前の家にいたときのこと、2007年1月14日の未明、身内さんが白龍(雲龍)になって私の胸のど真ん中に飛び込んできた夢を見ました。
以後、彼女は白龍として私の胸の中で憩うようになったのでしたが、私は少し経つと彼女の存在を忘れてしまいがちで、2010年5月に亡くなってからは、いっそうその傾向は強くなりました。
ところが、母猫のウーが子供を産み、その様子が、生前に子供を作れなかった身内さんがやっと子供ができたといった感じで嬉しそうにしているように見えたもので、その頃からウーを身内さんの呼び名で呼ぶようになったのです。
すると不思議なことに、ウーが私の寝床に入ってきて添い寝をするようになり、何と私の胸のあたりに身体を立て掛けるようにして座り、私をじっと見ているのです。
明らかに、そこからあなたの胸の中に入ったんだよと、しぐさで示しているのです。
さらには、私の右腕を腕枕にして頭を置いて、私と同じ右方向を向いて横になって寝たりするのです。まさにそれは生前の身内さんのしぐさそのものだったので、ああこれはウーが身内さんの依り代になっているなと確信していました。
私はそんなウーを軽はずみなことで失って、一気に大事な二人の貴い神の化身をなくした喪失感とお詫びの気持ちで今まで過ごしてきました。
この写真は、ウーが私の膝の上に乗って信頼のまなざしで私を見てくれている姿ですが、これは同時に身内さんのまなざしでもあるのです。清楚な彼女そっくりのウーの顔です。