癌治療の最新技術を地球に適用しようか?

誰も、自分たちが癌細胞化しているなどとは微塵にも思いはしない。
おそらく、人体に生じた癌細胞も、そう思っているのだろう。
私は世の中のためになっていますと思っている。
癌細胞は癌組織病変の中で独自の血流をいただいてぬくぬくと生きており、なおも毒物生産活動を続ける。そして、私は世(癌組織)のためになっていますと答える。
たとえ、先の未来に人体それ自体が死に至り、自らに栄養を供給してくれる源が断たれ、自らの死滅が予測できたとしても、考え方が簡単には改まらないのが癌というものかも知れない。
これを癌の、破局するまで止まらない暴走精神とでも形容できようか。
いや、癌患者の一例でも、放置して癌組織が改心して、いつのまにか正常化したという報告があるなら、次の例においてもまだ見込みがあるかも知れない。
地球を生命体の観点から見るとするなら、地上に花開いた絶妙なバランスの生態系は、地球の生み出したすばらしい作品、「生命体地球」と言えるだろう。
ところが、人類の登場によって、生命体地球に病変が生じたことになる。それは、最初は炎症や潰瘍を作ったりする程度のものだった。だが、しだいに浸潤性、増殖性、毒性のものへと変化した。すなわち癌化したのである。
そして地球の生態系に風穴を開け、死滅へと誘う組織となった。
だが、癌組織を支える癌細胞の個々はそれに気付かず、私は世の中のためになっていますと答えていたものだった。ところが、今の時点にきて、どうやら自分たちのしてきたことは、やみくもな暴走ではなかったかと気付き始めたようだ。
しかし、明日を生きるためには、組織の作り上げた太い血管の血流サービスが欠かせず、自らその組織から離脱する意志まではない。
周りを見回せば、そんな破局はありはしないと喧伝する者がある。しかし、このままではやばいぞという勢いも強い。それでもすでに離脱ができる域にはなく、このままではやばいぞと思いながらも、最後まで進むしかないと腹をくくるほどになる。
ちょうどネズミ講のようなものかも知れない。癌組織が作り上げた架空の成長神話に踊らされて、癌細胞は正常に戻る希望も断たれて、毒物生産にいそしむという構図。
およそ癌組織において、正常へと復帰した例はあっただろうか。いくらかでもあったなら、この地球が抱えた癌組織も正常に復帰する見込みがあろうかと思われる。
ジュセリーノ氏が、人類が意識を改めねばならない、と示唆したレベルのこととは何だろう。
節電する、節水する、資源をリサイクルし有効活用する、CO2を極力出さない努力をする、CO2削減条約を結ぶ。
果たして、そのようなレベルでいいのだろうか。
意識が変わることだけでいいというわけでもなかろう。
それで大丈夫というなら、それはもはや神やオカルト頼みでしかないのではないか。
科学者がその程度でいいと言い始めたなら、オカルト信者の科学者だ。
科学者は徹底しなくてはならない。そして、こう説明しなくては。
実は、ここまでやらなくてはならないんだ、と。
[ここまで とは 鉱・工業産業からの決別]
癌細胞的精神が、正常細胞的精神に戻ることが求められていることは確かだが、それは念頭に置くという程度のものでは困る。
正常細胞化した者から順番に、正常細胞なら作り出すであろう、ほんらいの生産物を作り、自分たちの糧にしていくことで、正常化したかどうかが測られるはずである。
癌のように血流の多い太い血管はいらない。血管は細くても、生態系全体に寄与する生産を行うようになれば本物だ。
この実行の域にまで達しなければ、彼は未だに癌組織の一員でしかない。その一員として彼が残る限り、癌はなおも増殖し続けることができるわけだから。
客観的にそうした域にある者を、意識が改まった者と言うわけにもいかないだろう。そこでやはり、2007年の大峠は「意識は改まらなかったレベル」として越えねばならないと思われる。
そこで次の段階へと進むことになる。
地球温暖化や騒動が、より一層促進されるという過程だ。
最新の医療情報に、「癌を温め死滅を狙う」というのがあり、それと組み合わせて、抗がん剤や放射線療法を行い、相乗効果で縮小、消失を図るという。
https://kk.kyodo.co.jp/iryo/news/1024heat.html
生命体地球には、全身を覆うほどの癌ができている。それを一気に死滅させ、正常細胞にはダメージ少なくしたいのだが、どこまでの療法で済むかは、やってみなくては分からない。
だが、もはやこの時点では、地球のことを心配する医師団は、人類には一部の正常化の望みは託すものの、死滅させるべき癌として認識している。
