そろそろわたすも蔵書の処分をしなくてはと、はじめてamazonの出品サービスに加入して、アイテムを打ち込んでいたのです。
すると、西のほうからゴロゴロゴロゴロ言い出してるじゃありませんか。まあ打ち込めるだけ打ち込んでと思って、やっていましたら、ちょうど拙著の登録にかかった時点で、外は大雨になり、そして雷が、これまた機関銃の如く間断なく落ちてくるではないですか。
うちのところは山腹にややせり出し気味になっていて、屋根の上に単管組んで太陽光パネルを置いてるんです。もう金属だらけの屋根ですから、一発落ちたらおしまい。
まずパソとモデムなどの電源、冷蔵庫、冷凍庫、エアコンの電源、直接電気製品に入っている電源のすべてを切りました。そしたら、パーンと直近に落ちてくるんです。ああ、いまの瞬間に、モデム電源入ってたら故障してるよなというようなことがそれから何度もありますた。むろん、すでに落雷で死んでたりしているタイムラインもあって、何とかやりすごしてるわけなのですが、どんな体感をするのやら。痛いや熱いは御免したいね。
しかも、雷は居座り続けること2時間。いちど去ったかと思えば、また少ししてやってくる。去ったときに冷蔵庫などに電気を入れて、冷却再開、また切断、また再開、切断と三回は繰り返しました。
とうとう私も、悟ります。あの本を売りに出すなと警告されてることがわかったんです。それはねえ、知る人ぞ知る、知らぬ人は知らぬという因縁ものなもので、どうしようもないんです。
それで、「わかったわかった。とりやめとくよ」としぶしぶ言いましたら、少し加減がゆるくなります。しかしまた、売らんとどうすんねんという気が起きてくると、またバリバリ、ドカーンとやってくる。まるでいつぞやスパルタカスやらかした爆弾低気圧のときのようでもあります。
なんどこんなやりとりをしましたか。もうやんぴ、と意を決したとき、雷雲も薄らぎ、西日がさすようにもなったのです。
レーダーナウキャストで調べると、なんと、うちの地域だけに雷雲が次々と沸いていたことが判明。やっぱり、贔屓にしてくれてんだね。
よっぽど、天津神はアベノミクスにご執心のようだ。これはきっと、これは揺るがすことのできないシナリオなんだね。だから、命の保証はないと、集中爆撃で脅したんだろう。
嫁さん気取りのウーはその間、ピーピー言って怖がっていましたからね。やっぱり、家族がいる身というのは、軽々しいことはできないものなんです。たとえ、ちゃんが帰らぬときは、骨にもならねばならんぞ、と言い聞かせてはいても、いざ家族の目を見れば、そんなことはうかつにできないと思うわけであります。
しかし、いいよなあ。ヤツラはジョーカーでいられるんだもの。ぜったいに、アベさんもジョーカーの仲間入りしたんだよ。ジョーカーは、言ってることとやってることが真逆でもいいんです。また、そうすることが求められるのです。
参入儀式のとき、逆ごぼう星の誓いをさせられるのですが、そのとき、自らの良心を放棄して、黒魔術師(ジョーカー)として再生するのです。試験があって、それをやることによって、再び良心を呼び起こさなくなるほどのことをしなくてはならないのです。つまり、悪魔に魂を売ってしまうということを実技をとおしてさせられるわけ。
ブッシュもそれをこなして、立派な黒魔術師になったのです。それでもまだ、位階的には下のほうです。目標はもっと上。がんばってね。アベさんなんか、駆け出しもいいとこ。しかし、やることがでかいから、昇進は早いでしょう。アソウさんなんか、もうすでに態度だけは上位ぶってますけどね。粗相にならなきゃいいけど。
おいらも黒魔術師になろうかな。群れてやる黒魔術師集団というのは好きじゃないから、一匹狼なのがいいな。