日月神示碧玉の章第10帖にこんな文言があります。
次の岩戸閉めは天照大神の時ぞ。
大神はまだ岩戸の中に坐しますのぞ。
ダマシタ岩戸からはダマシタ神がお出ましぞと知らせてあろう。
いよいよとなってマコトの天照大神、天照皇大神、日の大神揃ってお出まし近くなって来たぞ。
封印された岩戸山の神々を描いたピロ魂さんのイラストの三人の男性神をいちおう、青年・天照神、ロン毛中年・イザナギノミコト、坊主頭老人・国常立神(玉杵尊)と推定しましたが、この方々が日月神がおっしゃるマコトの天照大神、天照皇大神、日の大神に対応することはほぼ間違いないでしょう。
1944年から17年間に渡って岡本天明により自動書記された日月神からのメッセージ・日月神示。その頃にはむろんまだ上の三神はお出ましではなく、ピロ魂さんが夢見した2012年においてもまだ封印状態のご様子でした。
私が封印幾何学の謎を解き、乙姫の玉を使った解除儀式をしたのが2014年5月1日のこと。都合三回の解除儀式で神世司法係官が夢見立ちされ、神世はすでに浄化されている由の仔細を告げられました。あとは準備の整った神世に上の三神の復帰お出まし、お出迎えの儀が執り行われるものと思われます。
2014年後半から高次元存在スフィアビーイングが地球への介入を本格化させ、ブルーエイビアンズが地球を牛耳っていたドラコ同盟・カバールの破壊兵器を打ち破り、古代ビルダー種族という彼らが、2014年12月5日に初めて太陽系外からの簒奪者たちに逆転勝利したのは、12月に誕生日を持つ天明の生後117年、オクンドの生後65年という記念すべき節目でした。もしかするとそのときにお出ましがあったかも知れません。上の三神もまた古代ビルダー種族ですから。
日月神示にはまたこのようにも書かれています。
梅の巻13帖において
「天(あめ)の岩戸ばかりでないぞ、
地(くに)の岩戸 臣民の手で開かなならんぞ、(※1)
誠一つで開くのぢゃ、
誠のタチカラオの神、
誠のウズメの命殿、
御用結構ぞ。
ダマシタ岩戸開きではダマシタ神様お出ましざぞ、(※2)
この道理判らんか、取違ひ禁物ぞ、
生れ赤子の心になれば分るのぢゃぞ。
今の臣民お日様明るいと思ふてゐるが、
お日様、マコトの代のマコトのお日様
どんなに明るいか見当とれまいがな。
見て御座れ、見事な世と致してお目にかけるぞ」
また碧玉の巻第10帖では、五度の岩戸閉めがあったことが書かれています。
(一度目)
岩戸閉めの始めはナギ(伊邪那岐命)
ナミ(伊邪那美命)の命の時であるぞ
ナミの神が火の神を生んで
黄泉国よもつくにに入られたのが、そもそもであるぞ
・・・
夫神、妻神、別れ別れになったから
一方的となったから、岩戸が閉められたのである道理
分かるであろうがな
その後独り神となられた夫神が三神をはじめ、色々なものをお生みになったのであるが、それが一方的である事は申す迄もない事であろう
妻神も同様、黄泉(よもつ)大神となられて、黄泉国の総てを生み育て給うたのであるぞ、
この夫婦神が、時めぐり来て、
千引きの岩戸を開かれて相抱き給う時節来たのであるぞ (※3)
嬉し嬉しの時代となって来たのであるぞ
同じ名の神が至るところに現われて来るのだぞ
名は同じでも、はたらきは逆なのであるぞ (※4)
この二つが揃って、三つとなるのぞ
三が道ぞと知らせてあろうがな
時来たりなばこの千引きの岩戸を共にひらかんと申してあろうがな
(二度目)
次の岩戸閉めは天照大神の時ぞ
大神はまだ岩戸の中に坐しますのぞ (※5)
ダマシタ岩戸からはダマシタ神がお出ましぞと知らせてあろう (※2)
いよいよとなってマコトの天照大神、天照皇大神、日の大神揃ってお出まし近くなって来たぞ (※6)
(三度目)
次の岩戸閉めは素盞鳴命に総ての罪を着せてネの国に追いやった時であるぞ
素盞鳴命は天下(あめがした)を治しめす御役の神であるぞ
