ゾロアスター教と救世主

ゾロアスター教の資料、ブンダヒシュンによると、世界創世神話のあらましはこうである。
オフルマズド(アフラマズダー)の創成した庶類は三千年の間、メーノーグ相にあった。ゾ教によると、万有はメーノーグ的なものとゲーティーグ的なものに分かれる。前者は不可見なるもの、後者は可見なるものの意だが、といっても前者は非物質というのでなく、組成元素が微細なために不可見というだけである。時としてこれを霊質という。
この三千年期が終って、次に九千年が続く。 これを3つに分けて、第一・三千年期において、光明神であるオフルマズドは、メーノーグ相に暗黒勢力のあることを知った。それはガナーグ・メーノーグ(破壊的不可見者アフレマン)であり、たくさんの悪魔的庶類を地下界において生産していた。この事態に、計画を阻害されると考えたオフルマズドは、大呪アフナワルを唱えて彼らを錯乱させ、手出しできなくさせた。
その、三千年の間に、オフルマズドが庶類をメーノーグ的なものからゲーティーグ的なものに展開し、この時、被造物の原型が登場した。たとえば、この可見の宇宙、水、地、原草木、人間の原型(原人)、火、風、天体などである。
ところが、第二・三千年期が開始されると、ガナーグ・メーノーグが目を覚まし、庶類と共に、オフルマズドの世界に侵入。このために世界は善悪混合の幕開けとなった。むろん光明神側は、暗黒神側に対抗し、ついに、ティシュタル星(シリウス星)を用いて、地上に大雨を降らせ、大洪水を引き起こした。
これによって、クラフスタル(害毒を及ぼす蛙・蛇・蠍・毒とかげなど)はみな死滅したが、毒気が大地に混じたので、それを浄化するのに攻防。その過程で七大州が出来たりした。また、ワージシュト火が棍棒で悪魔アスパンジャウレフを切断した。こうした騒ぎで、水に害毒が混じり塩水化し、原草木が枯渇した。
このため草木を主宰するアマフラスパンド神アムルダード(不死)はそれを砕片にしてティシュタル星の水に混ぜ、全地に降らせたので、一万種の薬草が一万病に対抗して生出でた。このすべての種から多種樹が創成され、フラークカルド海中に生い茂った。 これが、あらゆる種類の草木の苗木になっているという。
そして多種樹の近くに、白ホーム(白ハオマ)樹という、不老不死の薬を作るために必要となる木を作った。それはゾロアスターの命を受けた救世主ソーシュヤンス(サオシュヤント)が世界の建て直しをいずれしたときに、 万民に調剤されることになるものである。
ところが、ガナーグ・メーノーグは、この苗木を破壊するために、フラークカルドの深い水の中に、一匹の蛙を作り出した。しかし、オフルマズドは、この蛙を遠ざけるためにカル魚なる霊魚を二尾、そこに創成した。カル魚は白ホーム樹のまわりをたえず回っていて、この魚のどちらか一方の頭はいつも蛙に向けられている。彼らは霊食で、食を必要とせず、世界の建直しのときまで奮闘しているという。
「オフルマズドの庶類のうち最大なるは、かの魚。ガナーグ・メーノーグの庶類のうち最大なるは、かの蛙。これら2カル魚は、両者の間に入ってくる庶類を双方の呼気で真っ二つに裂くように働く体力の持ち主である」 
ゾ教の示す、世界の建て直しが終わった後の世界は、その後あまた出てくる楽園復帰思想の原型になっているものである。人は不老不死となり無病となる。
以上は、むかし、ある記事を書いていたことがあって、その抜粋なのです。
その記事とは・・・岐阜県中津川市苗木地区にある丸山神社とその近隣にある苗木城跡の地形的、遺跡的考察に関するものでした。
https://rainbow.xn--kss37ofhp58n.jp/watch/zoro.html
これは今でも他者の追随できる話ではないと自負しています。もしよければ現地踏査されて目撃してこられたく思います。
古代にゾロアスター教が国内に入ってきていたこと。その一証拠になろうかと思います。当時、松本清澄氏が飛鳥の益田の岩舟が拝火教遺跡という新説を出された頃のこと。信州にかかろうかというもっと内陸部にも、中東人の名残があっても然るべきことなわけです。
