コメディタッチ、宇宙の真理の推敲

私が大建て替えに賛同するのは、次のような真理がおぼろげにわかったからです。

この世は、仮想現実であり、突き詰めれば、ゲームソフトの中で営まれている世界だということ。

ゲームソフトは、一定のルールが設定してあり、その大きな一つは、保存法則であること。

初めは、その表面には何のさざ波もない、何もない平衡状態であったこと。

そこに波が生じた。おや? これは何だ。面白いものが現れた。

ところが平衡面とは反対方向に、影が現れていた。

鏡像のようであった。

こちらで突き出せば、あちらは向こう側で突き出した。つまり、こちらから見れば、凹みに見えた。

これはいわゆる量子力学にいう量子もつれであった。つまり、ある粒子には、必ず鏡像的な正反対の粒子が存在するように、マクロな事象においても同様のことが起きたのだった。

何もなかったところに宇宙が生まれた。鏡像的にも、正反対の宇宙が生まれたが、その両者は別々の方式で進化を見せた。

最初はそれぞれの道で進化が進められたが、最後は対消滅して、元の正平衡の平衡状態に戻ってジ・エンドするようにゲームは創られた。

二元性宇宙が、このゲームの主題だった。

この宇宙の創造神が、宇宙の拡大進化が止まったことで、これではいかんと、「敵を作る」ことを思い立ったことが、このゲームを生んだといってもいい。

ゲームゆえに、ダルマ(善功)とカルマ(悪功)は、総量が均衡している。さまざまなその他の要素とともに、保存法則を満たすようになっていて、その二元性のせめぎ合いや組み立て方によって、ゲームは維持されるルールだ。

量子もつれ的に、ダルマの粒子とカルマの粒子は、見えない糸で結ばれていて、時空の隔たりは二者の関係に影響を与えない。

そのシミュレーションはゲーム空間という実験場を別のところに作って、行われた。

我々は、その実験に携わる志願者だと仰るが、私はそんな約束をした記憶はない。

どうやら、宇宙人たちの地球取り巻きの組織群は、この「大実験」の一環でやってきているらしい。

地球は極端な「敵と味方に別れてしのぎを削り合う」場として、衆人監視の中にあるらしい。

しかし、たくさんあった銀河が、実験の失敗によって消滅してしまい、今現在、地球の属する銀河と、隣のアンドロメダ星雲だけが残っており、地球での実験失敗によって、両銀河は消滅し、この宇宙計画シミュレーションゲームは終わることになる見込みと推算されている(11000あると言われる銀河はホログラムであり、真には存在しない)

それらの失敗の原因は、善悪の要素投入のうちで、いつのときも悪の力が圧倒的優勢になることにあった。

悪の牽制要因たるカルマの発現が、宇宙の進化による複雑化により希釈され、遅延させられるために、悪は反省する理由を見出せず、破壊主義のほうを優先させて改めないからである。

このため、取り巻きの宇宙人組織からは、宗教思想やカルマに関する知識導入が随時計らわれたが、悪のほうは最終的な赦しを約束されているため、破壊主義をやめることなく続けている。

しかし、悪は、創造神が騙しているのではないかという疑惑も持っている。

予定調和とすべてのリリースいう約束が、公開された神のシナリオ通りに進むことで、反故にされないかと心配している。

だから、先付けで、確かめを打つ。

邪悪なドラコ同盟が、無事解放されて帰路につくことを保証させてみるとか、いろんな局面で、自分たちは悪のお役という仕事でやっていたのだという理由を強く主張している。

高次元存在は、その有様を見て、仕方ないことと思い、彼らを解放し、赦しを以てする態度に出ている。

悪はそれを見て、増長するか、それとも恭順の道に理解を示すか、いま量られている。

私は、ただ宇宙創造神が、「悪よ撤収せよ(その代わり、悪は無罪放免にする)」という玉音を一言を発するだけで、事足りるはずと読んでいるが、それをおいそれとできないのもわかる。今までの実験の繰り返しでの失敗と、多大な犠牲を強いたことへの悔やみが感じられてならないからだ。

