ソフトの性質を知っておこう

線香花火で模倣される人生の可能性の全貌。そもそもその人生のアカシックレコードは、とんでもなく魑魅魍魎的なプログラム群の一角に存在したわけです。
これはどうにもならないほどに腐敗している。そのように仕向けているばい菌が無数にいる。それを、死後硬直をして、その後でじゅくじゅくに腐敗していく腐乱死体のイザナミにたとえて、黄泉の国の状態にあると言います。そのような状態を記述したプログラム群は、ある種のソフトの中のあるルーチン部分でもあるわけです。その中で、たくさんの有情が蠢いている。レコードを精査し確定していくために。
(古事記の神話は、この世ソフトの仕様を概説したものであり、人類は”現しき青人草”というキャラクターの総称で出てきます。神名の示す神の立ち居振る舞いが、このソフトのシナリオになっていて、人類はそれを顕していく役割を担っているというわけです)
腐乱死体を食べている蛆は、自分では蛆などと思ったりしていません。そして、その世界にあるトイレに住む蛆をきたならしいと駆除したりしていても、何も不思議に思いません。
しかし、見るべき所から見れば、あんたそんなところで何しているのとなることでしょう。
そもそもみなさんはこの世界に、どんな契約をしてやってきたのですか? よほど魅力があつたから、志願して来たのですか? 自分にふさわしいからやってきたのですか? それとも、嫌々ながらですか? 目的があってやってきたという方は、手を挙げてください。
おや? あまりいませんね。ということは・・・わけもわからず、引っ立てられてきたのですかね。ここに来る前に、契約の場面が、どこかになかったですか? 思い出してみてください。そのときの契約、何かおかしなもっともらしい口車に乗せられてってことなかったですか?
不用意なタイミングにおける不本意な契約で、ここに来ている人が多々あるように思います。過ぎ去ろうとしているうお座の時代にその傾向が強いです。もう、その時代から脱却すべきときなのに、まだ解けない思い込みを保持しておられるようで、懸命に契約内容を履行している方が多く見られます。
そして死(ゲームオーバー)を以てカルマ清算終了として、帰還されていくみたいですね。その結果、忍耐や辛抱などの美徳をお土産にされるようです。お土産獲得もまた目的だったのかも知れませんね。そうならば、みなさんは、このすごい艱難辛苦のソフトに敢然として挑んでこられたことになりましょう。
私も目的を持ってやってきました。このソフトの検査官としてです。人生の最初から苦労しました。噂には聞いていたものの、その変体度の過辣さには耐え兼ねました。しかし、いざこれ以上は危険というとき、ハイラーキーが助けを計らってくれました。こうして何とかここまできていますが、その間に迷路にはまり、何度命を落としていることやら。おそらく百回を超えるのではないですか。
そのたびに、任意のチェックポイントまで戻って、別時空へと分岐し再開しているため、チェックポイント以降にあちらのパラレル世界で起きたことはまったく記憶していないのです。(たまにデジャビューしますが) PCで説明するなら、システム復元がモデルになります。
一回きりでこられている方は、一度チョンボすると、それで終わりですから、修正が効かず、挙句には変なカルマを背負ってしまい、望みもしない別の人生に臨まされるような事態になっていたりするようです。このソフトの恐ろしい部分ですが、そのときにも回避策はあるのです。
要は、安易な契約はしないことに尽きます。そのためには、しっかりとした基本的な時空の知識ぐらいは持っておかねばなりませんし、精神的にも怯弱であってはなりません。対面する契約者は、あなたの生前の弱点を巧みに突いて、別のカリキュラムに臨ませようとするのですから、それに対して気迫を以て応えるようにすべきです。
しかし、そのような時代錯誤なシステムももう終了します。ソフトは有害図書として焚書されます。それを支えてきた邪神以下配下たちは解脱して去り、それと同時に多くの有情が解脱することでしょう。
こうして、純粋な有情たちだけが残って、新黄金時代を迎えることになるのです。

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