さて、ゾロアスター教の神話が、作り物などではなかったのではないかという体験を、私は数年前にしております。といっても、掲題のようにソーシュヤンスに出会ったとか、そういうわけではなく、いやもっと荒唐無稽かも知れませんが、同神話のカル魚を目撃したようなことなのです。
目撃したことは写真にするわけには参らないため、記憶をイラストにするしかなかったのですが、このようなものでした。
⇒ 奥人のスカイフィッシュ目撃談参照
ちょうど当日は週刊プレイボーイの取材で、六甲山の地獄谷というところで、当時物議を醸していたスカイフィッシュの撮影に行っていたわけでした。武良さんと地元のクラブ参加者の坂本さん、そして記者さんと私という四人のメンバーで、私と坂本さんがほぼ同時に同じものを見て、絶叫したようなことでした。
坂本さんは、この地一帯を幼少から踏査していて、先代からここには竜神さんが住んでいるので、不敬のないようにと聞かされて育っていて、我々が見たのは竜神さんやで、それが今ではスカイフィッシュになっとるけど、そんなもんやあらへんで、と騒いだようなことでした。
その姿は、一見、鯉の滝登りの絵のような格好でしたが、鯉の形はしていてもデザインが異なり、「ねじれ棒」のようであったことでした。ねじれたところに陰影ができて、このように見えたのではないかと推測。ところが後日、イモリのおたまじゃくしも同じデザインをしていることに気付き、またちょうどその頃、武良さんが別の機会に地獄谷で撮影していた映像の中に、それらしいものが捉えられておりました。
⇒ スカイフィッシュ目撃報告 その後譚
それで、もしこれが竜神さんなら、これはまだ幼少期の竜でおたまじゃくし形をしていて、竜はもしかすると両生類ではないかと思ったようなことでした。
しかし、丸山神社に飾られた鮒岩は全長10m以上。鮒は鯉に似て、ちょうど我々が目撃したもののサイズにも相当することから、もう一説として、ゾ教の伝説上のカル魚というものではないかとも思ったようなことでした。
というのも、坂本さんによると、このスカイフィッシュはコロニーを作って繁殖していて、その場所の水は、万病に効くというのです。ただし危険性もあり、親になる雌雄ひとつがいが、侵入者をたえず阻止すべく巡回していて、彼らの武器は鋭い歯にあり、敵を真っ二つにしてしまうとのことです。かまいたちにやられたというケースの多くは、侵入に対する彼らの警告だとか。
もしかして、ゾ教神話に言う不老長生の薬木・白ホーム樹とは、カル魚のコロニーのことで、カル魚は自らの子孫を守るために、白ホーム樹ならぬコロニーの周りを回っているということなのかも知れないのです。コロニーは半透明、つまり白で、ホームベースのような形をしており、カル魚は二尾いるとされますが、スカイフィッシュの親も雌雄二尾ということなのです。
この不思議な人物・坂本さんには、一聞してホンキかいなと思えるような突拍子もない話がたくさんあり、彼自身曰く、「自分は大日如来の曼荼羅の北東に位置する弥勒菩薩であり、イザナギの尊の使命を持ってここに来ている」と仰っているのです。瞑想中に、辺り全体が海の中になり、気がつけば胸に竜魚がへばりついていて、「おなつかしゅうございます。あれからどこに行かれたか、皆で心配していたのです。早くお帰りください」とせがまれたとか。
私は、彼がイザナギの尊の使命と言うのを聞いて、もしそうなら、桃の実(UFO)使いの側面を持つに違いないと思ったようなことで、実際彼は、驚異的な数のUFO撮影をしていて、関係ないように見えますが、彼の自宅の狭い庭には唯一、桃の木があるのです。つまり、桃の実使いの側面もあるということで、彼の今後を注意深く見ていきたく思います。
彼は今、PCとネット世界にようやく入ってきています。ここに彼のブログを紹介しておきます。
⇒ 坂本廣志と多くの宇宙人たちとの交流体験
その内容の突拍子もなさにもかかわらず、大変な数の支援者が来ていて、彼は曼荼羅世界だけでなく、こちらでも大人気を博してきているようです。
彼が弥勒菩薩としてデビューする日も近いのかも知れません。それに、彼はスカイフィッシュにいちばん近い位置にいます。来るべき時代に万民に不老の薬を与えることになっているゾ教神話の救世主・ソーシュヤンスや弥勒菩薩の姿が坂本さんに重なって見えてくるのは、私だけでしょうか。

