ツイートのバックアップ 11/22~25

山篭り

11月24日
空海が彼女に弥勒下生の予告メッセージを与えた頃、世の中はリーマンショックで沸きました。彼女は当時我々の間で流行っていた異界交信方法で、弥勒は神の王子でパンダのように黒と白のはっきりした斑として顕われてくると示していました。私は昔から言われていたことがついに来るのかと山篭りを決意。

2009年前期に山中の古家を買い移転することに。前の家の荷物を入れるスペースが乏しいため、古家の周りに納屋や倉庫や車庫を自作していきました。生まれて初めて建築と言うものを手がけました。当時は力があって、次々と増築し、次第に粗雑な出来になりましたが、30坪ほどになっています。

2009年4月から移り住み、5月には古家の窓から森の中を幽玄に飛ぶ蛍たちを観賞できました。蛍の観賞はその年限りになりましたが、夏の夜には窓の明かりを求めて集まる羽虫(蛾や蟷螂など)がすりガラスの向こうでディスコを踊っている光景をしばし観賞。狭い会場に集う蟷螂が蛾を襲うことは皆無でした。

虫たちの世界は本来、平和だと思いましたね。
納屋の屋根に蚊帳を吊って寝ようとしたら、セミがけたたましくやってきて蚊帳に留まり、30cmほど真上でまるで縁者かのように親しげにしていたことも。そのうち雨が降ってきて野営はおじゃん。セミは蚊帳を急いで畳むもので、ギャーと鳴いて去りました。

動物も多種います。大型は鹿、猪、蝶もむろんいるので猪鹿蝶成立です。狸やテン、アライグマも。
8月には縁の下に雑多に積んでいたダンボール箱の空いたところに、他所から猫がやってきて子供を産みました。朝、ピーピー甲高い声がするので、もしやと簡易録画機を持って下りてみれば、母猫が逃亡。

お銀と名づけましたが、毛色が銀色に見えたもので。

お恥ずかしながら、昨晩のうちにノラ猫が出産していたようです。 3匹の生まれたてらしい子猫が、ダンボール箱の片隅 に積みあがっていました。 親猫は私の登場のつど逃げていってしまいます。 しかしまた戻ってきているので、そのつど一安心しています。

箱を覗くと、三匹の黒い赤ちゃんが並んでいました。私は母猫が帰ってこないと思い、猫ミルクを買いに。午後に戻れば箱は空に。母猫が連れ去ったのだろうと思いました。ところが、箱の外のもののあわさいに一匹落ちていて

取り出せなかったために諦めたのだろうと思ったのです。それで私は、自分で育ててやろうと、ネットで調べたら、母乳で授けられる免疫が大事とわかることに。それでも何とか成ると赤ちゃんを保温しながら猫ミルクで対処。素人判断。当然のようにして三日目にキュイーンと三回鳴いて息絶えました。

オス猫でした。名前はたまろ。小さな木作りの墓標に救音玉露と書いて、ミルク容れを持たせた亡骸を埋めた縁の下に置きました。
11月に、納屋を作る際に水平の取り方や屋根の防水の仕方を教えてくれた前の職場の同僚が、猫が生まれたので要らないかと。生後1ヶ月経ってるので育てられるとのこと。

白虎がやってくる

私は猫恋しさに、オス1匹ならもらおうかと言ったのでしたが、彼は三匹ダンボール箱につめて持ってきて、こんなには要らんぞと言ったものの、残りは捨ててほしいと言われたため、そうはいかんわと三匹とも引き取ることに。世にも愛くるしい子猫たちとの生活が始まったのです。

子猫の三姉妹ブー(黒)、フー(おっとり白)、ウー(おてんば白)
もらい猫のブー、フー、ウー。みんな生後1か月の雌猫です。ミルクと固形食に元気に食いついてます。フーは食べるとき、うみゃーうみゃーと言います。飼い主を喜ばせるNo.1。

たまろのときのように、おチ○コが見当たらなかったので、三匹ともメスかと思ったのでした。よってビデオでは三姉妹としています。ところが彼らとなじんだ来宅10日目ぐらいに、あっと驚くような明晰夢を見ました。異界のお寺で修行する白虎と狛犬ならぬ獅子の夫婦が出てきて挨拶する夢だったのです。

私の夢解釈は独自のものですが、獅子の夫婦とその息子が白虎だろうというもの。白虎はキトラ古墳の壁画そのもので、三体ともに額にもう一つずつ目がついた三つ目だったのです。私は新神話で四神獣の揃い踏みを成就のステイタスにしており、彼女が青龍と玄武を兼務し私が朱雀により白虎の出現で満願。

と、このようなことになったのです。http://p.booklog.jp/book/97441/page/2635582/bookmark

さらに三ヵ月後ぐらいに、猫たちのお尻を見てみたら、花びらのようになってるのと何もないのがいることがわかり、前者がオスで後者がメスとわかり、夢で見た性別のほうがよほど正しいことが分かることになりました。オス2匹メス1匹でした。
夢見超常体験記掲題のとおりの備忘録です。記事の性質上、更新は随時ありえます。p.booklog.jp

猫たちはこれからお世話になるからよろしくと挨拶してくれたのですね。しかも神獣の化身と知ると、粗末にはできなくなりました。しかし、彼らは無邪気に遊び、私の心を和ませてくれました。新神話への協力もあり、感謝あるのみです。翌年5月に彼女が逝去するまで約半年、四神獣は揃い踏みしました。

