中越地方で大地震。たいがい大地震には神話が絡んでいる。
先の鳥取西部大地震は火の鳥が飛び立つ兆候。
鶴と亀がすべった9日目の旧暦9月9日(ひのととり)に発生した。
鳥取の日野という語呂もまた。
その年内にはキトラ古墳で朱雀の飛び立つ様の描かれたものが発見。
復活と再生に向けた動きなのかと捉えられる。
メルマガ22号では、UFOの出没しがちな巨石遺構地帯メガリスゾーンが古事記神話に言う「出雲八重垣」であると紹介した。
高天原で暴虐を働いて天照大神の岩戸隠れの原因を作ったスサノオノミコトも改心して地上の守護神となったのが「ヤマタノオロチ退治」の段である。
彼がオロチ退治に使ったのが出雲八重垣というシステムである。
https://rainbow.xn--kss37ofhp58n.jp/monoomoi/dan-j.htm
出雲八重垣の制作理由は、地変沈静にあった。
ヤマタノオロチとは、火山帯や地震帯のこと。
むろん、台風という蛸のようなヤマタノオロチも八重垣が活性であれば上陸後すぐに勢力を弱めたものだった。
だが、八重垣が効力を失ってきているとすれば、台風は衰えず、地殻変動は活発化する。温暖化だけが能ではない。
地震雲は八重垣から立ち上る八雲を空の雲に投射したものだが、それすらも起きてこなくなる。
せっかく意図して作られたマウンドやメガリスがどんどん壊されていないか。
道路開発などによる無秩序な山野の切り崩しは、今の科学で見積もってもおかしい。
一昔前なら治水のために、ため池をあちこちに配置したものだ。
それを予算の都合か何かで行わなかったために川の氾濫を招いたところもあった。
とにかく先人の知恵がどんどん失われている。
「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」
櫛名田姫とは良質の田つまり国土のことだ。
それを基盤から守ろうとしたこの神の心。
スサノオの神の系譜に載せられる神々は、治山と灌漑に関する名前ばかりである。
かつて稲田の宮主須賀の八耳(マウンドビルダー)にその意趣を伝授し、大国主が後を継いだ。
長い年月を経ても鎮守の森を残そうとする意図として保たれてきた。
それがいまやもう・・。(..;
問題は、新潟大地震が古伝の「越(こし、高志)の国」で起きていることだ。
ここはヤマタノオロチの出自地と古事記には記されている。
ヤマタノオロチが活性化しつつあることを、今回の大地震は象徴的に示しているような気がする。
武良氏が神戸市西区神出(かんで)町上空を飛行していた「逆三角UFO」を撮影したのは阪神大震災後の1995年11月。
この地には伝承がある。
むかし、スサノオの神とクシナダヒメが天空からやってきて人々に農耕を教え、ここでオオナムチノミコトをお生みになった。
それゆえこの地が神出と呼ばれるようになったという。
なんと奇遇なところに私は居ることか。
まるであの逆三角UFOは両神の行幸の様を思わせるようだった。
とてもこげ茶色の宇宙人が素っ裸で乗っているとは思えない。