私は小五のときに盲腸炎で手術をした。一週間の入院ののち、一週間の自宅療養で学業に復帰した。が、それまで外で遊ぶのが常だったのが、まったくの引き篭り児童になってしまった。というのも、予後不良で腹痛が起きやすい虚弱体質になってしまったからでもある。
学校から帰ると、空想の世界にはまり込むようになった。様々な玩具とも言えないような品物を、人や乗り物に見立ててストーリーを組んだ。いちばん大事にしていたピストルの玩具はいちばん高貴で優秀。その弟や妹が玩具の数だけいくらもいて、高貴さは準じている。
彼らは、あるとき不思議な「玉」に出会う。その玉は何でも願いが叶う玉であり、彼らがそれを手に持って念じれば思いのものが目の前に現れ出る。玉はそれに念ずることで、同じ力を持つ玉を複製できたため、それぞれがひとつずつ持つようになった。そのうち、彼らは玉をそれぞれが飲み、手に持っていなくても、ただ想像するだけで、その通りのものが現れるようになった。それだけではない。玉の持つ不思議な力によって、彼らは不老不死かつ不死身となった。
彼らはその境涯を活かして、宇宙を旅する。思い通りだから、彼らは小さな多孔質の軽石の穴の中に小さくなって住み、隕石のように宇宙を旅する。玉から魔法の絵の具を作り出し、壁に描いたトンネルを通って、向こう側に別世界とストーリーを生み出した。
玉を使う長い時ののち、彼らはこの玉とはいったい何なのかを探る研究に入った。そのために、彼らは眠りに入り、玉の中の世界を夢見る。彼らは高貴にも眠りに就いているが、夢の顕現は別のキャラクターになり、粗野な冒険的経験をしていく。様々な経験を通して、玉の性質を明らかにしていくのである。
当初、この神話には妹も一枚噛んでくれた。しかし、やがて私ひとりの想像の世界となって発展していき、中二の頃ようやく体調が回復するときまで続くこととなった。今から思えば、不思議な神話創造の時代だったように思う。
「小六時代の神話」への6件のフィードバック
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思うとおりに叶ってしまう玉をほんとうはみんな飲み込んでいるんでしょうね。
それをどう使うのかでしょうけれど。
風邪がなかなか抜けません^^;
ごほごほやってます。
これ・・・結構消耗します。
そうか・・・のんびりしたい・・なんて思っているから叶っているのかもしれません^^;
いかんいかん 春なのに春がそんなんじゃー
今夜は玉に 復活!とこめてみます。
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神話の雛形は、理想を胸にして、ただそこに健在していればいいのです。
あなた自身が力む必要も動く必要もなく、時間が光速で実現に向けて動いているのですから、あとは見届けの気持ちで待っていればよろしいかと思います。
それより安静にして、風邪を早く治しましょう。
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今日の夢は なかなか迫力のある光景でした。
http://blog.goo.ne.jp/hikari88hikari/
発掘されたような遺跡と秘密にされている地下都市
霊界の祖母がまた登場しました。
いつかきっとさんの交信で
>霊界は”解禁”とは、開放状態になったということ?
A 展望・路線 豪腕神話崩壊も
マッチョマンさんが
>今まではある意味「強固な仕組み」でこの地球生命圏を維持していたのでしょう。地上、霊界、天界の層は、メリハリのある仕組み・特別な路線ですかね。体験学習(3次元での生~死)・休息(霊界・いわば4次元?)・本来の自分(天界・いわば5次元以上?)が統合されてゆく過程でしょうか。古い仕組みの崩壊・新創造なのでしょう。
新神話が起動していることはここで充分感じていますので。
新創造の新神話の時代であることも納得しました。
しかし・・・霊界の人と今現在生きている人が共同生活をする場面が多いんですが、やっぱり結局、肉体を離脱するというのが 最終的なことなんでしょうか?
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霊界などを分け隔てしていた帳が開放されるということでしょう。生者も死者も中陰の状態もなくなるということで、生者においては感覚機能が向上してあちらの世界が視認できるようになるから、帳が外れるというわけですね。
地下の巨大遺構はシャンバラなのでしょうか。地上世界に強固な隠蔽構造を現出する幻灯機を維持していた機関でもあると思います。それを邪神が牛耳ることで、迷妄世界が営まれていたわけですが、正神が接収して使うようになれば、善良かつ透明度の高い世界が営まれるようになるのは当然です。
隠蔽や陰謀の下地がなくなれば、幻灯機に提供して神話の催眠魔法で歴史を誘導する必要もなくなり、新神話旧神話を問わず、あらゆるそれに類したシナリオがボツになります。それが有情にかけられた催眠術の解けるときです。
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奥人さんお忙しくお疲れであろうところ、お返事をありがとうございました。
催眠魔法のお陰で きっと目が覚めて行っているんだと思います。
ふぐりさんのブログにもエージェントさんから5月中旬から6月までに疎開という情報が書いてありました。ふぐりさんも長野移住してるんですね。
藤原直哉さんも
http://naoyafujiwara.cocolog-nifty.com/tohyamago/
南信州・・・
奥人さんも移住とあって やっぱりいよいよなのかな?と感じる次第です。
長野は山も高いしそのあたりがいいんでしょうね
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メイさん
ふぐりさんはハワイの火山活動と島の沈没で大津波がやってくるというエージェントさんの説を引いておられるわけですが、実物大地のレベルの変動は、仮想大地のレベルまでに抑えられると思います。つまり、大津波は資本主義金融経済の大地に起こる世界恐慌によるものとなる可能性はあります。
この大津波でも、海浜の工業地帯や都市部の人口密集地体に、物流の停止や超インフレ、大量失業や国権による簒奪などの被害を及ぼすと考えられますから、実物大地のものよりは直接被害はないものの、もしかすると手ひどい爪あとを残すかもしれません。アメリカなどでは、内戦などからマッドマックスの人心荒廃の世界となるかもしれず、日本も治安面でたいへんになると思われます。そんなとき、山に居ればまだましだろうというわけで、単に時間稼ぎでしかないかも知れません。しかし、古事記によれば、イザナギ人類の黄泉国脱出には、時間稼ぎがたいせつになるようです。
東海アマさんは岐阜の蛭川でしたね。長野、岐阜は疎開のメッカで、先を考えて移転している人が多いように思いますが、ただ冬場が寒いです。
私はそう厳冬ではない岡山方面にしたようなことで、標高300mほどでしかなく、実物の巨大津波のことまでは考えていません。
むしろ、UFO(桃の実)との遭遇と誘致の可能性に力をかけたいです。少し前には、宇宙人その一と目していたN氏が -どこか山おくんどかな- とメッセージしてこられ、昨日は、UFO/宇宙人と数多く接触してきたという坂本氏がメールしてこられました。いよいよ、新しいステージが幕開けしそうな感触です。