アラディア  魔法使いの助けを呼ぶ歌

曲名 アラディア

作詞/作曲 森野奥人 M.G
[歌詞]
No.1
時は流れ
日々はすぎて
雲立つ空よ
風は巻いて
木の葉散らし
影立つ君よ
まだ見ぬ人よ
私の胸に
灯りを点して
去った人
ああ今日会うのね
限りある命に
ようやく巡ってきた
この時
ああ、これも青春
年を経た青春
No.2
ネットの海
小船浮かべ
ただ待ちました
行過ぎるは
冷たい風
凍える心
待ち続けても
帰らぬ人と
思い固めて
幾年月
ああ今日会うのね
限りある命に
ようやく巡ってきた
この時
ああ、これも青春
年を経た青春
「アラディア」のいわれは、古いイタリア地方の民話にある。
https://www5e.biglobe.ne.jp/~occultyo/essey/aladia.htm
2004年7月12日に奥人作の実話に基づくSF物語「遥野不思議紀行」に登場のGさんが来神されて双方のUFO談義に花が咲いた。坂本氏がUFO/スカイフィッシュを呼ぶ音階について話していたときだ。Gさんは2003年11月に見た不思議な夢のことを話し出した。
その夢の中には魔女がでてきて、「ドシドレシラ・・・」と言葉を口ずさみながら踊っていたという。そこには何の音律もなかったが、これが魔法使いを呼び出すときの暗号であるというふうに彼に教えたというのである。
このたび、奥人が関心を持ち、その言葉を反映して作った歌曲がこれである。
みなさんもよければ歌ってみてほしい。困ったときに魔法使いが助けに来てくれるかも知れないから。
2003年11月といえば、その前の10月に武良氏が、「杖に乗った魔法使い」に似たの映像を映していて、ちょうど千と千尋のハク似のUFOが撮られた矢先でもあり、関連的に湯ババかもなどと評してもいたときでもあった。おりしもブラッジャーやスニッチ型UFOも紹介しており、テーマ的に魔法使いがモチーフとなったUFO現象のオンパレードの時期でもあった。
Gさんも我々と息の合う人物であったから、異界が彼を通じて何かを伝えようとしたとしても不思議ではない。
その傾向は続き、シャチ(マカラ)天狗系を筆頭になにやら神界レベルのすごいUFOが続々登場してきている。
Gさんの話によると、魔女はヨーロッパ人風の風貌で、しかも二人出てきたという。
そこで彼の言うには、イタリアの民間伝承にいうディアナとアラディアではないかというのだ。
伝承では、なんでも太古の昔、ひとつの神がディアナ(月)とルシファー(輝き 太陽)に分かれたそうである。ディアナはルシファーが愛しくて一緒になろうとするがルシファーは拒むので、ディアナはルシファーが猫を愛好していたことから、黒猫に変身して契りを持ってしまい、娘アラディアを産み落とす。猫に化けて交わったことを知ったルシファーは怒り心頭となる。以後、ディアナを近づけないようにした。そこでディアナとアラディアは、一計を案じ、歌を作って歌うことにより、ルシファーの怒りを鎮めたという。
Gさんはそのときの歌について自分は夢見たのではないかというのだ。
そこで、二人の和を取り持つにちなむこの歌曲名を、彼の子の名にちなみ「アラディア」に変えることとした。いかにルシファーといえども、わが子には微笑むことであろう。
イタリアの原始信仰におけるルシファーは、輝ける者、太陽のことだった。ディアナはその配偶者で月であり、生まれたのが魔女のルーツ的神格アラディアという構図である。
そこにキリスト教が入ってきてこの旧概念を排斥弾圧し、魔女狩りなどへと発展してゆく。
ルシファーは太陽の座をキリストに奪われ、僭越な光を放つものとして金星へと象徴的に退去させられた。
つまり神々の世界における世界共通の原初神引退神話がここにも存在しているわけだ。
キリスト教にしてみれば、土着の民族神話は排斥されるべきものであり、いきおいルシファーは堕天使から悪魔にされ、その妻娘は魔女とされたわけである。
ここに出てくるルシファー像は、悪魔のそれではない。新勢力により排斥された旧勢力の信仰の象徴であるわけだ。
またここも↓ BGMがダブるので注意されたい。
- 太陽と月の神話 -
またここも↓
鞍馬山ウエサク祭の謎解き

