私の推測になりますが、
古代にもカバールなんてと思われるかもしれませんが、むろんそのような名前で呼ばれていたはずはなく、秘密結社、秘教組織と言ったほうがいいでしょう。
ただしエジプトやカルデアに端を発するカバラを保持し、神官(シャーマン)を中核に据えていたことが特徴です。
そして、幾何学図形を必ず用いますが、その数理性に神の所作を見ているからです。そう、彼らは当初は、神に認められ託されて人類を教導していると信じていた者たちです。
その思い込みが、彼らの使う幾何学魔術に力を与えています。しかし、その直接上の知的存在は宇宙人であったとわかってきているわけです。
つまり、彼らが神と信じていたものは、ドラコ系宇宙人であり、さらに上には超古代に発足した旧スーパー連邦の地球人類22の遺伝子実験グループがいたということです。
前の記事の続きのようになりますが、
安倍晴明もカバールだったと推理します。彼がまじないで多用した五芒星形は彼の名をとってセーマン図形と言われたようです。
しかし、彼が使ったのはカバールが重用する幾何学図形であり、純な五芒星形とはいえ、カバラに準拠する、いわゆるカゴメの結界術なのです。
カゴメは最も多用されるのが八角形で、八角堂は神霊さえも閉じ込めてしまうほどの呪術力がある建造物とされます。舞子の移情閣や西湖の雷峰塔などはそうですね。
アストラルボディでの探検者の話では、アストラル界にもネガがおり、最強のネガが黒いキリストと呼ばれる存在で、八角形を使い、好んでワンダラーを手にかけるそうです。
この探検者もその発する八角形のカゴメの封印に捉えられそうになったとき、ある種の精神的技法で逃れることができたとか。
この方も、ドラゴンボールのような魔術戦争の歴戦のツワモノだからこそ、できたようなことだったようです。
安倍晴明もこのような封印結界術を使って、都に出没する魑魅魍魎を退治したとか。
しかし、大江山に住む酒呑童子を、都に起きる諸々の災いの元凶として進言し、源氏の武将に討たせたのは、まったくの讒言によるものと解釈します。
酒呑童子も先修験者であり、ヒラクリティという聖句箱を前頭部に置いて修行するユダヤ教徒だったのです。
おそらく、彼らの家系は、若狭遠敷から奈良飛鳥の都に若さ回春の霊的エネルギーを送り込む、生命の木のメインになるカバラ儀式・中央柱の回流の儀式を執り行っていたものとみられます。
それが奈良時代、大陸からの仏教と陰陽道を朝廷が用いるようになったため、お役御免になってしまったのでしょう。
若狭遠敷は仏教僧侶が取って代わり、お水送りをするようになりました。
それゆえ、酒呑童子の家系は生命の木の別のセフィラ(元伊勢)の近傍の大江山に蟄居していたものでしょう。
戦々恐々の歴史を歩んできた渡来系為政者は、都に災難が打ち続くとき、瑕疵を質そうと、何でも占いに頼ります。
八つ当たり的に、没落して仕事を干された者たちにさえむごい仕打ちを与えるものです。そこに見立ての入れ知恵が入ることに。
あいつらが都のご沙汰を怨んで呪詛しているんだ、と讒言したのが陰陽師安倍晴明。なな・なんということを。
それもこれも、まだ時代が浅かりし頃のカバール・カバリストです。これからまだ伸展していくカバールの施策の露払いの一幕と言えなくもありません。
しかし、怨みの思いは長い時を経ても、衰えるものではありません。
無実の行者を横道により惨殺した行為は、彼らの怨みが消えるまで、為した者に祟りとして降りかかり、輪廻を不幸なものにすると言います。
それを謎解きで理解して心魂を和らげてやるのも、琵琶法師の願いを持った探偵オクンドの仕事。
このように、童話風物語にして、酒呑童子一族の霊を弔っています。 ⇒ 異聞・酒呑童子伝 https://p.booklog.jp/book/90955/read
その安倍晴明は、当時最も怖れられていた祟り神ウシトラノコンシンを、蘇民将来伝説の悪役・巨旦大王だとして、鬼門封じを執り行っていました。
まあ、解釈によって、蛇にも悪鬼にもできるのが、権勢を誇った立場の者です。
それが正解だったか、誤解だったかは、やはり時代の末期でなければ、解明ができないようになっているようです。
成長期のカバールは、いけいけどんどん、なにしてもうまくいくことが可能でした。
しかし、様々なところでほころびが出る末期には、祇園精舎の鐘の声、盛者必衰の理でありました。チーン。ではなかった、ゴーンでしたか。
ちゃんと、時代に即した名探偵が登場して、快刀乱麻、謎壁塗壁をことごとく切り伏せるものでございますな。
はははははは、お任せあれ。このオクンド、梵天の勅命によりまかりこしたり。
梵天の懐刀の異名をとるこのオクンド。解明できぬときは、錯乱発狂してすべてを切り伏せ焼尽することもいとわぬを旨とします。
この宇宙を、勅命にてお取り潰しも可なり。さあさあさあさあさあさあ、どうするんでい。と歌舞伎役者のタンカを切って見せたところで、お開きにいたしましょう。
ちょっと記事が短かすぎましたかな。
そこでちょっと小話を。
そういう私もまだ未熟な時代がありましてな。
50歳以前などは、不思議事があったりしたら、喜んだことも大いにありますが、祟り事のようなことに遭遇したりしますと、びびりまくりのビビディバビディブーでございまして、よくサイババさんのお世話になりました。
もっと昔に遡れば、5歳の頃に見た盆踊りの初めて見る光景に、ここはお化けの世界だと血の気を引かせ、ぶっ倒れそうになりました。
ははははは。しかし、数ある不思議を経てみれば、まるで1万年の修行をこなした如くでござってのう。
実際、このしがない救世主オクンドの人生プログラムの主線複線のことごとくをプレイバックして嘗め尽くした感あり。
いやあ、人生ははかない線香花火の如しとは、けだし名言。
それは幾多のタイムライン火花の総集でござったという次第。
これにて、合点合点とまいりたく存じます。