天(あめ)ヶ下は重きものの積もって固まったものであるからツミと見えるのであって、よろずの天の神々が積もる(と言う)ツミ(積)をよく理解せずして罪神と誤って了ったので、これが正しく岩戸閉めであったぞ
命(みこと)をアラブル神なりと申して伝えているなれど、アラブル神とは粗暴な神では無いぞ
あばれ廻り、こわし廻る神では無いぞ
アラフル(現生る)神であるぞ
天ヶ下、大国土を守り育て給う神であるぞ
取り違いしていて申し訳あるまいがな
この事よく理解出来ねば、今度の大峠は越せんぞ
絶対の御力を発揮し給う、ナギ・ナミ両神が、天ヶ下を治(し)らす御役目を命じられてお生みなされた尊き御神であるぞ (※7)
(四度目)
神武天皇の岩戸閉めは、御自ら人皇を名乗り給うより他に道なき迄御働きをなされたからであるぞ
神の世から人の世への移り変わりの事柄を、一応、岩戸に隠して神ヤマトイワレ彦命として、人皇として立たれたのであるから、大きな岩戸閉めの一つであるぞ。
(五度目)
仏教の渡来までは、わずかながらもマコトの神道の光が差していたのであるなれど、仏教と共に仏魔渡って来て完全に岩戸が閉められて、クラヤミの世となったのであるぞ
その後はもう乱れ放題、やり放題の世となったのであるぞ
これが五度目の大き岩戸閉めであるぞ
私はこれ以外に二度あることを日月神様は語られていないと目しています。
それはイザナギ様に先立って、国常立神・豊雲野神が封印されたこと、これが本来いちばんの岩戸閉めであったはずのことです。つまり、国常立神(玉杵尊)のいちばん大事が書かれていないのです。
これは日月神様が実は国常立神であることの何よりの証拠なのです。日月神様はほんとシャイな神様なのです。ご自身のことは出さずに、識者をして悟らしめるのですね。
またもう一度の大事なことが書かれていません。それはニニギノミコトが岩長姫様を離縁されたことです。これによって、スメラミコトの御命が短くなった、つまり永続できなくなった、常緑樹のようにいかなくなったことを示し、世界の治政にとっては大きな痛手だったはずのことなのです。神話に記されたことは世のありとあらゆることに不利益な相似像としてかかっていくからです。
これもすでに解説したように、元伊勢に国常立神は女性形の岩長姫として顕現されているわけなので、ご自身のことを語らない主義に照らしてみれば、あえて書かれていないことにも合点がいくのです。
岩戸閉めにまつわることには、実際に神々が神世で殺されたり封印されたりしたこともありますが(国常立神、天照神、スサノヲ)、神話に記載されたことで神話誘導効果によって岩戸閉めが行われている(イザナギ、イザナミ、岩長姫、神武天皇)ことや、マコトを軽視した大陸思想の渡来と浸潤によって起こされた岩戸閉めもあることを窺い知ることができます。
一度目のイザナギ、イザナミの神生みの最後に、イザナミを黄泉に行かせて死んだ状態で生かし続けたことは、神話挿入の際の悪意害意というものであり、地上界に相似像的に顕われて、ゾンビだらけの世相にしてしまった現実があります。国生み神生みの両神の仲を裂いたことも、神話制作者の悪意害意であり、創造が不完全なものに終わる原因たりえたと看做せますから、万死に値するものです。
二度目の天照神の封印に際し、天照神は何らかの取引によって封印された可能性に言及する書かれかたがされていますね。騙した神がいて、騙された天照神という構図です。これは何なのかですね。国常立神(玉杵尊、日月神)はその事情をご存知のようです。お出ましになってから、お尋ねしたく思います。探偵ですから。あるいは天照神様からお答えあらばなお良しですが。
三度目のスサノヲに総ての罪を着せてネの国に追いやったことは、スサノヲが天照神の岩戸隠れの原因者として、世相暗転の原因ゆえに良くないから、追放されて然るべしとされて今日まできているわけです。しかし、これはホツマに準拠するなら、私の調べでは持子早子とともに冤罪であり、天照神の封印ともリンクする謎が存在していることになります。天照神が騙されたことにより、神世の悲劇が生まれたこと、これは事情を明らかにせねば、どうにもなりません。隠蔽することは包み隠すことであり、罪の語源にもなっていることでありますから、最も大事なことゆえ、伺っておく必要があります。ありていにお話願います。