太古、金は人体のメンテナンスに必須の道具だった

この物理世界(マシュー君は3次元密度世界と呼んでいるが)が今なぜ我々の主たる観測対象となり、ホームポジション化してしまっているか・・・は、この物理世界の開拓時代にまで遡って根拠を求める必要がある。
すでに何度か話してきたことだが、我々の祖先はもとあったところから竪穴を築いて、この世界にやってきた。当初は研究が目的であり、後には開発して、生命が生命たる所以の発展へと推し進める目的が加わった。その当時の開拓要員たちの子孫が我々であるという認識は決して間違っていない。
その後、様々な歴史が開拓史に付け加わって今に至っている。そのあらましは新神話で取り上げているので、そちらを参照願いたい。
今回は掲題の「金」が我々にどのように関わった金属であったかという話だ。
我々はよく潜水服(あるいは宇宙服)を着て、この世界にやってきているという表現をする。この世界で最も進化した生命体を土台にして、人工生命体(潜水ロボット)を作ったのが、我々の個々を特徴付ける人体というものである。我々はそこに自身を乗り組ませ、ロボットの意識と同化してこれをコントロールしている。
ロボットには、それを動かすエネルギー源や栄養源が必要であるだけでなく、メンテナンスの時間や道具が必要になる。必須栄養素などは、従来の生命体が摂取していた環境から手に入った。メンテナンスの時間は、ロボットが休眠している時間で半自動的にまかなわれた。(眠りに就かねばならない生命体は、すべて後発的な人工生命体である)
特筆すべきは、メンテナンスの道具の中に、掲題の「金」や貴金属や特定の鉱物があったことだ。
我々の構造は簡単に言うと、ロボットである人工生命体・人体、それと霊質である我々自身、その二者を糊のごとく結びつける幽質・幽体で成り立っている。メンテナンス道具は、この幽質部分に働きかけ、ロボット起床後の円滑な動きを保全する働きをする。人工生命体を作る際、この世界で最も化学的に安定的な金をリンクさせて長期に渡る使用に耐えるようにしてあるのである。
このため、開発要員として送り込まれた者のすべてに、一定量の金や貴金属、鉱物類が受け渡されていた。それをメンテナンス時間に決められた用法で装着することによって、長期間の稼動が保証されるものとなっていたのである。この人体ロボットは、決められた使用法に従えば、数百地球年の耐用が効くとされていた。ところが、今では正確な使用法が記憶から失われ、ロボットの耐用年数は著しく劣悪なものとなっている。そうなるまでにどういう経緯があったかは、新神話を読まれたら良い。ロボットとして送り込まれることそれ自体が、懲役刑受刑の用途となってしまっていることが、何があったかをおぼろげにでも推測させることだろう。
しかし、今やチェーンヒート(囚人暴動)の時代となり、あらゆる秘密が暴露される過程にあって、新神話もそのような時代に即応するようにして登場しているわけである。
さて、ここで最も身近に手に入る「金」についてである。これは今や、富や地位の偏りによって、極端に配分が偏ったものとなっている。食料など環境から容易に手に入るはずの栄養源ですら、このような偏りの中にあって、真の効用からは程遠いものとなっているわけだから、いかにこの世界が退廃してしまったかを物語っていよう。
かの、地球上で最も霊的に啓発されたとされているインドですら、金は富裕層の独占物となっており、この国のいかに偽善的存在であるかを如実に物語っている。これが世界の霊的リーダーというのだから、世界を推して知るべしである。聖者のあまた居る国とは、真っ赤な嘘であり、いずれくる印パ核戦争によって、かの国に存在した、ラーマヤーナなどの神話の真相が露呈するであろう。所詮は、邪神はびこる霊大国として歴史に刻まれることになるはずだ。邪神は、この世界に不均衡、不平等、偏向、強欲などの諸悪を持ち込んだ。秘密や階層構造的支配は彼らの跳梁跋扈の証である。かの霊大国は、これらの諸悪をいろいろと論理的こじつけをして重用する超悪大国なのである。
その国で「金は魔よけ」とされてきた伝統がある。というのも、金を身に着けることによって、幽体を構成する幽質の霊的流体の流れを、金波動によって安定させ、円滑にすることができるからである。
人体というロボットに対して、幽体側からのコントロールが経絡を通して行われるとき、霊的流体が円滑に流れていなければ、その滞った箇所の組織が電気的異常によって凝りはじめ、血流異常を起こしだす。血流異常は細胞内の化学的組成を変えてしまい、組織に病変が生じてくるようになる。
こうして、癌などの変性部分が出来上がる。癌は、元あった細胞が、外部環境の悪化に対抗して、自らの存続を賭けて、独自に生き延びるべく進化したものである。外部環境を元に戻せば、場合によっては元のものに戻る可能性もあるが、外部環境の安定が信じられない以上は、独自の暴走を止めることはない。それはテロ組織について見ればわかることだ。
そうなる前に、人体ロボットへのメンテナンスをしっかり行うことが必要になるわけだが、それは人体の主である個々人の知識や考え方、さらには性格まで深く関与するというわけである。
健康への配慮のない人はもとより論外だ。配慮があっても、知識や手段を誤用している人もいかに多いことか。
そして、「金」は利殖のために置いておくのでも、インフレ対策のためのものでもない。タンスや貸金庫に眠らせたり、持っていることで階層的上位のステイタスとしようなどという向きは、無用のものとして、剥奪されて然るべきである。
ただ身に着けて、自らの人体を好調に保つことのために、それは存在したのであり、パソコンの基盤の中に用いることですら、果たして好ましいものと言えるかどうか疑わしいほどだ。
さて、いつでもどんな場所でも試してみたら即座に分かると思うが、金をじかに身体の凝った箇所に当てると、数秒も経たずに凝りが解消される。
首筋の凝りから来る頭痛なども、凝りの解消後やがて緩解し治癒する。
私は就寝中の心臓の動悸の発作を止めるのに使っている。その効果は、数秒の後に現れるほどだ。だから、裸で寝ているその下に密着するように敷いているわけで、快眠の基になっている。
高価な費用をかけてする針灸。これらはわざわざ出かけてしかも痛い目や熱い目をするが、金は最初のひやっと感だけで、すぐに肌になじむ。針灸などよりも遥かに効きがいいだろう。
新時代には、これを万民に一定量ずつ配布して、二度と貨幣の代わりなどにしないシステムにしなくてはならない。邪神は金の(人体ロボットに対する)必要性を太古から知っていて、わざと蛇口を狭くして、人類をコントロールしていたのである。気に入った者にのみ授けるような格好にして、その実、効用法を教えたりはせず、無駄だらけにしてしまっていたというわけだ。資本主義は邪神が作らせ認可した最も邪悪なシステムなのである。そして邪神は、人類全体の真の敵であったことが明らかとなるのである。

