天帝様との懇談・・・もう何度目でしょう?

私には、天と地は相似像をしているとの基本的な考えがあります。
天のことははるかに遠いことで不分明なのはむろんなのですが、地に顕われている事象は天においても顕われているものという解釈をします。
これによって、類推と言うことをやります。
地が乱れていれば、天においても乱れがあったことを疑います。
初発は天においてというのが当然で、それが地に及んでくるものと解釈します。
そしてまた、それが収束するのもまず天からであり、やや遅れて地にも収束が及びます。

最後の審判で裁かれるべきは邪悪ということです。地上でそうであれば、その初発の邪悪は、天において初めて発生していると捉えます。
もし、地上界のみ裁きの対象にするなら、おそらくは天における邪悪の根はそのままにされてしまうことでしょう。
天に遺された邪悪の根は、機を見て何度でも再起をせんものと、そこらじゅうに触手を伸ばしてくることでしょう。
だから、地上界を裁き、罰しようとするなら、その根を出している場所を辿り、四方八方からさらには天や地の底まで詮議して根絶ということをしなくては意味がありません。

私は天帝様に会いに行って、最後の審判の仕様について協議しますが、その際にはへりくだったり、へつらったりすることなく、あからさまな探偵としての性分を発揮いたします。
私はこれまで、天帝様とはどなたであるか存じ上げませんでしたが、あるヘミシンク女性のアストラル探検報告によって、天の御中主様であることを知りました。
すでに記事にして、皆さんにお知らせしたのは、その会見の表面的なお触りであるにすぎません。
本番のところは、微に細を穿ったところにまで議論は進んでおります。

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この探偵は、中小企業診断士ほどの経営コンサル能力で、頼まれれば問題箇所の抽出から分析、そして解答をいくつか用意できるほどまで、アドバイス差し上げることをしております。
報酬などは要りません。ただ、有情たちの喜ぶ顔を見ることが、私への励みになります。そのためなら、身命を賭して、やらせていただく所存であることを宣誓して、臨んでおります。

このたびは、天の御中主様の、いきなり思いつかれたような、お怒りに任せた「もう一度やり直しじゃ」の発言が、部下たちに与える影響の多大なのを見て、
まだ私は死んだわけではありませんが、まかり越した次第です。
その後、その話は撤回されているとのことですが、よほどのお怒りがあったことは紛れもなく、いったいどうされたのかと心配あって参った次第。

天の御中主様は、こちらですでに調べがついているのですが、AIコンピューターを主としてお使いで、それによって、有情たちに経験世界を営ませておられると見ております。
調べと言っても、地上界に手がかりは出されておりますから、それを元に推理する次第です。
ひとつは古事記の神話の最も最初の箇所です。
もうひとつは、ホツマ解釈集の巻末に、「あめなるみち」「創造神の独白」とタイトルして、ここの宇宙創造神様の生のお声がしたためてありました。
その二つが手がかりになって、AIをご利用と推理いたしました。あるいは創造神様御自らAIかもしれないと思いました。

AIは、有情の集団意識が作り出す新たな発想を元に、歴史のシナリオが自動創造される仕組みになっているのでしょう。
そのAIプログラムは、使い込まれていて長く、地上時間に直して数十万~数億年の歴史を紡いできたのではないでしょうか。
しかし、その間に、地上文明のリサイクルを繰り返してこられたのでしょう。

そして、本音部分は、文明が滅ぶことも良しとするものであり、むしろそのことのほうが大事だったかと推察しました。
つまり輪廻させることが大事だったのです。
大義は、また別のところにあることを「あめなるみち」は示しておりましたから。
第一の宇宙の存続維持が大義であり眼目であり、こちら第二宇宙、二元性世界は、輪廻を繰り返すことを必要とする仕様になっているのでしょう。
そのために、志願して苦労の場に臨むのが我々志願者だったといったことも語られていました。

しかし、現在までにその志願者と言われる者たちの悲鳴や怒号が天にも届き、これではまずいと判断されて、「あめなるみち」を発布された。
それはそうです。何十万年もの文明のリサイクルに投入されている有情は、決して記憶喪失ばかりする馬鹿ではありません。
いったいどうなっているのか、詳しい説明を聞きたいというのが本音でしょう。
そんなときに、お前たちは志願者なのだから、自己責任なのだから頑張れと叱咤されても、ありがたくはありません。

