ヒトラーのした未知との遭遇

世界の多くの神話もしくは預言には、尋常ならざる歴史的危急の場合に活躍する救世主的節理について書かれてある。神話がシャーマンなどの優れた能力を使って歴史の定型パターンを読み解いたものであるとするなら、この節理がどのようなものであるかは定かではないが、ある程度推測ができるかと思われる。
たとえば、古事記にはこの節理について「桃の実」という表現が使われている。その果した功績により、特別に大神津実(オオカムヅミ)という名もつけられる。この意味は「最高神(アマテラス)の実」という具合になる。その破格の扱いたるや、尋常のものでないことは確かだろう。
桃の実という表現は節理がどのようなものかを適切に物語っている。桃ということからして、それは球形に似た桃色がかったもの、UFOであろうというのが私の推測だ。
私は2005年11月のGの嵐でのロケ現場で、その場にいたスタッフ含め20名ほどとともに、桃に似た色の(ピンクではない)大きな球体を20球ほど見ている。嵐の小宮さんが最初の発見者だ。これはまさに桃の実というに相応しかった。その場にいたみなさんはどうご覧になったかは知れない。テレビカメラのビデオに収録された証拠の映像は白球光体であったが、人の目には優しく写るのかもしれないと思ったことだった。そこでかつてした、こんな仮説も的外れではないと実体験的に認識したしだいだ。
本題に入ろう。
第二次大戦の空中戦の最中、フーファイターと呼ばれるようになった謎のUFOが頻繁に出現し、敵の最新兵器かと怯えたらしい。それは白く発光する球体だったという。ならば、Gの嵐で記録されたものと同様のものかも知れない。そのようなUFOは昔日のクラブ活動でけっこう撮れている。
では、フーファイター、もう言い換えて「桃の実」はなぜ出現したのだろう。
それは神話を前提にすれば、その時点が「人類の歴史の存亡に関わる時点であると目されたから」ということになるだろう。つまり、そこからしばらく先で地球上はおじゃん、もしくは新時代への移行段階になっていた可能性(シナリオ)があったと考えられるわけだ。
過去の歴史展開には、いくつものターニングポイント乃至は分岐点、選択肢があったことは誰しも了解できることだろう。
拙プログラム時空論においても、IF条件で分岐先を変えることのできるプログラムの性質を如実に示すものとして捉えることができる。今日あるのは、いくつもの分岐を経た結果であり、その他のシナリオは過去に切り捨ててきているのだ。だが、切り捨てられたシナリオを考える必要もないとするのは早計である。
ヒトラーは最期の日に「ラストバタリオンを準備した」との預言を遺して命を断った。このラストバタリオンは、今密かなブームになっている。ゲームに採り入れられたということもあろうが、この意味深な発言に、世の末を感じている人たちの関心が集まっているからとは言えないだろうか。
ヒトラーはすさまじいオーラで国民を魅了しただけでなく、軍の指揮において優れた先見性を発揮した。ただ、その原動力になった陰の存在がいた。彼はそれを「あいつ」と表現して側近たちに公言している。
私は“あいつ”に選ばれて取り憑かれたのだ・・と。その時点とは、彼が戦友と共に第一次大戦を戦っている最中だった。それ以降、彼は不死身の男と呼ばれるほどの好運を示し、やがて一国の総統に上りつめ、「あいつ」が予告したとおり、世界征服の大戦をやってしまう。
それだけではない。「あいつ」に憑かれた後、彼は数々の未来予言をありありとその様を見るかのように行うようになった。ユダヤの絶滅兵器で日本が危機になるとか、後にゴルバチョフの登場さえ喩えで示している。<参考>
彼の話した内容を分析すると、歴史はどこかにターニングポイントがあることが伺える。連合国が勝った場合はどうなる、という具合に彼の予言は進んでいて、同盟国側が勝つシナリオもあったことが伺えるのだ。
さて、どうして意味深なラストバタリオンが語られたのか。断末魔の出任せか?そんなことはない。彼はドイツが敗北となった場合の自分のシナリオも持っていた。そして、すべて「あいつ」が仕組んだとおりになったと言い切った上で、彼は必要なことを言い残していると考えていいだろう。
では、ラストバタリオンとは何なのか。そう言っているのだから、旧ドイツ兵でなる大隊のことであることは間違いあるまい。ヒトラーが架空の大隊を負け惜しみででっち上げるなどということはありえないだろう。そこで唯一考えられるのが、掲題にしたように、未知との遭遇をしたのではないかというわけだ。
宇宙人が地球人に関わる時は、ほとんどの場合において記憶を消し去る措置を講じている。この理由は、彼らが地球の歴史に公然と関与しないルールを持っているからだ。ここではその詳細説明を省くが、宇宙人から見れば、地球人は、同情すべき同胞というより、ある計画に則って動かすべきコマなのだ。同情して手を差し伸べる存在なら、とうの昔に地球上を席巻して、試行錯誤して止まない人類に進路を示し、秩序ある世界政府を作ってくれていただろう。
ところが歴史的に見れば、たまに天の意向を受けたという指導者を作って、その傘下に信者を集め、戦闘集団にして戦わせる光景しか見えてこない。
もしかすると、宇宙人同士の抗争の場を地球の歴史に置き換えて、つまり代理戦争させているという考えも的外れではないだろう。子供たちはモビルスーツなるロボットで代理させるが如くだ。だが、人は感情を持ち合わせた意識ある生き物である。そのようなことなら、ふざけるなと言ってやらねばならない。