まず、温熱療法(ハイパーサーミア)。これにより、癌社会にはエントロピー増大の混乱が起きる。
異常高温、旱魃、水不足、竜巻、暴風雷雨、降雹、
暴動、戦争、経済崩壊。
ここで、癌細胞が気付いておおかた正常化を果すならOK。
人類に改心が見込まれた最後の機会になる。
それでだめなら、次は癌組織に効く毒物を仕込む抗がん剤投与と、音波振動による局部限定攻撃の波状的適用となる。ここからはもう死滅作戦となる。
人類にのみ作用する疫病の蔓延、大地震によるインフラ破壊。
そしてついに、放射線を用いる。つまり癌自体に保有する核を使用させて、癌が地球生態系もろとも絶滅しようと図る意図を、上手に癌組織を自滅させるだけに止めて、地球をなるべく損なわないように手術(オペ)するというわけである。
あとは地球をとりまく医師団にオペを任せるしかない。
権威があっても薮はあかんぞ。ここはB.J先生に頼んます。
いったい霊界というものがあるなら、転生システムはどんな破綻状態にあるのかといぶかったものだった。
時のお爺さんは、人口調節もせず、やみくもに子供らを船に乗せてしまう。こうして世界人口は60億を超えた。
すずめは姿を消しつつあるのに、まるでコウノトリだけは増殖して、世界に人口を配って飛び回っているかのようだ。
妙な霊界通信では、今まで転生したことのあるすべての魂が地上に呼び集められているともいう。誰だ?そんな阿呆なことをやっている神は。
何か目的があってのことなら、事情を聞いてやってもいいと思っていたが、意外と「癌」モデルが事態を言い当てているように思えてならない。
やみくもに増殖して毒を生産し、やがて宿主を絶命させるまでになるという「理念」を持ったのが今の人類とすれば、天も当て付けのようにしてやってくれる(協力してくれる)ものだと感心したりする。
そのような癌組織の中においては、正常な思いを持った者は、癌の中にできた癌に対抗する新種の癌細胞というべきかも知れない。元の癌を、内部から食い破り、いずれ正常細胞と手を取り合って建て直しをするとなら、癌が正常化するという奇跡にもあずかれようか。
癌細胞は、その中に元の正常な情報を宿しているのだが、周りが癌組織であるために、否が応でも組織のために働かざるを得ないのだ。十分な栄養を与えられて生産力も寿命も格段に上回る癌細胞。その境遇をありがたく思う者のほうが圧倒的だろう。それを幸せとか平和とか安定とか言っているのだ。
だが、どこか組織のやり方は変だと思う癌細胞もいる。正常化の兆した癌細胞。彼は周りからすれば奇人変人に映る行動を採ったりする。あるいは耐えられないと自滅するのもいる。だが、そんなのがたまにいたとしても、おかしな奴は放っておけと、癌細胞は癌細胞らしく、組織の生産に注意を集中する。
そうするうちに、癌組織の中にもニュースが流れるようになった。どうも、元の宿主がぶっ倒れそうになっているというのだ。未来に予測されるのは、癌組織自体のまるごとの死滅だという。それもようやく小出し小出しにされてきたニュースだ。
「おい、どう思うよ」
「そんなこと知ったことかよ。親方は有識者の集まりだ。無限増殖可能だといっているし、何なら外の宿主に感染していくウイルス化というのまでやるらしい。お上に任せておけよ。俺らの世代では無理だろうが、子供の世代くらいで実現できるんじゃないか」
「だが、ここの宿主がぶっ倒れるまでにあと○○日らしいぞ」
「そうか、それならガキどもには悪いが、自分らだけでも楽しくやっていくさ。さあ、仕事仕事。ガキどもは誰のお陰で食べていけてるか、少しは感謝しろというもんだ」
ま、大同小異このような有様だろう。
無責任な親と、愛を感じられなくなった子供。むろん、すばらしい親と子の葛藤のケースもあっただろう。だが、土台が癌組織の中だった。愛や美徳はうまく昇華されただろうか。
いずれにしても、子供は立派な癌細胞として独り立ちしていくのだったが。
「では、オペを開始する」
煌々とライトで照らし出される患者「たま(地球)ちゃん」。
手術台の周りは、B.J先生を中心に、抜群の布陣が敷かれていた。
「見ておきたまえ。私がこれから施術するのは、たとえ異物とはいえ生き物だ。この癌にも生きた歴史があったに違いないと思いを致しながら、クランケの命を助けるために、手加減せずに施術する」
伏せて伏せてしていた思いを、ついに書いてしもうた。
これで癌組織に睨まれるじゃろうのう。
ま、キ◎ガ●のたわごとと思うて、笑うてや。
せっかく書いたんやで、数日ぐらい持たせたいなあ。