「アラディア  魔法使いの助けを呼ぶ歌」への4件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    太陽は顕在意識、月は無意識の象徴と言われています。
    無意識は顕在意識が忘れてしまったものや抑圧したものや見たくないもの、コンプレックス、などの記憶が保存してあります。
    ユング心理学で言う「影(シャドウ)」もこれに当たります。
    無意識を抑圧し続けると、何らかの形で反動が出たり、病気になることもあります。なので、抑圧を解いてありのままの自分を受け入れたほうが、健康的ではあります。人格的にも成長するといわれています。
    心の準備が出来ないまま自分の心の中の不都合なところを不意打ちで見させられた感情がルシファーの感情でしょうか。
    反復的なメロディーを歌いながら踊るのは、シャーマンがトランス状態(顕在意識と無意識の境目がなくなり、繋がった状態。無意識の世界からお告げを得るといわれている)。になるときに行われることがあります。
    歌でトランス状態になることで、心をリラックスさせてありのままの自分と向き合おうとしている一人の人間の物語、という解釈をしてみました。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    AYAさん
    さっそくこの記事に関するコメントをありがとうございます。
    解釈の手法は、心理学的分析ですね。
    私は無学なものですから、理解力の限界がすぐにやってきまして申し訳ないです。
    今はこの箇所がそうです。難解です。
    >心の準備が出来ないまま自分の心の中の不都合なところを不意打ちで見させられた感情がルシファーの感情でしょうか。
    私は、どこかから降ってきたようにもたらされた情報から影響を受けがちで、ちょうどこの時期に連続的なミステリーとの遭遇だったもので、何か解くべきことを促されているような感じになったようなことでした。
    解釈を自分なりに済ましてしまわないと落ち着かないものですから、一気呵成にやっていたような。
    しかし、自分の気持ちは、おかしな所に足を突っ込んだという気分はなく、むしろ抑圧感が取れた感じで、ストレス発散にはなっていたように思います。
    ただ、読者には迷惑をかけていると思いますね・・言いたい放題ですから。
    AYAさん、こんなサイトからでも友好リンクさせていただいてよろしいでしょうか。コメンテーターさんとはみなさせてもらっているので。
    もちろん相互とまでは申しません。もしよろしければということですので、合図ください。

  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    マニアックな解釈で申し訳ありません。
    この解釈は、話に登場する物事を別の物事に置き換える発想です。
    民間伝承をそれぞれ意識の世界に置き換えた場合、
    太陽-ルシファー-顕在意識
    月-ディアナ-無意識
    と言った感じでしょうか。
    そして、自分の意識と無意識が結ばれて生まれたのがアラディア。
    統合された意識(自己のありのままを認めた意識)の象徴であるアラディアが生まれれば、抑圧が取れてすっきりします。アラディアが生まれれば、2人の仲は回復します。
    キリスト教と原始信仰の攻防の場合は、
    顕在意識をキリスト教(理論的信仰)とすると、
    無意識を原始信仰(無意識的に発生した信仰)となり、
    置き換えをしてみると、キリスト教が原始信仰を抑圧しているが、原始信仰は人キリスト教が見落として来たもの、受け入れたくないものを知っている、持っている、と言う暗示のようにも感じます。キリスト教が原始信仰にコンプレックスを持っているような。そして、キリスト教が貶めたはずの原始信仰に自分たちの矛盾点(不都合なところ)を指摘されたら、おそらく怒り心頭になるでしょうね。そして、両者の間には「アラディア」は生まれていない。
    そんな暗示が出来そうです。
    UFOの分野なら肯定派と否定派のやり取りみたいです(笑)。
    リンクの件、いつでもどうぞ。

  4. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    AYAさん
    夜遅くまで付き合わせてしまったようで、申し訳ないです。
    ディアナとアラディアのこと、よく理解しておいでですね。
    私もこれでよく分かりました。こう考えれば、対立構造の溝も埋まっていくようで、新しい見方を教えていただいた気がします。
    あのBGM映像は、両者の融合を満たしたものとして、あなたは捉えておられることも分かりました。
    深い思索に感嘆するばかりです。
    では、お言葉に甘えて。
    私は良い記事の発信に努めます。
    おやすみなさい。

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