ゾロアスター教と救世主

ゾロアスター教の資料、ブンダヒシュンによると、世界創世神話のあらましはこうである。
オフルマズド(アフラマズダー)の創成した庶類は三千年の間、メーノーグ相にあった。ゾ教によると、万有はメーノーグ的なものとゲーティーグ的なものに分かれる。前者は不可見なるもの、後者は可見なるものの意だが、といっても前者は非物質というのでなく、組成元素が微細なために不可見というだけである。時としてこれを霊質という。
この三千年期が終って、次に九千年が続く。 これを3つに分けて、第一・三千年期において、光明神であるオフルマズドは、メーノーグ相に暗黒勢力のあることを知った。それはガナーグ・メーノーグ(破壊的不可見者アフレマン)であり、たくさんの悪魔的庶類を地下界において生産していた。この事態に、計画を阻害されると考えたオフルマズドは、大呪アフナワルを唱えて彼らを錯乱させ、手出しできなくさせた。
その、三千年の間に、オフルマズドが庶類をメーノーグ的なものからゲーティーグ的なものに展開し、この時、被造物の原型が登場した。たとえば、この可見の宇宙、水、地、原草木、人間の原型(原人)、火、風、天体などである。
ところが、第二・三千年期が開始されると、ガナーグ・メーノーグが目を覚まし、庶類と共に、オフルマズドの世界に侵入。このために世界は善悪混合の幕開けとなった。むろん光明神側は、暗黒神側に対抗し、ついに、ティシュタル星(シリウス星)を用いて、地上に大雨を降らせ、大洪水を引き起こした。
これによって、クラフスタル(害毒を及ぼす蛙・蛇・蠍・毒とかげなど)はみな死滅したが、毒気が大地に混じたので、それを浄化するのに攻防。その過程で七大州が出来たりした。また、ワージシュト火が棍棒で悪魔アスパンジャウレフを切断した。こうした騒ぎで、水に害毒が混じり塩水化し、原草木が枯渇した。
このため草木を主宰するアマフラスパンド神アムルダード(不死)はそれを砕片にしてティシュタル星の水に混ぜ、全地に降らせたので、一万種の薬草が一万病に対抗して生出でた。このすべての種から多種樹が創成され、フラークカルド海中に生い茂った。 これが、あらゆる種類の草木の苗木になっているという。
そして多種樹の近くに、白ホーム(白ハオマ)樹という、不老不死の薬を作るために必要となる木を作った。それはゾロアスターの命を受けた救世主ソーシュヤンス(サオシュヤント)が世界の建て直しをいずれしたときに、 万民に調剤されることになるものである。
ところが、ガナーグ・メーノーグは、この苗木を破壊するために、フラークカルドの深い水の中に、一匹の蛙を作り出した。しかし、オフルマズドは、この蛙を遠ざけるためにカル魚なる霊魚を二尾、そこに創成した。カル魚は白ホーム樹のまわりをたえず回っていて、この魚のどちらか一方の頭はいつも蛙に向けられている。彼らは霊食で、食を必要とせず、世界の建直しのときまで奮闘しているという。
「オフルマズドの庶類のうち最大なるは、かの魚。ガナーグ・メーノーグの庶類のうち最大なるは、かの蛙。これら2カル魚は、両者の間に入ってくる庶類を双方の呼気で真っ二つに裂くように働く体力の持ち主である」 
ゾ教の示す、世界の建て直しが終わった後の世界は、その後あまた出てくる楽園復帰思想の原型になっているものである。人は不老不死となり無病となる。
以上は、むかし、ある記事を書いていたことがあって、その抜粋なのです。
その記事とは・・・岐阜県中津川市苗木地区にある丸山神社とその近隣にある苗木城跡の地形的、遺跡的考察に関するものでした。
https://rainbow.xn--kss37ofhp58n.jp/watch/zoro.html
これは今でも他者の追随できる話ではないと自負しています。もしよければ現地踏査されて目撃してこられたく思います。
古代にゾロアスター教が国内に入ってきていたこと。その一証拠になろうかと思います。当時、松本清澄氏が飛鳥の益田の岩舟が拝火教遺跡という新説を出された頃のこと。信州にかかろうかというもっと内陸部にも、中東人の名残があっても然るべきことなわけです。
