立て直してくるわけだ。
何度繰り返したことか。
ところがついに、病菌のほうが暴発を起こした。問題のなかったところに、勢いよく攻め込んできたんだ。耳全部が腫れだし、たいへんなことになりそうだった。
そこでついに、B.J先生一辺倒をやめて、毒舌でこき下ろすが、言うこと聞いていれば治ると噂のある医者へと向かった。年は90近くという。そんな年までできるのか?
初対面して、ふといきなり感じたのは、この先生、チャボの化身だということだ。
何となく親しみに変わり、むちゃくちゃこき下ろされつつも、顔の茶変したマークから、先生のリクエストに応えて、あそこの穴まで見せたよ。
すると老チャボ先生、「こんなことなるまで、よう放っといたな。わしの手で治せるかなあ。治せる自信全然ないわ」と大声で言い放つ。あのお、待合室には若い女性がいたんだが。聞こえてるよなあ。
しかし、噂ではそう脅しておいて、みごと治す名医とのこと。
「ここまで水脹れができてんのは、初めてや。何でこんなひどいことになるんやろ」と仰るので、熱湯殺菌をかけた経緯を話すと、「阿呆なことしてからに。治せるもんもよけい治せんようになるわ。火傷でずるずるやないか」との激しくもまた頼りがいのある叱責をいただく。
「一週間飲み薬飲んで、軟膏つけとき。痒みがなおっても、痒み止めがはいっとるだけやで、治ったと思わんと、薄うてええから引き伸ばして一日何回でも塗りな。しかし、治らんかったって、知らんからな。こんな患者見たん初めてや」と、まあここの患者なら誰しも通過したであろう、同様の洗礼を投げかけられて、帰ったわけだった。(同様?こんな変人おらへんわ)
さて、どうだったか。
ひとたび薬を飲み、塗っただけで、あっという間に痒みは引き、翌日には耳の腫れも結節も解消し、まるで魔法使いに治療してもらったかのようだった。市販薬の数々は何やったんや。あんなもん、よう売っとるわ。
来いと言われていた一週間後、喜び勇んで先生にお礼を言うと、椅子に腰掛ける前に、「軟膏がなくなったらまたおいで」と、わずか20秒ほどで診察終了と相成ったのであった。
軟膏はけっこうたくさんあって、半年以上持つかなというとき、今度はどうやら疥癬にかかったらしく、ぶつぶつができて痒くなった。
また先生のところに行こうかとしたとき、痒みだけでも軟膏でとったれと塗ったところが、またもぶつぶつからして治ってしまったのだ。
きっとこれは皮膚病の万能薬かも。
つらつら思うに、ほとんどの場合、まともに治せぬ薮医者ばかりのところ、トリ系だと思うような先生にかかると、みごと治してくれる。
決して評判がいいという先生でなくとも、的確に処方してくれるというのは、やはり相性の問題が大きいようだ。
ピロリを根絶してくれた以前の医師は、けだかい志の雷鳥だった。
思えば大過去に皮はがれ赤剥けの兎に、蒲の穂で治せと教えたオホナムチも龍蛇。
禽獣には禽獣相手の名医あり。
私はたまちゃんをB.J医師のもとから転院させて、老チャボ先生の、といっても人間次元ではスケールが違い対応がとれないので、老チャボ先生のハイラーキー、グランドパ老チャボ先生に頼むことにした。
きっと、身体への負担の軽い軟膏と飲み薬で治療してくれるのではないかな。とにかく人間が延長したようなのは、いくら評判が良くてもだめだと分かった。
こういうわけで、せっかくの数十箇所への温熱治療の予定は、取りやめになちった次第。
ドクトル・グランドパ老チャボ医院に連れて行ったので、ま、よろしく願いたい。
このドクトルもかなりの毒舌らしい。
たまちゃん、がまんしいよ。
勤勉すぎて無理した者ほど、きついこと言われるからな。

星間戦争の代理の場

神々の戯れによるか、それとも別の理由によるか、その昔、白い星の元にある種族と、赤い星の元にある種族が、星間戦争を繰り広げた。
戦いは一進一退。勝負の決着はつかぬままに、休戦となった。
その間幾多の溝を埋めるための交渉が行われたものの埋まることはなく、対立軸を残したまま、どちらも高度文明であったため、共倒れを避けるべく、戦闘能力を減殺させた互角の勢力を代理に立て、その間で雌雄を決することにした。
つまり、代理戦争のゲーム空間が別に定められた結果、その場の一つが地球となったのである。
日本では白と赤の旗印を立てて戦う源平の戦い。
今においても、資本主義社会と共産主義社会の基盤色として採用されてきた。そして、星間戦争の戦士たちが地球上に転生し、ただシンボルの下に戦いを繰り広げてきたのである。
色はイデオロギーを表すわけではない。戦いの表象としての色であり、その旗の下に記憶を宿した戦死の魂たちは自然に集まり、命を賭してきたのだった。
だが、上位で解決できない何かが、逆に下位に見つかるという予測があり、必ずしも戦いのためにのみやってきている魂ばかりではないということ。
地球文明の最終局面に当たり、その何かが見つかるに違いないという予測しかないのだが、それがフィードバックされて星間戦争に終止符が打たれる可能性があるということで、この方面からの期待も大いに懸かっているわけである。
その他様々な懸案解決の場として、この地球が集約的に用いられている感があり、関連ある星々からの来訪もしくは偵察がなされているというのも頷けるものと思う。

新神話如是

すでに、私も新神話を作っておりまして、もしそのシナリオが失敗するようなことなら、責任を取って魂の途絶をしていただくというシナリオを伏線として設け、制作を完了している次第です。
新神話は梵天の意志をも決定付ける力ありと思っております。
同じ目標を目指す、似た活動をする同士があちこちにいるとは聞いております。そのいずれかで目的が果されるなら、私も本望であり、なおも国造りに尽力したく思いますが、もし旧態的な邪神たちの目論見のほうが、我々のあらゆる努力よりも勝るなら、私は魂の返上ないしは消滅、途絶をパパ梵天によって執り行っていただくという次第です。
まず、私が見つけた先番がoronto様です。思う存分やってください。
また銀河連邦の新神話が、見つけた二番目となります。
それがもし失敗しても、また次の同士がおり、いずれもしかすると、私の番になるかと思います。
私は最後のとき(私の死もしくは世界最後の日)が来るまで待っております。そのときこそが、私の本領発揮のときでございます。新神話のシナリオどおり、世界を導く所存です。
そして、最悪の転び方をしたときこそ、最善の一着になることを申し上げておきましょう。
私はパチンコ台のいちばん下で玉(機会)を待ち受ける者。
パチンコ&ゲーム愛好家のみなさん、
よろしく、お願いします。

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たまやー、かぎやー


「たまやー。かぎやーっ。
たまやーゆうのは、たまちゃんのことやで。
上手な花火師を褒めるときの掛け声や。
よう、こんなみごとな花火、作ったもんやで。
同じもんは二度とないしなあ。
それに、いつも花火をやるあの方角だけと違ごて
周り全部が花火会場やがな」
「えっ? かぎや?
それはやなあ、えーと。ブログによう来る人らのことや。
においをかぎにきとるから、かぎやーゆうねん。
コメントなんか、花火みたいに儚いけど、
印象に残りよるから、よう似とる」
雨はざざっと降ったが、すぐに晴れて、
ちょうどええぐらいに水やりもできて、
やがて花火大会が始まったんや。
ほんま適度な夕涼み。
ビデオ用意してちょっとだけ
撮った夕涼みをおすそ分け。