その観点からすれば、たとえヒトラーのように「選ばれた者」と言っても、ただ他の人間より秀でるという人間独特の満足感を満たすだけのものでしかないが、人間はそうしたことに生甲斐やファイトを催すように作られているからどうしようもない。
さて、ヒトラーと彼の擁する大隊は、未知との遭遇をした。どの時点かというと、、第二次大戦の最中も最中、地上の文明が滅び去るかもしれないという歴史のシナリオの分岐点すれすれの時点に宇宙人は行動をしている。
たまたま存続してこちら側に歴史は進んできているが、別のシナリオとして、世界滅亡がありえるような場面でなくては、節理は起動しないからだ。つまり、この時点で初めて宇宙人が介入できるというルール(宇宙人世界の掟のようなもの)が適用されるのである。宇宙人の中には、地球人シンパのアトランティス人やマヤ人がいるだろう。
宇宙人の科学力の醸す会見の空間は、連合軍の監視などから容易に隔絶しうる。チューリゲンの森の近くでそれは行われたかも知れない。そして、大隊は巨大UFOに搭乗したのであろう。戦闘の真っ只中なら、突然姿を消した大隊があったとしても、目立ちはしない。
人類滅亡という局面において、必ず出てくるのが「種の保存」に関わる「黒子」である。この場合はUFO。古事記では、イザナギの黄泉国脱出の際に援助する桃の実だ。
過去にはノアの箱舟などの伝承に見るよう、少なくとも一度はあった話だ。そのようなことはおそらく何度も文明が繰り返すたびにあり、恐竜絶滅の隕石が降ってくる直前にも救出はあっただろう。宇宙人に爬虫類型がいるのはそのようなしだいだ。
宇宙人の関わりは、時代と時代の境界付近で公然と顕著になるのであり、普段の歴史の中には、どんなに悲惨であろうがなかろうが、顔を出しはしない。個人的に顔を出したとしても、人の記憶を消して去るものだから、その本人は記憶減退の後遺症に悩むことになったりする。目撃や撮影物に甘い期待を持つのはよしたほうがいい。
だが、その時代の境界は今や近づいている。ジュセリーノ氏は包み隠さず警告している、古事記には黄泉津比良坂として表現されているイベントだ。否応なくその稀有なタイミングにあなたがたは遭遇することになるだろう。そのようなとき、UFOによる救出は生身を持って生き残る唯一の方法になるだろうから、だからどんなお年寄りでも、長生きしてその場を見てやろうという意気込みでいて欲しいものだ。
ここからは、いささか物語になるかもしれない。
我々からすれば、種の保存による掲挙は、愛情あふれる云々のようなことではない。手続きとして定められていることとして捉えて、もしあなたが関わる局面が来たなら、淡々として手続きを踏めばよい。旧ドイツ兵や様々な局面で搭乗した地球人がアシスタントをしてくれるだろう。
選抜される資質としては、堅忍不抜の忍耐あるいは著しい知的好奇心であろうか。そうした意味で、旧ドイツ大隊は任務に忠実。宇宙人の選抜に際し好適であったに違いない。
UFOの艦内では早くも訓練が開始される。まず、宇宙に関するあらゆる知識が与えられ、みなさんはこんな世界があるのかと目を丸くしながら習得するだろう。そして実技の中に一人乗りの小型UFOに乗るという訓練もあり、みなさんは情緒の不安定を隠せぬまでもそれをこなしていかねばならない。しかし、管制は教官によってしっかりなされるし、UFOそのものが非常に安全にできているので、心配せずに当たられたらよい。艦内では模擬訓練が主となり、向こうの惑星についてからは、大空を飛ぶ訓練がある。
いずれ、みなさんは立派な宇宙人として、再び地球がどうなっているか見学に訪れることになる。あなたはそのとき、赤茶けた大地がただひたすら続くさまを見て、いろんな感慨を催すかも知れない。しかしそれは、ひとつの文明の末路、選び取られたある程度定められた末路であったと認識して、次の時代の工夫をしなくてはならない。その工夫は各人に課題として与えられるだろう。
ただし、宇宙人としての生活は決して面白いものではない。克服できるのは忍耐強い者と知的好奇心ある者だ。地球での暮らしのほうがよほど自由で良かったと感じるかも知れない。ならば次の時代に地球がそのようになるように工夫し、ルールに則ってそれを実現するように努力することだろう。
次の時代を背負うみなさん。願わくば、どうか子孫のために愛情ある新時代を築いていって欲しい。宇宙人には、愛情というものが理解できていない。スポックのようなのばかりと思えばいい。だから、あなたがたが宇宙をも変えてくれることを望む。
では、地上にあって、敬礼しながらみなさんを見送ることとしたい。


未来宇宙人となるための必要条件
・未来の存続を疑わない(絶滅必至の未来にも、存続を信じて疑わないこと)
・現状のいかなる逆境にも平然としておれるか、敢然と立ち向かえること
・日々心身を磨いていること
・良心に恥じない生き方をしたこと
十分条件
・堅忍不抜の忍耐力
・何でも見聞知識したいという知的好奇心
以上の必要条件も満たせなかった人は、早々におうちに還るか、魂として傍観するか、昏睡状態で過ごすかのどれかを選択しよう。
私は必要条件のすべてを満たしていないので、おうちに還る選択肢を取る。もう金輪際ごめんである。ほな、さいなら。

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