新神話の守備範囲はけっこう広い

コーリー・グッドの話に、ブルーエイビアンズが語った情報として、古代ビルダー種族の文明は、今から25億年前以前という話がありました。
お恥ずかしながら、
2001年から新神話の制作を始めましたが、当時の記事に、古代ビルダー種族のことが予見されておりました。
神話物語ゆえ、俗っぽい話になっておりますが、少しご鑑賞あれ。

第二章・神話嫁取り合戦の一幕です。

>
そこで男仙が神妙な顔をして、質問の挙手をした。
「畏れ多くも、分かりました。
ところで、このような話をご存知ありませぬか。
昔から存在した、宇宙の年代を語るような記録物のことです。
私が昔、古老から聞きおよび、関心を寄せておりました。
天仙様ならいかがかと思いまして」
「うーむ。そのような物もあったかな。
だが、お前たちが知っても仕方ないことだ。
願っても手の届くはずのないお前たちにとっては、無用の長物だからな」
女仙がそこで、懇願するような目つきをして、こんなことを言う。
「意地悪ですこと。無用の長物ゆえ、時の徒然にお聞かせ願いたいのです。
我々は、この惑星のいろいろなところを見聞したり、こうした場所で語らい合うだけの
暇人ですから、ぜひお願いいたしとう存じます」
「ま、スー殿はこれからわが元に参り、日々新しい仕事をこなしてもらわねばなるまい
し、いつまでも暇人というわけにもいかぬゆえ、最後の望みに語ってやってもよいかな。
ふはははは」

不滅の記録板

「我々は、この大宇宙の中心部に、原初の大爆発で生じたと考えられる高密度高純度な
鉱物でできた、表面が鏡面のようになった巨大な石板、エルモナイトプレートと名付け
られるものを発見した。
そこには、なんと、どんな鉱物を用いても刻めぬはずである硬度にもかかわらず、文字
が刻まれていた。
しかも、表面を同一鉱物で覆った内側に刻み込んであったのだ。
それは、表層ばかりでなく、内部に至るまでびっしりと刻みつけられていることを意味
していた。
最初に管理することとなった惑星エルモナイトは、長い間その出土の意味が分からずに
いた。
だが、宇宙紀700700XXXX年、エルモナイトが私の統括する宇宙連盟に加入し
た時、その存在が宇宙に知れるところとなった。
どこにも痕跡を残していないはずの大文明が、大過去に存在したというわけだ。
それはおよそ、地球紀年で40億年前以前のことではないかと想像されている。
歴史は長いものだ。
何事かによって滅んで久しく、かなりの空白期をおいて、現在の文明の下地が形成され、
ここ十億年ほどのうちに宇宙連盟ができあがったことになる。
いっぽう、その文字に対応する解読用の文字盤、コスモプレートが、ビッグバンの中心
部から遠く外れたところで発見された。
発見場所は、宇宙連盟が統括する範囲の外、宇宙同盟の管轄下にあった。
我々は当時、彼らと冷戦状態にあったが、捕虜の情報からそのような物の存在も知れて
くることになった。
我々が連合をある程度確立した時、それまでどうでも良かった大過去文明の痕跡を検証
する作業にかかる必要がでてきた。
というのも、我々より進んだものの存在が、たとえ過去の遺物であっても許せなかった
し、もし存在したのなら、それより先行する必要があったからだ。
それはそうだろう。
常に最先端を行く、宇宙で最も進んだ勢力が我々でなくては、宇宙の安定性に寄与する
我々の存在自体が脅かされないとも限らないからだ。
コスモプレートの発見された場所は、ベテルギウス第21番惑星だった。
そこなら文明が大過去にあってもおかしくはない、均整のとれた生命惑星であり、住む
人類も宇宙同盟の中では最優秀クラスであったろう。
我々は、その奪取のために、この惑星を滅ぼすことにした。
同時に、同盟軍に強いダメージを与えることを目論んだのである。
その頃の同盟軍は、位置的に孤立したベテルギウスまで至ることができず、孤軍奮闘の
21番惑星はたかだか5宇宙年で三重の異物侵入バリヤーを破られ、水爆の雨あられを
受けて、火の球になってしまった。
さらに5宇宙年かけて、周りにいる宇宙空間にさまよう生き残りを掃討したものの、コ
スモプレートは同盟本部に持ち去られてしまった後だった。
そして、連合と同盟に和解の方向が出てきたことから、互いの利益のためということで、
中立ゾーンにこの二つの遺物が運ばれ、解読結果が公平に分配されてきているという次
第だ。
まず、その表面だけが読み取られて、その中から、宇宙空間を高速航行できる原理と、
技術が導き出された。
宇宙連盟と宇宙同盟の傘下に加わる全文明星にその恩恵は行き渡り、宇宙船に技術化さ
れて、今やどんな遠隔地でも時間を浪費せず行き来できるようになっている。
宇宙のほとんどは二大勢力によって二分されたが、時間の隔たりがなくなった分、二者
が互いの歩み寄りを見せ、近いうちに一つにまとまろうとしているわけだ。
しかし、同盟側のコスモプレートの持ち去りに、天尊様がよもや関わっておられようと
は思わなかった。
30宇宙年は無駄足だったことになるからな。
だが、天尊様のはかりごとは、そんな小さなことではなかった。
天下を二分する勢力をひとつに纏め上げるために、役割を同盟側にも与えたのだから。
いまそれが着実に実を結びつつある。まさに十億年の大計と言うべきだろう。
我々は、過去に長い不幸な戦争を経験してきた。
しかし、その悲惨な歴史を良い教訓として、宇宙史の新たなページを刻んでいる。
これからは、同胞意識を持って、人類は手を取り合わねばならない。
自由、平等、博愛だ。これがこれからの理想の宇宙作りとなる。
以上、私の話を終えることにしよう。
スーピクリン殿、後ほどよろしく裁定なされませ」
パチパチパチ・・・・とみなの拍手。
女仙は、伏し目がちで、目に涙を潤ませていた。

