ふたり母

私の母は現実の人がひとり。
もし男に生れていれば、位人身を極めると預言された母でした。
結局は、模範的な贖罪の人生を送り、私を世界市民に見立てて、至れり尽くせりのケアーをしてくれました。
お蔭様で、何不自由なくやってこれました。ひとえに母のお蔭です。
もし世界総督として世界市民を養っていたなら、良識を以て統べて、長い持続性ある為政になっていたことでしょう。
そのような母の子供でおれたことは誇らしいことでした。
母へのお返しは、夢の中だったけど、神々の応援をいただき、盛大なお見送りをプレゼントできたことです。
当時いた彼女の本体である奥津嶋姫弁才天様が直接、龍神さんや龍族の方たちを参集くださったのです。それはもう、蓬莱山-蓬莱嶽-ご来光-中を取り持つ蓬莱道龍和尚という、シンクロの勢揃いになりました。ありがとうございました。
しかし、私は奥津嶋姫様の納得いくようなことがして差し上げられただろうか。
勇気がなくて、せいぜいできたことは、封印解除のアクションだけ。
5月10日に弁天三姉妹らしいスチュワーデス3人を空港に送った夢を見て、きっと封印が解けて揃って旅立たれたに違いないと思い込むことで、やっと自分が保てています。
本当なら、邪神討伐までやりたいのだけど、肉体の身は臆病で勇気がなくて鈍重で、予定の半分もこなせておらず、そうするうちに、自分自身が主役という当初のスタイルから離れてしまい、いつしか埒外に置かれている自分を発見しています。
もうひとりは神世の母上。
最も不幸な高貴な后であったことでしょう。私はなんとか冤罪を証拠立てる論を作り、母上には喜んでもらえたかと思うのですが、正神の復活という画期的な神一厘の神業にまで至れなかったことは残念なことでした。
鈍重な肉体の身を以てしては、困難なものです。
この身を捨てた後に予定を繋ぐしかありません。
ああ、そうだ。これを忘れるとこでした。
現実の母は、亡くなることになる心筋梗塞発症の前日、テレビを見ていて、私のほうをいきなり振り返ると、「私はお前がおってくれて、幸せやったで」と、天使の素顔のような、びっくりするような神々しさで一言言ってくれました。2007年8月30日のことでしたか。
そして翌日倒れて入院。9月6日に逝去でした。
そういえば、白虎のフーちゃんも、夢に顔が崩れる様を見せて事前に知らせた日の翌日の朝、いつのまにか私のベッドで添い寝しておりまして、そのときの寝顔が神々しい天使のようでした。
いつもそんな間近に寝ていることはなかったのに、その朝だけは脚のすぐ横に添い寝していたのです。そして、朝ご飯を少し食べて外出し、それっきり還らぬ猫になりました。
今では、フーちゃんとウーちゃんは神世の母子にもどって、仲良く暮らしてくれていることでしょう。
そこにもしよければ、チンちゃんが今生の縁で加わっていてくれたら、これほどうれしいことはありません。
神世の母上にも、幸せをあげたい。叔母上様にも。
最後は天使のような神々しい表情になっていただきたいです。

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