トンは大国主命の故事に似た生涯かも

トンちゃんの顔は、私が出雲大社遷宮の翌朝未明に見た夢の、神世の出雲大社の中で出会った、”みずら”を結った大国主命のお顔によく似ています。

その大国主命は神話では、兄神たちにいじめられて、何度も死にかけるのですが、そのたびに愛妃の看病によって、蘇ってくるのです。
今のトンちゃんも、これで怪我によって死線をさまよったのは二度目です。
最初は二年前に、左頬が何者かによってえぐられて化膿し、耳出血にまでなってしまったのですが、奇跡的に助かったのでした。
しかし、いざりの後遺症がのこって、高い所から下りるのが苦手になっていたのです。
おそらくそのハンディが克服できなかったか、今回は高い所から何かのはずみに落ちてしまったみたいです。
最近、食事もよくして、すこぶる元気に走り回っていたのでしたが、いきなりの怪我に、本人も意気消沈してしまったようで、もう生きているのが嫌になったか、食事をいっさい受け付けなかったのです。
しかし、身体をさすり励まして、注意深くケアした結果、トンちゃんも信頼してくれて、食事してくれるようになりました。
鳥肝を主体的に食べさせて抵抗力をつけて快方に向かわせ、多少風邪気味だったのをうまく薬を食べさせることに成功し、いっそう良くなりました。
まるで大国主命の人生のようだなあと思うこのごろ。大国のトンちゃんと呼んでいます。
しかし、現在の面体は、目の周りの負傷により、いい男ではなくなっていて、本人も顔を懸命に手で唾つけてマッサージしています。
もしかすると自分でもわかるのかなあと、思って見守っているところです。
きっと元通りになるよと、励ましています。

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