その結果は、この宇宙の消滅と、新たな宇宙創造神による大建て替えの工程へと進むことになる。

いわゆる、宇宙レベルにおける大政奉還と、新時代の幕開けということになる。

私は、大建て替え以外に道はないと読んでいるが、神のシナリオはまだ続くようには設定されている。

それも今までのままでは、早晩、失敗すると私は読んでいる。

そこで私は、烏帽子を床に付けて平身低頭して創造神におごそかに奏上する。「殿、お時間です。お支度を」

 

ブルーエイビアンズと地球人類の遠からず浅からずの深い因縁とは・・・

6~9次元にまで上昇したブルーエイビアンズは、3次元に取り残された地球人類とは、元々同じ平衡世界にいた者同士だった。

ところが、一方が善のお役で、もう一方が悪のお役を割り当てられて、悪を身に着けた側の次元上昇がストップしたままに置かれることになった。

善と悪以外に、赤組と白組の闘いのような「敵を作る」中での封印合戦もまた、劣勢側に不利益になってしまった。

劣勢の一方が封印されている間に、優勢側が進化を遂げるという結果の開きを作ってしまった。

二元性宇宙の仕組みは、傍目から見れば、面白いもののように思えたが、実演しシミュレーションしている側は、非常なほどの不遇と優遇の差の歴然さに、ネガとポジが強く現れて、ポジは次元上昇を果たし、ネガはいつまでも据え置かれ、それが怨みを集積させた根源悪の中心を形成し、宇宙創造神に対する反抗勢力にもなった。

だから、宇宙創造神は、それに対して、どうするかの処遇も打ち出さねばならなくなった。

君たちは志願者だったのだから、あとは自己責任だと言い切ってしまうなら、根源悪はきっと面白く無いに違いない。

ブルーエイビアンズは、地球人類を、次元上昇するための踏み台にした経過があるのだ。

彼らが宇宙に出るためのロケットブースターとして切り離されて地上に落下したのが地球人類だった。

ダルマとカルマは総量的に同じだけある。

地球人類にカルマばかりを負わせて、上昇出来ぬほどに重くしてしまっていたのだ。

いわば量子もつれ的な浅からぬ因縁によって、彼らはいま手を差し伸べてきているとも言える。

そこで、レッドエイビアンの私は提言する。

もういい。もう、やめにするんだ。

これ以上やったって、埒が開かんだろう。

これはシステムの問題なんだ。最初からよく考えてなかったんじゃないのかい。

どうして、こんないびつな実験結果になると、何度も失敗やっていて、わからなかったんだ。

それは君たちが、科学者だったからだろ。科学者というものは、えてして無責任なものだ。

その場を取り繕って、次の実験に移ればいいだろうだって?? 無責任極まりない発言だな。

そうだよ、君たちは無責任な科学者だったんだ。

ヘリオ・セス・ベータ型実験炉が、いつまでも動くように、いろいろ操作したつもりだったが、何度やっても失敗した。
(ヘリオ・セス・ベータ型とは、光瀬龍作「百億の昼と千億の夜」に出てくる核反応実験炉のこと)

理論の土台からして間違っていたんじゃないのかい。

どこのドイツか知らないが、一天才科学者の学説を容れて、こんなお化けを作ってみたが、もう収束どころか、熱暴走していて、こちらの世界さえも危うくしてしまってんだろ。

それに対して、逃げ腰になっている君たちは、無責任だ。そうだ、無責任なのだよ。恥を知れ、恥を。

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ああ、ちょっと言いすぎたようだ。最近、仕事がうまくいってなくて、すぐに頭にきてしまうんだ。赦してくれ。

そうだ、ボブ。すまないが、我々のために、熱いコーヒーを入れてくれないか。