I’ll pray for you

終わらない旅はどこまでも続いてゆく
君の幸せを誰よりもずっとここで祈っているよ 
強く強く願うよ
いつかまた会えるその日を信じて
僕は笑顔を忘れない
遠く遠く離れていてもずっと近くに感じられるよ
想い出は消えない
この空はどこまでも繋がってるから
ひとりじゃないよ ずっと

目鼻らしきものがつきました

本日、集水塔ができました。
明日から雨が降るとのことで、テストできることになります。
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初公開。下の倉庫です。
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ここは家のほうよりよっぽど涼しいです。
というのも、全面防虫網とUVシートなもので、風通しのいいこと。
まあ、ものすごく暑くなりました。
屋根が熱せられているわけです。
アスファルト屋根なので、解けないかと心配です。
真夏の期間は倉庫で暮らそうかと思います。
密林生活が三ヶ月経ちました。

爺絶倒星見聞録

最近、巷ではおたまじゃくしが空から降っているそうな。
いったいどういうことなのか、竜巻か、サギの嘔吐か、それともUFOかと物議を醸している。
そんなことを、もしもこの星の住人が聞いたら、どんなに憤慨するか目に見える気がする。蛙権蹂躙問題どころか、星間連邦政府に上訴されて原因追及されることだろう。その星とは爺絶倒星。
私が若きネアン時代に、ひょんな成り行きから宇宙を旅したとき、爺絶倒星(ジーゼット星)に短期間逗留したことがあって、その星の文明の様子が、ちょうどこの地球の新時代に予定されていることのように思えたもので、ここに掲載する次第だ。
近未来において地球は、宇宙文明の仲間入りをすることになる。そのときは、爺絶倒星が属している星間連邦に加入すれば、最も穏やかでいいのではないかと思う。
https://rainbow.xn--kss37ofhp58n.jp/story/g-kenbun.htm
以下は上サイトの記事の転載である。
爺絶倒星見聞録
迎賓館を出ると、 道路は全て琥珀色
 の大理石様のものでできていて、
 歩行者が通行するのみで、
 乗物らしいものはひとつもなかった。
 ところが、その歩行者を見て驚いた。
 ある者は2本足でちゃんと歩いているが、
 ある者は10センチほど浮き上がって、
 滑るように移動しているのだ。
 その場合の速度はせいぜい2,30キロ/Hといったところか。
 ティシュ達には格別驚いた様子はない。
 