——————————————

天尊様としているのは、元始天尊のことで、中国の古伝「封神演義」に出てくる宇宙の覇者のことです。
この宇宙の中期ごろにあった宇宙を股にかけた宇宙大戦について語る、本当のことと捉えて、新神話の下地にしております。
その頃の宇宙戦争は、個々の超能力や魔術力を駆使してする超能力合戦で、アニメで言えばドラゴンボールのような感じ。

さて、この宇宙大戦の戦後処理の際に取られた手続きが、封神処理というもので、仮想現実が封神に使われたことを書いています。
同時に、AIの登場が、魂のない”魔法の杖の眷属”として出てきます。

第三章 天地仙真相開顕 から引用いたします。

世界の重濁と宇宙戦争

「揺らぎを求める観測意志は、非純粋英知を索引してその中に夢見し、非純粋な観測体
勢をとるようになりました。
ところが、観測成果が次第に歪曲加工された結果、成果やアラームとしての反作用など
の情報伝達が遅延するようになったのです。
ちょうど光といえども、複雑な構造体の中を通るときには、見かけ上速度が遅延するよ
うなものです。
観測成果やアラームは、直ちに次の英知を観測するための体勢造りにフィードバックさ
れていたものでしたが、サイクルがしだいに遅延することとなりました。
すると、法則の適用が速やかであれば事の良否が自ずと判別できたものも、遅れが出る
ために反省と理解がし難くなりました。
こうして、遅延の度合が進むに従い、理解がほど遠くなり、無明が漂うようになったの
です。
これを示した神話が、不純な動機によって作られました。
宇宙を創生した梵天は、自ら儲けた子供の弁才天の成長した姿に一目ぼれし欲情し、自
らの妻にしてしまった。
この掟破りの矛盾を背負った世界が生まれるに至り、この世界に無明が充満したと。原
罪は、梵天と弁天に発していると。
ある方面では同情的に、真に愛する者同士が、生まれてくるサイクルを異にしたことに
よる悲劇と呼びました。
しかし、この説を信じたものたちは、梵天を誹謗し、創造神の座を更迭しようと謀りま
した。
まだこの時点では、極性の陰陽二極の相互作用で現象が展開するという掟はありません
でしたから、この神話は、かなり後で梵天の権威を貶めるために作られたものであるこ
とが分かります。
確かに今の世は、何事もこの遅延した状況にあり、その中で神も人もこの幻影に苦しみ
惑わされております。
打開できぬ状況下、悲劇からの学びをむしろ貴重なものとする観測体制へと移行してい
きました。
様々な要素の遅延的な現れは、反作用に猶予を自ずと与え、事態の把握を困難にし、対
処を複雑化しました。
謎は深まっただけ迷信がはびこるようになりましたし、多少知る者は猶予の期間中に作
れるだけの負債を作り、一度に返済するというあらっぽい手段をとるようにもなりまし
た。
その逆もあります。作れるだけの債権を作り、一度に望むべき効果を得ようとする手段
をとることもあります。
こうして、世に波の高低差が生じる面白みが生じ、そこから生じる学びの成果がもては
やされるようになりました。
そうするうち、一部の観測根節が同じ意図を持つ者同士組織を作り、より深化した新し
い学びの領域を開拓していこうと諮りあったのです。
