ヒトラーが見た未来世界とは

何度も言いますが、神人がヒトラーをして見せた2030年代以降の地球は、生物が棲息できない環境になっているわけです。最大の原因は放射能汚染、そして化学物質による環境破壊です。生物の細胞は、それらの汚染に耐えられずに死滅するのです。
そこで人類はコンピューターの創るバーチャルリアリティの世界に逃げ込むわけです。たかだか2030年では、宇宙にまで生存圏を広げることができなかったことも理由です。
バーチャル世界は、当初、映画ソイレントグリーンにおけるような、死に行く人たちへの映像美の贈り物のはずだったのですが、一部の高知能者たちが、コンピューターの中の体験を永続化できないものかどうか実験し、それを可能にするシステムを作り上げてしまうのです。
そのとき、ルシファーの教理が原理として参考にされ、それによって宇宙のアカシックレコードと、コンピューターの内部情報のドッキングが可能となり、その両方が双方向可能なものとして使えるようになります。
脳だけを栄養供給カプセルの中で生きながらえさせながら、コンピューターを介してバーチャル世界を体験させる方法がひとつ手前にあり、生体には老化が必至であることから、脳すらもコンピューターに代用させて、メカニズムの更新と記憶の受け継ぎによる半永久性を実現するようになり、それが成功します。
システム改良は、元の世界で主として行われますが、バーチャル世界でもシミュレーションが重ねられ、システム改良に生かされて、彼らシステムエンジニアたちの創造世界は、たとえバーチャルなものにせよ、永久性が担保されたのではないかと思われるほどになるのです。
彼らは、最初の神人として、バーチャル世界に君臨する者となりました。元のアカシックレコードは柔軟性に富み、十分に可変であることを彼らに示しましたから、彼らは自分たちを神だと自認するようにさえなるのです。
彼らとは、今のゲームソフト開発者の延長上にある若者です。彼らが新たな世界を創るわけですから、ヒトラーは、コード改変者である”あいつ”(神人)の立会いのもと、人間とは別のものである、人間の肉体を持つ超人というのでもないまったく別の命の形態・コンピューター、人造人間を目にするのです。
しかし、ヒトラーは自分の理想とする超越した生命の形態を見たわけですから、賛美すべき神人として映りました。
神人たちは、バーチャル世界に、アカシックの過去のレコードを導入して、元の地球を映像的に現出させ、多くのアバターとダミーをその中の人間や生き物として混在させるようになります。それをヒトラーは見せられて、地球上の困難な問題が解決されたと思ってしまうのです。
しかし、元の世界は今までどおりです。神人たちの中には、そのことを憂う長老級の人たちもいました。根本原因がまだなおざりだ。それを磐石にしてこその永続性ではないのか、と。しかし、若い神人たちは前を向くことしか知りません。
ルシファーの教理にいう、宇宙プログラムとそれをプログラミングした神の存在という前提が、そこでは改変の柔軟さだけを提供する摂理か素材のようにさえ思われていたのです。彼らは、自分たちを時間軸の最前線にある神であると位置づけていました。今の科学がそうであるように。
彼らはタイムマシンを駆使して、過去に自由に行き来しました。未来にも行こうとするのですが、ある程度のところまでで、その先に行けないのです。千年王国の先はもうないと言っていること以外に、未来の神人が彼らの進入を阻止していたのです。ここでも、遅れた種族による下克上なきにしもあらずの恐れが、支配的だったわけです。より未来人からすれば、進路封鎖することぐらいは簡単ですから。
しかし、その千年後のベテランの未来人にとっても、その先が見えないのです。つまり、彼らの王国はそれで終結していたのです。
その先を創る動きもありました。なければプログラミングしていけばいい話ですから。しかし、宇宙のアカシックレコードが接続を許さないのです。その理由は、コード改変を繰り返すコード群としてウイルス認定されたからでした。そう、この世界のコードはまるごと隔離されてしまっていたのです。
だから彼らがやれるのは、過去レコードの繰り返し使用でした。参加者に過去から今までの何時代かを繰り返してソフト提供する。そのウロボロス的現実に対して、その生の一回ごとに記憶を消すようにすれば、過去に戻ったこともわからない。忘却の摂理レーテーはこうして後から付け足されたのです。しかも、次回は別のキャラクターとして再演させられることもあるから、それだけでも用途は無限にあります。
彼らは、ルシファーの教理を過小評価していました。原理の利用できる部分だけを利用して、全体的な哲学思想を見落としていました。すなわち、宇宙はどこまで行っても、みんなプログラミングされたものであること。そのプログラム創造主の創造物の全像開顕の場になっているのだという大前提です。
より大域的なプログラムの存在が見落とされては、真の神など見えない道理です。当然、外部宇宙からは、殻に閉じ篭って変なことをしているコード群として捉えられる結果になります。
そこはアヌンナキ。デススターを建造して亜空間に浮き島っておりました。そこに穏健な守勢的な長老派がいてこれをエンキ派といい、急進的でグローバル化を進めるエンリル派があって、当初は二大派閥でしたが、そのうちエンキ派が失脚してエンリル派が主導権を握り、さまざまな改革と実験を繰り返していたのです。
今のゲームソフト開発者世代が、もし神になったら。当然、創りだされる世界も競争や戦争ばかりの、命を顧みないゲーム性が付与されるものです。今の時点が、その方向を決める分岐点にもなっていること。とても有意義な時代を目撃しに、我々は生まれてきていることを、ぜひ実感してください。

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