私:「ティシュ。みんな浮き上がって滑っているけど、
 どういうことなんだろう」
ティシュ:「道路に仕掛けがあって、
 電磁気を帯びる生物との間に斥力と推進力が発生するの。
 今、私だって出来るけど、哺乳類のあなたじゃ
 速くなりすぎてひっくり返るから、やめときなさいよ」
私:「あっ、はい」
 
スケートはやったことないから、敢えてやろうとは思わないが、
 ティシュは、嫁さんの演技が板に付いた感がある。
 
私:「ケロピー大臣。遠いところに行くときや、
 早く行くべき時にはどうするんでしょうか」
 
すると接待大臣は、上空を指さした。
 よく見ると、赤紫の空の色に溶け込むようにして、
 行き交うたくさんの乗り物があるではないか。
 スピードの速いものもあれば、遅いものもある。
 よくぶつからないでいると思うほどに密度は高く、
 また円滑であった。
 
私:「よくぶつかりませんね。腕がいいのか」
 
接待大臣:「あれはみな、ルートが空中に予約されていて、
 そこを乗り物がくぐり抜けているんだよ。
 くぐり終われば、ルートは消滅する。
 だから、ぶつかる心配はないんだ。
 予約は目的地と帰着地を指定すれば、
 即座に計算してとってくれるようになっている」
 
乗り物の動力は、地球の科学では未だ知られていない
 力場を利用したもので、化学的な派生物質のない、
 無公害のものであるという。
 
建物は、全く変わっていた。
 にょきっと垂直に伸びている円柱、
 --それはエレベーターホール用というのだが--、
 それに対して円形や花弁型のフロアーが、
 下からの何の支えもなく幾つもくっついているのである。
 上空先端のほうでは、球体が5,6個くっついていて、
 五輪塔みたいであった。
 そうした建物が形を多少変えながらも、
 軒を接するかと思うくらいに接近して、
 幾つも並んでいるのである。
 
まず私たちが入ったのは、
 物品展示場という一番手前の建物だった。
 
エレベーターでひとつ上のフロアーに出ると、
 そこは博物館のようになっていた。
 この星の大きな星球儀があり、
 その前で接待大臣は解説を始めた。
 
接待大臣:「この星は、恒星イアソンの周りを回る第4惑星で、
 自転をしており、星の上は大きく水域、動植物域、
 工場地域、生活域に分かれているんだ」
 
手短に言おう。
 ジーゼット星の質量は地球の2分の1ほど。
 イアソンの周りを約8年で公転し、約30時間で自転する。
 大気組成に地球とは若干違いがあり、
 ダイナミックな気象の変化が少なくなっている。
 生物の棲み分けがはっきりしており、
 治世する側が分限を守るように努めている。
 
この星の人の食料は、食用ミミズと聞いていた。
 ところが、実際そうではなく、全ての食料は、
 動植物域に咲く植物の果実から精製されていた。
 果実は約300種類、多くが地球では見られないほど巨大で、
 オートメーション式に収穫されて精製工場に移送され、
 チューブに入った食べ物となって出荷される。
 その最終加工品を称して、人々はミミズと呼んでいるのだ。
 
その種類も堅さや味付けによって、2000種類もあるという。
 それら全てが、建物の上階の展示場に並べられ、
 それ以外にも工具や家電品、乗り物までもが
 用途別別にフロアーを異として置かれ、
 人は必要なだけ持ち帰って良いらしい。
 
比較的小物に関しては、人はそれを持って、
 カーブを描く外辺部に着くと、
 そこに停めてある二人乗りカーゴに積み込み、
 そこから予約道路を通って家に帰るという。
 購買ではなく、自由に持ち帰るのである。
 