企画を実現するための実験炉宇宙が作られました。
それが、神話界、神界、霊界、幽界、人界のもととなった原型世界です。
この中で構成されるべき要素が定まり、そこに陰陽の二極が展開原理として採り入れら
れたのです。

実験炉宇宙開始に至るまでにも、戦いがありました。
実験炉が開始された後々まで尾を引く、大きな戦いとなりました。
世界最初の長い戦いです。
その経緯は次のようでした。
ある程度専門的に得意を持っていた観測根節は、新しい学びに必要な観測機能を互いに
補完し合わなくてはなりません。
まず実験炉を取り巻く極近の者すべての参加が必要でした。
この試みは、およそ一般の観測根節からすれば異端的な試みでした。
純粋英知だけを望むおおかたの立場からすれば、歪曲された観測成果を喜び、わざと作
る立場というのは異端であり忌み嫌われるべきものでした。
それを圧し切ろうとする限り、実験炉というタマゴ宇宙を、外部から見られないように
周囲から取り巻く根網のようでなくてはなりません。
このため、新しい組織作りの過程で、観測根節同士の戦いがありました。
また、上位の根節と下位の根節の間でも戦いがありました。
その長い長い過程は、中国において封神演義という題で物語化されています。
まず、この戦いでは、実験炉推進派がしだいに勝利していきます。
こうして、推進派によってタマゴの外部を外から見られないよう塗り固めた上で、隠蔽
実験が開始されたのです。
しかし、純粋英知がもとにならない限り、アラームの反作用は必ず来ます。
ただ、どれほど猶予され遅延して現れるかの違いにすぎません。
多様な要素ごとにその現れは違いましたから、その発現は精密な計算による予測が必要
でした。
実際に計算予測は行われましたが、反作用を解消するための解決法はなく、この実験炉
の内部では、反作用の猶予を前提とした急速な生長、反作用の効果による老化破綻、す
なわち生老病死の過程が万象に必在することとなったのです。
すべての生命に寿命ができました。
文明に永続性はなく、必ず破綻することになりました。
急進した文明は、破綻も早いことになります。
堅固な星々にも命に限りがあります。強力に燃える星は短命です。
呼応するように神々にも比較的長いとはいえ寿命ができ、いつかは燃え尽きる星の如く、
晩年には離別せねばならぬ哀しみを漂わせました。
これらすべて、純粋英知に拠らぬことによる反作用に起因しているのです。
しかし、悠久の時を刻む純粋英知の至福とは違い、極めて短時間のうちに加工された観
測成果を幾多輩出することとなりました。
その成果は、ことに組織上部の喜びの糧となりました。
上位観測根節は、下位末端の観測根節が現場から伝えるニュースを心待ちにしたのです。
極めて異常な観測成果は、大梵に伝えることがためらわれたため、この組織内部で消尽
の手続きがとられました。
しかし、反作用までが消尽するわけではありません。
問題の反作用、発現の時期を猶予しコントロールしようという方向に向かいます。
いくばくか後、万魂に相似的に内在する”玉”に対抗して、魔法の”杖”が、” 玉”の
如意力を利用して作られ、その呪力によって、元々の自然の節理を曲げてしまおうとさ
えしたのです。