11月25日
しだいにわかってきたことは、白虎のフーがこの世界にやってくるのに、人間との付き合い方や飼われ方を研究していたらしいことです。両親はさほどのこととは思わずにいたのでしょう。フーは私との交渉役をするとともに、両親に餌の食べ方や猫砂の使い方を指導していました。幼猫にしてようできました。

異界における親父のブー(黒猫)は、向こうでは空をよく飛んだらしく、夜みな寝てから、私が目を開けるとたびたび黒い影が豆電球のあたりを飛ぶのです。それが起きてるときも可能と思ったか、1.2mの高さから飛び降りてしまい脱臼するようなこと。高いところから落ちそうになって咄嗟に助けたことも。

向こうでは豪傑だったとみえ、幼猫にしてマムシをものともせずの貫禄を見せました。

白虎フーはむしろ大人しく、私への気配りに気を使っていました。しかし、異界で母だったウーちゃんを孕ませてしまい、落ち込むようになりました。向こうで仏道修行をしていたから余計に。

若気の至り、そして予期せぬことだったか。ウーが三匹の子猫を生みましたが、フーは彼らを叩くばかりで、ブーが父親代わりを務めていました。フーは外出する毎日になり、ちょうど満一歳になる頃、私に顔面を損傷する夢を見せて、その二日後に帰らぬ猫になりました。

この世は恐ろしい魔王の迷宮、神獣の彼らといえどもままならぬことだらけ。みなずいぶん苦労し、思ったような成果が得られなかったかも知れません。私はせっかく来てくれたどの猫にも尽くしてやることはできなかったと思います。懲り懲りしたと思うが、心から来てくれてありがとうと申します。

他所猫の脅し

最も可哀相だったのは、私も知らずにいたのですが、近所に20匹もの猫を飼っている場所があったこと。このため、半年ほど経った幼猫の頃から、年長の他所猫が襲撃してくるようになり、彼らは怯えることしかできなかったのです。私は侵入を防ぐのが精一杯の有様。

しかも策略づくめの知恵猫たちで、ついには妖術まで繰り出してくるほど。人間など及びもつかないほどの術達者と断言できます。山のすごさを見た気がしたほどでした。どうやら頭数が増えるので、猫好きの家があれば飼ってもらおうと分家先を求めていたようです。しかしそうはいきません。

懲らしめようと、引き戸を紐を引けば閉まるようにした仕掛けを作り、夜寝て待ちました。すると私に添い寝している子猫たちはいっせいに気がついて、私も気がつき、傍に置いた紐をえーいと引けば、バタンととは閉まって一室に御用。そこでゆっくりと制裁してやろうと見れば、侵入した二匹がやってきて

ぺこっと頭下げてきます。おおっ?と思った瞬間に目が覚め、夢だったことがわかったのでした。もしかして帰順の意を夢に見せてきたかと起きて朝の用意に入る頃、外から猫の声が。窓から覗いて見れば、下りてきてくれと催促しています。人道上の処置として飯をいくらか。

その後も、酋長のような風格の猫が頭を取った野鼠を手土産に交渉してくるなど、手を変え品を変え。私はこちら側の酋長ではないのだよと、インディアンの取引方法を垣間見た気がしたものです。
更に近隣の猫軍団のいわれを、通りすがりの識者から聞き、猷民族の伝説上の歴史を想起したことです。

最初、彼らは”桃源郷”という屋号の大きな家に飼われていたのですが、飼い主が突然亡くなり、相続人が転売するために猫たちを放逐したそうです。その頃から20匹ほどはいたといい、彼らは食料を探して放浪することに。そこから300mほど下に果樹園している老夫婦の家があり、やってきた猫に餌をやるうちに

次々とやってきて、やがて20匹にもなったと。それはもう10年以上前のことで、以後子供が生まれ頭数が増えてもいつか20匹ほどに収まっているとそこの奥さんからは聞きました。月3万ほど食費にかかるとのこと。
立派だなあと思いましたよ。老夫婦の果樹の栽培は苛酷。健康を願ったのは猫たちだったはず。

猫のほうも数が増えればどこかに分家を探して下っていくのでしょう。そのような一軒が私の家だったのです。そして、ビデオに出ている二匹の猫は最長老の夫婦猫だとのことです。この猫軍団は同族思いの立派なシステムを持った者たちだったのです。
桃源郷とは楽園のこと。そこを追放された猫たち。

まるで猷民の神話的歴史を思わせるわけですが、違うのは、神の怒りに触れたから追放されたのではなく、神が死んだことによることを、私のほうが知ってしまった気がしたことです。つまり、神が違う神、愛なき神に入れ替わったことが原因。それをもしかしたら、猫軍団も最長老猫も知らないのではないか。

同じことが人間界の猷民にも言えて、彼らはそれを知らないのではないですか。原因への理解がまちがっていれば、愚連もするし策謀だらけにもなります。同じ神がちょっとしたことで心変わりしたなら何をまともに信じていいかわからなくなります。知恵の木の実? それだけで? 神はそれほど狭量なのですか?

実際、かつての神は死んだことをギリシャ神話は正しく伝えています。黄金時代を築いたクロノスは、ゼウスによって殺され地下に封印されたと。ゼウスの治世は鉄の時代とされ、ヘシオドスを嘆かせるほどの悪政時代。
神世で政変あり。その結果が、今の魔王の迷宮になっているのではないのでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です