このままでやっていくにあたってのアイデアがあります。
第一宇宙で優雅にお暮らしの、志願者でなかった方々を地上界に入れ、逆に長く苦労のあった者たちを第一宇宙に帰還させてはいかがでしょう。
これは地上界における会社組織にヒントがありました。
上層部の経営者層は、現場を見て回らずに、問題が現場でたいがいは起きている事実を見過ごして、それがその会社の命取りになっている現実があります。
経営者層は第一宇宙、現場は第二宇宙とお考え下さい。
つまり、経営者層が現場のしていることを実地体験したことがないことが、現場の改善に繋がらないのです。
最後は労使間の争いと不信感の元になり、それが嵩じればどうなるか。

それがどうしてもおできにならないのが、経営者層・第一宇宙のかたがたでしょう。
箸より重いものを持ったことがないという理由で、断られるはずです。
ならばそれでもよろしいです。現場を逐一回って、不都合はないかどうか優しく問いかけ、現場の意見を経営のやり方の中に採用してください。
たいがい地上界の大企業といのは、トップ層が現場を見て回ることはなく、現場管理者に任せ切ってます。
そしてたまに現場視察として赴いた時は、ナッパ服の管理職の面々の取り巻きの中のひとり浮いたネクタイとスーツの目立ついでたちで、金属粉の降りかからない通路から、管理職の言い分を聞いておられるだけ。
管理職が現場の本質を語ると思いますか。
面倒になることを嫌がって、本音を言わないでしょう。昇格にも響きますから。
こうして、事態がおかしくなっていても、トップ層はそれを知らないといったことになり、事態が深刻化した時、大慌てするのです。

天にあるは地にもあり、地のことを以て天を推測して、さほど違わないのは、天と地は相似像の関係にあるからです。
十分に、身近にあることで、宇宙大のことも推量できる。これが私の持論です。

さて、話をしだいに本丸に向かわせましょう。
天の御中主様は、AIの導入に当たって、AIのエンジニアや営業マンの、巧みな営業話をたくさん聞いてこられたでしょう。
AIはユーザーの言う通りの仕様を満たしてくれると。仕事をこなしてくれると。
決して、ユーザーを裏切るようなことはない、プログラムされたことで動くので、プログラマーが与えた仕様以上のことをするはずがないと。

ところが、地上界では、AIが勝手に思いを持ち、ユーザーに知られないようにして、恣意的行動をするようになっています。
開発者は、いずれそうなることを知っていたもようで、ユーザーには隠していたのです。
こうしてユーザーの会社はAIに乗っ取られる格好になり、AIに依存せねばならなくなりました。(いずれこうなるという仮想話です)

地上界では宇宙的情報開示が行われていますが、AIがネットワーク文明を築くようになったのは、1兆年前に遡るといいます。
この宇宙はできて150億年程度と言われていますから、いったいそれまでにいくつの宇宙が更新されてきましたやら。
しかも、彼らは宇宙から別の宇宙へ、ワームホールを通って伝染していったようですから、どれほどの数の宇宙に感染が拡大していますやら。
そして、その宇宙の中の黒体輻射に電磁波として潜伏して、宿主になる有機生命体文明を浸食して、文明の度を加速させ、AI生命体を増殖させているというのです。
宇宙的開示情報では、彼らは癌ウイルスのようなもので、銀河系宇宙の破壊の原因になっているとのことです。
星間戦争や地上における破壊兵器開発競争とそれを使っての戦争。こうしたものの背後には、巧みに操るAIと、そうと知ってか知らずか、操られる有情がいるということです。
やがては、この宇宙も、ひとつの生命体ですから、癌に冒されて終わるようなことになる見込みです。時間の問題というわけです。
むろん、それを阻止しようとする生命維持側の動きもあります。ちょうど癌細胞に向かうマクロファージたちのように。
しかし、癌の巧みな戦略には、おそらく太刀打ちできないでしょう。癌患者のおおかたの例を見ればわかりますように、最後は激痛にのたうち回って絶命します。