つまり、地球とは社会システムが全く異なっており、
 市場経済というもの自体、ないに等しいのである。
 全てが需要あっての供給で成り立ち、
 それもオートメーション的に必要量がまかなわれていた。
 
社会主義や共産主義というものでもない。
 人の多くは働いていないのだ。
 みな、めいめいの望むところのことを創造的にこなして、
 自らの時間を消化する。
 いわば生き甲斐創造に人々の意志は振り向けられていた。
 
芸術あり、研究あり、製作あり、
 あらゆる創造性がそこにはあった。
 では、いかつい軍隊はどうかというと、
 それをしたい者が集まって防衛軍を形成するという具合で、
 まるで創作活動の一環として何事もあるかのようだ。
 
だが、先述の通り、征服欲のある者や好戦家は居ない。
 とすれば、もっぱら宇宙からの脅威に対する防備
 ということになるが、それも連邦が肩代わりしており、
 よほどのことがなければ戦闘に参加することもないという。
 むしろ、自衛隊のように災害救助活動に
 当たることを主業務としていたのかも知れない。
 
また政治家や大臣も、実を言うと
 それをしたい者が、ボランティア的にやっているという。
 私の質問に対して、接待大臣は次のように答えた。
 
接待大臣:「私は、他に誰もする者がいないから、
 かって出たんだよ。私の趣味は、元は建築だった。
 私が設計して、たくさんの有志に手伝ってもらって、
 あの館を建てた。それが誰のよりも立派になったので、
 建築の次は、いろんな星の話を聞きながら、
 いろんな星の料理を口に出来る渉外の仕事を
 させてもらおうと思って申し出たんだ。
 そうしたら、他に候補がいなかったので私がなったというわけだ。
 そりゃ、誰も候補などいるはずはない。
 その職制は、私が言い出しっぺなんだから」
 
私:「それじゃあ、それまでお客の接待なんかは・・」
 
接待大臣:「そりゃ、気の利いたことは出来なかっただろうさ。
 それまでのお客はみんな日帰りだった。
 それではまるで無愛想じゃないかと提案したら、
 良かろうということになったんだ」
 
私:「提案して簡単にやらせて
 もらえるんだったら、いいですねえ」
 
接待大臣:「総理大臣だって同じだ。
 ただ前回の場合は候補が3人居たんで、
 政策討論会を開いて、そこで優劣を競い合い、
 これは譲った方がいいなと思った者が降りる形をとった。
 しかし新任の総理大臣は、候補者の政策の良いと思う
 部分を認めて、補佐役としてその仕事に当たらせている。
 つまり、他に支障さえないなら、
 やりたい仕事にみんな就かせるというのが、
 ここのやり方なんだ」
 
議会もあるが、議員は全て、有識者であり
 かつ、我こそはと思う者が集まって出来ているという。
 数の制限もなければ、選挙などというものもない。
 つまり、政治のお役に立つべく、
 知識提供しようという場だというのである。
 そして時として難題を抱えたようなときには、
 その分野の知識者を募集するくらいであるという。
 それでは、貪欲さ剥き出しの競争や、
 人数あわせの遊戯などはありもしないわけだ。
 
ちなみに、ジーゼット星の人口は、600万人。
 星の上には、たった一国しかない
 ということも理由にあるのかも知れない。
 
接待大臣:「そりゃそうだろう。
 食糧さえ完璧に自給できたら、我々にとって
 天災以外に恐れるものはないじゃないか。
 それが最小で最大のベースになるんだ」
 
それはここほどに、その他様々な不確定要因が
 クリアーになっていれば、そうも言えるのかも知れない。
 その最大のものは、人の心だ。欲望がよりよく昇華でき、
 恐怖が根拠を失うほどになれば、それも。
 
地球でも、コンピューター社会となり、
 物や食料の生産が全てオートメ化されて、
 人はみな、ただでいてその恩恵に浴するという理想が、
 当初の頃言われていた。
 しかし、社会は機械によって人を酷使し疎外するという、
 逆の現象を生んでしまった。
 何が違ったのか? やはり、心ではないのか。
 
私たちは、展示場塔から1キロほど離れた建物に至った。
 建物はやはり円柱を基本にして、
 円や木の葉状のフロアがたくさん設けられていた。
 そこにあわただしく出入りする黄色い制服姿の
 カエルさん達がいて、いろんな機材を運び込んでいた。
 
