午前7時半頃、椅子に架けていたスエットパンツをはいたとたん、右脇腹のぽてっとしたところを、こないだの蜘蛛に、ちくりと咬まれました。私は視野の右端で影のようなものを捉えたもので、何であるかはわからず、ムカデでも?と思って叩き落としたのですが、床に落ちたそれを見れば、壁にとまっていた身内さんの視座ではありませんか。思いは遂げられましたかな。
つぶれていないかとチリ紙でつつくと、それにつかまってきます。猫たちが傍にいたので、これはまずいとベッドにあげて、動画の記念撮影としゃれ込みました。咬まれた箇所は、少し痒くなっただけで、すぐに収まりました。
https://www.youtube.com/watch?v=qw9RS8DuxB0
どうも女郎蜘蛛のようで、伝説の絡新婦の雅さです。
「江戸時代、美女の妖怪(絡新婦)が男を人気のない小屋へ誘い琵琶を弾き聞かせるという。男が美女の姿とその琵琶の音にうっとりとし、油断している隙に蜘蛛の糸を出し巻きつけ、男を喰らうとされる。
絡新婦はもともとはクモで齢400歳を迎えると妖力がついて、人間の女に化けるとされている。その容姿は、見る者を魅了するほどの絶世の美女だとされている」
白龍であったり、青蛇であったり、亀であったりと、いろいろなものになった身内さん。とうとう絡新婦となら、私はあえて琵琶の音に痺れながら食われてみたい。
そういえば、弁財天も琵琶を奏でておられたですな。
奥津嶋弁財の琵琶音にほろ酔ひつ蜘蛛の巣寝床で昇天したや