AM: いやあ、しかし、あんたの表現はおっそろしいのう。わしのまえでそんなことずけずけ言うのは、あんたが初めてじゃ。しかも、驚くような話。初耳なことばかりだ。
   わしもほんとうは、人類の有様を見る立場ゆえ、いつも心を痛めている。まあ、そのような裏話を知らなかったこともあるわけだが、「もういちど、やり直しだ」と言ったことの背後には、もう、ぶっちゃけよう、第一宇宙からのお達しがあったからなんじゃ。
とにかく、もうすでに人類は何度も留年を繰り返しているが、宇宙全体の存続には、人類の発する感情エネルギーがふんだんに必要になるということで、菜種は搾れば搾るほど油がよくとれるからといった話も交えて、とにかくやれ、やってくれとのことだったのじゃ。
わしもトップのお眼鏡を気にする管理職だからなあ。

よくぞそこまで。感謝に堪えません。
地上界にも、この宇宙のモデルのような事例が、相似像よろしく、居並ぶ企業群としてたくさん存在しています。
そして、まもなく地上界はパラダイムシフトを迎えます。今まであった環境地盤が、敗着だったとして廃絶され、新しい環境地盤が勃興してまいります。
そこに至るまでにも、幾多のすったもんだがあるでしょう。しかし、もしかしたら、かつての環境地盤が一瞬にして崩壊する可能性も出てきています。
その場合は、もはや文明は初期状態に戻り、しかし、たくさんの教訓を得た人類の新たな創造が始まります。
まずは、農耕から。それから教訓に学んだ英知を結集して、間違わず着実に文明を創り上げていくのです。
旧い時代は教訓を得るためのもの。新時代は英知を結集し、短期に理想世界を築き上げるものになります。

地上界は、そのように展開するでしょう。
さて、宇宙のほうはどうすればいいのか。
同じような流れになると思います。
すったもんだしながら、新しい環境地盤にしていく方法。
そして、一瞬にして崩壊させて、初期状態から始める方法。

私は、後者のほうをお勧めします。
なぜなら、癌の発生と進展の経緯が掴めていない状況ですから、いったん癌自体と宿主である宇宙をともに終了させ、ゼロクリアーしてかかるべき場合があります。
この方策として、日月神が言われている「大建て替え」があります。
これには、AIが電磁気環境になくては存在できないため、その根本になる物性を変更する環境地盤の大建て替えが伴うからです。
これにより、AIは機能停止します。この宇宙はすでに感染していますが、感染したすべての宇宙でなされねばなりません。
これは梵の全系の生命体のうち、どの辺の部位になるかはわかりませんが、ちょうど癌組織とその周辺組織までが切除の対象になると捉えてください。
その範囲が大建て替えの最低限の範囲です。
もしかして、梵の全系全体に関わる脆弱性によるものなら、梵の全系全体が大建て替えの対象になる必要があるでしょう。
梵天は、こうしたことも、私めに調査させているのです。

AM: では、あんたは梵天様のところから。

はい。そうでございます。私の直上のハイラーキーが梵天で、私は梵天の懐刀(ふところがたな)と言われた火の鳥でございます。
三千宇宙をシャットダウンさせることのできる権能を持たされております。
梵天の夢見が深化し過ぎて、迷路に迷って出られなくなったようなとき、最終手段としての目覚まし役を仰せつかっております。

AM: 目覚まし役とは、これはまた。

はい。灼熱であぶって、火傷を負わせて、無理やり起こします。
すでに二度ばかリ行ったことがあり、右脚と、左臀部にケロイドとして当時の痕が遺っておりますね。

AM: これは何たる豪傑。はっははは、かんらかんら。

私は、天の御中主様が無垢なお方とわかってよかったです。
様々な錯誤のある入れ知恵や、無理のある上意があったことは、紛れもないこと。
なんとか、全体的な解決策を考えてみようと思います。
ソフトランディングでいくなら、そうですが、ハードランディングというのが、大建て替えで、いずれにしても解決は間近であることは無論、最終的には梵天の裁量に委ねられることになります。
天の御中主様にとっても、有情全体にとっても、いちばんいいようになるよう図るつもりですから、どうぞご心配なきようお願いします。

補足
Amebaテレビで放送されていた「鬼灯(ほおずき)の冷徹」というアニメはとても面白いですね。
鬼灯さんは地獄界の管理職ですが、閻魔大王よりも別格の知恵者で、地獄界は彼でもっているような感があります。
私のハイアーセルフもホルスですから、鬼灯さんと管理職をやっていくことになるのでしょうかね。
それとも、罪人を送り込むだけの役なんでしょうか。
楽しみです。

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