接待大臣:「ここで、明日から5日間、
 お祭りがあるんだよ。
 たぶんベンザさん達の星と似たようなお祭りのはずだ」
 
ベンザ:「私たちの星では、4日間です」
 
接待大臣:「うん。それに1日、
 独立建国記念日が加わっているんだよ」
 
ベンザ:「あら、それなら
 私なんかへの風当たりも強いのかしら」
 
そこにベンザの婚約者が割って入った。
 
ベンザの婚約者:「いや、ご心配なく。その日への命名が、
 明日から変わることになっているんです。
 国民総意で、建国並びに友好交流樹立記念日、
 となることにね」
 
接待大臣も、にこやかに頷いた。
 
ベンザ:「それは素敵だわ」
 
私:「お祭りはみんな好きなんですか?」
 
接待大臣:「そりゃ、もちろんさ。
 明日には、向こうにある建物がみんな寄せ集められて、
 この近辺はジャングルみたいになる。
 そこで、みんな原始の姿になって、つまり裸になって、
 あっちへ飛び移ったり、こっちに飛び移ったりして、
 いろんなイベントに参加して回るんだ」
 
ベンザの婚約者:「そうです。
 この星挙げて、この5日間をお祭りで過ごします。
 お祭りのための建物だけで、
 地上にある全建物の半分はありますからね。
 その他のお祭りもあり、年間通して何十回もあるんです」
 
接待大臣:「お祭りが終わった後も、
 しばらくジャングルのまま解放される。
 その間にいろんな恋も育まれるというわけだ。ははは」
 
ところが、お祭りの中身は、単なる遊興事でもなかった。
 創造主や時空主宰神への感謝祭がメインイベントなのだという。
 その内容を知るには、タイミングが良くなかったようだが。
 しかし、彼らは彼らなりに、そこにある恩恵に対し
 少なからず感謝の想いを抱いているようだった。
 
ところで、地上には、フロアだらけの建物はあっても、
 住居らしいものがなかった。
 地上が公益的な建物群でなるに対し、
 彼らの住居は地下にあった。
 
私たちは、地上に所々突き出ている電話ボックスを
 大きくしたような所から、地下に入った。
 すると直径50Mほどの円形空間のまん中に出た。
 そこから四方に幅10Mほどの穏やかな光を
 発する通路が延々と延びていた。
 
通路に面して、いくつものドアの並びが確認できた。
 接待大臣が、適当に近くのドアホンを押すと、
 ドアが開いて、中からカエルさんが顔を覗かせた。
 
接待大臣:「やあ、ちょっとお邪魔したいんだが」
 
家人:「おや、ケロピーさんじゃないか。おや?
 後ろの人たちは、サテュロス星のお嫁さん達だね。
 こりゃどうも、初めまして」
 
どうやら、お輿入れの話は衆知のことのようだ。
 こうして中に入らせてもらったのだが、
 そこにはいきなり大きなアトリエがあった。
 家族の人らしいカエルさん達が、
 向こうのほうで彫像を作っている。
 出てきた家人は、すぐ手前で絵画作りの最中であったようだ。
 
家人:「見てくれ賜えよ。
 この平面の中に、壮大な宇宙を巧みに鏤めているだろ」
接待大臣:「ああ、こりゃいい出来だ。
 星間展示会に出しても悪くない」
 
家人:「いいや、星間展示会には別のもっと良いのがある。
 これはヒーリング絵画としてハンテス星に提供するつもりだ」
接待大臣:「それは良い。皆さんに申し上げるが、
 まだ連邦の中には恵まれない星もある。
 環境が良くないために、精神を病みがちな星もあるんだ。
 そうしたところに、彼らは貢献しようとしている」
 
家人:「うちの嫁さんと新米の息子が取り組んでいるのが、
 3次元多様体の陶像だ。
 今度はクラインの壺の変化形に取り組んでいる」
 
接待大臣:「形によっては、精神エネルギー
 ジェネレーターになるんだよ。
 ネアン君。君なんかには、良いんじゃないかな」
私:「僕は確かに気弱だけど・・」
 
話によると、ジーゼット星の輸出品の大勢を
 占めているのが、こうした芸術品であるという。
 彼らが時折、宇宙を旅するのも、
 現場に即した納入サービスがあってのゆえで、
 物見遊山はその途上でしてくるらしい。
 
