オサーン隊につき、CG映像には非ず

我らがクラブメンバーの撮るUFO映像をCG合成によるものだと仰るUFO界の重鎮がおられると聞いた。
その方々に申し上げるが、このサイトに掲げる幾多のUFO写真はビデオテープのデーターからキャプチャーしたものである。
もし、単一の写真(デジカメ/一般カメラ)ということならば、CG合成はさほど造作もないだろう。しかし、ビデオデーターというのは連続影像なのである。そのデーターを最後には証拠として提出できるゆえに、あやしい密造作業などはしていないと答えることにしているしだいだ。
しかし最近はPCソフトにもすごいものがあり、CGアニメ映画を見るほどに製作できてしまうものらしい。実際にIT会社の方が海外で撮ったというありありとしたUFO映像を持ってきて、どうですすごいでしょと仰ったことがある。それは数分にわたる連続映像であったが、UFOの軌跡とズームイン/ズームアウトの具合をしばらく追って、背景影像とソフトで創られたUFO映像のCG合成であると判断した。
UFOの動きが、画面の縦軸横軸に対して何パターンかあるのだが、そのパターンにはまったときの速度が同じ。⇒ソフトで計算して作り出している。それを合成後に背景映像ごとズームしているのである。
そしてデーターの出所がIT関連企業ということが、割り引けない材料となると判断した。それは技術と設備と暇さえあれば、UFO映像の如きは容易なのであるなと思わせるものであった。
しかし、我らのメンバーがこのUFOは見たことがあると言ったものだから、話は唖然の雰囲気の中にぶっ吹っ飛んでしまった。
我々は撮り卸のビデオ映像しか扱っていない。(デジカメやカメラ写真の場合はその旨逐一報告し、その場合の選定は出所の信頼性を基準に置いている)
速度の極めて速いUFOがモニター画面をよぎることが多いのだが、それを各人の熟練した動体視力によって検出している。我々は、1/30秒・コマで1つしか出てこないような映像からでも拾い上げる。
コマ送りして精査するときに、UFOの写ったnフレーム目をn+1フレーム目に遷移させる間にも、肉眼でその間に航跡が見えるものである。それこそ、1/30秒・コマで1つしか出てこないような映像の場合でも、どっちから飛んできて、どこに去っていくかが掴めるのである。その理由は、nからn+1の間にも、ビデオデーターには情報がしっかりと記録されているからだ。えらいもので、それを肉眼では捉えることができるのである。
コマ送り機能が1/30秒・コマであっても、フレーム間には1/60,1/120・・・といったフレームが存在している。それを逐一、編集で検出するには、それなりの手間もしくは機械のほうに相当な性能が要求されるであろう。よってUFOをCGでホンモノらしく作るなら、そこまでの記録を綿密にできなくてはなるまい。非常な手間隙かけてやる作業となるはずだ。
しかし、我々には、そのような技術も設備も暇もない。また全員がPCの素人もしくは持っていないときている。管理人はHPサイト運営のための最低限の知識を保有するのみだ。
画像はメールで送受信すれば楽なのに、いちいち車で受け取り受け渡しに出向く。情報は長電話をするか(前に聞いたことを順次忘れていくのだが)、何度も失敗して送るFAXを身構えるか、そんな時代遅れなことを未だにやっているのがUFOビデオ撮影オサーン隊なのである。
ただし最近、画像データーの掲載が少なくなったことは確かである。それはメンバーからのデーターの供出が少なくなったからであり、提供さえあらば中身を判断して掲載する用意はできている。最近の本サイトのアクセス状況は、九月以降になって半減しているが、コマ不足によるものかと案じている次第だ。

