猫三匹はいまが壮年期。みんな四歳以上になっています。
黒猫ブーは五歳。ずっしりと重量感があります。しかし、野生的であり、食事にくるとき以外は、出会えません。それでもいちばん礼儀正しいのは、けっこううちで喧嘩したからで、そのたびに飴と鞭を使い分けてきたからでしょうか。
白猫トンはひょうきんもの。犬のようにまとわりつくので、歩いていても前に進めなくなることしばしば。本人は忠義をつくしているふうですが、けっこう何事も無頓着、就寝中に何度も起こしに来て、食事で苦労します。
白猫シャン(タキとも呼び換えています)は、最近おとなしくなり、明らかに私のお妃になろうと努力しているふうです。かつて母猫ウーちゃんがまったくそのようだったのを、見て知っているのでしょう。タキの場合は、寝床に入ってきたりしませんが、私が一言いうと一言ニャンと返してくれて、まるで話が分かるかのように、会話のキャッチボールが続きます。
トンとタキが仲良くなればいいのですが、タキはどうしても小さいため、いちばんいじめられるので、猫の誰とも折り合えないのです。トンはまた寂しがり屋ときているので、そっけないタキを追いかけたりしてまた嫌われているといった感じ。
猫同士仲良くしているケースが多いと思うのですが、うちはどうにも。トンは外ばかり。タキは私の近くにいることが多いです。