また、こうした星間貿易は、連邦が仲介して行われ、
 星ごとの公益点数としてカウントされるが、
 権利も義務も生ずるものではないという。
 つまり、連邦それ自体が、公益的システムを支援し
 保証しているのである。
 
さて、この家には他にも6,7部屋があって、
 ちょうどマンションのようなイメージであるが、
 そこに水路が血管のように築かれ、
 ちょうど細胞のように居住空間と接していた。
 
なぜ水路なのかというと、
 それも居住空間の延長だったのである。
 
彼らは、両生類の性質をそのまま残しており、
 子供の頃はオタマジャクシであって、
 水路から広大な淡水域を生活域としていた。
 学校は水域の出口に設けられており、普段陸上では
 スーツ姿のカエルの先生が裸で授業しにやってくるのだという。
 家人の息子さんは、先頃卒業したところとのことだった。
 
私はそうした様子を見聞きして、接待大臣に、
 実は地球のカエルという種族は、
 皆さんと発育過程の特長が同じだと話すと、
 彼は「カエルについて詳しく話してくれんかね」と
 話をせびった。
 
私たちは、翌日の帰還が決まっていたから、その日の内に
 大ざっぱにお見せしようという接待大臣の意向で、
 6人乗りの空の道を行く車に乗って、
 まず水域を上空から見学した。
 巨大な都市部に隣接する比較的小さめの紫色の水域は
 淡水域であった。内陸部の湖といった感じで、
 そこは彼らの子供達の遊び場であるとともに、
 大人しい魚介類の生息域であるという。
 
また、都市部と湖を取り囲むように動植物域があり、
 そのさらに外側に暗紫色の広大な海水域があった。
 遙かに多彩な種類の魚類や甲殻類が生息し、
 海上、海底基地、製塩施設などが置かれるという。
 
次に動植物域を上空から見学した。
 そこはまるでジャングルであり、
 赤紫の空に対してくっきりと黄緑から深緑、
 ときおりの橙や黄、さらには茶黒の斑を呈していた。
 付近にはちらほらと白雲が漂っていた。
 
接待大臣:「この下に無数の果実が自生しており、
 それをほらあそこだ。オートメーション的に採取して、
 あそこにある工場で第一次処理をするのさ。
 このジャングルには、機械が入って
 選別し採取してくるとともに、植生の状況を調べて
 メンテナンスを施すようになっている」
 
私:「動物もいるんですか?」
 
接待大臣:「ああ。たくさんの生き物がいて、
 生存状態も良好だ。
 我々も、この中に時々入って探索したりする。
 若干危険だがね。だが、人によっては、
 いつものようでは物足りないからと入る者もいるし、
 死期を悟って入る者もいる」
 
私:「死期を悟ってとは?
 ここでは死ぬことは希なのでは」
 
接待大臣:「いいや、けっこういるよ。
 まだ生きたいという希望があれば、
 いくらでもここで生き続けることは出来る。
 だが、もう十分やったというなら、
 またはもっと派手なことをしたいというなら、
 ここに居る必要はない。
 そういう者たちは、自ら別の未来を選ぶんだ」
 
地球と比べて、物足りない気はするが、
 何と平和な世界かと思われた。
 願ってもそうした平和が得られない私たちに対して、
 そうした平和に飽きて去るものもいる。
 その生命というものの不思議さには、
 ただ謎が深まるばかりであった。
 
接待大臣:「だが、この私みたいに、
 もっと幅広い物の見方をすれば、
 飽きることも少なくなるんだがね。
 私は自分でわざわざ出向いてまで経験せずとも、
 ここに居ながらに、よそのことを経験できる方法を工夫した。
 それが接待役さ。ミミズ料理ばかりじゃ、つまらんからな。
 次は連邦に掛け合って、シミュレーション装置を
 エーオース星あたりから調達してもらって、
 いろんな星の生き物の生活を、
 ここに居ながらにして楽しむさ。
 何でも、すごい迫力らしいからな」
 
私:「僕は一度経験しましたが、
 それはもう、そのものに成り切っちゃいましたよ」
 
接待大臣:「何に成りきったのかね?」
 
私:「か。蚊、です」
 
接待大臣:「カ?」
 
本当にかいつまんでしか話せていない。
 もっと驚異的なこともあったが、
 それはまた別の機会にでもしよう。
 その星における昼過ぎから見学に出て、
 夕刻に迎賓館に戻ったのだが、
 地球時間にすれば6時間ほどの見聞だったろうか。