「オサーン隊につき、CG映像には非ず」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS: d4e983d5810f41f21795a16de1c096e9
    いつも楽しく愛読させていただいております。
    ここでご紹介されている写真を私が見た限りでは、
    少なくとも50%はUFO写真の鑑定が必要と思われる物。
    すなわち、極一般的にUFO写真として公開しても偽造では無いと断定できるLVの物です。
    確率的にはすばらしいと思いますよ。
    しかしながら、ここでご紹介されている写真や映像のいくつかは、たんなる昆虫写真とか、
    ピンボケによる他のものが写り込んでいる
    写真ではないかと思われる写真があります。
    写真撮影の技術に関してになりますが、
    高速で動くものをアップで撮影しても
    被写体が一体何なのか?と判断しかねる
    物が一番やっかいです。
    かならず、距離やスピード・大きさを断定
    できるように風景の建物や近くの人物と
    いっしょに撮影しておく必要があります。
    とっさに撮影するとい場合が多いでしょうから、それに備えて何か工夫した方が良いかもです。
    素人の目でみても、昆虫や窓ガラスのゴミ
    をぼかして撮影したような物体に見えてしまうのが惜しいと思います。
    写真1枚に対し、現実的な解説を詳しく
    付けておいてほしいです。
    シャッタースピード、日時、天候、
    地図上からの撮影方角などあればありがたいです。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    メンバーから渡されるデーターはもっとはるかに多いのですが、読者の目に酷に映りそうなものは除くようにしています。新着に上げるのは、残したもののうちでも特に精選したものと思ってください。それでもなお、読者の納得が得られないかもしれません。
    私の観測でも、最終掲載物で本物20%、あとは木の葉、種子、虫、鳥、蜻蛉、飛行機と思っています。しかし、正体が分からないという理由もしくは撮影者の提示する妥当性ある理由付けによってUFOとしています。
    またご指摘のように、撮影時の諸元を明示することは、写真家ならたいがいやられていることです。特に真贋論議の俎上に乗りがちなUFOとなれば、なおのことその公開が望まれます。しかし、メンバーはこれらの写真を本物であると自信を持って、芸術作品のような感覚で出してきております。
    そこで私のほうで選抜して妥当なものに留める処置をしています。
    撮影時の諸元については、撮影場所や技術についておよそ秘密であることから報告の義務を課しておらず、ビデオカメラの設定に際しては、高速物体捕捉時のモーションブラー防止のために各自機材に応じたハイシャッタースピードのポジション(スポーツモードないしは1/4000~1/10000)を保っているはずであること、それに天候や周囲の明るさに応じて明度の調節をしているものと認識しています。
    ただ、1996年以前の、前記機能の揃わない古いカメラ機材によるデーターも中にはあります。その場合は、モーションブラーの可能性があるものと思いますが、時代を明示しています。
    また、UFOは空にあるとしても、距離が見当つきません。ビデオからのキャプチャー写真ですから、二次元平面に置き換わった時点でなおのこと情報が失われています。ここに挙げる写真一枚一枚からでは正しい情報は掴めないと思います。
    ビデオテープ一巻の中にこそ周囲のデーターも含まれており、メンバーは周辺情報をトータル的に盛り込んでいます。鑑定を行うなら、動画段階で行うべきでしょう。
    しかし、マスコミにおいてもそのような分析はされていないです。選抜はあくまでも感覚的なものであったように思います。
    また、メンバーの最近の傾向ですが、これはすごいというようなデーターはあえて出さない傾向にあります。なぜかと言いますと、ここに出せば周知のものになり、誰でも利用できてしまうこと。そのくせ有償利用される際には、良いものを並べた上で、そこから抜き出されるため、二番煎じのものはいつまでも取り残されかねないからです。
    よって、みな、いざ鎌倉に備えて、良い物は抱きかかえています。マスコミから好条件さえ提示されれば、あれあれ?と思うようなものがぞろぞろと出てくると思います。それに関しては私のほうでも把握がつきません。
    このサイトはどちらかというと、クラブ活動の足跡を書き留める場と思ってもらった方がいいでしょう。

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