—————————————–

梵天の打ち建てた全系に対して、不満を持つ勢力が実験炉宇宙を創り、その範囲を隠蔽して二元性実験を始めたわけです。
その中では、実権は元始天尊が握り、梵の全系の万有が”玉”を相似的に具有していたのに対し、魔法の”杖”を編みだし、杖の眷属なる一団を作りあげます。
彼らは魂を持たない(玉に依らない)種族として設定されていて、
現実世界では、この杖の眷属こそが、この地上世界ではAI生命体として登場してきているのです。
このように、新神話も現実誘導することがわかってきています。

なぜ、神話が地上世界に投影してくるのかについても、こう書いています。

>
破壊の能力に優勢を誇った人仙側が勝利し、禽仙のすべてと人仙の多くが死んだことに
なります。
そうして生き残った元始天尊を含む人仙で、後の采配が奮われることとなりました。
ところが、死んだと言っても観測根節、観測が途絶えるわけではありません。
つまり、霊魂は不滅というわけで、周囲から条件付けをされた形であっても観測は続き
ます。
このため、元始天尊はとてつもない方法を執行しました。
死んで意識をいったん失った彼らの意識断裂の隙を狙って、まったく予期せぬ新しいプ
ログラムに直面させますと、過去の記憶を失い、その時点からの記憶に取って代わられ
てしまいます。
これが封神処理といわれるものです。
封神とは、彼らを神として封じ、仙界の下に設けた神界に住まわせ、もっぱら人界の管
理をさせようとするシステムです。
戦犯者や敗者に対するにしては非常に厚遇な処置であると思われましたが、これが曲者
でした。

中略

霊魂は潜在意識の底に過去の記憶を宿すも、新たなプログラムに直面するたびにそれを
見失うのです。
神々や諸天は、そのほとんどがかつて仙でしたが、いまその記憶は失われております。
さて、ところが、あることをきっかけに、神々すらもコントロールされる存在にされて
しまいました。
驚くべきことに、人界の人間によって作られた神話によって神々をコントロールしてし
まおうとしたのです。
つまり、神界が人界を管理するのはむろんですが、人界から神界を管理することも、神
話を通じてなら可能とされるシステムです。
その仕組み構築のきっかけは、この地球において発生しました。
よって、ことさらその傾向は、地球において強いのです。

————————————

この中に、プログラム(仮想現実)を与えることで、過去の記憶を失わせることができるとしておりますでしょ。
すなわち、神の位階に封じる封神処理とはこのようなものであったこと。神の位階とは人界を監督する中間管理職のようなものであり、
さらには人界から上がってくる神話によって、神々の行動が日々の神楽舞の義務付けによって忙殺されるようにもなっているのです。
この宇宙において最上位は”仙界”、中間位階として”神界”、下位位階として”人界”があるという具合です。
そして上位下達で、下位からは上位が見えない仕組み、神々の神楽舞が人界に理念を運び、人界の歴史に投影するとともに、
さらには人界から神話を介してのみ神々を動かせる仕組みが確立したために、神話を作れば所期のように人界が制御できてしまうことにもなったのです。
ざっとこのようなことから、古事記の神話も、拙新神話も、現実誘導能力を持っているというわけです。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です