四度目の神武天皇を神世の神の系譜に繋がる者として位置づけられたことは、古代からの王権神授の威光作りには最も効果的だったかもしれませんが、神話上で高次元と下位次元を一連のものとしたため、神世の低質化を招き、神世を人の世と同じレベルにまで引き下げてしまいました。このため、神話といえども神々は人と同じで試行錯誤してミスをしでかしがちなように書かれるのが常となりました。この不遜の不祥事の不始末を神話制作者は指示した為政者とともに償わねばなりません。※8の「岩戸に隠して」とは、神世を人の世の如く偽ったこと。ホツマの神話などが策謀の朝鮮王朝史の改訂版のような感じになってしまっています。
五度目のものの解釈ですが、仏教はまだしもましとしても、それとともにやってきた仏魔とは陰陽道だろうと思います。これはカバラを基にしたバビロニア型神秘思想であり、何でも占いや符術に頼るように宮中や民間を手懐け、猜疑や迷信の世に広まる元を作り出しました。
神々に手を下して直接封印したのはドラコ系宇宙人。神話の低質化と改竄を指示したのはドラコ傘下のカバール、バビロニア型の退廃思想をもたらした者もカバール。いずれにしても、神々と人類の低質化に寄与したのはカバールの悪魔組織だったことは明らかです。
※1 地(くに)の岩戸は、このオクンド(奥の戸押し開き)がタヂカラヲとなり、臣民の一人として開こうとしています。
すでに二人の美女がアメノウズメノミコトを演じました。なお、男優はこの私めでございました。エガッター、シーハー
※2 この件は、天照様に最終的にはお答え願わねばならないとして、ダマシタ神とは、すでに推理し論拠しておりますとおりです。2014年5月3日の神世の司法当局からの話では、捕縛されたか遁走下野されたもようですが、こちらからではそれ以上のことはわかりません。
※3※6 封印がすべて解除され、元の世界が全像開顕するときの二つの側面について物語るようです。
※3はちょうど北朝鮮と韓国が共にカバールからの脅しや洗脳から脱し、本来の民族融和を果たそうとしていることに端的に顕われています。韓国はカバール崔一族の洗脳下にあったパククネ政権が打倒され、文政権になって急速に良くなりました。北の金正恩もカバールCIAの脅迫下の足枷をトランプによって外され、本来の自分を取り戻したように柔和になり、南北融和が進むこととなりました。
同様の現象が世界の各地で見られるようになることでしょう。
※6はほんとうの地の岩戸開けのことです。神世で善政を敷いていた元の三貴神が本来の執政の座に就かれることになります。地にも善政の効果がやや遅れてやってくることになります。
※4は、同じ名であっても逆の働きをするとは、弥勒のことかもしれません。弥勒の黒相(破壊相)と白相(建設相)が共に出てくるということかと推理します。
※5は、日月神示が書かれた頃はまだ三貴神は岩戸の中におられたはずであることは、2012年にアストラル体験したピロ魂さんが、そのときも封印状態であることを報せておられたので、むろんのことでしょう。
※7は、スサノヲが神話表現ひとつによって、低俗な神に仕立てられてはいるが、本来はそのような神ではなく、創造行為に優れた功業を発揮する神であることを述べられているのです。その意味では、古代に作られた日本神話のうち正史になるものは、何者が作ったかと疑いを持つほど、神々と神世の低質化に寄与していると思わざるを得ません。
なぜ大事な神話をこのようなもののままで据え置いているのか、それはむしろ禍(まが)であり、それを正すことは神話史実の改竄には当たらないことだと思います。
なお私は、スサノヲによるイザナミ救出神話をお作り申し上げました。これにより、これがうまくいけば、地上世界は再生可能な世界へと変わっていくことでしょう。