新しい三猫・・・ふつうの猫だったらいいな

私への啓示で大事にするのは、最近あまり見なくなった夢を介してくるものです。たまに鮮明な夢を見て、それが現実とシンクロしているので、啓示夢だと判断するのですが、
現在、生後11ヶ月になった三猫は、ここにやってきた当初から、まるで「これからお世話になります」といった風情であり、特にフーがコーディネーター役として、私と三猫の間を橋渡ししていたようなことでした。三猫に必要なことが生じると、フーが臆せず私の前に座り、私を見上げて何か要求するので、私もその思いを測りながら対処したようなことでした。最初の離乳食として与えたサバ缶を、「うみゃーうみゃー」と言って、私を感動させながら食べる要領を発揮したのもフーでした。
猫砂を用意したところ、みんなにトイレの仕方を教えたのもフー。最初はうんち後の砂のかけ方がみんな慣れておらず、外にうんちを引っ掛けてしまいがちだったのも、フーが手本を示して教えてました。たたし、トイレは彼の仕切る縄張りになっていたようで、ブーやウーがしようとすると、たいがい監視したり干渉したりしてましたが。
ブーは最初から可愛がられるしぐさを身に着けていて、仰向けになって転がるぬいぐるみのような印象でした。その点、ウーはいちばんピュアーだったでしょう。特別なおあいそは抜きで、アピールするとすれば、元気なおてんばぶりだったでしょうか。
そのフーと猫たちと私がソファーに寝そべって昼寝をしたとき、フーが私の左耳に胴を押し付けて、彼の心臓の鼓動を聞かせてくれたのです。一分間120くらいですか。そのときブーが近くにやってきて寝そべったときに、180/分ほどに跳ね上がったので印象的だったのです。兄弟といえども警戒心を持っているということか。(それ以後、一度も彼らの心拍を聞くチャンスがなかったことも不思議)
さて、その翌日でしたか、寝入りばなに、まるでフーが右肩のところにやってきて、心臓の鼓動を示しているような、ぴくぴくした痙攣を催したのです。私は、これはもしかしたらフーが霊体でここに来ているなと思いながら、寝入ったのでした。その明け方の夢に、長い夢のストーリーを見たような最後に、三猫の由来が啓示されたようなことでした。
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私は、新神話を作っていて、そのストーリーの有効性を確認しつつありました。そこで地上における四神獣の安定的配置が必要になろうかと思っていた矢先に、白虎一家の来訪を受けたといった印象で、この出来事(啓示的事実)にはびっくりしたようなことでした。そこで身内さんが玄武と青龍を受け持ち、私が朱雀のときに白虎が揃えば、四神相応の構図が完成するようなことでした。
しかし問題は、その成り行きを新神話のストーリーに反映できていないことでした。その四神相応体制をどのように活用するか、まったくシナリオを生み出せていなかったのです。そんなときに身内さんから飛鳥資料館でキトラの四神獣展があるとの情報。これは四神を別天に輝かせることになるという印象を感じ、どんなシナリオになるかも思いあぐねたのですが、やはり閃かなかったのです。新神話の存続はいかに。すでに出来上がったシナリオのままに進むだろうという、後は見届けだけだと思うしかなかったのです。身内さんともいつからか連絡を絶ってしまってましたから、新神話もうやむやの霧の中に放置していました。
そうこうしているうち、身内さんが別天(別時空)に去ってしまわれました。まさかと思うようなことでした。こちらに残った私は、ぽっかり空いた連環の空隙と、ままならぬシナリオを見て、ただ嘆息しているようなことでした。
三猫たちはその辺の事情も察していて、何でここにいるんだ、居なければならないんだといった態度になることもしばしば。それでも、私のまんべんない愛情でなんとかがんばってくれている印象です。
このたびウーが出産し、新しい三猫がいま育っていますが、おそらく新神話の磁場が薄れているので、ごくふつうの猫たちであることでしょう。それでいいのです。それがいちばんいい。もう新神話プロジェクトの協力者はけっこう。工作員が来る必要もなくなります。ボンドガールは結末がみな離別ですから、もういい。
いまフーが白虎として残っています。活躍の場がなく居所をなくしたような最近の行動を見るにつけ、かわいそうになります。それを公平な愛情と処遇で、なだめているといった感があります。
そのフーとウーの間に子供が。いずれ白虎神の子孫が新時代には自然繁殖していくことになるのでしょうか。

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