さて、ゾロアスター教の神話が、作り物などではなかったのではないかという体験を、私は数年前にしております。といっても、掲題のようにソーシュヤンスに出会ったとか、そういうわけではなく、いやもっと荒唐無稽かも知れませんが、同神話のカル魚を目撃したようなことなのです。
目撃したことは写真にするわけには参らないため、記憶をイラストにするしかなかったのですが、このようなものでした。
⇒ 奥人のスカイフィッシュ目撃談参照
ちょうど当日は週刊プレイボーイの取材で、六甲山の地獄谷というところで、当時物議を醸していたスカイフィッシュの撮影に行っていたわけでした。武良さんと地元のクラブ参加者の坂本さん、そして記者さんと私という四人のメンバーで、私と坂本さんがほぼ同時に同じものを見て、絶叫したようなことでした。
坂本さんは、この地一帯を幼少から踏査していて、先代からここには竜神さんが住んでいるので、不敬のないようにと聞かされて育っていて、我々が見たのは竜神さんやで、それが今ではスカイフィッシュになっとるけど、そんなもんやあらへんで、と騒いだようなことでした。
その姿は、一見、鯉の滝登りの絵のような格好でしたが、鯉の形はしていてもデザインが異なり、「ねじれ棒」のようであったことでした。ねじれたところに陰影ができて、このように見えたのではないかと推測。ところが後日、イモリのおたまじゃくしも同じデザインをしていることに気付き、またちょうどその頃、武良さんが別の機会に地獄谷で撮影していた映像の中に、それらしいものが捉えられておりました。
⇒ スカイフィッシュ目撃報告 その後譚
それで、もしこれが竜神さんなら、これはまだ幼少期の竜でおたまじゃくし形をしていて、竜はもしかすると両生類ではないかと思ったようなことでした。
しかし、丸山神社に飾られた鮒岩は全長10m以上。鮒は鯉に似て、ちょうど我々が目撃したもののサイズにも相当することから、もう一説として、ゾ教の伝説上のカル魚というものではないかとも思ったようなことでした。
というのも、坂本さんによると、このスカイフィッシュはコロニーを作って繁殖していて、その場所の水は、万病に効くというのです。ただし危険性もあり、親になる雌雄ひとつがいが、侵入者をたえず阻止すべく巡回していて、彼らの武器は鋭い歯にあり、敵を真っ二つにしてしまうとのことです。かまいたちにやられたというケースの多くは、侵入に対する彼らの警告だとか。
もしかして、ゾ教神話に言う不老長生の薬木・白ホーム樹とは、カル魚のコロニーのことで、カル魚は自らの子孫を守るために、白ホーム樹ならぬコロニーの周りを回っているということなのかも知れないのです。コロニーは半透明、つまり白で、ホームベースのような形をしており、カル魚は二尾いるとされますが、スカイフィッシュの親も雌雄二尾ということなのです。
この不思議な人物・坂本さんには、一聞してホンキかいなと思えるような突拍子もない話がたくさんあり、彼自身曰く、「自分は大日如来の曼荼羅の北東に位置する弥勒菩薩であり、イザナギの尊の使命を持ってここに来ている」と仰っているのです。瞑想中に、辺り全体が海の中になり、気がつけば胸に竜魚がへばりついていて、「おなつかしゅうございます。あれからどこに行かれたか、皆で心配していたのです。早くお帰りください」とせがまれたとか。
私は、彼がイザナギの尊の使命と言うのを聞いて、もしそうなら、桃の実(UFO)使いの側面を持つに違いないと思ったようなことで、実際彼は、驚異的な数のUFO撮影をしていて、関係ないように見えますが、彼の自宅の狭い庭には唯一、桃の木があるのです。つまり、桃の実使いの側面もあるということで、彼の今後を注意深く見ていきたく思います。
彼は今、PCとネット世界にようやく入ってきています。ここに彼のブログを紹介しておきます。
⇒ 坂本廣志と多くの宇宙人たちとの交流体験
その内容の突拍子もなさにもかかわらず、大変な数の支援者が来ていて、彼は曼荼羅世界だけでなく、こちらでも大人気を博してきているようです。
彼が弥勒菩薩としてデビューする日も近いのかも知れません。それに、彼はスカイフィッシュにいちばん近い位置にいます。来るべき時代に万民に不老の薬を与えることになっているゾ教神話の救世主・ソーシュヤンスや弥勒菩薩の姿が坂本さんに重なって見えてくるのは、私だけでしょうか。